2007.04.05 (Thu)
白熊 「KNUT」 (クヌート)大人気!(YouTube動画)
現在、クヌートはクヌートグッズがドイツで爆発的な売れ行きとなったり、動物園の株価も上がるなど、その経済効果も、今後数十年間で、1億ユーロ(約157億万円)に達すると見込まれるなど前代未聞の事態になっているらしい。(4月5日 フジサンケイ ビジネスアイより)
経済効果は1億ユーロ! 独ベルリン動物園 シロクマの赤ちゃん大人気で
■観光客殺到、株価も連日続伸
母親に育児放棄された後、飼育係の手によって育てられているベルリン動物園のシロクマの赤ちゃん「クヌート」が、ドイツ国内で“大フィーバー”を引き起こしている。動物園の株価は連日続伸し、経済効果は今後数十年間で、1億ユーロ(約157億万円)に達すると見込まれるなど、前代未聞の事態となっている。(ベルリン 黒沢潤)
≪海外メディアも≫
クヌートは昨年12月上旬に生まれ、母親に育児放棄された後、「自然の摂理」に基づき安楽死させるべきとの声が動物愛護活動団体から上がった。しかし、動物園側は「世界で最も深刻な絶滅の危機に瀕した動物だ」として、ほ乳瓶でミルクを与え、10キロ程度にまで成長させている。
愛護団体と動物園の論争が起きるや、独メディアが一斉に注目し、クヌートが飼育係の指をなめる光景や、ハンモックに乗って遊ぶ光景などを連日のように報道。初公開された先月23日には、米国や英国、北欧、中東など世界各地のテレビ局が生中継まで行った。
異常ともいえる注目ぶりに、先週末には約4万5000人の家族連れが動物園に殺到。「クヌート効果」により、通常、250万人の年間来場者数が今年は30万人増加するとも予想されている。
≪関連商品続々≫
ドイツ国内では、「クヌート人気」にあやかろうと、多数のバスツアー会社が急遽(きゅうきょ)、旅行日程に動物園訪問を付け加えたほか、ベルリン市内のホテルが動物園の入場券を無料で付け加える「クヌート・パッケージ」も特別に用意し始めた。
こうした事態を受けて、ベルリン動物園の3日の株価は33%高の4660ユーロを記録。今年初めからは実に112%も上昇したことになる。
同動物園の収入は1997年から2005年にかけて、落ち込みが目立っていたが、「クヌート人気」を受けて、動物園側はさっそく、ライセンス登録を行った。“クヌート応援歌”が録音されたCDや縫いぐるみ、ポスターは売り切れが相次ぎ、動物園はホクホク顔だ。
独西部デュッセルドルフのコンサルティング会社BBDOなどは、「クヌート効果」は今年だけで1000万~1500万ユーロになると試算。ベルリン観光当局も「ベルリンの人気はうなぎ上りだ」と鼻息が荒い。
クヌート人気は、関係業界に思わぬ波及効果も与えており、独国内の乳製品会社「アルゴイア・アルペンミルヒ」の練乳ブランド「ベーレンマルケ」(熊の印)は今後の広告次第で、2億~3億ユーロの価値を持つとみられるという。
それにしても、こんなに可愛い赤ちゃんを安楽死させるなんて考えるだけでもぞっとする。今回のベルリン動物園のクヌートを生存させるという判断は正しかったと思う。可愛いからというだけではなく、命の大切さを世界中の子供達に教えるためにも。
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