2008.05.16 (Fri)
キムタクの『Change』にがっかり
日本での最後の日の夜にキムタクの月9ドラマ『Change』の第一話を見たんだけど、彼の相変わらず「Change」しないワンパターン演技と安っぽいストーリーにがっかりした。
個人的なことを言えば、そもそもキムタクが世襲議員で、父親が事故死した後にイヤイヤ後を継いで政治家になるといういきさつからして気に食わない。政治が大嫌いだったら、どんな理由があろうとも政治家になるべきではない。ましてや、父親の後を無理やり継がされるために教師をやめるような男が日本の総理大臣になるという設定はあまりにもばからしくて話にならない。
キムタクが選挙に出る前のちびクロサンボのようなクルクルの髪型もみっともないし、演技が下手すぎる。リアルの世界で、キムタクが政治とは無縁の人間だというのがわかっているし、役が死んでいる。共演者にも魅力がない。YouTubeでChangeのCMがあったので、これを見ただけでもキムタクがいかに大根役者がわかると思う。
CHANGE CM
一番あきれたのが、選挙最後の演説で、キムタクが自分の父親の不正を認めて謝罪しただけで、一時は当確が発表された対戦候補者を破って当選するシーン。ありえねえ(笑)。
このドラマが政治に全く興味のない若者に少しは興味を与えてくれたらと思ったが、とんでもない。かえってますます興味を失うことになりそうなのが残念だ。といってもまだ第一話しか見ていないので、今後ストーリーがどのように発展していくのかにかかっていると言えよう。
Mixiに載っていた5月15日の日刊サイゾー(原文はRead Moreへ)
『CHANGE』の奇策も通じず キムタクドラマ苦戦の「舞台裏」
によると、キムタクドラマは回を重ねるごとに視聴率が低下しているそうだ。最近の彼が主演してきたドラマの視聴率は、
『GOOD LUCK!!』(03年、31.6%)
『プライド』(04年、28.0%)
『華麗なる一族』(07年、27.7%)
と落ちている。そして、
『Change』の初回視聴率は23.8%。
ライバル視されていた『ごくせん』(日本テレビ)の26.4%にも及ばなかったそうだ。
あの演技じゃ当然だろう。いまだにキムタクをドラマに使おうっていうテレビ局があること自体が信じられないのだが、日本ではよほどいい俳優がいないのだろうか。いやそんなことはないだろう。キムタクよりこのドラマに適任の俳優は他にもたくさんいたと思う。出演者を同じジャニーズ事務所の中から選ばなければならないとしても私がこのドラマのプロデューサーだったら、SMAPのキムタクよりもKAT-TUNの赤西仁を選んだと思う。確か赤西君は政治に興味があったはずだ。
日本の政治も「Change」するべきだが、日本のドラマ界もそろそろSMAP神話から卒業して新しい俳優を発掘するときが来ているのではないだろうか。
(日刊サイゾー - 05月15日 16:46)
キムタクこと木村拓哉が主演を務める月9ドラマ『CHANGE』(フジテレビ)。キムタクが総理大臣役を演じること、放送が異例の5月スタートであること等々、放送前から注目を集めていたが、蓋を開けてみれば、その初回視聴率は23.8%。ライバル視されていた『ごくせん』(日本テレビ)の26.4%に及ばないばかりか、最近の彼が主演してきたドラマ初回視聴率からみても、『GOOD LUCK!!』(03年、31.6%)、『プライド』(04年、28.0%)、『華麗なる一族』(07年、27.7%)……と、ダントツの最低記録なのだ。
作品を重ねるごとにキムタクドラマの視聴率は低下し、さらに今回は数字が取りづらいことが見込めた「政治ドラマ」。それゆえ、危機感を覚えたキムタク陣営がフジに、他の話題作との競合や視聴率の取りづらいGWを避けた「5月スタート」という奇策をごり押ししたわけだが(記事参照)、結果的には功を奏さなかったわけだ。
それにしても、なぜ「5月スタート」などという、スポンサーとの調整や編成上の影響も甚大な策を、いくら相手がジャニーズとはいえ、フジは取らざるをえなかったのか?
「今回の奇策は、SMAPのIマネージャーの意向といわれていますが、フジがそれを聞き入れざるをえなかったのは映画事業での大きな借りがあるから。というのも、テレビでの広告収入が落ちる中、フジにとって映画事業の収入は重要。その中で、前年期の映画事業を見ても、フジ作品の興行収入約250億円のうち、キムタク主演の『HERO』と香取慎吾主演の『西遊記』の2本だけで、その3分の2以上を稼いでいるんです。SMAP陣営は、今後も映画出演には力を入れていくようですし、彼らと太いパイプを維持していくためには、SMAPのマネージャーの考えを尊重しなければならなかったのでしょう」(テレビ関係者)
さらに、フジの映画事業は、“ヒットドラマの劇場版”を作るというかたちで成功を収めてきただけに、『CHANGE』も映画化を見込めるようなヒット作に育てたいところ。それゆえ、視聴率が少しでも稼げるような条件を揃えたかったわけだが……SMAP主演のドラマでは、前クールの『薔薇のない花屋』(香取主演)、『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(稲垣主演)、今クールの『猟奇的な彼女』(草なぎ剛主演)ともに、視聴率は思った以上に伸びていない。ドラマ全般が苦戦している中で、いまだSMAPの人気は健在ともいえるが、SMAP神話、キムタク神話の崩壊は、確実に始まっているのかもしれない。
個人的なことを言えば、そもそもキムタクが世襲議員で、父親が事故死した後にイヤイヤ後を継いで政治家になるといういきさつからして気に食わない。政治が大嫌いだったら、どんな理由があろうとも政治家になるべきではない。ましてや、父親の後を無理やり継がされるために教師をやめるような男が日本の総理大臣になるという設定はあまりにもばからしくて話にならない。
キムタクが選挙に出る前のちびクロサンボのようなクルクルの髪型もみっともないし、演技が下手すぎる。リアルの世界で、キムタクが政治とは無縁の人間だというのがわかっているし、役が死んでいる。共演者にも魅力がない。YouTubeでChangeのCMがあったので、これを見ただけでもキムタクがいかに大根役者がわかると思う。
CHANGE CM
一番あきれたのが、選挙最後の演説で、キムタクが自分の父親の不正を認めて謝罪しただけで、一時は当確が発表された対戦候補者を破って当選するシーン。ありえねえ(笑)。
このドラマが政治に全く興味のない若者に少しは興味を与えてくれたらと思ったが、とんでもない。かえってますます興味を失うことになりそうなのが残念だ。といってもまだ第一話しか見ていないので、今後ストーリーがどのように発展していくのかにかかっていると言えよう。
Mixiに載っていた5月15日の日刊サイゾー(原文はRead Moreへ)
『CHANGE』の奇策も通じず キムタクドラマ苦戦の「舞台裏」
によると、キムタクドラマは回を重ねるごとに視聴率が低下しているそうだ。最近の彼が主演してきたドラマの視聴率は、
『GOOD LUCK!!』(03年、31.6%)
『プライド』(04年、28.0%)
『華麗なる一族』(07年、27.7%)
と落ちている。そして、
『Change』の初回視聴率は23.8%。
ライバル視されていた『ごくせん』(日本テレビ)の26.4%にも及ばなかったそうだ。
あの演技じゃ当然だろう。いまだにキムタクをドラマに使おうっていうテレビ局があること自体が信じられないのだが、日本ではよほどいい俳優がいないのだろうか。いやそんなことはないだろう。キムタクよりこのドラマに適任の俳優は他にもたくさんいたと思う。出演者を同じジャニーズ事務所の中から選ばなければならないとしても私がこのドラマのプロデューサーだったら、SMAPのキムタクよりもKAT-TUNの赤西仁を選んだと思う。確か赤西君は政治に興味があったはずだ。
日本の政治も「Change」するべきだが、日本のドラマ界もそろそろSMAP神話から卒業して新しい俳優を発掘するときが来ているのではないだろうか。
【More・・・】
『CHANGE』の奇策も通じず キムタクドラマ苦戦の「舞台裏」(日刊サイゾー - 05月15日 16:46)
キムタクこと木村拓哉が主演を務める月9ドラマ『CHANGE』(フジテレビ)。キムタクが総理大臣役を演じること、放送が異例の5月スタートであること等々、放送前から注目を集めていたが、蓋を開けてみれば、その初回視聴率は23.8%。ライバル視されていた『ごくせん』(日本テレビ)の26.4%に及ばないばかりか、最近の彼が主演してきたドラマ初回視聴率からみても、『GOOD LUCK!!』(03年、31.6%)、『プライド』(04年、28.0%)、『華麗なる一族』(07年、27.7%)……と、ダントツの最低記録なのだ。
作品を重ねるごとにキムタクドラマの視聴率は低下し、さらに今回は数字が取りづらいことが見込めた「政治ドラマ」。それゆえ、危機感を覚えたキムタク陣営がフジに、他の話題作との競合や視聴率の取りづらいGWを避けた「5月スタート」という奇策をごり押ししたわけだが(記事参照)、結果的には功を奏さなかったわけだ。
それにしても、なぜ「5月スタート」などという、スポンサーとの調整や編成上の影響も甚大な策を、いくら相手がジャニーズとはいえ、フジは取らざるをえなかったのか?
「今回の奇策は、SMAPのIマネージャーの意向といわれていますが、フジがそれを聞き入れざるをえなかったのは映画事業での大きな借りがあるから。というのも、テレビでの広告収入が落ちる中、フジにとって映画事業の収入は重要。その中で、前年期の映画事業を見ても、フジ作品の興行収入約250億円のうち、キムタク主演の『HERO』と香取慎吾主演の『西遊記』の2本だけで、その3分の2以上を稼いでいるんです。SMAP陣営は、今後も映画出演には力を入れていくようですし、彼らと太いパイプを維持していくためには、SMAPのマネージャーの考えを尊重しなければならなかったのでしょう」(テレビ関係者)
さらに、フジの映画事業は、“ヒットドラマの劇場版”を作るというかたちで成功を収めてきただけに、『CHANGE』も映画化を見込めるようなヒット作に育てたいところ。それゆえ、視聴率が少しでも稼げるような条件を揃えたかったわけだが……SMAP主演のドラマでは、前クールの『薔薇のない花屋』(香取主演)、『佐々木夫妻の仁義なき戦い』(稲垣主演)、今クールの『猟奇的な彼女』(草なぎ剛主演)ともに、視聴率は思った以上に伸びていない。ドラマ全般が苦戦している中で、いまだSMAPの人気は健在ともいえるが、SMAP神話、キムタク神話の崩壊は、確実に始まっているのかもしれない。
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観潮楼 |
2008.05.23(金) 20:04 | URL |
【編集】
>ありえねえ(笑)。
日本の有権者は顔と雰囲気で政治家を選んでるって現実を、見事に表現してるじゃないですか。
日本の有権者は顔と雰囲気で政治家を選んでるって現実を、見事に表現してるじゃないですか。
ナナシ |
2008.05.17(土) 22:33 | URL |
【編集】
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飯島勲(説明不要)と田崎史郎(時事通信で旧田中・竹下・橋本派の番記者だった人)。
第1話で『選挙指導』は三浦博史(自民党の選挙も手がけた選挙プランナー)。
何この偏向ドラマ。