2008.06.26 (Thu)
グリーンピース職員の拘留に対する不服申し立てが棄却


それにもかかわらず、青森簡易裁判所が、2人に対して10日間の勾留を決定したことに対し、2人の弁護人が行った不服申し立ては棄却されてしまった。
このブログのコメント欄を読むと、グリーンピース職員の逮捕については、さまざまな意見があるようだが、何日か前に平和の井戸端会議のMLを通して遊牧民さんが転送して下さった下記のメールニュースによる情報「グリーンピース・ジャパンのスタッフによる鯨肉持ち出し行為についての法的見解」を読む限り、青森県警と警視庁公安部が2人を逮捕した理由とされる鯨肉の「窃盗」と「建造物侵入」容疑にはあたらず、不当な逮捕、強制捜査が行われたと考えるのが正しいだろう。
(以下転送)
皆様へ 美浜の会メール・ニュース08-8です。
転送・転載歓迎です。
6月20日、青森県警と警視庁公安部は、グリーンピース・ジャパンへの不当逮捕・強制捜査を強行しました。私たちは、これに強く抗議ましす。今回のグリーンピース・ジャパンへの弾圧は、サミットを前にして、市民運動に対して威嚇を行い、反対の声を封じ込めるものでもあります。
グリーンピース・インターナショナルは、逮捕者の即時釈放などを求めるオンラン署名を開始しています。署名数は既に7万5千名を超えています。この署名に協力しましょう。
グリーンピース・ジャパンへの不当逮捕・強制捜査に抗議する逮捕者の即時釈放を求めるオンライン署名に協力しようサミットを前にした、市民運動への政治的弾圧を許すな
6月20日、青森県警と警視庁公安部は、鯨肉の「窃盗」と「建造物侵入」容疑でグリーンピース・ジャパンのメンバー2名を不当に逮捕した。同日、グリーンピース・ジャパン事務所への強制捜査を強行した。私たちは、この不当逮捕・強制捜査に強く抗議する。
グリーンピース・インターナショナルは、逮捕者の即時釈放を求めるオンライン署名を開始した。署名開始から24時間で世界各国から5万人の署名が送られている。
この署名活動に協力しよう。
鯨肉「窃盗」容疑は、グリーンピース・ジャパンが表明しているように、鯨肉の業務上横領の証拠確保のためであり、個人的利益に利用するものではなく違法性はない。にもかかわらず、マスコミはこぞって「盗みはいけない」とその方法論のみを問題にし、その背景にある日本の「調査捕鯨」と鯨肉横領問題には一切口をつぐんでいる。東京地検は、グリーンピース・ジャパンが告発していた鯨肉横領事件を不起訴処分とした。
「窃盗」容疑としながら、青森県警警備部と警視庁公安部が公安事件として捜査の指揮をとっている。2名の逮捕ばかりか、グリーンピース・ジャパン事務所に対し40名もの捜査員による約10時間におよぶ家宅捜査を強行した。グリーンピース・ジャパンの報道によれば、捕鯨鯨肉横領問題の公開資料のみならず、総務・経理のデータの入った7台ものコンピューターまで押収したという。また逮捕者2名を含むメンバー4名の家宅捜索まで行っている。22日に青森地方裁判所は、2名に対して10日間の勾留を決定した。全く不当で異常としかいいようがない。
今回のグリーンピース・ジャパンへの逮捕・強制捜査は、洞爺湖サミットを前にして、環境保護団体などサミット反対、政府の温暖化対策反対、グローバリゼーションに反対する市民団体やその活動に対する弾圧でもある。サミットを前にして、国際的な環境保護団体であるグリーンピース・ジャパンを標的にすることにより、他の諸運動に対して威嚇を行い、反対の声を封じ込めることを狙っている。
私たちは、グリーンピース・ジャパンへの不当逮捕と政治的弾圧に強く抗議する。
グリーンピースは、日本政府に対して、逮捕者の即時釈放を求めるオンライン署名を開始した。署名では、即時釈放と同時に、鯨肉横領事件の解明とその責任追及を求めている。この署名活動に協力しよう。不当逮捕・弾圧に対する抗議の意思を示そう。
◎グリーンピース・ジャパンのHP(不当逮捕などに関する情報)
http://www.greenpeace.or.jp/
◎青森簡易裁判所の拘留決定に対し不服申し立て
――募集開始後24時間で世界各国から5万通の釈放要求が福田首相へ
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20080622oc_html
◎オンライン署名は下記から
http://www.greenpeace.org/international/news/activists-arrested-200608/release-our-activists
(注)このアドレスから署名をします。署名をしたあなたにグリーンピースから
確認のメールが入ります。そのメールにあるURLをクリックすると署名が完了
します。
◎グリーンピース・ジャパンのスタッフによる鯨肉持ち出し行為についての法的
見解
http://www.greenpeace.or.jp/press/reports/rd20080520oc_html#legal
2008年6月23日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
http://www.jca.apc.org/mihama/
mihama@jca.apc.org
(転送おわり)
★遊牧民★

知っていながら何も言わないのか、全く知らないのかわからないが、彼女は天下り団体が、水産庁と癒着して今ではほとんどの国民が口にしない鯨肉にこだわり続けている理由には全く触れていない。天下り職員たちが自分たちの私腹を肥やすためだけに税金100億円を無駄遣いしていること、日本が世界中の批判を浴びているにもかかわらず、捕鯨保護区である南極海で調査捕鯨の名目で違法に商業捕鯨を繰り返していること、共同船舶の船員による鯨肉横領については言及を避けている。ブロガーと違ってプロのジャーナリストだったら、自分の偏った意見だけではなく、両方の立場から意見するべきだろう。多分、忙しくて下調べを十分する時間がなかったのだろう。
彼女のこのコラムを読んで、賛同できないとかがっかりしたという意見をいただいたので紹介させていただきたい。
非戦さんより
江川さんに賛同できない
GPの署名を昨晩しました。
GPバッシングが 市民団体への弾圧につながっているということもわからず浅い考えでGPを非難する江川さんにブログには賛同できません。 権力化したテレビに出ていると ああなってしまうのでしょうか。がっかりです。 江川さん どうしてGPが告発した内容に踏み込まないのでしょう。
捕鯨批判ブログ・リンク集を作ってくださったkknekoさんより
(前略)この先GPIのスタッフが逮捕されたら、むしろ日本が世界からどっかの国と非常に近い目でみられるであろうことも想像に難くないですね。強引にガサ入れに踏み切った警察がいまさら及び腰になっているとすれば、実にみっともない話です。さっさと2人を釈放するか、地検の横領捜査をやり直すか、さもなければ突っ走って事を大きくするか、いずれにしろ潔くしてほしいものです。
内部告発がなければわからなかった食品偽装問題などがタイムリー(・・)に国内で立て続けに発覚していますが、こっちに対するメディアと世論(?)の反応に基づけば、偽装は国民に知らされなくてかまわないのだという話になっちゃいますわな。。
GPJは今回内部告発者の方をバックアップしたわけですが、マスコミでもミニコミでも、こうした自身の不利を承知で勇気ある告発をされる方を、日本ほど疎かにする国はないとしばしば指摘されるのが何故なのか、法律に詳しい方にぜひ分析してもらいたいもんです。日本に限らないといえばそうなんでしょうが、権力を行使する側にばかり都合のよい法律の恣意性や不備は、この問題に限らず、絶えず指摘されて然るべきでしょう。それもやっぱり詳しい方に。。
江川氏は・・ネトウヨさんたちそっくりの請売ロンリを振りかざして、ジャーナリストとして調査捕鯨の問題点を検証する姿勢が皆無なのには驚き呆れました。星川氏のコメントを引用はしても、GPJの力作のレポートに目を通す気すらなかったようで。ああ、こういうヒトだったのか・・と思ってしまいましたよ、私も(--;;
最後に逮捕された佐藤さんのくじラブ・ブログからの情報を。
現在の共同船舶の株主は以下の5財団法人と共同船舶役員です。
1、財団法人 下関海洋科学アカデミー 1112株
2、財団法人 日本鯨類研究所 1112株
3、財団法人 漁船海難遺児育英会 1112株
4、財団法人 全日本海員福祉センター 1112株
5、財団法人 農林水産奨励会 1112株
6、共同船舶 役員 170株
1の財団法人下関海洋科学アカデミーの理事長は現下関市長の江島潔氏。私も前回のIWCでお会いしました。今回もチリで開催されるIWCに行かれるのではないでしょうか?
2の日本鯨類研究所はもちろん共同船舶に仕事を委託している調査捕鯨の主体。
3の漁船海難遺児育英会の理事長は鈴木俊一衆議院議員。自民党捕鯨議員連盟の会長でもあり、鈴木善幸元総理大臣の息子さんです。鈴木善幸元総理大臣と言えば、農林大臣だったときに商業捕鯨が全盛期だった方で、捕鯨を強力に推進された方としても有名です。
4の財団法人全日本海員福祉センターの会長は共同船舶の船員さんたちが加入する全日本海員組合の組合長。
5の農林水産奨励会の理事には非常勤で共同船舶の社長である山村和夫氏が名前を連ねています。
より捕鯨推進の身内で株を持つようになったと言えるでしょう。
(資料の追加あり)
参考記事:
逮捕された佐藤潤一さんに代わって『佐藤のくじラブ・ブログ』サンティアゴよりIWC第一報
南極海での「調査」捕鯨についてグリーンピースの見解・資料一覧
捕鯨の配役
捕鯨に携わる3つの団体、水産庁、日本鯨類研究所、共同船舶のそれぞれの役割が詳しく書かれている。 (注:古い資料なので現状とは異なる記述も)
『カナダde日本語』 捕鯨問題カテゴリー
捕鯨問題に関する過去記事
捕鯨に関しては、賛否両論あるけど、官僚、政治家、天下りによる税金の無駄遣いは許せないと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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Tags : グリーンピース |
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云わば、「こそ泥」です。
そんな「こそ泥」逮捕に、なんで警視庁公安部と青森県警の「合同捜査本部」なのでしょうか?
実は、私の自宅が、この4月、空巣(こそ泥)に入られましたが、交番の警官2名が来て、指紋採取と被害届を書いて、1件落着でした。
「合同捜査本部」なんか、ありませんでしたよ。
すなわち、警視庁公安部と青森県警の「合同捜査本部」、、、明らかにGPJに対する思想弾圧です。そして、洞爺湖サミットに反対する団体・個人への「見せしめ」でしょう。
まさに、警視庁公安部と青森県警の「合同捜査本部」こそが憲法違反であり、人権侵害をしているのです。
ところで、この「洞爺湖サミット」ですが、、、
たった数ヶ国の経済大国・軍事大国だけで、「世界の将来」「地球の将来」を決めようと云う、覇権主義・大国主義丸出しの会議のようです。
そして、「環境問題」をも、自分とこの「金儲け」のために利用する相談をしているとか、、、アホらしいやら、情けないやら、、、
遊牧民
そして、公表しました。
すなわち、本件、GPJは刑法235条窃盗罪には該当しません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%83%E7%9B%97%E7%BD%AA
遊牧民
わかんないかな。
「理」じゃなくて「情」に訴えることが大切なんだと。
何度、同じ過ちをするのかと。
いかに正しい事を訴えるかと同じくらい(場合によってはそれ以上に)いかに相手の心をつかむかが重要なんだと。
西山事件は良い事例かと。もちろん西山事件当時のマスコミは猛省すべきでしょう。ですが、そういう状況はその当時あった。それコミで西山記者は行動すべきだった。
周りの状況を批難するのではなく、その状況を正しく認識したなかで、どうすれば理解が得られるか。
そういう努力をグリーンピースがしてくれれば
なお,私個人はGPが鯨肉を盗んだ事件と,日本鯨類研究所などが行う調査捕鯨という事件とでは,明らかに後者が悪質だと考えています.
なぜなら,GPは宅急便をマスコミに晒すことで調査捕鯨の矛盾を暴いた.つまり,人間と人間との価値観の違いを露にしたことに問題があると考えています.そういう意味では動物保護活動家さんと見解が一致しています.
ところが調査捕鯨がなぜいけないかに関しては動物保護活動家さんとは見解が異なっています.私のブログにも書きましたけど,これは政治家家族による公開入札・公的事業だからです.つまり,調査捕鯨は人間とクジラという異なる動物間の価値観の争いを利用して圧倒的武力で人間がクジラを獲得した行為だからです.しかもそれを元手にして山口県では産業が興っている.つまり政治家が深く絡んでいる問題だという認識に立っています.
そういう事実を調査しようとも書こうともしない「作家」には存在価値はないでしょう.だから私は立花隆と同じ知ったかぶりだと酷評したのです.
それから、Nさんと動物保護活動家さんの見解はどうも正反対のようにお見受けしますが・・
サンチアゴで開かれていたIWC年次総会が終わりましたが、今回のGP側の告発は、作業部会形式で来年までに結論を出すというこのタイミングで、調査捕鯨の抱える様々な問題点を俎上に乗せるという、まさに緊急を要するものだったことは指摘しておきたいと思います。誰にも調査捕鯨の暗部をここまで暴けなかった以上、後付けの理由で「もっとうまいやり方があった」と非難しても仕方ないでしょう。国内世論にマイナスの影響が大きかった点は否めないとは思いますが・・。
後は、IWC内で日本の現行の調査捕鯨の妥当性に関する議論がきっちりと行われることを祈るばかりです。もちろん、市民の側から問題の所在を絶えず指摘し続ける必要はあるでしょうが。
GPの件を西山事件になぞらえるコメントがありましたが、語るに落ちるとはこのことだ(天木氏風)というものです。当時「沖縄密約」から「機密漏洩」に焦点をすり替えていったメディアの姿勢こそ猛省すべきなのは今や明らかだと思います。
「同じ轍を踏まぬように」と忠告すべき相手は江川氏であって、GPではありませんね。
私もNさんの意見は、政府の立場にたった人間の意見だと思います。こんなことだから、日本はここまで腐敗してしまったのではありませんか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
日本とアメリカの密約を暴露するという、記者として極めて重要な仕事の過程での違法行為が問題となり、批難されました。
今回のグリーンピースと西山記者が、同じ過ちをしていると思うのですが。
どちらも、その対応が一般社会からどう思われるのか、という視点が欠けている。重要なのは、いかに真実を伝えるかと同じくらい、いかに社会から共感されるか、と思うのですが。
違法行為をするならば、何故、それをせずにはいられなかったかを、「情」に訴える泥臭い演出と、個人や、自分の組織自体は、清廉だと思わせる行動が必要です。どちらもなかった、今回は。
グリーンピースの将来の御活躍を期待して、この一件に関しては猛省すべきかと。
今回のGPの行為は明らかに憲法違反です。彼らの行為を正当化する言動は憲法軽視につながり非常に危険です。
GPJの「佐藤のくじラブ・ブログ(2007.1.25)」には、もっと年齢の低い子どもたちが
「I love Japan, but whaling breaks my heart」
と書かれたボードを掲げて写真に写っています。文字が読める年齢かどうかも怪しいものですが、この子たちも、親に教えられて「クジラがかわいそう」と考えているのでしょうか?
ttp://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/sato/categorylist_html?cat_id=1&start:int=110
判断力のない子どもを反捕鯨運動の宣伝のために利用することに、何ら疑問を感じませんか?
逮捕された佐藤氏の行為が、窃盗罪に当たるかどうかの判断は、法律学においても諸説あり、海渡弁護士らの言うように、「不法領得の意思がない」から無罪だというのは、ひとつの学説でしかありません。
江川紹子さんが書いたものを批判するのは自由ですが、
「江川さんはカネのためなら何でも書く」
というコメントは、批判にもなっていません。
ただの誹謗中傷です。
コメントを承認している美爾依さんの人権感覚を疑います。
税金の無駄遣いや官僚の不正を追求することは、大賛成です。大いにやってください。ある意味、ブログは新聞より影響力があります。
ただ、官僚批判は、テレビのワイドショーでも、毎日のようにやっていて、ひとつの流行のようになってはいますが。
江川氏が巨額汚職の問題について全く触れていない件、同じく腑に落ちません。
巨悪に立ち向かうジャーナリストだったら、そこにこそ焦点を合わせるはずでしょう。
GP職員がしたことを「断じて許せない行為」と強調するばかりで、それがこの問題の本質であるかのような書き方に終始しています。
美爾依さんは優しいから、忙しくてついフライングしたのだろうと庇ってらっしゃいますが、やはり汚職絡みのことはあえて書かなかったのだと思います。もしストレートに採り上げたらサンデーモーニング等から出演依頼が来なくなるからです。
「そ~んなこと、怖くて誰も言えないよ!」とは田原総一朗氏の常套句ですが、天木氏や植草氏を挙げずとも、本当のことを言った途端に「難民」になってしまうのがニッポンなのでしょう。そんな風土では自分に忠実にのびのびやっている人は妬ましい存在でもあり、だからコケるやいなや「みんな生活するために周りにいろいろ気を遣っているんだ。好き勝手やりやがって!」と、お決まりの反応がうじゃうじゃ這い出してくるのではないでしょうか。
かつてのイラク人質事件でのバッシング然りです。
西濃運輸にすれば迷惑な話です。弁護士はそうゆう見解にもっていくしかないでしょう。
この件はあっさり罪を認めて、「でも、こいつらの方がもっと悪い!」と先に進んだ方が共感を得られるかも。今回のGPに批判的でも税金の無駄遣いや天下りをもっと追求してほしいと思っている人は多いはずです。問題提起にはなったのだから。
江川さんの記事のテーマは「目的のためには、手段を選んだ方がいい。」ということです。水産庁や天下り団体の癒着に触れなかったのは、このようなGPと一緒にされたくなかったんじゃないでしょうか。「あなたたち、何様のつもり?介入のハードルを下げやがって!」とか思って臍を曲げたのかもしれません。
自分の意見と違うからといって右派的、官僚的と切り捨てるのは、美爾依さんの次のエントリの「自分と相手は違うことを理解する」ということと距離を感じます。それとも最初から敵なのですか?
違う意見もありますが毎日楽しみに見ています。
レスありがとうございました。
ただ一つ、凄く気になった発言があったので。
>グリーンピースはジャーナリストじゃないし、今回の行動は告発する
>記事を書くためでもありません。
だから何なんですか? ジャーナリスト風情は駄目だけどNPO様だから許されるんですか? 「告発」という目的は同じなのに、記事を書くのか記者会見で言うのかによって、何か違うんですか? 正直、ナニが仰りたいのか理解できません。
>彼らは職を失わないため、国民の税金を湯水のごとく使いつづける
>特権を守るためならどんなことでもするということだけは忘れないで
>下さい。
うーん、それならGPの立場というのは「税金が適切に使われているなら現在の調査捕鯨には賛成」なんでしょうか。冷たい言い方かもしれませんが、GPが「捕鯨をやめさせたい」という目的のために、ここ最近日本人の間でブーム的になっている「官僚たたき」の流れを利用してやろう、というだけのようにも思えます。だって、GPんp究極の目的は官僚の不正をただすことなんですか?
だから、あれは窃盗じゃないし、盗みじゃないという法的見解が存在します。
◎グリーンピース・ジャパンのスタッフによる鯨肉持ち出し行為についての法的見解
http://www.greenpeace.or.jp/press/reports/rd20080520oc_html#legal
水産庁や天下り団体の癒着には全く触れてないことが右派的、官僚的だと言っているのです。
あなたの方こそ焦点がずれていませんか?
納税者だから税金が使われて取得したものなら窃盗をしても許されるとは・・・。
グリーンピースはジャーナリストじゃなくても、告発するために盗んだんでしょ。確信犯でグレーゾーンじゃなくて真っ黒けですよ。
江川さんは告発を否定しているわけじゃないし、「目的のためには、やはり手段は選んだ方がいい。」と言っているじゃないですか。これのどこが右派的、官僚主義的でしょうか。
江川さん、slipsさんに賛成です。
そうでしょうか。私には江川さんって焦点がずれまくったことを書いてるなという感がぬぐえません。
江川さんは、「人のモノを勝手に持ち出し、自己の支配・管理下に置くという行為」と言ってますが、人のモノといっても税金が使われて所得したものですから持ち出した人が納税者であるなら、自分のモノを取り返したと言った方が適切ではないでしょうか。又、持ち出した人がその人の支配・管理下に置いたと書かれてますが、別に逮捕された二人の支配・管理下に置くために持ち出したわけではありませんよ。
そして、私がもっとも江川さんってずれまくってるなと思ったのは、逮捕されたグリーンピース職員2人の行動を「ジャーナリストが様々な問題を取材し、告発する記事を書くためだったら、人の家に忍び込んで、証拠になりそうなモノを盗み出したり、盗聴器を仕掛けたり、・・・・」と言っている部分です。
グリーンピースはジャーナリストじゃないし、今回の行動は告発する記事を書くためでもありません。又、人の家に忍び込んで証拠を盗み出したわけでもなければ、盗聴器を仕掛けたわけでもありません。
>GPをはじめとしたやりかたというのは、単に日本人の反感をあおるだけのように自分も思います。なぜ、もっと日本人に受け入れられるようなメソッドを考えないんでしょうか?
逆に、日本のニュースでは報じられていませんが、今回のこの事件で世界中の人が日本人に反感を抱いています。又、本当にGPの行動は日本人の反感をあおっているのでしょうか。ネットの2ちゃんねるなどの反応だけを見ておっしゃられているとしたら、政府や天下り職員によるネット操作でそのように感じるだけでしょう。彼らは職を失わないため、国民の税金を湯水のごとく使いつづける特権を守るためならどんなことでもするということだけは忘れないで下さい。
TBならびに未消化なコメントを有効活用していただきありがとうございますm(_ _)m
人を見ず、法解釈のみを嬉々として振りかざすヒトを、人を守り、あるいは裁く立場となるプロフェッショナルにさせていいのか、法律をそんなヒトたちに委ねてしまっていいのかと、正直薄ら寒さを覚えるばかりですわ。。
特に共感したのはこの部分。
>いずれにしても、その行為に違法性の疑いがあれば、捜査の対象に
>なるのはやむを得ない。人のモノを勝手に持ち出し、自己の支配・管
>理下に置くという行為が、「グレーゾーンには踏み込んだが、犯罪に
>はあたらない」(星川淳事務局長)」という主張はかなり無理があるの
>ではないか。
> それが通るなら、私たちジャーナリストが様々な問題を取材し、告発
>する記事を書くためだったら、人の家に忍び込んで、証拠になりそうな
>モノを盗み出したり、盗聴器を仕掛けたり、といった行為も許されること
>になる。
オウム問題で活躍されたジャーナリストとしての説得力を感じます。彼女は「オウムは社会に迷惑をかける団体なんだから告発のためには違法なことをしてもいい」というスタンスで、様々なスクープをしてきたのでしょうか。逆にそこで踏みとどまりながら、法的に許される範囲での取材活動を苦労して重ねてきたジャーナリストだからこそ「証拠を勝手に持ち出す」という安易な方法で告発しようとしたGPが許せなかったのかもしれません。
反捕鯨は別にいいのですが、この記事でも指摘されているように、GPをはじめとしたやりかたというのは、単に日本人の反感をあおるだけのように自分も思います。なぜ、もっと日本人に受け入れられるようなメソッドを考えないんでしょうか?
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グリーンピース・ジャパンのスタッフによる鯨肉持ち出し行為についての法的見解(転載)
グリーンピース・ジャパンへの弾圧に抗議する(★美浜の会メール・ニュース08-8)
またもや「うなぎ産地偽装」:今度は悪質だよ⇒「口止め料」に、「泥被ってくれ」と1億円。大阪の名折れになる業者だな!
食べたんだから満たしてますよ。どんな運動やってもいいと思うけれど。事務所荒らしをやったらどこの国でも逮捕されますよ。執行猶予がついたんだから感謝するべきです。