2007.07.18 (Wed)
自民党はミートホープや段ボール肉まんと一緒に廃棄処分と田中真紀子氏

民主党にとって心強い応援団長となっている田中真紀子氏。彼女の毒舌は、味方にとってはとても頼もしいが、敵にとっては顔面にきついパンチをくらったような感覚で辟易としてしまうだろう。それだけ、人に訴えるものが強いからだ。今回の地震では田中角栄氏の墓も倒れてしまったとか。地震の大きさをうかがわせるエピソードだ。
又、海外では地震によって起こった東京電力柏崎刈羽原発の放射能漏れは、発表されたよりも実際はずっとひどいもの(最低でも1.5倍)であることがわかったと報道されているにもかかわらず、日本のほとんどのメディア(この6社を除く)は全くこの情報に触れずに、安倍のアフォーマンスばかりを伝えているのは、自民党による圧力によるものなのだろうが、真実を国民に伝えるべきメディアが国民の人命に深く関わるこういったニュースを隠蔽しているというのは、本当になさけない限りだ。
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『権力とマイノリティ』(7月19日)
外国メディアに指摘されるニッポンの原発の安全性や隠蔽体質
『きっこのブログ』(7月18日)原発事故は人災です
『新潟日報』漏れた放射能量は1・5倍 (7月18日)
気晴らしに真紀子氏の演説でも読んですっきりして欲しい。
田中真紀子元外相(63)が17日夜、大地震の余波が残る新潟で、宿敵・自民党攻撃を再開した。参院選で逆風にあえぐ安倍晋三首相をはじめ、政権奪取に協力しながら切り捨てられた小泉純一郎前首相らをメッタ切り。各種世論調査で、野党陣営の躍進が伝えられる中、真紀子節のボルテージも上がってきたようだ。
父、田中角栄元首相の墓も倒れた新潟県中越沖地震の翌日、真紀子氏が登場したのは、震源に近い柏崎市から約60キロ離れた三条市の県央地場産業振興センターだった。
新潟選挙区(改選2)は、自民党新人の塚田一郎氏(43)と民主党現職の黒岩宇洋氏(40)が競り合い、これに同党現職の森裕子氏(51)が猛追する展開。
真紀子氏の講演は森氏の集会で行われたもので、同氏へのテコ入れを狙ったものだ。
その真紀子は、まず地震に関して「私も(科技庁長官時代の)1995年に阪神大震災に遭遇しました。そのとき、政府は『避難所のトイレと水が最優先事項』と学習したはずなのに、まったく変わっていません」と、政府の対応のマズさを批判。
地震当日、長崎での選挙遊説を切り上げて新潟入りし、危機管理意識の高さをアピールした安倍首相に対しても痛烈なパンチを放った。
東大時代に首相の家庭教師を務めた自民党衆院議員から聞いたとして、「(首相は)本当に勉強嫌いで、頭が悪かったそうです。彼は『あれだけ教えれば、どんなにバカでも慶応くらいは入れたはず』といまだに悔やんでいます」と真偽不明の話を暴露。
そのうえで、「首相は政治家ではなく、官僚や周囲を取り繕うのが得意な“お世辞家”。そんな人を総理大臣にしてしまった」と嘆いてみせた。
安倍内閣の支持率急落を受け、再登板説が浮上している小泉氏についても、「アイツは任侠(にんきょう)です。みなさん、任侠って知っていますか? ヤクザと一緒で怖いんですよ。必要なくなったらバッサリ切り捨てる」と、内閣と自民党を追い出された自らを重ねて恨み節を連発。
小泉氏が昨年7月の訪米中、大ファンという米国の人気歌手、エルビス・プレスリーのまねをしたことも、「世界中の恥。知り合いのオランダ人も『本当に日本の首相なのか?』とあきれていた」と語った。
結局、1時間半の持ち時間中、真紀子氏は毒舌を吐きまくり、終了間際にようやく「投票用紙には『モリ』と書いてくださいね。『ザル』じゃありませんよ」と、シャレを交えて候補者をアピール。「自民党は田中角栄までは良かったが、いまはミートホープや段ボール肉まんと一緒。皆さんで一気に廃棄処分しましょう!」と締めくくった。
正直、やや食傷気味になりそうなぐらいキツイ政権批判の連発だったが、参加者の多くが「面白かった」「素晴らしい」と笑顔で会場を後にしていくあたり、自民党への逆風はかなり深刻なようだ。
▽新潟選挙区(2-6)
山本亜希子31 社新
塚田 一郎43 自新=公明推薦
武田 勝利43 共新
黒岩 宇洋40 民現
森 裕子51 民現=国民推薦
楠原 光政64 無新
[ 2007年7月18日16時44分 ]
おまけニュース:
参院選に関心が高い人は民主に投票傾向…読売ネット調査(読売新聞 - 07月18日)
参院選への関心が高く、投票に行く意思の強い人は、民主党に投票する傾向が高いことが、18日、読売新聞社がインターネット利用者1000人を対象に実施した第5回参院選ネットモニター調査のまとめでわかった。
特に「非常に関心がある」「必ず行く」と回答した人では、民主党への投票割合が自民党の2倍に達している。
参院選について、「非常に関心がある」と答えた人は全体の72%で、6月中旬の第1回調査時と比較して13ポイント上昇した。「非常に関心がある」と答えた人の比例選投票先は、民主45%、自民22%、公明、共産が各4%、社民、国民新、新党日本が各2%。「多少は関心がある」人では、民主27%、自民21%などだった。
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口ではうまいこと言って煽っているいつものやり方でしょう?
それで良いのでしょうか?
自民の塚田候補は真紀子に割り食ってますね。「外務大臣辞任直後の補欠選挙で応援してもらえず」、前回は「民主の応援して社民の票を田中パパに回してもらって」。
悪い候補じゃないだけに、そんなんで選挙やって割り食って落選するのは「呪われた新潟県」の象徴ですね。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/061013_gaikou/index6.html
私も、「週刊現代」の記事をブログで紹介しました。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-155.html
この時、今山口選挙区で民主党から立候補している戸倉多香子さんや、かつて民主党から参院選比例区に立候補したことのある神永れい子さんから、トラックバックやコメントをいただいた思い出があります。たしか美爾依さんも森議員にメッセージを送られたのではなかったでしょうか?
新潟は2人区なのに自民党の空白区という特異な選挙区で、今回は自民1, 民主1で決まりと思われていたところに、自民党に逆風が吹いてわからなくなってきた選挙区です。波乱を期待したいものですね。
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