2008.06.25 (Wed)
毎日新聞がデジタルメディア管理職を厳重に処分どころか昇格?

Kojitakenさんが植草氏に対する失言を謝罪して下さった。誰でも人間はいやなことがあったり、疲れているときなどは自暴自棄になるものだ。誰もが問題を起こす可能性がある。大切なのは、自分が問題を起こしたときにいかに解決するかということだと思う。
問題が起こってしまったときに、それをどう解決するかによって、その人の評価が変わってくる。問題が起こっても全く気づかない人、問題には気づいても無視する人、問題をすばやく認知し、的確に解決する人、問題を認知しながら、逆効果の行動をとって問題を深刻化させてしまう人、いろいろな人がいると思う。
日本人では問題解決能力の教育が少し欠けているような気がするけど、カナダでは初等教育より、問題解決能力を開発させるために教育を行っている。問題解決といっても数学などの問題を解くのではなく、まず、問題を認知することから初め、何が問題なのか、問題の本質を見極め、それを解決するにはどう対処すればいいかを考える能力のこと。問題解決能力がないばかりに小さな問題が大きな問題に発展してしまうこともあるし、逆に問題解決能力がある人はいつもトラブルに見舞われていてもあっと言う間に解決してしまったりするので、有意義な人生を送ることができる。問題解決能力は、人生を左右するとても重要な能力といっていいだろう。
こんなこと言ってる私も実は、問題解決能力があまりなくて、問題がわかっていても、無視したり、放置しておくこともしょっちゅうあるからえらそうにこんなこと言える立場じゃないんだけどさ(汗)。
こういったことを考えながら、Kojitakenさんの今回の謝罪文を読んでほっとした。Kojitakenさんがあんな感情的な記事を書いたのも、きっと何か理由があってのことだったと思う。なぜあのような文を書いたのか後ほど説明していただけるだろう。
一つ前のエントリーで書いた毎日新聞の磯野彰彦氏の昇進をめぐる疑惑が又一つ発覚した。『新小児科医のつぶやき』Yosyanさんのコメント欄に書かれた2ちゃん情報によると、毎日デイリーニュースの英語版の「WaiWai」の件で、毎日新聞は6月23日に、「お詫び」と題して監督責任者であるデジタルメディア局長、同コーナーの担当部長、担当編集者を厳重に処分すると明記しているにもかかわらず、6月25日付けで局長と担当部長が昇進するとの人事関係の記事を記載していた。2ちゃん情報で、その記事のキャッシュの日付は5月17日となっている。そしてこのサイトは削除された理由としては、昇進人事報告の公開は見送ったという以外にも、昇進人事の変更の可能性もあるということなので、今の時点では決定的なことは言えないのだけれど。
6月23日「お詫び」より
今回、改めて日本語と英語による経過説明とおわびを掲載するとともに、監督責任者であるデジタルメディア局長、同コーナーの担当部長、担当編集者を厳重に処分します。
Mainichi Daily Newsならびに発行元の毎日新聞社は、今回の読者の皆さまのご意見を真摯に受け止め、今後信頼される情報の編集、掲載に努めてまいります。【毎日新聞社デジタルメディア局】

左から毎日新聞社の長谷川篤氏、女優の黒谷友香さん、
オールアバウトの江幡哲也社長、毎日新聞社の常務取締役主筆朝比奈豊氏
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5月17日付けの毎日新聞の人事報告によると、厳重に処分されるはずだった元デジタルメディア局長、長谷川篤は取締役へ、担当部長、朝比奈豊は代表取締役社長に昇格している。
取締役、デジタルメディア担当、出版担当、新規事業担当(常務執行役員、デジタルメディア局長)長谷川篤
代表取締役社長(常務取締役、主筆、編集担当、出版担当、デジタルメディア担当)朝比奈豊
つまり、5月17日の時点では、デジタルメディア3役員は全員昇進予定だったが、本当に処分を受けたということであれば、6月25日現在、これがどう変わったのか注目を集めている。
長谷川篤(デジタルメディア局長) ⇒ 取締役
朝比奈豊(デジタルメディア担当/常務)⇒ 代表取締役社長
磯野彰彦(デジタルメディア局次長) ⇒ デジタルメディア局長
今のところ、毎日新聞のサイトでは、昇進人事発表はしていないようだ。
あと気になるのは、デイリーニュースの「WaiWai」の執筆者はライアン・コネル以外にもう一人日本人名のカミヤマ・マスオっていう人がいるようなんだけど、この人は、Tabloid Tokyo 2の著者の一人となっている。これってまさか・・・・あのマスオさん?じゃないよねぇ(笑)。
カミヤマ・マスオによる記事 (毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wikiより):
「私たち少女の間でだけで--風俗産業の隠されたスラング」
「ほとんどすべての漁師は海でマンタとSEXしている」
「主婦が郊外のコインシャワーで売春をする」
関連過去記事(背景を知るために役立つ記事):
6月4日 ぐっちーさん、沈黙は金なり?じゃないでしょう。
6月12日 ぐっちーさんはやっぱり官僚の味方だった
6月17日 ぐっちー捏造問題における磯野彰彦氏の誠意ない対応
6月21日 メディア・コントロールの闇
6月23日 朝日の『素粒子』よりも毎日の『竹橋発』の方が問題あり
6月25日 磯野彰彦氏が昇進する理由:毎日新聞の英語版サイト「WaiWai」閉鎖騒ぎ
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おわび
毎日デイリーニューズ「WaiWai」についてのご説明とおわび
毎日新聞社の英文サイト「毎日デイリーニューズ」(Mainichi Daily News)上のコーナー「WaiWai」にこれまで掲載した英文の記事について、「低俗過ぎる」「誤解を与える内容を世界に配信し日本をおとしめた」などの批判や抗議があり、このコーナーの廃止を決めました。この経過が一部ネットニュースに紹介され、毎日新聞社に問い合わせをいただいております。デジタルメディア局には英文毎日編集部と総合情報サイト「毎日jp」編集部があり、ご指摘を受けた記事は英文ニュースのため、Mainichi Daily News上で同コーナー中止のお断りを掲載しました。
Mainichi Daily Newsは毎日jpとリンクしており、今回の経過説明を日本語でも詳しく行い、毎日新聞社として、批判をいただきました記事へのおわびを申し上げます。
【概要】「WaiWai」は数年前より、国内の週刊誌などの報道を引用し、日本の社会や風俗の一端を紹介してきました。5月下旬、英文毎日編集部に対し「WaiWaiの英訳記事は低俗過ぎる」との抗議電話を受けたほか、インターネット上の掲示板での批判も始まりました。これを受け、インターネットニュースでもこの問題が取り上げられました。
その多くは「このような記事を英語で世界に発信した影響をどう考えるのか」「日本が誤解される内容を広めているではないか」とのご意見でした。
【対応】5月下旬に批判を受けた記事は、日本国内で発行された雑誌の一部を引用したものとはいえ、Mainichi Daily Newsサイトに掲載したことは問題があったと考え、その時点で削除し、それ以外に問題がありそうな過去記事もアクセスできないようにしました。また、外部検索サイトにも非表示にするよう要請しました。
その後、「WaiWai」については編集方針を改め、掲載記事の選択基準も大きく変更しました。しかし、過去の記事の紹介の仕方に不適切なものがあったこと、今後同様の批判を受けることがないよう確かな編集体制をつくろうと考え、根本的な見直しを行い、6月21日、当該コーナーを廃止することを決定しました。Mainichi Daily Newsサイト上に「不適切な内容の記事とのご指摘がありました。ご批判をうけ、コーナーを廃止することにし ました」とのおわびを掲載しました。
今回、改めて日本語と英語による経過説明とおわびを掲載するとともに、監督責任者であるデジタルメディア局長、同コーナーの担当部長、担当編集者を厳重に処分します。
Mainichi Daily Newsならびに発行元の毎日新聞社は、今回の読者の皆さまのご意見を真摯に受け止め、今後信頼される情報の編集、掲載に努めてまいります。【毎日新聞社デジタルメディア局】
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