防衛省問題や捕鯨問題など
まずは、民主党など野党の賛成多数でイラク復興特別措置法廃止法案が可決されたことは評価できる。この法案は、イラクに派遣されている航空自衛隊を撤退させるため、まずはその根拠法のイラク復興特措法を廃止しようというものなんだけど、残念ながら衆院では与党の反対多数で否決されちゃう可能性が高い。民主党などの野党では衆院で新テロ特措法が可決される前にイラク復興特別措置法廃止法案を可決させ、防衛省問題も解明したいところだろう。
ところが、なんとなく額賀のタヌキ親父の防衛疑惑は与党が喚問の必要性を否定しているし、このまま逃げ切りそうな雰囲気がでてきたね。でも、野党は額賀、守屋両氏の喚問実施の議決を求めているということでどうなることか。
それにしても、自民党の伊吹文明幹事長が、「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者と額賀の宴席同席問題について明らかにした党独自の調査内容というのがこれまたおそまつで全く話にならないのにはあきれるばかりだ。
(11月27日毎日新聞)民主党が宴席があったと指摘した昨年12月4日夜の額賀氏の行動について、伊吹氏は「(家族と)ホテルで夕食をし、時間の入った集合写真を撮っている。その後の勉強会のやりとりもすべてテープにとっている」と述べ、「額賀氏が(宴席に)行く余裕はないというのが我々の心証だ」と強調した。
と言っているが、家族とホテルで食事したってその後、宴席には出席できるじゃん。それに勉強会のやりとりがテープに残っているとしても、日にちと時間が宴席と重なっているってどうやって証明するの?で、伊吹が勝手に「宴席に行く余裕はない」っていくら言ったって、額賀本人じゃないんだから、そんなの全く何の意味も持たないし、証拠にならないよね。ばかじゃないの?
もし、伊吹が言っていることが本当で、それを証明できるんだったら、国会で額賀と守屋を証人喚問して、堂々と守屋が嘘ついてたってみんなの前で言ったらいいのに、それはしないんだから、そんなんじゃ国民が納得するはずもないよ。
自民党としては、次から次へと大臣が失脚したり自殺したりした安倍内閣の二の舞は踏みたくないし、そうしたら福田内閣と共に自民党政権は自滅だから、額賀を引き止めるのでもう必死なんだろう。こういう低脳で姑息な手を使っているから国民からそっぽ向かれちゃうんだよ。
いずれにせよ、自民党がいかに腐りきった政治を行っていたかを露呈する防衛省問題に今、国民は注目している。

北斎によって描かれた江戸時代の捕鯨の様子
逆に今、世界中から注目を集めているのが日本の捕鯨問題だ。このくだらない防衛省問題の影に隠れてしまっているのか、意図的に日本のマスゴミが抹殺しているのかはわからない。
昨日のエントリーで豪・労働党が11年間続いた保守連合から政権を奪ったことを書いたが、その労働党が軍隊を派遣してでも豪州近海での日本の捕鯨調査を監視すると強靭姿勢をとっているんだって。そして、世界中で日本が捕鯨を止めないなら、日本の製品の非買運動をしようという動きも出ている。
もちろん、日本の捕鯨を止めさせようと呼びかけている動画もYouTubeにアップされている。
Stop Japan Whaling
上の動画にも出てくるけど、日本政府が「調査」という名目で捕鯨してそれを市場に出しているわけだが、調査とは名ばかりで、実は一部の業者を儲けさせるための口実であることが暴露されている。そして、今月の18日に第21次南極海捕鯨捕獲調査団(母船・日新丸)が山口県の下関港から出港した翌日に、米国務省のマコーマック報道官が「捕獲以外の方法でも鯨の生息数調査に必要なほぼすべてのデータは入手可能だ」と指摘して、今年の調査捕鯨を中止するよう求めている。
又、ホエールウォッチング(鯨を観察すること)をする人にしてみたら、船に寄ってくるフレンドリーな鯨が捕鯨船に寄っていって捕獲されてしまったらそれこそ悲しいし、捕鯨によって鯨が船を恐れるようになりウォッチングボートも避けるようになったら、鯨を見られなくなって残念だという理由からも反対しているようだ。
今年は日本の捕鯨団によってクロミンククジラ850頭、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭など計950頭が捕獲される予定で、特にナガスクジラとザトウクジラは、絶滅が危惧(きぐ)されているらしい。
リアヨロの捕鯨に関する調査結果なんかを見ても、約80%の日本人は捕鯨には賛成している。だが、しかし、これは感情論にすぎないかもしれないが、上の動画のような、ひとなつこいクジラを見てしまうと、捕鯨って残酷だなと思う。又、汚染の問題から見ても、食品安全性に問題がある鯨を食することには賛成できない。

クジラの刺身?
(ウィキペディア『捕鯨問題』より)人間・自然由来の海洋の化学物質が生態系ピラミッドの上位者であるクジラ類・イルカ類の体内に濃縮されること、特に、年齢を重ねるごとに脂溶性の物質が脂肪細胞に蓄積されることが、研究によって明らかになっている。その主たるものは、水銀および有機塩素系化合物(PCB等)であり、反捕鯨派は、鯨類の汚染が深刻であると指摘する。事実、近海捕獲のハクジラ類の皮・内臓は汚染がひどいとされ、厚生労働省は「食用に不適切な種類や部位を明らかにすべき」「(ものによっては)何らかの摂食指導が必要と考えられる」としている。アメリカ合衆国東海岸のセントローレンス川河口域では、イルカの一種であるベルーガの死体が打ち上げられた場合「産業廃棄物として処理しなければならない」とされているという(ただし、当該地域のベルーガについては、これを食用とする文化はない)。それほど海棲哺乳類の化学物質汚染はひどくなってきている。ここではクジラの問題として語られるが、生態系ピラミッドの上位である他のマグロやカジキなどの魚類(蓄積の値はクジラほどではないと言われるが)にも同様の危険がある。
魚は大きくなればなるほど身体により多くの水銀などの有害物質が含まれているので、カナダではなるべく大きな魚は食べないようにしている人は多い。でも、日本人は魚をよく食べるということもあって魚にどのくらいの有害物質が含まれているのか、政府が公表するのを控えているということもあり、あまり知らされていないのではないだろうか。学校給食でクジラがメニューにあったこともあるが、中止になったのは、水銀含有量などが高いことが判明したからではなかったか。それなのに、最近では又学校給食にクジラが復活するかのような報道が流れている。
クジラを食べることは日本で古くから伝わる貴重な食文化だというのはわかるし、鯨肉がとても美味で日本人に好まれており、鯨はヒゲに至るまで全て無駄なく使われるというのはわかる。しかしながら、日本近海で捕鯨が行われるだけだったらまだしも、どうしてわざわざ南極まで遠征して、世界中の人から反対されている絶滅寸前の鯨を殺し続け、人体に有害な水銀が多く含まれるものを食べ続けるのか、私にはさっぱりわからないのだ。
最後に命がけで鯨を日本の捕鯨船から守ろうとしているグリーンピースのボートの動画をどうぞ。銛の方向がずれちゃったら、ボートに乗っている人に当たる可能性もあり、とても危険だと思う。水しぶき攻撃は滑稽に見えるが、南極付近といったら水温もかなり低いだろうから、身体には堪えるだろう。
クジラを守るために命がけで日本の捕鯨船と闘うグリーンピースの人々
これでもあなたは調査捕鯨に賛成ですか。
参考記事:
「クジラを救え」 日本の調査捕鯨を批判 英メディア(11月20日Asahi.com)
佐藤のくじラブ・ブログ
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