2012.03.16 (Fri)
ガンダーセン氏、日本や世界の原子力産業界はフクシマから何も学んでいないと嘆く
ガンダーセン氏によると、福島第一原発事故が起きてから、確かに原発新設の動きは、世界でスローダウンしているが、開発途上国では、原子力規制機関と原発推進機関との関係が、日本よりもっと密接であるため、これからは、福島第一原発事故のような原発事故が、世界中で起るであろうと予想している。
東京で採取(土壌)は #放射性 廃棄物レベル! ガンダーセン<字幕>
Uploaded by junebloke on Mar 14, 2012
3/13福島第一原発事故から1年<日本語訳↓:Jo2Rayden>
Arnie Gundersen appears on Russia Today to discuss the one year anniversary of the nuclear disaster at Fukushima Daiichi and its ongoing effects on the Japanese people.
・現在も、1年前にフクシマ原発のメルトダウン核燃料から核分裂した原子は、放射線を出し続けています。30kmから場所により60km圏の放射線汚染は甚大で、住民は帰還すべきではありません。
・東京に先日行った際に、サンプルを5つ取得しました。北アメリカでは、非常に放射能が高いのでこれらは、放射性廃棄物とみなされます。
・RT司会:"つまり、あなたは問題があり、政府は幾つもの事実を隠蔽していると言うのですね?"
・日本政府は、原発事故発生時より、情報を隠蔽し、遅らせて出していますね。明らかに、本当の除染のコストは、5000億USドル(42兆円)になるでしょうね。これは福島県だけのものです。県を超えて、汚染は広がっています。先ほど述べたのは、福島原発から250km離れた東京で取得したサンプルなのですよ。
・東日本は全域で、健康被害の問題を警告すべきでしょう。人々みなが、放射性セシウム、ストロンチウムや各種放射線に被曝しているのです。
・RT司会:"グリーンピースは世界の原子力産業界は、何も福島原発事故から学んでいないといっていますが、どう思われますか?"
・私もグリーンピースの報告書を読みましたが、日本はフクシマから私も何の教訓も学んでいないと思います。米国は、既存の原発を、なんの改修もしないで2016年までの稼働の許可をしました。フクシマの深刻な教訓を、アメリカも世界中も学んでいないのです。
・RT司会:"なぜ、世界の原発新設はスローダウンしないのでしょうか?"
・実際、原発新設の動きは、世界でスローダウンしています、たった2基だけが昨年新規稼働しました。それ以前は、ここ数年間で10基以上が新規稼働していました。
・大きな憂慮は、開発途上国では、原子力規制機関と原発推進機関との関係が、日本よりもっと密であることなのです。ですから、もっと多くの原発事故が、世界中で起る事が予想されるのです。フクシマは、唯の一種の現象ではなくなるのです!
*参考:従来の放射性廃棄物の基準はセシウムで100ベクレル/kg。それを超えると、ゴミ処理場などに廃棄は許されない。> 東京 台東区 土壌で約7万Bq/kg !
:ビデオでの"東京の5つのサンプルは、米国では'放射性廃棄物'とみなされる。"とは、土壌サンプルの事だと思います--;
放射能の被害が全国に広がり、原発事故も収束していないうちから、原発の再稼動にむけて動き出す日本政府や原子力推進は異常としか思えない。
野田内閣は昨年12月、「原子炉は冷温停止状態になり、事故は収束した」と宣言した。毎日新聞の記者が、福島第一原発を2月20日に訪問したとき、実際に見た冷却装置の要は急ごしらえの不安定な設備で、復旧現場の放射線量はまだ高く、日常とかけ離れた、収束とは言い難い現状であったことを告白している。
【More・・・】
記者の目:福島第1原発構内を取材して=岡田英毎日新聞 2012年3月16日 0時10分
東京電力福島第1原発の事故は収束していない。そう強く感じたのは、同原発が報道陣に公開された2月20日、構内に入った時だ。政府は昨年12月、「原子炉は冷温停止状態になり、事故は収束した」と宣言した。報道陣への公開もそれを印象づける狙いがあったと思う。しかし、実際に見た冷却装置の要は急ごしらえの不安定な設備で、復旧現場の放射線量はまだ高い。日常とかけ離れた、収束とは言い難い現状だ。
◇続く「甘い想定」、遠い収束
その日の朝、報道陣約40人は白い防護服に着替え、2台のバスに分乗して同原発構内に入った。作業拠点である免震重要棟内を取材後、バスで約1時間、構内を回った。
1~4号機が並ぶ海沿いに出ると、窓という窓が割れた関連施設(厚生棟)が目に入った。隣にある1号機が水素爆発した際、爆風でガラスが吹き飛んだのだ。車内では記者たちの線量計のアラームが「ピーピー」と鳴り出す。「(毎時)100マイクロシーベルト(0.1ミリシーベルト)」と東電の担当者が叫んだ。構内の放射線量は事故直後より下がったとはいえ、最も高い3号機では毎時1.5ミリシーベルト。日本人が1年で浴びる自然放射線量に1時間で達する。
◇急造の仮設設備、放射線量も高く
比較的線量が低い4号機の南西約300メートルの高台で、15分間だけ車外に出た。4号機原子炉建屋の4、5階で数人が作業している。3号機は、ぐにゃりと曲がった建屋の鉄骨が絡み合ったままだ。
説明者の声が防護マスクにこもって聞きづらい。防護マスクは息苦しく、閉塞(へいそく)感で疲労が倍増する感じだ。こんな装備で復旧にあたる作業員には頭が下がるが、こうした過酷な環境では、通常では考えられないミスや事故が起こりやすく、作業計画には細やかな注意が必要と感じた。
東電としては「収束」を印象づけたいのだろうが、公開は「放射線量が高い場所がある」などの理由で限定された。現場で働く作業員への取材も、東電がそのために「準備」した子会社の社員ら3人に、広報担当者が付き添うものものしさだ。
特に危うさを感じたのは、最初に見た「高台炉注水ポンプ」だ。
炉心溶融した1~3号機の原子炉は現在、原子炉建屋内にたまった放射性汚染水を浄化して再び注入することで冷やしている。ポンプは、原子炉に処理後の冷却水を送り込む、いわば心臓部分。事故後約3カ月で急造された。
ポンプは1号機北西の高台にある駐車場に止められたトラックの荷台に3台並んでいた。幌(ほろ)がかけられ、原子炉へ向かう配管には黒いゴム製の保温材が巻かれていた。いずれも冬期の凍結を防ぐ対策。だが幌も保温材も、凍結による水漏れが起きてから施された措置と聞いて驚いた。
1月末の冷え込みで、ポンプやその周りの配管が凍結して水漏れが続発したのだ。原子炉への注水が止まる事態には至らなかったものの、仮設設備のもろさが露呈した。3、4号機の使用済み核燃料プールや汚染水の塩分除去装置などでも凍結による水漏れが発生。1535本(原子炉2基分相当)の燃料を収める4号機の燃料プールは冷却が約2時間停止した。
◇想像力欠如、事故の後も
原発はこの地に40年以上前からある。冬の冷え込みになぜ対応できなかったのか。昨年12月に着任した高橋毅(たけし)新所長は「凍結を想定し、重要な設備を重点的に保温対策をとってきたつもりだったが、想定が甘かった」と語った。
想定の甘さ。今回の事故の構図とそっくりだ。東電は08年春、政府の地震調査委員会が02年に示した長期評価を受け、「最高15.7メートルの津波が同原発に来る」との試算をまとめながら「実際には来ない」と津波対策を講じなかった。事故後もなお、こんなことが繰り返されている。
高橋所長は報道陣に「事故後1年近くたって、原子炉の発熱量は小さくなる一方、水をしっかり供給しているので安定している。設備も多重にバックアップを備えており、故障があっても余裕を持って対応できる」と話し、冷温停止状態をアピールした。
だが、安定しているかは温度など間接的な「状況証拠」でしか把握できないうえ、冷温停止状態の判断に使われた温度計の一つは2月に故障した。「非常用のバックアップ」をいくら用意しても、前提となる想定が甘ければ無意味だ。一連の水漏れは、東電の本質的な想像力の欠如の表れと思う。事故から1年たっても炉内の状況を正確に把握することさえままならないのは現実だ。「甘い想定」は二度と許されない。(科学環境部)

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地方一般紙の3月15日付け紙面の片隅から扱いの小さな記事をタイプ転載します。用語の間違い(告訴じゃなく告発)や事実の伝え方がいかにも記者クラブマスゴミ米政翼賛まるだしの痴豚提灯持ち記事らしくバカっぽく5W1Hが抜けた起承転結落第作文ですが、そのまんまでタイプします。というのは、これまでにあげたものと異なる新たな刑事告発根拠となる具体的な法律名が記事中に報じられていますから。
【東電と国を集団告訴へ】
福島の市民団体
▼東京電力福島第一原発の事故を防げずに多くの人々を被曝させ、近隣の入院患者らを避難途中に死亡させたなどとして、福島県の二つの市民団体が、東電幹部や原子力安全委員会、経済産業省原子力安全・保安院幹部ら国の責任について、業務上過失致死傷などの容疑で福島地検への告訴を検討していることが14日、分かった。
▼市民団体は「脱原発福島ネットワーク」と「ハイロ(廃炉?タイプ者註)アクション福島原発40年実行委員会」。5月中旬にも福島地検に告訴状を提出する計画で、福島県民の参加を募り1000人規模での集団告訴を目指す構え。
▼16日にいわき市で告訴団の結成集会を開き、告訴対象者や具体的な内容の協議を始める。大量の放射性物質を拡散させたことに対し「人の健康に係わる公害犯罪の処罰に関する法律」違反容疑での告訴も検討する。(了)
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「こんな人権侵害を決して許してはいけない!」杉並からの情報発信ですさま
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