2012.02.29 (Wed)
郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い報道の真偽

画像:『togetter』週刊文春:2012年3月1日号 記事に関する
週刊文春編集部などによる自由報道協会主催会見・反響ほかより
「週刊文春」(3月1日号)の巻頭特集「衝撃スクープ 郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」という記事が出るや否や、取材源にあたる甲状腺のエコー検査をした札幌厚別通内科の杉澤医師が記事には事実誤認があるとして抗議会見を行った。
この会見に対して、おしどりマコ氏と「週刊文春」編集部は緊急会見を2月25日に行い、事実誤認があるという杉澤医師の発言を否定した。
それによると、杉澤医師は、2次検査では結節(かたまり)が陽性だったことから、「甲状腺がんの疑い」は事実誤認としているが、「甲状腺がんの疑い」というのは事実であること。チェルノブイリでも初期にみられた結節は、ほとんどが陽性であって、それが、5年ほど経て小児甲状腺がんに進行したといわれている。
又、山下俊一福島医大副学長が『検査するな』とメールをしたことも事実ではないことが指摘されているが、山下氏からのメールで検査を控えるようにと言われたのは事実。
唯一、誤認があったのは、エコー診断を受けた人数で、子供と大人の数が逆になっていたこと。実際は、親子309名、子供170名、大人139名。
このおしどりマコ氏と「週刊文春」編集部の会見で質問もしていた上杉隆氏だが、自分が司会を担当するニュースの深層におしどりマコ・ケンさんを招き、さらに詳しい情報を聞いた。
2012.2.28(火)ニュースの深層「私たちの未来と脱原発を考える」1/3
藤波心ちゃんもゲスト出演しており、山下氏が検査するなというメールを送ったことを聞き、全ての子供に検査を受けさせて欲しいと訴えた。抗議会見でも、杉澤医師も言っていたが、しこりが良性だったといって安心するだけではなく、継続的にフォローしていくことが必要と言っており、誰もが無料で甲状腺のエコー検診を受けられるよな体制づくりを国が責任をもってやることが大切だと述べている。
これら、全てから判断すると、おしどりマコ氏が執筆された「週刊文春」の記事は、100%真実であり、杉澤医師が抗議会見をしたと言っても、結節が良性でも、引き続き検診が必要であることやエコー検診を国がサポートする体制作りの必要性を訴えたのであり、記事を前面否定したわけではないことがわかる。
杉澤医師は、メディアが患者の心理なども省みずにやたらと騒がれるのを嫌っているため、おしどりマコ氏が「週刊文集」の記者とは知らずに情報を与えてしまったことを快く思っていない様子だった。しかし、週刊誌の取材ということを言ってしまえば、杉澤医師もここまで話してくれなかっただろうと思うので、おしどりマコ氏は、真の情報を得るためにうまく立ち回ったと思う。
それにしても、検査をするなとメールを送った山下俊一は、ただ情報が公開されることを恐れているだけで、住民の健康のことは全く考えていないようだ。なぜこのような人物が福島医大副学長でいられるのか理解に苦しむ。こんなヤツを福島に送った政府はいったい何を考えているのだろうか。
【More・・・】
2012.2.28(火)ニュースの深層「私たちの未来と脱原発を考える」2/3
参考記事:
【スクープ】郡山市4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い(週刊文春)
放射能、本当のこと?
【小児2人に甲状腺がんの疑い、成人女性甲状腺がん確定】
本日発売の週刊文春(3月1日号)にスクープ記事が掲載されました。
福島県から北海道に避難した子供(郡山市など)に、甲状腺がんの疑いがある、というのです。
誌面によれば、4歳の男の子の甲状腺には10ミリ、7歳の女の子には8ミリの結節(かたまり)が見つかりました。
「今までにこんな例は見たことがありません」
超音波の画像を診た医師は、そうつぶやいたといいます。
小児性甲状腺がんは、チェルノブイリ原発事故で唯一公的に認められた被曝による健康被害です。
さらに驚くべきことに、成人女性一人は、すでに甲状腺癌が確定しています。
【福島県立医大 山下俊一氏、追加検査抑止のメール認める】
週刊文春の取材に対して、福島県立医大の山下俊一氏は、福島で行った甲状腺検査の追加検査を行わないようにというメールを出したことを認めた、と記事には記載されています。
(ソース)
・週刊文春2012年3月1日号(p.26~p.29)
【本当の被曝量は、膨大なのでは?】
福島第一原発事故後、比較的早いうちに公開された放射能汚染の予測地図があります。
朝日新聞が公表した甲状腺被曝量(予測)に関するものです。
(地図)
・SPEEDI放射能汚染マップ(朝日新聞)
上記地図を見て感じるのは、この予測地図の放射線の被曝積算量が極めて高いこと。福島県東部で、「積算値100ミリシーベルト以上」と予想されている地域が、少なからず存在しています。それも、2011年3月12日~3月24日の2週間弱の間だけでです。
本当の被曝量は、私たちが想像する以上に膨大だった可能性があるのではないでしょうか。
【どうする?放射能対策】
こうした状況の中、どのような放射能対策をしていけばいいのでしょう。私は現在、群馬県に住んでいます。私の場合ですと、次のようなところに気を配っています。
食材は、大手宅配4社を活用。水はポット型浄水器を使い、部屋の中には空気清浄器を設置。外出の際にはマスクをしています。そして、北海道や西日本の食品が手に入りづらい場合には、サプリを飲んだりして日々を過ごしています。
『ざまあみやがれい!』おしどりマコ「週刊文春」編集部 緊急記者会見:動画・togetterまとめ
『togetter』週刊文春: 2012年3月1日号 記事に関する週刊文春編集部などによる自由報道協会主催会見・反響ほか
『togetter』郡山4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い!週刊文春

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>「自民がケツ捲くってきた ~第2次憲法改正草案」(Goodbye!よらしむべし、知らしむべからずさま)
>>http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/02/post_2306.html
バカだな自民党、つうかアメポチスパイ憲法改正運動家全員w
戦後日本国憲法発布以後も以前も存在する日米地位協定という敵国日本占領統治規定によって、日本国憲法が国内で実効性を持ったことは戦後67年間に一度もない。常に日米地位協定が日本国憲法をキャンセルして日本国統治の最上位にあるのである。
もし現在の国際的実情に合わないとすればそれは一度も守られたことがない日本国憲法ではなく、戦後67年間常に日本を実効統治してきた日米地位協定の存在そのものが現在の国際事情に合ってないという証明であり、破棄すべきは日本国憲法ではなく日米地位協定の方であるのは火を見るよりも明らかである。
日本人一般民衆国士は直ちに国民主権を行使して国民投票で日米地位協定を破棄し世界最高の民間科学技術力を結集して福一石棺桶化を一般民衆国士自身の手で直接断行しよう。
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文春との会見では、マコさんだって、この見出しは違うと思っていることをほのめかしていた。
で、上に例に出したような見出しであったとして、それでも疑問が残る。ママの感情的な叫びを聞くだけだからだ。そこまで言っていて、なぜ細胞診をしないのかと思う。
結局は、低線量被曝のリスクに関する見解の相違に帰する。ほとんどすべての大手マスコミが、しきい値なしの直線モデルリスクを採用している中で、なかなか、それはフォビアだ、心理的アレルギーだとは言えない。
情報操作をしているのは、どちらか。もちろん、真実に目を向けずに、イデオロギーを信奉している側だ。つまり・・・・。
まあ、言わないでおこう。