2008.04.07 (Mon)
映画『靖国 Yasukuni』:これまでのいきさつとその背景(備忘録)
映画『靖国』をめぐるこれまでのいきさつは、
「靖国」上映中止 何が起きた「靖国」派の圧力 手貸した文化庁
(2008年4月5日「しんぶん赤旗」)
にとても詳しく書かれているので、その記事から引用させていただきたい(文型など多少短く変更)。
異例の国会議員試写会
ことの発端は、昨年末、『週刊新潮』が、この映画に政府出資の芸術文化振興基金から助成金が出ていることを疑問視する記事を掲載。それを受け二月、自民党の稲田朋美衆院議員らが、文化庁を通じ、製作者に映画を見たいと要請し、三月十二日に異例の国会議員試写会が開かれた。
対応した配給協力・宣伝会社のアルゴ・ピクチャーズらは、協議のすえ、特定の議員に限定せず、全国会議員を対象にした試写会をアルゴ主催で開くことを決定し、文化庁の要請で国会議員のみを対象とした極めて異例の試写会が開かれた。
当日は約八十人の議員らが出席。稲田議員は試写後、「靖国神社が国民を侵略戦争に駆り立てる装置だったという政治的メッセージを感じた」と感想を述べ、翌日には、自身が会長を務める「伝統と創造の会」と、「平和靖国議連」のメンバーで文化庁を呼び、公的助成は不当だと声をあげた。両団体とも、日本の侵略戦争を正当化する議員の集まり。
上映予定だった新宿バルト9が、今後起こりうるトラブルや他のテナントへの迷惑を懸念し、上映中止を決定したのは、この試写会の後。ほかの東京・大阪の四館も、これに続き上映中止を決めた。
助成口実に国会質問
試写後、自民党の水落敏栄参院議員、有村治子参院議員が、この映画が助成対象にふさわしくないとして、映画への公的助成の返還を求める国会質問をした。
水落議員の理由:
●監督が中国人で、スタッフにも中国人が多い。
●タイトルに「YASUKUNI」と英語表記がある。
「靖国」は日中合作の映画だが、「基金」は一定の条件のもとで、合作映画も助成対象になると規定している。
ほかに、製作者が「映画の製作活動を行うことを主たる目的とする団体」であり「日本映画を製作した実績」があることなどが、助成を受ける条件だが、同映画は当然、いずれの条件も満たしているからこそ、審査を通過した。文化庁も審査は「所定の手続き」で審査されたと説明している。
*有村議員の理由:
●靖国神社とは「本来、御霊(みたま)と静かに向き合う場所」で「イデオロギー論争の場であり続けるのは、極めて御霊や御遺族に対して不遜(ふそん)」。
映画を助成した「文化行政の過失は決して小さくない」と述べ、助成審査の中身をただし、審査の具体的内容を書面で提出するよう文化庁に求めた。
会場手配・資料も提供
見過ごせないのは、映画の内容に介入しようとする議員らに、文化庁が手を貸し、公開前に、事前試写や資料提供の協力を図ったことだ。
文化庁は、稲田議員らの「見たい」との要求にこたえ、製作・配給側に繰り返し話を持ちかけました。製作・配給側は当初、特定議員にだけ見せることはできないと主張。それでも文化庁は食い下がり、製作・配給側も次善の策として、全議員むけの試写会を開くことに合意した。
もとは、文化庁が稲田議員らのためにおさえていた会場を使い、費用も文化庁負担で進められていた話だったが、試写の対象が、一部議員から全議員に変わったことで、文化庁は製作・配給側に費用負担を求めてきた。
文化庁はまた、「靖国」の製作者が助成を受けるため、基金に提出した交付要望書などを、議員の求めに応じて提供。国会質問も、それらの書類をもとに、審査過程を問題にしている。
*その他、有村議員の意見は、前編・映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問(read moreにも有村議員インタビュー部分を転載)を参考にしていただきたいのだが、とにかく自分の偏った思想や考えを尾山文化部長に有無を言わせずに押し付ける言葉の暴力はまるでヤクザの脅しのようで、知性のかけらも感じられない。彼らがいかに中国を差別しているか、偏見を抱いているか、又いかに誤った歴史認識の上に暴論を重ねているかがよくわかるインタビューである。
Sohyaさまに教えていただいたDoblogの『悪口雑言罵詈讒謗ブログ』の稲田朋美という議員という記事では、稲田の過去について詳しく書かれている。この記事で稲田朋美が「安倍親衛隊」の一人であったことを知る。
(前略)
そして、この記事を書く下調べをしているときに“出会った”のが稲田朋美衆院議員である。稲田は2005年の9.11「郵政」総選挙の際、安倍晋三の要請を受け、郵政民営化法案に反対した自民党議員への「刺客」として福井県第1区から出馬して当選した議員である。
そして2006年2月には自民党の初当選組の半数を集めて「伝統と創造の会」というグループを立ち上げ、その会長に就任している。このグループは同年8月の自民党総裁選では安倍晋三の応援団役を務め、“安倍親衛隊”とも呼ばれていた。稲田議員は、総裁選予定者討論会の後、「一番感慨深く聴いたのは、安倍官房長官が政策として戦後体制の是正と自主憲法の制定をまっさきに掲げられたことです。誰もできなかったことに安倍官房長官は挑戦しようとされているのです」と述べ、安倍晋三を絶賛している。
稲田議員はまた、同年8月15日の福井新聞に掲載された加藤紘一氏との対談では、「(靖国神社問題は)憲法改正に伴いこれから自衛戦争や国際協力戦争で亡くなった人が出たら、どこで慰霊するのかも含めて議論が必要」と述べており、月刊誌「WiLL」の同年9月号では、「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」と語っている。さらに、同年8月29日に開かれたシンポジウム「新政権に何を期待するか?」においては、「教育基本法に愛国心を盛り込むべきだ」と強調したかと思えば、次のようなことも語っている。
「真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」
さて、このような“香ばしい”発言を繰り返す稲田議員が所属するグループは「伝統と創造の会」だけではない。それ以外にも以下のような団体に所属している。
・ 自由主義史観研究会・日本「南京」学会会員
・ 中国の抗日記念館から不当な写真の撤廃を求める国会議員の会事務局長
・ 日本会議国会議員懇談会事務局次長
・ 正しい日本を創る会会員
・ みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
・ 神道政治連盟国会議員懇談会
スバラシイではないか!(笑) 極右団体にはすべて顔を出しているわけである。さらに、Wikipediaによれば、彼女は「南京大虐殺否定派」であり、弁護士としては、靖国神社参拝関連訴訟の国側の弁護を手がけるほか、「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判の原告側弁護人」(大阪地方裁判所で原告の敗訴)や「南京百人斬り競争名誉毀損裁判の原告側弁護人」(最高裁判所で原告の敗訴)を務めているそうだ。
(後略)
鈴木邦男をぶっとばせ!:靖国が危ない!
鈴木邦男氏というのは、コメント欄でやっしゃんに教えていただいて初めて知ったのだが、政治活動家、新右翼団体「一水会」顧問でいらっしゃるそうだ。こういった右翼の方でも今回の靖国を国民に見せないことに対しては、意義を唱えている。一水会(いっすいかい)は、ウィキペディァによると、「1972年に創設された民族派政治団体。所謂新右翼といわれる政治団体の一つ。発足当時、それまでの右翼団体とは一線を画す、「理論派右翼」であるとして警察(公安)からマークされた」そうだ。
⑤「国民に見せない」のは、よくない
又もや、映画「靖国」だ。実は、内容についての反対は余りない。8.15の左右の集会、靖国刀をつくる刀鍛冶の仕事が紹介されて、貴重なドキュメントだ。文句のつけようがない。ただ、ラストに、南京事件の「写真」が出る。数十秒か、数分か。「それがけしからん」と言う。それと日本芸術文化振興会から750万円が出てるという。「反日映画に金を出すとは何事か!」というのだ。
しかし、多くの映画に出している。こうした真面目なドキュメントに金を出すのはいいことだ。たとえ、日本に対し批判的だろうと、(そんなことはないのだが)、それに金を出すなんて、日本の寛容さを示すことだ。いいことだ。世界に誇るべきことだ。
又、最後に「ニセ写真」を流したというが、まだ論議されている写真があるのなら、その点をクレジットで付けたらどうですかと、監督に言った。しかし、「確信があります」と言う。それ以上は、こちらも言えない。あとは公開した後に皆で話し合ったらいい。又、そのための〈場〉を作ったらいい。何度も言うように国民に見せないで、「上映中止しろ!」はおかしい。
又、新聞、テレビもだらしがない。こんな大きな騒ぎがあるのだ。ちゃんと関係者に取材して報道すべきだ。街宣をかける右翼の言い分も聞けばいい。映画制作側の言い分も聞けばいい。右翼が恐くて上映をやめた映画館の言い分も聞けばいい。そして、堂々と、討論させたらいい。今は、吉野VS浪人会の大正時代よりも、ずーっと言論が不自由になっている。勇気がない。
いや、平成の時代になってからでも、少しは自由な報道があった。嘘だと思うなら、ネットの「You Tube」を見たらいい。かつてTVで放映された右翼の映像が随分と流されている。「曲がり角に立つ平成の右翼」とか、「密着・少年右翼」などだ。又、右翼が車に火をつけて首相官邸に突っ込む衝撃の映像も流されている。島田紳介にインタビューされて私が答えている。又、一水会の若き活動家・徳弘三十四が街宣をやって人々を引き付けている様子も映っている。これを見て、「おーっ、右翼は立派だ」と思う人もいるだろう。又、「右翼は横暴だ」と思う人がいてもいい。見る人の自由だ。そして、多くの人に考えさせたらいい。
映画「靖国」の中でも、右翼の活動はかなり紹介されている。これだけでも、多くの人に見てもらう価値はあるだろう。
今の日本は、稲田朋美、水落敏栄、有村治子のような極右と言われる思想の偏った者が政治権力を握り、映画などの芸術を通しての表現の自由が奪われたり、国民が見たい映画を鑑賞する権利まで奪われる状況になってしまった。もっと恐ろしいのは、旧日本軍の行いを反省することなく、愛国心を教育の場で子供に押し付けたり、祖国のために命をささげる覚悟があるものこそが真のエリートであるなどと恥ずかしげもなく語る政治家が言論の自由を規制していることだ。
あまりにも右翼化してしまった日本。嘆くべき現実である。
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2008.04.03 (Thu)
映画『靖国YASUKUNI』中止は遺憾と言うが何の対策もとらない福田
というエントリーで
『江川紹子ジャーナル』の「この萎縮現象は、表現の自由の自殺行為だ」
と共にこのブログの「稲田朋美によって検閲された映画『靖国』」を紹介していただきました♪
きっこちゃん、ありがとう~。
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きっこちゃんが『きっこの日記R』で対談された江川紹子氏の上述の記事は、直接映画館に電話して聞いた結果が書かれており、この事態を嘆くだけでなく、「それでは映画を上映するにはどうしたらいいか」と一歩踏み込んだ提案を示している。江川紹子氏のこの映画をぜひ上映したいという切実な気持ちが伝わって来て、とても感動した。
報道でも、この映画『靖国』の上映が中止になったことがだんだん大きな騒ぎとなってきたようで、今日は暫定税率期限切れで何故か国民に謝罪した福田首相までが、
「もし、嫌がらせなどが原因で上映が中止になるというのであれば、誠に遺憾なことだ」(毎日新聞)
とのコメントを記者団に告げた。しかしながら、これも昨日の町村のコメントと一緒で心の中では舌を出しながら言っているような感がある。江川紹子氏のように、だからどうするという問題を解決しようとする志は全く感じられない。いつもながら、まるで他人事なのだ。
一つだけいいニュースも。Mixiのコミュ、映画「靖国」を観よう!(今日現在メンバー数:332人)で、知ったのだが、5月10日から大阪の 第七藝術劇場で『靖国』が上映されるそうだ。こういう映画館がこの先増えてくれることを願いたい。
最後にTBP自エンドへTB下さった中から関連記事を紹介しよう(日時順)。
稲田朋美らの「試写会要求」が映画上映中止を招いた(4月3日)
ゆるさん!稲田朋美!(4月3日)
みずほタン記者会見で「靖国」自主上映を検討すると語る+稲田朋美の圧力で上映中止になった「靖国 YASUKUNI」⇔稲田朋美には「選挙」で、「落選」して頂いて、「政治」の場から、「ご退場」願いましょう!(4月2日)
読売の社説がひどい なんで櫻井よしこ? (4月2日)
映画「靖国 YASUKUNI 」(3月23日)
実際にこの映画を見た方の感想が書かれている。
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2008.04.01 (Tue)
稲田朋美によって検閲された映画『靖国 Yasukuni』が全国上映中止に

『反戦の家づくり』「右翼の暴力が支配する国 日本」
という記事で知ったのだが、まさか、いくらなんでも、海外でこれだけ評判の高い映画を日本で上映中止にするとは自民党+右翼の言論規制もここまできたかと驚いた。これで日本も北朝鮮並みの思想統一国家に成り下がったわけだ。
映画館がこの映画の上映を中止した理由は、プリンスホテルと同じで「右翼の宣伝カー」が来て、まわりに迷惑をかけるからとのことらしいが、そんな理由が通ったら、日本は「右翼の宣伝カー」に支配される右翼支配国家になってしまうじゃないか。しかし、もちろん、その「右翼の宣伝カー」の裏には政治家がからんでいるはずである。上映を中止したこれらの3つの映画館にも右翼からの圧力(怒鳴り込みのしつこい電話など)の他に政治家からの圧力などもあったに違いない。
この映画『靖国Yasukuni』を一番最初に検閲すると言い出した稲田朋美だが、「小泉チルドレン」の一人として知られている。恐らく、稲田を裏で操っているのは小泉純一郎ではないか。

小泉チルドレン,83会名簿
(「まぁ皆さん聞いてください」より)
↑売国議員稲田朋美
そういえば、少し前に『反戦な家づくり』で、同じく小泉チルドレンの一人である渡嘉敷奈緒美衆議院議員の公設秘書が,高校生に暴行を加えたことについての記事をアップしていたが、なんでも渡嘉敷奈緒美が,例の「つくる会」教科書を採用したファシストの山田宏杉並区長とドロドロの不倫騒動をおこし,東京にいられなくなって大阪に左遷されたという話が書かれていた。詳しくは、下の記事で。

売国議員渡嘉敷奈緒美⇒
福田内閣が終焉を迎えた後、次にくるのは、民主党なのだろうか。
それとも「せんたく」のような極右集団が新政党に化けるのか。
『FACTAonline』永田町に「せんたく新党」の烈風
小泉チルドレンも熱い視線。「超党派議員連合」の発起人は再編志向の曲者ぞろいだ。
2008年3月号
は、「自民、民主両党の垣根を超えた新たな「超党派議員連合」が永田町を揺るがす日が迫っている。」という出だしで始まり、郵政選挙で突風に乗って当選したチルドレンの大半は次の衆院選に勝つ自信がなく、選挙に有利な動きなら藁にもすがりたい気持ちで、「せんたく」に熱い視線を送ると続く。ここには、小泉チルドレンの「生みの親」はもはや当てにならないとあるが、実際、せんたくの黒幕は小泉ではないかと私は見ている。
以下、前述の『FACTAonline』より転載する。
「せんたく」への片思いとも言える期待と警戒の強さ。それは衆参ねじれ現象で政策決定が停滞するのをよそに、首相・福田康夫と民主党代表・小沢一郎が互いにもたれあい、ダラダラと延命を続ける今の「クリンチ政局」の行き詰まり感の裏返しだ。
福田は首相として何をやりたいのかもはっきりしない「マニフェスト不在」。衆院解散は封印してひたすら政権にしがみついている。小沢も解散に追い込む策略などもはやなく、求心力が低下。もう一度大連立工作を仕掛けるくらいしか手がない。
「せんたく」が勢いに乗って「そのまんま新党」へと発展し、政界再編の起爆剤となる動きでも出なければ、この閉塞状況になかなか風穴が開かない――。そんな「自民でも民主でもない第三極」を渇望するマグマのうねりには当の北川も戸惑うほどだ。
それでも、もし、「せんたく」が政権をとるようなことになり、そのまんま東総理が誕生すれば、日本の右翼化はますます進み、今よりもっと住みにくい社会になるのではないか。そんな予感がするのは私だけではないと思う。今から日本脱出作戦を考えておいた方がよさそうである。
追記:
『晴天とら日和』「稲田朋美は独裁者にしか見えない!ドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』上映予定映画館がすべて中止になる。」2008年04月01日
とらちゃんが、稲田朋美のインタビュー記事を始め、映画が中止になったことに関する多くの記事を集めてくれた。
その中でも私が特に注目したのは、janjanのインタビューで稲田朋美は次のようなトンデモ発言をしている。
「この映画が上映されることや公開されることについて口をはさむつもりはまったくなく、また、映画が公開される前に試写を求めたという事実もない。この映画はすでにいろんなところで試写が行われており、国際的にも評価の高い映画であると聞いている。あくまでも日本の税金を使った助成金の使い方を問うものであり、映画の公開を問題視するものではないことを強調したい。」
この映画を検閲したくせに、試写を求めたという事実がないなんてよく抜けぬけと嘘つけるな。口ではうまいこと言っているが、もし、中国で作られたことだけが問題なら、助成金を取りやめにすれば済む問題じゃないの?何も、上映中止にまでしなくたっていいじゃないか。又、助成金だけの問題であり、内容は問題視していないと言いながら、内容についてかなり踏み込んだ見解を示しており、問題があるようなことを言っている。
「裁判で原告側が一貫して主張していたのは「靖国神社は国民が死ねば神になるとだまして、侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」というメッセージであった。南京虐殺にまつわる真偽不明の写真を数多く羅列し、その合間に靖国参拝をする昭和天皇や国民の姿を入れ、巧みに裁判の原告のメッセージを伝えている。」
「南京虐殺にまつわる真偽不明の写真」って、その写真が真実ではないと証明できるのか。「南京虐殺はなかった。写真はニセモノだ。」というのが、ネトウヨがよく掲示板やコメントなどで工作活動に使われている文句だが、何の証拠も示さずに、自分の妄想で判断しているとしか思いようがないのだが。証拠があればぜひ見せて欲しいものだ。
「靖国刀をつくっている「刀匠」のメッセージ性について、南京虐殺の象徴として語られている、いわゆる百人斬り競争をしたことを理由に戦犯として処刑された少尉の遺族が、新聞社などを名誉毀損で訴えた裁判で、遺族に対する人格権侵害は認められなかったが、判決の理由の中で百人斬りの記事の内容を信用することはできず甚だ疑わしい。映画はこの百人斬りを事実として報道した新聞記事を事実として紹介し、「靖国刀匠」をクローズアップして日本刀で残虐行為を行ったというメッセージを伝えている。」
はあ?事実を伝えて何が悪い?「百人斬りの記事の内容を信用することはできず甚だ疑わしい」ってすでに裁判では認められている事実なのに、何を根拠にこんな暴言を吐いてるの?「百人斬り訴訟」の結果が気に喰わなかったからって、政治家の立場を利用して、自分の感情を元に、映画を検閲していいと思っているの?
私の勉強会「伝統と創造の会」が取り上げたのは、週刊誌の記事がきっかけだった。表現の自由について大騒ぎをしたのは、むしろあなたがた(マスコミ)。反日的映画だから政治家が反対したと騒いでいるのは、私と私の勉強会以外の勢力であると思う。日本は非常に人権が守られている国です。表現の自由が守られている国です。
ええ?私と私の勉強会以外の勢力って、自分たちが一番騒いでいただろうが。人のせいにするんじゃないよ。それに、日本は、非情に人権や表現の自由を制限されている国だよ!こうして、この映画も上映中止になったじゃないか。何たわけたことぬかしてるのじゃ、おぬし。日本の現状何も知らないこんなのが衆議院議員?多くの官僚や政治家がそうなように、全く違う世界に住んでいるのだろう。こんな極右議員は、もう、どんどん落選させちゃいましょっ。
関連記事:
『きまぐれな日々』 稲田朋美の恫喝に屈して、映画「靖国」上映を全館が中止
みなさま、現実を見ようとしない「小泉チルドレン」や「せんたく」など極右翼団体に日本を支配させないためにも、今日もランキングの応援お願いします。

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残念なことに下降中です(涙)。
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2008.03.27 (Thu)
映画『靖国 YASUKUNI 』を見に行こうよ

映画『靖国 YASUKUNI』にでてくる靖国神社
少し前に自民党の稲田朋美衆議院議員が映画『靖国 YASUKUNI』に規制をかけようと提案した。
自民党の有志でつくる「伝統と創造の会」(稲田朋美会長)と「平和靖国議連」(今津寛会長)が都内で意見交換会を開き、映画の内容や助成金が支出された経緯をめぐって激しい質疑応答が交わされた。政府が大半を出資する文化庁所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会」の芸術文化振興基金から七百五十万円の助成金が靖国神社を題材にした中国人の李纓(Li Ying)監督のドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」に支出されているのだが、それに右翼自民党員が不満を持ったためだ。
映画は4月12日から都内と大阪の計5館で公開予定だったが、実際には東京の3カ所のみで放映されるのみのようだ。昨年12月にマスコミ向け試写があったわりには、この映画については全く話題になっていない。映画の中で南京事件の写真が使われていることなどから、週刊新潮(2007年12月20日号)や神社新報社などが「反日的」「反靖國プロパガンダ映画」「偏ったメッセージがある」などと批判しているそうだが、反日で偏っているのはどっちだよと思わず叫びたくなった。日本の歴史を直視できない日本政府自民党右翼は、慰安婦の強制と同じく、南京大虐殺はなかったことにしたいから、南京で何が起こったのかをストレートに語るこういった映画は完全に無視するつもりだろう。
尚、この映画は、ベルリン映画祭で絶賛の評価を得ており、香港映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞している。

稲田朋美(49)
それでは、稲田朋美がなぜ、この映画に反対したのか稲田朋美が「伝統と創造の会」会員に送った映画試写会や意見交換会のお知らせを読んでみよう。
伝統と創造の会 会長通信 No33
平成20年2月26日
会員各位
会長 稲田朋美
会員のみなさま おひさしぶりです。
昨年は、参議院選の大敗、安倍総理の突然の辞任、福田政権誕生とさまざまな出来事がおきました。みなさまも日々次の選挙にむけて、地元で頑張っておられることと存じます。私も大変厳しい状況ですが、一歩一歩地元後援会組織を立ち上げて、あせらず、諦めず、前向きに取り組んでいます。
さて、今日は、3月12日に伝創会で上映会を予定しています映画『靖国』についてご説明します。この映画は中国人監督により作られた映画で、靖国神社をテーマにしたものですが、なかに「靖国刀」をクローズアップして、「百人斬り」の新聞記事や真偽不明の南京事件の写真を使って、反日映画になっているようです。
問題はこの映画に対して、文科省所管の日本芸術文化振興会から「記録映画」として助成金750万円が交付されていることです。
私事で恐縮ですが、平成17年8月15日、靖国神社で私を執拗にカメラで追っている中国の映画監督がいました。ちょうど「百人斬り訴訟」の一審判決の直前であり、そのことについてコメントがほしいということでしたが、断りました。この日、靖国神社内で開催された国民集会で私は決議文を読んだのですが、その様子が映画のなかででてくるようです。
週刊新潮でも神社新報でもこの助成金の交付が妥当であったのかという問題提起がされており、伝創会でもこの問題をとりあげることにしました。
3月12日は、映画を見たあとで文化庁の担当者と意見交換をする予定にしておりますので、どうか多くの会員のみなさまの参加を期待しています。
(後略)
稲田朋美のはちゃめちゃぶりに関しては、稲田の天敵、kojitaken氏の下記の記事が詳しい(笑)。
テロを肯定する女・稲田朋美が今度は映画を検閲しようとした
そして、映画を検閲しようとした今回の件も、いかにも稲田らしいというほかない。稲田は衆議院福井1区選出の議員だそうだが、次の総選挙では稲田を落とすべく、福井1区の有権者には良識を求めたいし、野党には強力な対立候補を立ててもらいたい。
靖国参拝に酔いしれていた元総理小泉が、靖国を参拝して右翼から罵声を浴びせられる貴重な動画を私の親愛なるピンクの美女ビジョ宇宙戦士きっこタンに教えていただいた(笑)。私はてっきり小泉って右翼から好かれていると思ったんだけど、中道や左翼からだけでなく、右翼からも嫌われていたんだね~。
最後に、『靖国 Yasukuni』オフィシャルHPでこの映画への著名人コメント(盗作作家も一人まぎれ込んでいるようだが・・・・汗)が紹介されているので、興味のある方は、ご一読をオススメする。(ブログ記事が長すぎてしまったので、転載部分は削除した。)
著名人コメント
これだけすばらしいコメントをもらっている上に、ベルリン映画祭でも大絶賛を受けたにんもかかわらず、映画館の上映情報 - 靖国 YASUKUNIを見てみると、全国でも映画が上映されるのは、東京だけで、それも、外人の多い銀座、渋谷、六本木のみってどういうこと?すでに4月から上映予定だった新宿バルト9では上映拒否されてしまっている。その理由は、「問題が起きると、映画館が入居するビルのテナントに迷惑を掛ける可能性もあり、総合的に判断した。」ということだ。なんかプリンスホテルの言い訳と似たような言い訳してるんだけど、やはり問題って右翼の宣伝カーが来て混乱を招くこと?もしそうだとしたら、日本は右翼のやり放題になっちゃうよ。
プレミアなどでこの映画を見た方がいらっしゃったら、この映画を見た感想をこのコメント欄に書いていただけたらと思う。そして私もこの春に日本に帰国することがあったら、プチ怖そうな映画だけど、是非、見てみたいと思う。『靖国 YASUKUNI』は世界中で上映されるので、かなり話題になるだろう。知らないのは日本人だけということになるかもしれない(笑)。
映画を見る前に、ちょっと予告編だけでも見てみようか。
靖国 YASUKUNI Trailer
参考記事:
『戦争を語り継ごうブログ』映画「靖国 YASUKUNI」
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2007.11.13 (Tue)
福田政権の終焉は目の前だ

今日のナイアガラ地方は朝からとてもいいお天気で、気温も最高気温が14℃くらいまで上がり、散歩するにはもってこいの一日だった。でも、明日以降気温は下がり続け、金曜日には、最高気温が今日よりも10℃も低い4℃で、最低気温はマイナスになるそうで、いよいよ本格的な冬到来といった感じだ。

昨日、衆議院テロ防止特別委員会では自・公票賛成多数で新テロ特措法が可決された。自宅で療養中のあほ晋ちゃんもわざわざ一票を投じに出向いたようだが、国民のための年金問題は途中でほっぽり投げたくせに、米国さまのためのテロ特措法可決のためには、這ってでも出てくるという明らかに従米精神旺盛のおめでたい人物だ。
これを見ても、自民党の見ている方向がアメリカであり、国内は二の次で、国民の生活にはほとんど関心がないということや、国民の命よりも戦争に税金を湯水のごとく使うことを当然としているのが自民党政治だということがわかるだろう。
Mixiでこれをうまく言い表している日記があったので紹介しよう。
『尾楢 玖斎さんの日記』より
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5834747&id=623418591
命ヨリ尊ヒモノ 2007年11月14日07:19 安倍前首相「衆院通過に安心」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=338600&media_id=4
戦争云々ノ法案可決サセル時ニハ、這ッテデモ出テクルノデスネ。
年金問題、薬害C型肝炎問題、色々アルケド、ソレヨリ優先カ。
結局、見テイル方向ハ日本国民デハナク、亜米利加ナノデスカ。
国民ノ生活・命ヨリ、戦争デスカ。
この後、新テロ特措法はどうなるのかというと、参院へ持ち込まれ、そこで否決された場合、衆院で再議決ということになるが、その時、野党が問責決議を可決する可能性は高く、それを受けて年内に福田首相が解散を指示する公算は大きい。
長年続いた自滅党政権のおかげで国民の生活はかなり苦しくなっており、経済的にも福祉の面でも国民は限界まで来ている。今、解散したら、民主党は勝てないという説もあるが、国民はそこまで馬鹿ではないと思う。いくらなんでも、国民よりも大企業や高級官僚を重視しようという政党に大切な一票は入れないだろう。ほとんどの国民は、外国の戦争に加担するよりも自分の命を優先するだろう。
ところで、連立政権のための党首会談をめぐってネットでは民主党の小沢氏を批判する人が目立つが、今の自民党政権を終焉させ、政権交代を目指す同志なら、ただ小沢氏のとった行動を批判するだけではなく、一歩進んで、それではどうしたら国民の信頼を取り戻せるか、又、政権交代を実現できるかということを提案されることを求めたい。
密室での党首会談に応じた小沢代表のとった行動は決して褒められるものではないが、小沢代表はすでに謝罪しているし、その経緯についても国民に正直に話してくれた。そして、結局連立政権は党の幹部と相談した末、反対を受けて、即、福田総理に断りの電話を入れているのである。
一番責めるべきは、小沢代表を罠に陥れようとした福田総理を初めとした自民党幹部や虚報を流したナベツネではないだろうか。今回の小沢辞任騒動でネットでは小沢氏やナベツネを含む老害3兄弟を批判するブログは結構見かけたが、下記のブログを除いて福田総理を批判するものはほとんどなかった。
『どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ』大連立騒動にダマされるな!
そんな中でJMMの『from 911/USAレポート』第328回「腹芸の時代」で冷泉彰彦氏も福田総理を批判している。冷泉彰彦氏は米国の政治にとても詳しく、日米の政治を比べることができる数少ない作家であり、複雑なこともわかりやすく書いて下さるのでとても理解しやすい。
(前略)
今回の騒動に関しては「ナベツネ」氏や中曽根元首相が暗躍したとか、与謝野前官房長官が囲碁の対戦の際に何かを囁いたとか、色々なことが言われていますが、どうやら全てを主導していたのは福田首相本人のようです。今回の政治ショーにおける福田首相の意図は2つあると思います。それは(1)会期延長を円滑に行う、(2)民主党に公明党への「手を突っ込ませない」、という単純な二点だと思います。
まず(1)について言えば、これからの国会運営で「民主党にイニシアティブは渡さない」一方で「民主党の顔も潰さない」という微妙なバランスを「福田ペース」で進めよう、そのためには「会期延長」「予算」「給油」の三つの中で「3分の2再可決」は一回しか使えないだろう、そんな計算があるのではないでしょうか。そして恐らくは福田首相の計算としては、民主党が腰砕けになる中で「会期延長」を通し、「予算」は民主党と何とか合意を探る、その中で民主党が乗るなら消費税率アップもやり通す、その代わり「テロ新法」は「3分の2」をやっても通す、そんな見取り図を持っているのではないかと思います。
実はこちらの方が本筋、私にはそう見えます。大連立とか中選挙区制というのは壮大な「腹芸」であって、それを使って民主党を揺さぶりながら、公明党に猜疑心を抱かせないようにして政局の主導権を握ろう、どうやらそういうことなのではないでしょうか。どうして民主党に対する揺さぶりになるのかといえば、政権参加をちらつかせてしまえば、相手は「政権のチャンスから逃げれば無責任」、乗る姿勢を見せれば有権者からは「談合で政権批判を取り下げた」と言われ、どちらに転んでも勢いを失うからです。また、何故、消費税の議論を含む予算審議では強硬に行かないかというと、政権として強行突破に行くと選挙で負けるからであり、では安保問題ではどうして最終的に強硬に行く選択があるのかというと、豪腕を発揮できれば党内基盤が固まって長期政権への道筋が見えてくるからに他なりません。
それにしても、内閣総理大臣が自らこうした「腹芸」を駆使して「寝技」を連発しているという構図は、戦後政治では例を見ないのではないでしょうか。戦前でも、そこまでやっていたのは原敬ぐらいで、憲政史上希に見る事態なのではないかと思います。これは福田首相を決してほめているのではなく、私としては半分呆れて見るしかないというのがホンネです。
(後略)
なるほど、こういう考えもあるのだね。そういえば、連立政権での小沢代表のテロ特措法の理解と福田総理の理解と食い違いがあったが、その後、福田総理から詳しい説明があるかと思ったら全くない。そのままうやむやになってしまった。やはり、その辺は「腹芸」を駆使しての「寝技」なのだろうか。それにしても、あまりにも「腹芸」が多すぎて、国民にしてみたら、不透明きわまりないというのが今の自民党政治だ。こういった古臭い政治を変えるためにも、政権交代は必要になってくると思う。
最後に冷泉氏がとてもいいことを言っていたので、ここに引用する。
日本の政局も正にそうです。給油への賛否、消費税率のアップの賛否などを、誠実に世論と対話する、そのために対立軸を整理して選択肢ごとのメリット・デメリットを示すという作業、一見すると大変なこの作業を政治家とジャーナリズムは手間ひまをかけてもやり抜くべきです。腹芸に走る政治家と、それに振り回されて政策の決定プロセスを人間の心理ドラマに矮小化するジャーナリズムの組み合わせは、社会の意志決定能力を傷つけるだけだと思います。
今の自民党には、この誠実に世論と対話するということが全く抜け落ちているため、テロ特措法にしても、国民のほとんどがそのメリットやデメリットが何であるかわからないまま国会で可決されているという現状である。特に会長や主筆が政治家と癒着している新聞会社が全国一の出版部数を誇る日本では、国民が正しい意思決定ができないのは当然のことであり、その結果、一つの政党が50年間も日本の政治を独占してきたのだ。それで国民の生活が豊かになり、日本の経済が良好なら同じ政権のままで一向に構わないが、今の現状で誰もが、政権交代せざるを得ないと考えているだろうと思う。ただ考えるだけではなく、いまその考えを実行に移すときがきたのではないだろうか。
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2007.08.14 (Tue)
小泉は靖国参拝、安倍はひきこもり
話は今日の本題に移るけど、小泉は今年も靖国を参拝した。
マスゴミはこぞってすごい騒ぎようである。
現在は、自民党の国会議員らでつくる「改革加速議員連盟」というなんやらわけのわからない連盟の顧問というだけで、何の役職もない退職した人である。
国民の生活をどん底まで落とした張本人であり、元首相というだけでなぜこれだけ騒がれるのか。

記者からの質問にも無言で参拝する小泉
小泉人気も地に落ちたことが今回の参院選では証明された。それなのに、ここでまたしゃしゃり出てきて、近隣諸国の人々の神経を逆撫でしている。いったい、この男は何がしたいのだろうか。
首相じゃないんだから、関係ないと言っても、ここまで大きく報道されたら、安倍内閣が靖国参拝したも同じような効果が生じてしまうのではないか。
従軍慰安婦問題で米国から総攻撃をくらったのがよほど効いたのか、安倍内閣閣僚は今年は近隣諸国の反感をかうような公の靖国参拝しなかった。これで右翼人気はがた落ちになる。そこで、その右翼を自民党離れさせないように小泉が靖国参拝をして安倍内閣とのバランスをとったのではないだろうかというのが私の見方である。
参院選で落第点をいただいたおぼっちゃま晋ちゃんは夏休みを返上して、部屋にひきこもって反省だっていうから笑っちゃう。勉強嫌いの晋ちゃんが、どこまで参院選での敗因を分析できるか見ものである。
そして、小池百合子と守屋武昌次官との防衛次官人事をめぐるバトルが繰り広げられているようだが、安倍がどちらにつくか楽しみだ。

危機感がみなぎるマダム寿司
マダム寿司の表情が危機感を物語っている。多分、改造内閣での続投は無理だろう。

防衛相就任のときの笑顔とは大きな差が・・・・。
次の改造内閣人事はいかに?
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2006.08.18 (Fri)
小泉の靖国参拝アフォーマンス その後
昨日、8月18日の『きっこのブログ』は、「お墓参り」について書いたものだが、すごくよかった。涙をさそった。その中でいろいろな事情があって、きっこちゃんやお母様がおばあさまのお墓に立派な墓石を買ってあげられないことを嘆いているのに心が痛んだのだが、きっこちゃんもその記事の中で言っているように、お墓が立派ということよりも、どれだけ心をこめてお墓参りをしているかという方が重要なので、墓石のことはそれほど気にしなくてもいいのではないだろうか?そんなことよりも、天国できっこちゃんがおばあさまのことを今でもとても大切に思っていらっしゃるのをを読んで、さぞお喜びのことと思う。お墓の形よりも亡くなられた方の思い出や感謝の気持ちを出来るだけ長く忘れないで心に抱き続けたり、それを人に伝えることが大切なのだ。

上の写真は戦争で亡くなったカナダ兵士のお墓。カナダでもいろいろな墓石があるが、小さな名前を彫った墓石を地面に埋めてあるようなお墓が結構目立つ。墓石の費用も小さいものでは、3万円くらいでかなり安上がりになっている。私が死んだ時は、お墓は入らないので、海に遺灰を巻いて欲しいと思う。
そんなことを考えていると、遺灰が存在せず、紙の上に招き寄せられた人霊が紙の上から座に移って神霊になるという靖国のインチキくさい不思議さが蘇ってくる。これから戦争にニート代表の女兵士(笑)として駆り出されて、戦死したとしても、あんなインチキ神社の靖国だけには、合祀されたくない。だって、まず、行きたくもない侵略戦争に赤紙一枚で無理やり行かされて、戦死したとしたら、国を怨みながら死んでいくと思うし、そんな国が、兵士を集める口実にした靖国なんかにインチキな方法で合祀されたくない。戦死した後は、英霊として靖国に祀られるからと言って、遺族の悲しみを喜びに変えるための感情の錬金術であった靖国に合祀されたって、死んだ本人にとってはちっとも嬉しいことでも名誉なことでもないからだ。無理やり日本軍に召集されて、近隣諸国への恐ろしい侵略に手を貸して死ぬことが名誉なことなら、この世に不名誉なことなんてなくなってしまう。
それに、靖国に合祀されているのは、戦死した軍人がほとんどで、広島や長崎の原爆被害者や東京や沖縄の大空襲で亡くなった方々や日本軍によって殺された人々や慰安婦などその他戦争の本当の被害者とされる一般人は靖国には祀られていない。
靖国参拝を正当化するために書かれた小泉のメルマガの「戦没者の慰霊」の中で小泉は(政府によって書かれたものだろうが)、
日本は、戦後一度も戦争に参加せず、また巻き込まれることもなく、平和を維持してきました。日本の今日の平和と繁栄は、戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています。私は、戦没者の方々に対して、敬意と感謝の思いを込めて、哀悼の誠を捧げております。
戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだと思います。
と言っているが、国をあげて憲法を変え、再び戦争が始まってもおかしくない状況にある現在にこんなばかなことを言っても逆効果なだけだ。今の日本の平和はいつまでも続くとは限らず、「戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれて」いるはずだった平和が崩れ去ろうとしている今、これらの尊い犠牲が無駄になってしまうのも時間の問題だ。
又、「日本の今日の平和と繁栄が戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています」と言ったって、靖国には兵士だけが合祀されているのであり、広島、長崎、東京、沖縄で原爆や空襲で被害に合った一般被害者は合祀されていない。戦争の犠牲者全てが合祀された場所を参拝するなら誰も文句を言わないだろうけど、終戦記念日に兵士だけが合祀されており、遊就館のような軍国主義の歴史を美化し、正当化するようなものを持つ靖国だけを参拝することに何の意味があるのだろうか?どうして、批判をあびているのかというのがカマキリのように小さな脳みそしかない小泉にはいまだに理解できてないようだ。
「戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだ」にしても、小泉はアーリントン国立墓地のことを言っているのだろうが、アメリカのアーリントン国立墓地を靖国神社と一緒にするのは稚拙すぎる。軍の、それもA級戦犯を含む、特定の人のみが合祀されている宗教法人である靖国を一国の首相が参拝したら、そこに祀られていない戦争犠牲者の遺族及び外国にはどう映るかということもよく考えないで、ぬけぬけと全く理論の通らないことを言っている小泉だが、さらに低脳な安倍は小泉の靖国参拝についてのインタビュ-で、これをよく説明したと褒めているんだから、今の日本の官僚の知能の低さを現わしていて、国民にとってこれ以上恥ずかしいことはない。
ritterさんに教えていただいた「靖国「A級戦犯合祀」問題をどう解決するか (2)」を読むと、こんなインチキ神社に低脳首相が参拝することで国中だけではなく、近隣諸国までも巻き込んで騒いでいるのが本当にばかばかしくなってくる。靖国はいまのままではさまざまな論争を導き、やがては滅びるだろう。分祀を希望するものは分祀し、戦争被害者全てを無名で合祀するなど、早急に新しい道を探さねばならない。これ以上血税を使って新たに国立追悼施設をつくるなんていうのももってのほかであり、首相が参拝してもおかしくないように靖国を変えるか、首相の参拝を一切禁じるのが一番の方法ではないだろうか?
最後に森田実氏も「森田実の言わねばならぬ[280] あまりに愚かな感情むき出しの理性を失った小泉首相の言動――正常な判断力を失った小泉首相を支持し支援してきた自民党・公明党とマスコミの責任を問う」で言っているようにマスコミの報道にも問題がありそうだ。「戦争擁護の世論を高めようと画策しているものがマスコミにはいる」そうで、そういった人たちが無能な小泉や安倍を煽っているのだろう。『ヘンリー・オーツの独り言』の「靖国参拝反対連続キャンドル行動の報告」でこんなに大がかりな首相参拝反対活動があったというのを始めて知ったのだが、マスコミでは報道されたのだろうか?靖国参拝反対の行進中、右翼の妨害にあっても、警察は全く無反応だったり、首相の靖国参拝に反対を唱えていた政治家の家が右翼に放火されても、いくら夏休み中だといっても首相から何のコメントもなかったり、まるで、右翼が日本の政治を操っているようだ。自民党政権が続き、このまま右翼の力がどんどん強くなり、日本が言論の自由を暴力で蝕む世の中になっていくことだけは避けなければならない。
2006.08.16 (Wed)
国をあげての靖国参拝
16日の『きっこのブログ』「終戦の日」では、「原爆の日」という記事に感動して涙した読者や、このブログも紹介して下さった「小学生を見習え!」という記事についての読者からのコメントが紹介されていて、とても感慨深かった。コメントの中には、家族に戦争体験者や、被爆者だった人もいて、読んでいると目がウルウルしてきてしまった。コメントを寄せた人は誰もが切実に日本の平和を願っていることがひしひしと伝わってきた。小泉や安倍にもぜひ読ませたい文章だった。
その『きっこのブログ』「終戦の日」の最後から3番目のコメントのなかに政府が被爆体験者に体験を語る時に、政治(憲法)については語るなと、圧力(自粛要請)をかけているというのを読んで憤りを感じた。日本政府の責任によって戦争を招き、最終的にアメリカによって広島や長崎に原爆を落とされたために被爆した人が、日本政府やアメリカ政府からの見舞金を受け取るのは当然の権利であって、その見返りとして政府が被爆者の言論の自由を奪うというのは、どう考えても間違っているのではないだろうか。
昨日の小泉の靖国参拝に関するニュースで、小泉の参拝に感謝する沖縄県遺族関係者のコメントがあったが、こうやって政府は遺族の代表にも見舞金や圧力を与えて、小泉靖国参拝へ感謝の意を述べさせたのではないだろうか?小泉の靖国参拝は被爆者や戦争で亡くなった家族を持つ遺族の方々の心情を逆なでする行為であり、それに対して沖縄県内遺族関係者が感謝するというのは、どうもやらせ以外の何物でもないような気がする。
被爆者への見舞金についてネットで調べていたら、ビキニ被爆者であられる元第五福竜丸乗組員、大石又七さんによって去年書かれた「平和な世界を構築しよう」という記事を偶然見つけた。大石さんは、一九五四年に、アメリカ軍がマーシャル諸島のビキニ環礁で行ったブラボーというとんでもない名前の水爆の実験に遭遇し被爆され、その後肝臓癌を患ったり、最初のお子さんは奇形児で死産という悲惨な体験をされている。ブラボーの威力は広島型原爆の一千倍といわれ、この地球上には存在しない汚い放射能「ウラン二三七」を大量に作り出し、大気圏や太平洋に撒き散らし、二〇世紀最大の地球環境汚染といわれているそうだ。それなのに、日米両政府は大石さんの被爆を認めていないそうだ。
小泉の靖国参拝に関しても、政府は用意周到に2度も極秘で世論調査をしており(2006年8月16日3時4分 読売新聞)、国民の半数以上が賛成であるということを認めた上で、靖国の広告塔である小泉を靖国に送ったということは、今回の参拝は小泉の私的参拝などではなく、日本国政府がらみの企みであり、明らかに国の政治と宗教が結びつくことを禁止した政教分離規定を犯す憲法違反である。世間では小泉だけが責められているようだが、これは小泉個人の問題ではなく、政府の責任であり、このまま自民党政権が続いた場合は、次期総理もその次の総理も、靖国参拝しないと言い切っている総理候補を除いて、靖国参拝するであろうことは確実だ。
特に安倍の場合は、総裁選を控えて、靖国参拝に関しては口を閉ざしているが、心の底では靖国参拝したくてたまらないという欲望が沸々とわきあがってきているのを感じる。そういった気持ちが「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」と言わせているのだ。You Tubeの動画が元に戻ったので、再び紹介する。
このことからも、自民党が長年支配している現日本政府は、憲法を犯してまでも、国民を右寄りの軍国主義に導こうとしているのは明白である。戦争で亡くなれば、靖国に葬られ、一国の主である首相も参拝してくれる。だから、みなさん、もしこれから戦争で亡くなるようなことがあっても名誉なことですと言っているのと同じだ。
又、政府を批判しようとする被爆者や靖国参拝反対の声を抑圧しようとする卑劣な行為は許せるものではない。日本がこのままでいいと思っている人はいないだろうが、声高らかに異論を唱える人は少ない。この流れを変えるのは、国民一人一人の声であり、一人でも多くの人が納得のいかない現状に対してブログやメールで訴えてくるように願ってやまない。もっと多くの国民の声を政府や応援する政党や読者に伝え、平和で暮らしやすい日本にしていこうではないか。
最近、AbEndへTBしてくださる人が増えてとても嬉しい。安倍政権に対して不安を抱く方や安倍晋三に対して批判のある方は是非、AbEndにTBをお願いしたい。
TB先URL: http://member.blogpeople.net/tback/06610
追記:参拝反対の集会とデモに参加された『今日の出来事』のnew-eraさんがその時の様子を【靖国参拝-8・15集会報告】(2006年08月16日)で詳しく報告されている。
2006.08.15 (Tue)
8月15日に靖国参拝をした小泉への批判と感謝
昨日は一日中働いた後、家探しをしていて、ブログを更新するひまもなかったけど、小泉の靖国参拝のことを書いた記事のおかげでアクセスがかなりあったようだ。
あと、安倍が「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」とはっきりと言い放っていたYou Tubeの動画が削除されてしまったらしい。又そのうちでてきたら、アップしようと思う。
おかげさまで、家はやっと住む所が見つかったので、これで、家探しは当分しなくて済みそうだ。ホッ。又、新しい家はちょっと田舎にあってブドウ畑に囲まれ、家の後ろにはグリーンベルトがあるすばらしい環境のところ。写真を撮ったら又、ブログにアップしようと思う。
これから又仕事にでかけなければならないのだが、帰ってきたら、小泉の参拝したことに対する日本内外の反応についての記事を集めて追加する予定。コメントは読んだけど、TBはまだ読んでいないので、帰ってきたら読ませていただきたい。
靖国訴訟原告団ら「軍国主義回帰」と危惧/県遺族会関係者ら感謝「願いがかなった」 (琉球新報 8/15 16:03)
沖縄靖国訴訟原告団長の金城実さん(67)は15日午前、韓国や中国、台湾の人々とともに都内をデモ行進していた。「国家の最高権力者である首相に、単なる『個人の自由』と言い訳は通用しない。明らかな憲法違反であり、アジア諸国の怒りにも火をつけた」と語気を強め、雨の中、小泉首相へ怒りのこぶしを上げた。
「きょうは“終戦記念日”でなく、“新たな戦前”だ」と話し、日本の行方を危惧した。
副団長の川端光善さん(70)=八重瀬町=は電話連絡で首相参拝を聞き、怒りが体を走った。沖縄戦を経験し、靖国神社に犠牲となった母と兄が合祀(ごうし)された。「小泉首相は繰り返し参拝することで死者をまつり上げ、戦争のできる国にしようとしている。二度と軍国主義にさせてはいけない」と述べた。
同じく沖縄戦体験者で、キリスト教信者の大城実さん(71)=西原町=も原告の一人。「公職にある者が、一つの宗教法人をサポートするのは憲法違反だ」と怒りをあらわにした。
沖縄戦に強制連行され死んでいった元朝鮮人軍夫たちの思いを表現した「恨(ハン)之碑」建立をすすめる会の安里英子共同代表は「参拝はアジアに対する植民地主義そのもの。アジア諸国と良い関係はつくれないし、共生も無理だ」と批判した。
一方、これまで首相の靖国神社公式参拝を求めてきた県内遺族関係者からは歓迎の声が上がった。
政府主催の全国戦没者追悼式に出席するため上京していた県遺族連合会の仲宗根義尚会長はこの日、都内のホテルで首相参拝のテレビ中継を見守っていた。「追悼式が行われる終戦記念日に、首相が参拝することはとても喜ばしい」と感謝の思いで満たされていた。
仲宗根会長も沖縄戦で肉親を失い、捕虜となった経験を持つ。「戦争のむごさを知っているし、靖国参拝に対していろんな考えがあることも知っている。だが、国のために死なれた人を参拝するのは人として当然のことではないか。遺族の願いがかない、本当にありがたい」と語った。
「非常に結構」と評価するのは座喜味和則県遺族連合会名誉会長(79)=那覇市。「小泉総理は遺族会代表と8月15日参拝の約束をしていたので、それを実現したということ。総理最後の締めくくりに慰霊の日、広島、長崎、終戦記念日と公約を守られた。ありがたい」と感謝した。
国旗国歌推進県民会議の恵忠久会長=那覇市=は「参拝は尊崇の誠を、哀悼の意をささげることで、戦争美化ではない。小泉さんが二度と戦争をしないと言っているのを素直に解釈すべきだ。首相が信念を曲げなかったことに大きな拍手を送りたい」と手放しで大歓迎した。
「歴史軽んじている」 中国・韓国人在沖団体代表 (琉球新報 8/15 16:47)
小泉純一郎首相が15日午前、靖国神社を参拝したことに対し、県内の中国人、韓国人の団体代表は「戦争の歴史を軽んじている」などと強く反発、海外との関係だけでなく、国内の中国人、韓国人の声を聞くよう要求した。
沖縄県華僑・華人総会(約2000人)の島袋雲茜(ウンセン)会長は「残念としか言いようがない。小泉首相は反対の声を無視してなぜそこまで意地を張るのか。これは外国の意見を聞くかどうかの内政干渉の話ではなく、日本人が戦争をどう考えるかだ。(参拝することは)戦争のことをあまりにも軽んじている」と批判。「国内の中国人、韓国人の声もきちんと聞くべきだ」と主張した。
在日本大韓民国民団県地方本部の金美敬(キム・ミギョン)事務局長は「海外からの強い反対の声を無視している。わたしたちとしては非常に遺憾。個人として参拝したと言っても日本を代表する総理大臣。A級戦犯が合(ごう)祀(し)されている靖国神社への参拝は、過去の戦争への責任が感じられない」と指摘。「いくら口で謝罪しても行動が伴わない。本当に戦争のことを真剣に考えているのか」と強く批判した。
2006.08.14 (Mon)
首相の靖国参拝 その3
それでは、昨日書いたとおり、日本の官僚3馬鹿トリオの一人、麻生太郎の靖国問題に対する私見について書いてみようと思う。麻生の私見である「靖国に弥栄(いやさか)あれ」(麻生太郎オフィシャル・ウェブサイトより)の批判の後、高橋哲哉氏の『靖国問題』の解決法を引用したい。最後にこんな議論はどこ吹く風、「安倍晋三「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」」のYouTube動画を紹介。
この私見で、麻生太郎がとてもうまく自分の意見を表現しようとしているのが伝わってきて、好感が持てたのだが、内容がとんでもないのが残念だった(笑)。天皇や首相が靖国を参拝しやすくするために、又、靖国社の財源を安定させるために靖国を国営化する、という考えはあまりにも右に片寄りすぎていて受け入れるのが難しいということだ。この問題をただただ避けてまわっている安倍に比べたらどんな意見だろうが、こうして自分の意見を堂々と述べる麻生は、ぜんぜんましだと思う。麻生の私見のどこがおかしいのか、ひとつづつ簡単に説明していこう。
1. 常に根と幹を忘れずに
靖国神社に関わる議論が盛んです。特定の人物を挙げ、「分祀」の必要を言う人があります。国会議員にそれを主張する人が少なくありません。わたしに言わせれば、これは根や幹から問題を見ようとしない、倒錯した発想によるものです。
わたしは靖国神社についてものを言う場合、常に物事の本質、原点を忘れぬよう心がけて参りました。
それでは靖国問題で発言しようとするとき、忘れてならない根と幹とは、何でしょうか。
大事な順番に、箇条書きにしてみます。
A級戦犯分祀については、異論はない。靖国神社と遺族間の問題であり、私達がとやかく言う問題ではないと思う。1985年に中曽根総理が分祀しようとA級戦犯の遺族たちに東条英機の遺族の反対により実現できなかった。又、靖国神社によっても拒否された。遺族にしても靖国にしても戦勝国によって裁かれた東京裁判へのささやかな抵抗だったのではないか?
(1) 靖国神社が、やかましい議論の対象になったり、いわんや政治的取引材料になった りすることは、絶対にあってはならないことです。靖国は、戦いに命を投げ出した尊い御霊とご遺族にとって、とこしえの安息の場所です。厳(おごそ)かで静かな、安らぎの杜(もり)です。そのような場所で、靖国はあらねばなりません。
いかにすれば靖国を慰霊と安息の場とし、静謐(せいひつ)な祈りの場所として、保っていくことができるか。言い換えれば、時の政治から、無限に遠ざけておくことができるか――。
靖国にまつわるすべての議論は、いつもこの原点から出発するものでなければならないと考えます。論議が紛糾したり、立場の違いが鋭く露呈したような場合には、常にこの原点に立ち戻って考え直さなくてはなりません。
「いかにすれば靖国を慰霊と安息の場とし、静謐(せいひつ)な祈りの場所として、保っていくことができるか。言い換えれば、時の政治から、無限に遠ざけておくことができるか――。 」という問いかけだけして答えていないが、これは、首相が参拝を止めることによって簡単に静粛を取り戻せるのではないだろうか?
(2) 靖国神社にとって、「代替施設」はあり得ません。
このことは、靖国に「ないもの」と「あるもの」を考えることで、理解することができます。靖国には、遺灰とか遺骨といった、物理的な何かはありません。あるのは御霊という、スピリチュアルな、抽象的なものです。いやもっと言うと、そういうものが靖国にあるのだと思ってずっと生きてきた、日本人の「集合的記憶」です。
記憶には、誇るべきものがある半面、胸を張れないものもあることでしょう。しかし死者にまつわるものであるからには、総じて辛い、哀しいものです。それらすべて、一切合財を含む記憶の集積を、明治以来日本人は、靖国に見出してきました。これは引っこ抜いてよそへ持って行ったり、新しい場所に「存在するつもり」にしたりできないものです。つまり靖国には、代替施設はつくれません。
高浜虚子の有名な句に「去年今年 貫く棒の 如きもの」があります。この句に言う「棒の 如きもの」が、靖国にはあるのだと思っています。これを無くしたり、むげにしていると、ちょうど記憶を喪失した人が自分とは何者か分からなくなってしまうのと同じように、日本という国が、自分を見失い、碇を無くした船さながら、漂流してしまうと思います。
すっかり靖国には遺灰や遺骨があると思っていたのだが、実は「英霊」と呼ばれる御霊だけだったのか?靖国はそんなに大げさなものか?
(3) 上の(1)と(2)の土台にあるのは、国家のために尊い命を投げ出した人々に対し、国家は最高の栄誉をもって祀らねばならない、という普遍的な原則です。「普遍的な」というのは、これが国と国民の約束事として、世界中どこででも認められていることだからです。
国家とは、国民を戦場へ連れ出し、命を投げ出させる権力をもつ存在でした。だとすれば、国家の命に応じてかけがえのない命を捧げた人を、当の国家が最高の栄誉をもって祀らなければならないのは、最低限の約束事であり、自明の理です。戦後のわれわれには、この当たり前の理屈がピンと来なくなっているかもしれません。何度でも強調しないといけないゆえんです。
これこそが、靖国問題の原点になっている部分で、国民を戦場へ連れ出すために利用され、遺族の悲しみを喜びに変える錬金術にほかならなかった靖国に奉られた英霊は、今頃どんな気持ちで靖国に眠っているのだろうか?又、最高の栄誉をもって祀らなければならないとあるが、首相による参拝が英霊に対して、最高の栄誉を与えていることになるのか?もしそうだったら、それによってさまざまな問題を引き起こし、その度に大きな騒ぎになっていることを考えれば、(1)で述べていることと矛盾しているのではないだろうか?英霊が安らかな眠りにつくには、首相が参拝するべきではないということだ。
(4) 「天皇陛下、万歳」と叫んで死んだ幾万の将兵は、その言葉に万感の思いを託したことでしょう。天皇陛下の名にこと寄せつつ、実際には故郷の山河を思い起こし、妻や子を、親や兄弟を思っていたかもしれません。しかし確かなこととして、明治以来の日本人には、上の(3)で言った国家との約束事を、天皇陛下との約束として理解し、戦場で死に就いてきた経緯があります。
ですからわたしは、靖国に天皇陛下のご親拝あれかしと、強く念じているのです。
「天皇陛下、万歳」と言ったのは、戦時中にそう強制され、洗脳されたからであって、心からそう叫んで死んでいった将兵なんて無に等しいのではないか?又、爆弾発言をしているようだが、天皇が公式に靖国参拝したときの近隣諸国への影響力は、首相の比ではない。
2. いま、何をすべきか
この問いに対する答えは、もう明らかだと思います。靖国神社を可能な限り政治から遠ざけ(「非政治化」し)、静謐な、祈りの場所として、未来永劫保っていくことにほかなりません。わたしの立場は、靖国にその本来の姿へ復していただき、いつまでも栄えてほしいと考えるものです。世間の議論には、靖国を当座の政治目的にとって障害であるかに見て、なんとか差し障りのないものにしようとする傾向が感じられます。悲しいことですし、わたしとしてくみすることのできないものです。
だから、そのためには首相参拝をやめれば政治から遠ざけることができるし、静かな祈りの場として保つことができるのだ。
3. 現状の問題点
ところが靖国を元の姿に戻そうとすると、たちまち問題点にぶつかります。それは煎じ詰めると、靖国神社が宗教法人であるという点にかかわってきます。少し説明してみます。
(1) 政教分離原則との関係
靖国が宗教法人であり続ける限り、政教分離原則との関係が常に問題となります。実は政治家であるわたしがこのように靖国について議論することさえ、厳密に言うとこの原則との関係で問題なしとしません。まして政治家が靖国に祀られた誰彼を「分祀すべし」と言うなどは、宗教法人に対する介入として厳に慎むべきことです。
靖国神社が宗教法人である限り、総理や閣僚が参拝する度に、「公人・政治家としての訪問か、私的な個人としての参拝か」という、例の問いを投げかけられます。政教分離原則との関係を問われ、その結果、本来鎮魂の行為であるものが、新聞の見出しになってしまいます。つまり靖国がその志に反し、やかましい、それ自体政治的な場所となってしまった理由の過半は、靖国神社が宗教法人だというところに求められるのです。
これでは、靖国はいつまでたっても静かな安息と慰霊の場所になることができません。このような状態に最も悲しんでいるのは靖国に祀られた戦死者でしょうし、そのご遺族であることでしょう。そして靖国をそんな状態に長らく放置した政治家の責任こそは、厳しく問われねばならないと考えます。
(2)戦死者慰霊の「民営化」をした弊害
本来国家がなすべき戦死者慰霊という仕事を、戦後日本は靖国神社という一宗教法人に、いわば丸投げしてしまいました。宗教法人とはすなわち民間団体ですから、「民営化(プライバタイゼーション)」したのだと言うことができます。
その結果、靖国神社は会社や学校と同じ運命を辿らざるを得ないことになっています。顧客や学生が減ると、企業や大学は経営が苦しくなりますが、それと同じことが、靖国にも起きつつあるのです。
靖国神社にとっての「カスタマー(話を通りやすくするため、不謹慎のそしりを恐れずビジネス用語を使ってみます)」とは誰かというに、第一にはご遺族でしょう。それから戦友です。
ご遺族のうち戦争で夫を亡くされた寡婦の方々は、今日平均年齢で86.8歳になります。女性の平均寿命(83歳)を超えてしまいました。また「公務扶助料」という、遺族に対する給付を受けている人(寡婦の方が大半)の数は、昭和57(1982)年当時154万人を数えました。それが平成17(2005)年には15万人と、10分の1以下になっています。
戦友の方たちの人口は、恩給受給者の数からわかります。こちらも、ピークだった昭和44(1969)年に283万人を数えたものが、平成17年には121万人と、半分以下になっています。
靖国神社は、「氏子」という、代を継いで続いていく支持母体をもちません。「カスタマー」はご遺族、戦友とその近親者や知友だけですから、平和な時代が続けば続くほど、細っていく運命にあります。ここが一般の神社との大きな違いの一つです。
靖国は個人や法人からの奉賛金(寄付金)を主な財源としていますが、以上のような状況を正確に反映し、現在の年予算は20年ほど前に比較し3分の1程度に減ってしまっているとも聞きます。
戦後日本国家は、戦死者慰霊という国家のになうべき事業を民営化した結果、その事業自体をいわば自然消滅させる路線に放置したのだと言って過言ではありません。政府は無責任のそしりを免れないでしょう。
このことを、靖国神社の立場に立って考えるとどう言えるでしょうか。「カスタマー」が減り続け、「ジリ貧」となるのは明々白々ですから、「生き残り」を賭けた「ターンアラウンド(事業再生)」が必要だということになりはしないでしょうか。
4. 解決策
以上に述べたところから明らかなように、山積する問題解決のためまず必要なのは、宗教法人でない靖国になることです。ただしその前に2点、触れておかねばなりません。
(1) 「招魂社」と「神社」
靖国神社は創立当初、「招魂社」といいました。創設の推進者だった長州藩の木戸孝允は、「招魂場」と呼んだそうです。「長州藩には蛤御門の戦いの直後から藩内に殉難者のための招魂場が次々につくられ、最終的にはその数二十二に達した」(村松剛「靖国神社を宗教機関といえるか」)といいます。
このような経緯に明らかなとおり、靖国神社は、古事記や日本書紀に出てくる伝承の神々を祀る本来の神社ではありません。いま靖国神社の変遷や歴史に触れるゆとりはありませんが、設立趣旨、経緯から、靖国は神社本庁に属したことがありません。伊勢神宮以下、全国に約8万を数える神社を束ねるのが神社本庁です。靖国はこれに属しないどころか、戦前は陸海軍省が共同で管理する施設でした。また靖国の宮司も、いわゆる神官ではありません。
(2) 護国神社と靖国神社
第二に触れておかねばならないのは、上のような設立の経緯、施設の性格、またこれまで述べてきた現状の問題点を含め、護国神社には靖国神社とまったく同じものがあるということです。靖国神社が変わろうとする場合、全国に52社を数える護国神社と一体で行うことが、論理的にも実際的にも適当です。
(3) 任意解散から
それでは靖国が宗教法人でなくなるため、まず何をすべきでしょうか。これには任意解散手続き以外あり得ません。既述のとおり、宗教法人に対しては外部の人が何かを強制することなどできないからです。また任意解散手続きは、護国神社と一体である必要があります。
言うまでもなくこのプロセスは、靖国神社(と各地護国神社)の自発性のみによって進められるものです。
(4) 最終的には設置法に基づく特殊法人に
その後の移行過程には、いったん「財団法人」の形態を取るなどいくつかの方法があり得ます。ここは今後、議論を要する点ですが、最終的には設置法をつくり、それに基づく特殊法人とすることとします。
名称は、例えば「国立追悼施設靖国社(招魂社)」。このようにして非宗教法人化した靖国は、今までの比喩を使うなら、戦死者追悼事業を再び「国営化」した姿になります。宗教法人から特殊法人へという変化に実質をもたせるため、祭式を非宗教的・伝統的なものにします。これは実質上、靖国神社が「招魂社」といった本来の姿に回帰することにほかなりません。各地の護国神社は、靖国社の支部として再出発することになります。
なお設置法には、組織目的(慰霊対象)、自主性の尊重(次項参照)、寄付行為に対する税制上の特例などを含める必要があるでしょう。
(5) 赤十字が参考に
この際参考になるのが、日本赤十字社の前例です。日赤は靖国神社と同様、戦時中に陸海軍省の共管下にありました。母子保護・伝染病予防といった平時の事業は脇に置かれ、戦時救済事業を旨としました。講和条約調印後に改めて立法措置(日赤法)をとり、元の姿に戻すとともに、「自主性の尊重」が条文(第3条)に盛り込まれた経緯があります。
(6) 財源には利用できるものあり
併せて靖国社の財源を安定させる必要があります。このため利用できるのが、例えば独立行政法人平和祈念事業特別基金のうち、国庫返納分として議論されている分です。
平和祈念事業特別基金とは、「旧軍人軍属であって年金たる恩給又は旧軍人軍属としての在職に関連する年金たる給付を受ける権利を有しない方」や、旧ソ連によって強制抑留された帰還した方などの労苦を偲ぶためなどを目的とし、「新宿住友ビル」にある「平和祈念展示資料館」の運営や、関係者の慰労を事業とするため、国が400億円を出資し昭和63(1988)年に設けたものです。資本金のうち半分に当たる200億円は、国庫に返納されることが議論されています。
これを全部、または半分程度靖国社の財産とすることで、靖国の財政を安定させることができるでしょう。また靖国を支えてきた財団法人日本遺族会は、公益法人制度の改革を受け新たにつくられるカテゴリーの「公益財団法人」として公益性を認め、こちらの基盤も安定を図ります。直接の支持母体である「靖国神社崇敬奉賛会」は、そのまま存続させればいいと思います。
(7) 慰霊対象と遊就館
それではいったい、どういう人々を慰霊対象とすべきなのか。周知のとおり、ここは靖国を現在もっぱら政治化している論点にかかわります。だからこそ、あいまいな決着は望ましくありません。「靖国を非政治化し、静謐な鎮魂の場とする」という原則に照らし、靖国社設置法を論じる国会が、国民の代表としての責任にかけて論議を尽くしたうえ、決断すべきものと考えます。
注意していただきたいのは、この時点で、宗教法人としての靖国神社は既に任意解散を終えているか、その手続きの途上であるか、あるいはまた過渡期の形態として、財団法人になっているかしていることです。すなわち慰霊対象の特定、再認定に当たり、「教義」は既に唯一の判断基準ではなくなっています。
さらに靖国神社付設の「遊就館」は、その性質などにかんがみ行政府内に、その管理と運営を移すべきだと考えます。その後展示方法をどうすべきかなどの論点は、繰り返しますがこのペーパーで最初に述べた「原点」に立ち戻りつつ、考えられるべきです。
5. 最後に
ここまでを整えるのに、何年も費やすべきではありません。このペーパーで述べてきた諸般の事情から、靖国神社は極めて政治化された場所となってしまっており、靖国に祀られた246万6000余の御霊とそのご遺族にとって一日とて休まる日はないからです。
政治の責任として以上の手続きを踏んだあかつき、天皇陛下には心安らかに、お参りをしていただけることでしょう。英霊は、そのとき初めて安堵の息をつくことができます。
中国や韓国を含め、諸外国首脳の方々にとっても、もはや参拝を拒まなければならない理由はなくなっています。ぜひ靖国へお越しいただき、変転常なかった近代をともに偲んでもらいたいものです。
日本の軍国主義を煽り、戦争を正当化した靖国神社を国営化したら、国内外からの反発は半端じゃないだろう。いくら財源が20年前の三分の一になってしまったからといって、国営化しようというのは無理がある。本当に靖国神社を日本中、又世界中の人から愛されるものにしたいなら、ドイツのベルリンにあるノイエ・ヴァッへ(国立中央戦争犠牲者追悼所)のように、国家による追悼が戦争の肯定ではなく、否定に結びつくものでなくてはならない。又、その死者を「英雄」としてではなく、「犠牲者」として追悼するべきだろう。
最後に靖国問題の解決法を私の愛読書、高橋哲哉の『靖国問題』から引用させていただく。
一、政教分離を徹底することによって、「国家機関」としての靖国神社を名実ともに廃止すること。首相や天皇の参拝など国家と神社の癒着を完全に絶つこと。
一、靖国神社の信教の自由を保障するのは当然であるが、合祀取り下げを求める内外の遺族の要求には靖国神社が応じること。それぞれの仕方で追悼したいという遺族の権利を、自らの信教の自由の名の下に侵害することは許されない。
(中略)
一、近代日本のすべての対外戦争を正戦であったと考える得意な歴史観(遊就館の展示がそれを表現している)は、自由な言論によって克服されるべきである。
一、「第二の靖国」の出現を防ぐには、憲法の「不戦の誓い」を担保する脱軍事化に向けた普段の努力が必要である。
安倍晋三「次の総理も、そしてその次の総理も、当然 お参りをしていただきたい」(You Tube)
安倍のヨイショもここまでくると吐き気がしてくるぅ。