北朝鮮のキム・ジョンウン委員長が重篤？

ニュースで、北朝のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、手術のあと、重篤な状態になっているという情報が流れている。アメリカからの情報だったり、イギリスからの情報だったり・・・・・。しかし、どこまで正確な情報なのかはまだわかっていない。

少し前まで、北朝鮮に新型コロナウィルスの感染者はいないと言い放って、多くの人とマスクもしないで、至近距離で話していたキム・ジョンウン。うわさでは、脂肪吸引手術中に心臓発作をおこしたとか。動画では、ふだんから、たばこを頻繁に吸った姿が映し出されたり、その体形を見ても、いつも贅沢なものを食べ過ぎているにちがいないことは、だれでも察しが付くだろう。



北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が今月11日に開催された党の政治局会議に出席したと12日に報道したあと、その後、1週間近く、キム委員長の動静を伝えていない。

最高指導者に就任して以来、祖父のキム・イルソン（金日成）主席の誕生日の４月15日に合わせて、毎年、キム主席の遺体が安置されている宮殿を訪れてきたキム委員長が今年は訪問が確認されなかったことで、メディアが騒ぎ出した。



コロナウィルスの制裁を受けたのか。はたまた、コロナウィルスに感染中に脂肪吸引手術を受けて、危険な状態に陥ったのか。
万一キム委員長に何か起こった場合、妹のキム・ヨジョン氏が後を継ぐそうだ。



韓国が否定していることもあり、キム・ジョンウン委員長の安否はまだわからない。このニュースが本当かどうかは、そのうちわかるだろう。

金正恩「病床からの復活」が近いと思えるいくつかの理由
（デイリーNK　2020年04月22日）

昨日、CNNなど米国の主要メディアが金正恩党委員長の重体説を報じたことで、北朝鮮ウォッチャーや関係機関はどこも大騒ぎになった。実態はどうなのか。（高英起）

筆者はと言えば、わがデイリーNKジャパンの「本家」である韓国デイリーNKが前日、金正恩氏は12日に心血管疾患の手術を受けたが経過は良好だとするスクープを出していたこともあり、「明日当たり、もしかしたら」という心の準備は少しだけできていた。

というのも、最近のデイリーNKは金正恩氏の地方視察の動向や、新型コロナウイルス対策での北朝鮮の休校措置などについて事前に言い当てるなど、「平壌情報」の精度を上げてきていたからだ。