2008.04.01 (Tue)
稲田朋美によって検閲された映画『靖国 Yasukuni』が全国上映中止に

『反戦の家づくり』「右翼の暴力が支配する国 日本」
という記事で知ったのだが、まさか、いくらなんでも、海外でこれだけ評判の高い映画を日本で上映中止にするとは自民党+右翼の言論規制もここまできたかと驚いた。これで日本も北朝鮮並みの思想統一国家に成り下がったわけだ。
映画館がこの映画の上映を中止した理由は、プリンスホテルと同じで「右翼の宣伝カー」が来て、まわりに迷惑をかけるからとのことらしいが、そんな理由が通ったら、日本は「右翼の宣伝カー」に支配される右翼支配国家になってしまうじゃないか。しかし、もちろん、その「右翼の宣伝カー」の裏には政治家がからんでいるはずである。上映を中止したこれらの3つの映画館にも右翼からの圧力(怒鳴り込みのしつこい電話など)の他に政治家からの圧力などもあったに違いない。
この映画『靖国Yasukuni』を一番最初に検閲すると言い出した稲田朋美だが、「小泉チルドレン」の一人として知られている。恐らく、稲田を裏で操っているのは小泉純一郎ではないか。

小泉チルドレン,83会名簿
(「まぁ皆さん聞いてください」より)
↑売国議員稲田朋美
そういえば、少し前に『反戦な家づくり』で、同じく小泉チルドレンの一人である渡嘉敷奈緒美衆議院議員の公設秘書が,高校生に暴行を加えたことについての記事をアップしていたが、なんでも渡嘉敷奈緒美が,例の「つくる会」教科書を採用したファシストの山田宏杉並区長とドロドロの不倫騒動をおこし,東京にいられなくなって大阪に左遷されたという話が書かれていた。詳しくは、下の記事で。

売国議員渡嘉敷奈緒美⇒
福田内閣が終焉を迎えた後、次にくるのは、民主党なのだろうか。
それとも「せんたく」のような極右集団が新政党に化けるのか。
『FACTAonline』永田町に「せんたく新党」の烈風
小泉チルドレンも熱い視線。「超党派議員連合」の発起人は再編志向の曲者ぞろいだ。
2008年3月号
は、「自民、民主両党の垣根を超えた新たな「超党派議員連合」が永田町を揺るがす日が迫っている。」という出だしで始まり、郵政選挙で突風に乗って当選したチルドレンの大半は次の衆院選に勝つ自信がなく、選挙に有利な動きなら藁にもすがりたい気持ちで、「せんたく」に熱い視線を送ると続く。ここには、小泉チルドレンの「生みの親」はもはや当てにならないとあるが、実際、せんたくの黒幕は小泉ではないかと私は見ている。
以下、前述の『FACTAonline』より転載する。
「せんたく」への片思いとも言える期待と警戒の強さ。それは衆参ねじれ現象で政策決定が停滞するのをよそに、首相・福田康夫と民主党代表・小沢一郎が互いにもたれあい、ダラダラと延命を続ける今の「クリンチ政局」の行き詰まり感の裏返しだ。
福田は首相として何をやりたいのかもはっきりしない「マニフェスト不在」。衆院解散は封印してひたすら政権にしがみついている。小沢も解散に追い込む策略などもはやなく、求心力が低下。もう一度大連立工作を仕掛けるくらいしか手がない。
「せんたく」が勢いに乗って「そのまんま新党」へと発展し、政界再編の起爆剤となる動きでも出なければ、この閉塞状況になかなか風穴が開かない――。そんな「自民でも民主でもない第三極」を渇望するマグマのうねりには当の北川も戸惑うほどだ。
それでも、もし、「せんたく」が政権をとるようなことになり、そのまんま東総理が誕生すれば、日本の右翼化はますます進み、今よりもっと住みにくい社会になるのではないか。そんな予感がするのは私だけではないと思う。今から日本脱出作戦を考えておいた方がよさそうである。
追記:
『晴天とら日和』「稲田朋美は独裁者にしか見えない!ドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』上映予定映画館がすべて中止になる。」2008年04月01日
とらちゃんが、稲田朋美のインタビュー記事を始め、映画が中止になったことに関する多くの記事を集めてくれた。
その中でも私が特に注目したのは、janjanのインタビューで稲田朋美は次のようなトンデモ発言をしている。
「この映画が上映されることや公開されることについて口をはさむつもりはまったくなく、また、映画が公開される前に試写を求めたという事実もない。この映画はすでにいろんなところで試写が行われており、国際的にも評価の高い映画であると聞いている。あくまでも日本の税金を使った助成金の使い方を問うものであり、映画の公開を問題視するものではないことを強調したい。」
この映画を検閲したくせに、試写を求めたという事実がないなんてよく抜けぬけと嘘つけるな。口ではうまいこと言っているが、もし、中国で作られたことだけが問題なら、助成金を取りやめにすれば済む問題じゃないの?何も、上映中止にまでしなくたっていいじゃないか。又、助成金だけの問題であり、内容は問題視していないと言いながら、内容についてかなり踏み込んだ見解を示しており、問題があるようなことを言っている。
「裁判で原告側が一貫して主張していたのは「靖国神社は国民が死ねば神になるとだまして、侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」というメッセージであった。南京虐殺にまつわる真偽不明の写真を数多く羅列し、その合間に靖国参拝をする昭和天皇や国民の姿を入れ、巧みに裁判の原告のメッセージを伝えている。」
「南京虐殺にまつわる真偽不明の写真」って、その写真が真実ではないと証明できるのか。「南京虐殺はなかった。写真はニセモノだ。」というのが、ネトウヨがよく掲示板やコメントなどで工作活動に使われている文句だが、何の証拠も示さずに、自分の妄想で判断しているとしか思いようがないのだが。証拠があればぜひ見せて欲しいものだ。
「靖国刀をつくっている「刀匠」のメッセージ性について、南京虐殺の象徴として語られている、いわゆる百人斬り競争をしたことを理由に戦犯として処刑された少尉の遺族が、新聞社などを名誉毀損で訴えた裁判で、遺族に対する人格権侵害は認められなかったが、判決の理由の中で百人斬りの記事の内容を信用することはできず甚だ疑わしい。映画はこの百人斬りを事実として報道した新聞記事を事実として紹介し、「靖国刀匠」をクローズアップして日本刀で残虐行為を行ったというメッセージを伝えている。」
はあ?事実を伝えて何が悪い?「百人斬りの記事の内容を信用することはできず甚だ疑わしい」ってすでに裁判では認められている事実なのに、何を根拠にこんな暴言を吐いてるの?「百人斬り訴訟」の結果が気に喰わなかったからって、政治家の立場を利用して、自分の感情を元に、映画を検閲していいと思っているの?
私の勉強会「伝統と創造の会」が取り上げたのは、週刊誌の記事がきっかけだった。表現の自由について大騒ぎをしたのは、むしろあなたがた(マスコミ)。反日的映画だから政治家が反対したと騒いでいるのは、私と私の勉強会以外の勢力であると思う。日本は非常に人権が守られている国です。表現の自由が守られている国です。
ええ?私と私の勉強会以外の勢力って、自分たちが一番騒いでいただろうが。人のせいにするんじゃないよ。それに、日本は、非情に人権や表現の自由を制限されている国だよ!こうして、この映画も上映中止になったじゃないか。何たわけたことぬかしてるのじゃ、おぬし。日本の現状何も知らないこんなのが衆議院議員?多くの官僚や政治家がそうなように、全く違う世界に住んでいるのだろう。こんな極右議員は、もう、どんどん落選させちゃいましょっ。
関連記事:
『きまぐれな日々』 稲田朋美の恫喝に屈して、映画「靖国」上映を全館が中止
みなさま、現実を見ようとしない「小泉チルドレン」や「せんたく」など極右翼団体に日本を支配させないためにも、今日もランキングの応援お願いします。

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 3 位
残念なことに下降中です(涙)。
『自民党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445/9w2tguyw8nnr
にトラックバックしています。
- 関連記事
-
- 映画『靖国 Yasukuni』:これまでのいきさつとその背景(備忘録) (2008/04/07)
- 映画『靖国YASUKUNI』中止は遺憾と言うが何の対策もとらない福田 (2008/04/03)
- 稲田朋美によって検閲された映画『靖国 Yasukuni』が全国上映中止に (2008/04/01)
- 映画『靖国 YASUKUNI 』を見に行こうよ (2008/03/27)
- 福田政権の終焉は目の前だ (2007/11/13)
Tags : 靖国 |
Yasukuni |
稲田朋美 |
渡嘉敷奈緒美 |
小泉チルドレン |
せんたく |
小泉純一郎 |
小沢一郎 |
福田康夫 |
そのことを知った時、真綿で首を絞められるということってこういうことなのかと思いました。
美爾依さん、私は、靖国神社のことを、つい5年くらい前まで、他人ごととして受け止めていました。
戦死した身内がいなかったという理由もありましたが、あそこがどのような目的がありどのような役目を果たしていた場所かよくわからなかったからです。
戦死した方たちは、英霊となり靖国神社に祀られて幸せでしょうか?
個人的には、死を利用されているのではないか、こんなこと身内がされたらと耐えられない気持ちになります。
毎年のように政治家の靖国神社参拝のことで、アジア諸国との外交がぎくしゃくするだけでなく、反発を呼ぶことからしても、もうこの神社を参拝することは、限界がきています。
靖国神社参拝を正当化する政治家さんや、街宣車を乗って怒鳴っている人たちにもう一度、よく考えてほしいです。
平和でも不安定な時代だからこそ、この神社が過去何の役割を与えられていたか、このことで感情的になり言論の自由を奪う行為や踏みにじる行為は戦死者の方たちに失礼だし、慎んでほしいです。
戦死した人たちは、英霊として死んで祀られることよりも、一応平和の中で暮らしている私たちと同じように、家族と平和で一緒に暮らしたかったと願ってたと思うからです。
いっそのこと、日本での上映に先駆けて
全世界で上映を始め、世界に対してこの上映を止めさせるアホな右傾化する国日本と知らしめるでしょう。
その後、外圧で上映開始すれば鳴り物入りのブレイクになるかも。
水面下で自主上映を見てみたい。
最初からネット公開する仕組みはないのだろうか。都市部の数館で上映したところで見る人は限られる。ネット配給でも製作者は対価を得られる仕組みを作るべきだろう。 大画面でなきゃ味わえない、というのは、古い幻想。
この、公開中止ドタバタ劇を 追補、した拡大版YASUKUNIを、DVDにして発売してほしい。ついでに、NHK BSでも放映して欲しい。(それに、アタイする映画なんだろうか?)
カナダではもちろん上映されると思いますよ。
kojitakenさん、
「きまぐれな日々」が一位と二位を占めていますね。やはり、せんたくをはっきりと極右団体と言い切っている人はいまだにいないのでしょうね。ちなみに、「せんたく、小泉チルドレン、極右」でグーグル検索するとこの記事が一番最初にでてきます(笑)。
良識の星さん、
もちろん、もし、稲田朋美がただ自分の意見を言うだけなら全く問題ありませんが、彼女の場合は、右翼団体「伝統と創造の会」に呼びかけてこの映画を検閲したり、助成金について不当な判断をしたりしており、映画館に圧力をかけたのは、明らかだと思います。
これだけ海外でもいい評価を得ている映画を映画館が勝手に上演をとりやめるわけないでしょう。良識を持って考えれば誰でもわかることだと思いますよ。全ては稲田がこの映画を検閲したことから始まったのだし(本人は否定していますが)、言論弾圧しているのは、明らかですよ。
これは、国民がこの映画が信用できるかどうかを自分で判断する前に政府が映画の上演に介入したということで、大きな問題にしなければなりません。さもなければ、日本は右翼に支配され続け、決して変わることはないでしょう。
ゴルゴ十三さん、
全くその通りです。あまりにも、自分の思想に偏りすぎ、それを国民に押し付けるようなこういった危険な思想を持った極右議員は、落選させるだけではなく、日弁連に懲戒処分してもらうべきでしょう。
海外移住は是非カナダへいらしてくださいね♪
稲田朋美が衆議院議員、弁護士であること自体が恥ずかしいです。沖縄集団自決事件の訴訟といい、自分自身が中国・北朝鮮を理想の国家と影で羨ましくて仕方ない行為を平然としています。こんな女が中国・北朝鮮批判、それもチベット弾圧批判をするとは笑止千万です。落選させると共に、日弁連は懲戒処分を考えた方が良いでしょう。
日本が右翼国家がますます加速した場合を考えて海外移住を視野に入れないといけないと思いました。
http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=&q=%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9F%E3%81%8F+%E6%A5%B5%E5%8F%B3&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&meta=
「きまぐれな日々」も出てきて、手前味噌ですみませんけど。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
「靖国 YASUKUNI」が本当に「反日映画」なのか見たかったなぁ(棒読み)
きっこさんは「ジタバタ自民党(笑)」。私は「バタジタ自民党(爆)」(さぁてぇ~、暫定税率が廃止されましたが何処で大混乱が起きているのでしょうか?)
今の時代、全ての人の全ての見かたってものを見据えることが必要だろ。
お前が決めんな。
反日映画であろうが何であろうがお前が決めるのがむかつく。
そう思われても仕方ない時代があったんだからどう表現されようが
えらそうなこというんじゃねー