2008.02.07 (Thu)
2008 米国大統領選: クリントン、オバマのスーパーチューズデー・スピーチとマケインの美人妻
民主党ではクリントンとオバマは引き続き、しばらくの間、ホワイトハウス目指してレースを継続するだろう。共和党からは、ポール氏がこのレースを降りる可能性が高くなって来たが、マケイン、ロムニー、ハッカビーはそのままレースを続けるだろう。
テレビを見ていて感じたことは、とにかくヒラリーが結果を見て嬉しそうだった事だ。これまで彼女がこんなに嬉しそうに笑ったところを見た事がない。その満面の笑顔で原稿をときどき見ながら行った彼女のスーパーチューズデーの投票が終わった後(カリフォルニアを除く)のスピーチはすばらしかった。
ヒラリーのスーパーチューズデーのスピーチ全文:Hillary's Remarks on Super Tuesday(英語)
どうもありがとう。
今晩、米国全土から国民の声を聞いています。
全ての年齢や人種、あらゆる運命や人生を歩いている方々。日勤、夜勤、泣き叫ぶ赤ちゃんを抱えながら遅出で働く人々。子供の為によりよい社会を望むママやパパたち。機会に恵まれた世界がふさわしい若者達。これ以外にもいつも米国が息づく中でストーリーを書いて来た人々。
Thank you so much.
Tonight, we are hearing the voices of people across America.
People of all ages and of all colors, all faiths and all walks of life. People on the day shift, the night shift, the late shift with the crying baby. Moms and dads who want a better world for our children. Young people who deserve a world of opportunity. All those who aren't in the headlines, but have always written America's story.
と言った感じで、庶民に直接語りかけるように始まるこのスピーチでヒラリーは自分のことよりも、社会の底辺で働く国民に対して暖かいおもいやりの言葉を投げかけている。これまでヒラリーを単に計算高い女と見て来た人々の印象を180度返るようなスピーチだった。肝心な前半が抜けていて最後の部分だけだが、その様子は下の動画で見られる。
Hillary's Super Tuesday Speech
これに対して、オバマ氏も奮闘した。過去2回の大統領選挙で、これまで共和党の州だったアラバマやジョージアで大勝利を収めた。又、比較的投票者数の少ないアラスカ、アイダホ、ユタ、カンザスなどもこれまでは共和党が勢力をふるっていたが、今回はオバマ氏が多くの支持を得た。
Super Tuesday Speech
又、オバマ氏はスピーチがとてもわかりやすくて力強いというので評判だが、同じフレーズを何度も繰り返したり、聞く人も一緒に”Yes, we can."と相づちを入れる場面が何度もあり、聞く人も一緒にスピーチを行っている錯覚に陥るほど、聴衆が深く引き込まれるスピーチだった。

(CNN.co.jpより)
対する共和党でいまのところ先頭を走り続けるマケイン氏だが、ヒラリーやオバマに比べてスピーチもいまひとつカリスマ的魅力に欠ける。しかしながら、マケイン氏がテレビに登場するたびにマケイン氏は片時も放さずシンディー夫人をすぐ横に侍らせているのだが、私の目はこの若くて美人なシンディー夫人に釘付けなのだ。
シンディー・マケイン画像 (google imageより)
実際の年齢は54歳くらいなのだが、とても50代には見えず、本当に非の打ち所がないほど完璧な美しさを保った人だ。彼女のような美しく気品あふれる50代目指してがんばりたいね~(笑)。

産経新聞の「夫よ!妻よ!目指せホワイトハウス 指名レース“内助の功”」という記事でも、マケイン夫人のことが書かれているけど、この記事ってロイターの英語の記事
FACTBOX-Spouses of major U.S. presidential candidates
の完全なパクリなんだよね。紹介する順番を変えて、適当に記事の内容もすこしだけ変化をもたせているけど、基本的な内容は全く同じ。それにしても、捏造、無断翻訳と悪名高き天下の産経新聞のやることは相変わらずだね。さっそくロイターにご報告しておこうか(笑)。
スーパーチューズデー関連のサイト(日本語):
特集大統領選(CNN.co.jp)
『きまぐれな日々』「カイカク」ではなく「変革」を求める日米の民意
『晴天とら日和』 2008年米大統領選挙:「スーパーチューズデー」稀に見る大接戦j。胃が痛くなるわ、・・・
スーパーチューズデー関連のサイト(英語):
CNN news
Fox News
MSNBC
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Tags : スーパーチューズデー |
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シンディ・マケイン |
ミシガン州など党員集会を前倒ししたために、代議員無しの制裁を受けた州でヒラリーさんが勝っており、これが代議員復活請求のかたちで、今後も焦点になりそうとの日経記事が数日前にありました。どなたかブログで取り上げていたかたもいたかと思います。一方、ケリーさんやケネデイ家のかたがたのオバマさん支持やネットでの人気などオバマさん有利との見かたもありますね。
私のブログ記事のリンクです。ぜひお読み下さい。
「ジャンパー・カッターシャツ背中部分の刺しゅうによる政治的アピールを始めて以降、変化した私の行動」
http://shima-spirits-jcp.cocolog-nifty.com/taiki/2008/02/post_acf7.html
「気持ちが楽になる言葉」
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たくさんあって恐縮ですが(^-^;)。
~たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!~
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http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2008/01/post_9855.html
上記の方などは加国ではまったく報道されないのでしょうか。アラスカ選出だし、フランス系だし。報道ゼロ?言ってることがまともすぎ。行動がかっこよすぎ。亜米利加の真似をするならこういうとこだと心底思いますよ。ポールバニヤンとかビッグなんとかとか、ほとんど、亜米利加の民衆神話の主人公の域に達しているとおもいますよ、本当に。