2012.02.22 (Wed)
光市母子殺害事件とカナダ女子高生連続レイプ殺害事件との比較
カナダでは1976年に死刑制度が廃止されたが、世界の死刑制度の現状を見ると、あらゆる犯罪に対する死刑を廃止している国は91カ国、戦時の逃走、反逆罪などの犯罪以外は死刑を廃止している国が11ヶ国、法律上は死刑制度を維持。ただし、死刑を過去10年以上実施していない、もしくは、死刑を執行しないという公約をしている国は、33ヶ国。日本のように過去10年の間に死刑の執行を行ったことのある国は61ヶ国となっている。このように、世界全体(196ヶ国)のほんの3割弱の国(61ヶ国)だけが、過去10年の間に死刑を執行したことになる。
1990年初旬にカナダでは知らない人がいないほど有名な連続レイプ・殺人事件があった。その事件の概要と判決結果を光市母子殺害事件と比較してみると、日本がいかに刑罰の厳しい国かが浮き彫りになってくる。
ポール・ベルナードとカーラ・ハモルカは、誰もがうらやむような美男美女のカップルだった。しかし、その二人の笑顔の下に隠されていたのは、牙をむいた悪魔の怪物だった。
ベルナードの母、マリリンは、子供の頃、トロントの裕福な弁護士とその妻に養子として育てられた。ベルナードの父、ケニスは、英国の母とイタリア人移民の間に生まれた。ケニスの父親は、大理石とタイルのビジネスで社会的に成功したが、その裏では、妻と子供に虐待を行っていた。ケニスは、父親のファミリー・ビジネスを継ぐ替わりに、会計士になった。ベルナードの母、マリリンは、弁護士の父親の反対で当時つきあっていた彼氏と別れ、1960年にケニスと結婚した。しかし、ケニスは、ケニスの父親がそうであったように、妻のマリリンに暴力を振るうようになった。マリリンは、長男と長女を産んだ後に、元の彼に会うようになった。そのうち、マリリンは元彼の子供を身ごもり、1964年8月27日にポール・ケニス・ベルナードを出産した。ケニスはそれが自分の子供ではないことを知っていたが、実の父親として、出産証明書に署名した。
1975年、ポール・ベルナードの父、ケニス・ベルナードは女児の体に触れたとして、幼児に対する性的虐待で起訴された。又、自分の娘にも性的虐待をした。ベルナードの母は、夫の虐待によってうつ状態となり、家族と一緒に暮らすのはやめ、同じ家の地下室で家族とは別れて生活をした。ポール・ベルナードの兄と姉は、感情的、精神的動揺を隠せずにいたが、ポールは、それほど気にしていないようだった。いつも笑顔を絶やさず、丁寧でしつけ正しく、学校の成績もよく、ボーイ・スカウトの制服も似合ったので、近所の母親たちからは、理想的な子供として評判がよかった。
そんなベルナードも、16歳のとき、母親から、本当の父親のことを聞き、かなりショックを受けた。その頃から、自分の母親を「だらしない女」「売春婦」などと呼ぶようになる。サー・ウィルフリッド・ローリエ高校を卒業すると、アムウェイで働くようになる。スカーボローのトロント大学に通う頃までには、デートした女性に公で屈辱を与えるのを楽しむような暗い性的な空想をするようになる。
1987年の10月にカーラ・ハモルカと出会い、即座にお互いに性的に興味を持つようになる。彼が知っているほかの女性とは違い、カーラは彼のサディスティックな性行動を奨励した。
Autopsy Presents: Paul Bernardo and Karla Homolka, Part 1
病理解剖などショッキングな写真あり。
注意:これ以降は、かなり残酷なストーリーや描写などがあるので、18歳未満の方や、残酷な話が苦手の方は、読まないで下さい。
Bernardo & Homolka Part 2
ポール・ベルナードは、カーラ・ハモルカに出会う前から、スカーボロで夕方遅く、バスを降りた若い女性をストーカーしては、複数のレイプを重ねていた。
わかっているだけでも、下記の通り。
1987年
5月4日、21歳の女性を家までストーカーし、自宅の前でレイプ。
5月14日、19歳の女性を自宅の裏庭でレイプ。
7月27日、女性を殴ったが、女性が反撃してきたので、レイプ未遂に終わる。
12月16日、15歳の少女をレイプ。翌日トロント警察は、スカーボロで、バスを降りて一人で歩く女性に警告を与えた。
12月23日、17歳の女性をナイフで脅しながらレイプ。この頃から、スカーボロ・例ピストと呼ばれるようになる。
1988年
4月18日、17歳の女性をレイプ。
5月25日、バス停から後をつけてきた私服のメトロ・トロント捜査官につかまりそうになるが、上手く逃げる。
5月30日、スカーボロから40キロ南西で18歳の女性をレイプ。
10月4日、女性が反撃してレイプ未遂に終わるが、女性の太ももと臀部をナイフで刺し、12針縫う傷を負わせた。
11月16日、18歳の女性を彼女の自宅裏庭でレイプ。
11月17日、メトロ警察は、スカーボロ・レイピストを逮捕するための特別なチームを設定する。
12月27日、近所の人が気づき、レイプ未遂に終わる。
1989年
6月20日、若い女性が反撃し、叫び声に近所の人が気づく。ベルナードは顔に引っかき傷を負って逃げる。
8月15日、22歳の女性を2時間に及んでレイプ。
11月21日、15歳の少女をレイプ。
12月22日、19歳の女性を地下の駐車場の階段でレイプ。
1990年
5月26日、19歳の女性をレイプ。この女性の鮮やかな記憶のおかげで、警察が犯人のモンタージュ写真をコンピューターで作ることを可能にさせた。その2日後にトロントとその近辺でモンタージュがリリースされる。
7月、2ヵ月後、ベルナードがスカーボロ・レイピストのモンタージュ写真と一致するとの報告があり、2人の捜査官によってインタビューされる。
このインタビューの後、ベルナードは、カーラ・ハモルカの住むセント・キャサリンズまで運転し、自分はスカーボロ・レイピストではないことを告げる。翌年、1991年にベルナードは、セント・キャサリンズに引越し、スカーボロでのレイプは幕を閉じる。しかし、1991年4月8日には、ベルナードは12回目のレイプを実行する。犠牲者は、14歳の女性で、これまでとは違い、早朝にバス停からは離れた場所で行われた。
ポール・ベルナードは過剰な性欲とサディスティックな性格を持っていた。カーラとつきっている間も、これだけ多くの若い女性をレイプし続け、さらに、彼の性欲は、カーラの妹やその友達へと向けられていた。ベルナードにぞっこんだったカーラは、彼のために妹までをも犠牲にした。
90年12月23日、クリスマス・イブの前夜、ベルナードはハモルカ家で二人の6ヵ月後の結婚を祝福する家族に囲まれていた。カーラの両親が寝静まった後、二人は、ベルナードに処女を捧げる儀式を行った。カーラが最初にベルナードと性的関係を持ったとき、カーラが処女ではなかったことに憤慨したベルナードに自分の妹タミーの処女をプレゼントする儀式だ。
15歳の妹のタミーは、二人とラム入りのエッグノックを飲んでいた。カーラは、タミーのカクテルに自分が働いていたペット・クリニックから盗んだハロタン(動物用の睡眠薬)を混入した。タミーはたちまち昏睡状態に陥り、ポールに性的虐待を受けた。カーラはその様子をビデオで撮影していた。ところが、事が済んだ後、タミーは嘔吐を繰り返し、気がつくと息をしていなかった。慌てて救急車を呼んでジェネラル病院に運ばれたが手遅れだった。
タミーの鼻と口の周りの肌はコットンにしめらせたハロタンを吸引させたときの焼け爛れた後が残っていたが、病院側は、それを見て、吐瀉物の酸によって焼けたものと勘違いした。さらに、吐瀉物を気管に詰まらせた窒息死ということで、事故死扱いとなった。
この事件の後、二人はカーラの親元を離れてポート・ダルハウジーに移り住んだ。二人の結婚式の2週間前の6月15日、ベルナードは、車のナンバー・プレートを盗むためにトロントとセント・キャサリンズの中間地点にあるバーリントンに来ていた。そこで、レスリー・マハフィーを誘拐し、カーラにプレイメイトを連れて行くよと電話し、車で自宅まで連れてきた。そこで、二人はレスリー・マハフィーを性的に虐待し、致死量のトリアゾラムを与えて死亡させる。そして、カーラは、彼女の体をバラバラに切断し、各部分をセメント・ブロックで固めることを提案する。二人は、セメント・ブロックをギブソン湖まで何往復もして運び、捨てた。
91年6月29日にナイアガラ・オン・ザ・レイクで結婚式を挙げた。二人が馬車に乗り込みみんなから祝福を浴びていた時、ギブソン湖畔ではレズリー・マハフィーのバラバラ死体が発見されていたのである。
92年4月16日、二人は新たな犠牲者を探していた。地元のカソリック・スクールを通りかかったとき、家路を急ぐ一人の少女クリステン・フレンチ(15)が二人の目に留まる。二人は近くの駐車場に車を止めると、カーラは地図を持ってその少女に場所を聞くふりをした。少女が地図を見たとき、ベルナードが少女の後ろから襲い掛かり、ナイフを振りかざしながら車に乗るように脅した。
92年4月30日にはクリステン・フレンチの全裸死体が排水路で発見された。
その後、ベルナードのカーラに対する虐待はエスカレートし、92年12月、カーラは命からがら実家に戻ってきた後、警察にこれまでのいきさつを全て語った。一方、トロント警察は、ベルナードがDNAサンプルを提出してから3年後にようやくDNAテストを開始し、「スカーボロ・レイピスト」とポール・ベルナルドのDNAが一致することを報告した。さらに、レズリー・マハフィーとクリステン・フレンチの殺害を立証するため、カーラの証言を引き出すために、司法取引がなされ、カーラは懲役12年という短い刑期の後、2005年7月4日に出所した。出所後はしばらくケベックに住んでいたが、その後、結婚して、子供もでき、いまは、3人で南米に住んでいる。
一方のベルナードは、現在、キングストンの刑務所で無期懲役で服役中。しかし、今から8年後の2020年の7月が過ぎれば、仮釈放の申請を提出できるという。
カナダと日本の刑罰の違いにただ唖然とするばかりだ。
参考記事:
Paul Bernardo(Wikipedia)
Karla Homolka(Wikipedia)
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1990年初旬にカナダでは知らない人がいないほど有名な連続レイプ・殺人事件があった。その事件の概要と判決結果を光市母子殺害事件と比較してみると、日本がいかに刑罰の厳しい国かが浮き彫りになってくる。
ポール・ベルナードとカーラ・ハモルカは、誰もがうらやむような美男美女のカップルだった。しかし、その二人の笑顔の下に隠されていたのは、牙をむいた悪魔の怪物だった。
ベルナードの母、マリリンは、子供の頃、トロントの裕福な弁護士とその妻に養子として育てられた。ベルナードの父、ケニスは、英国の母とイタリア人移民の間に生まれた。ケニスの父親は、大理石とタイルのビジネスで社会的に成功したが、その裏では、妻と子供に虐待を行っていた。ケニスは、父親のファミリー・ビジネスを継ぐ替わりに、会計士になった。ベルナードの母、マリリンは、弁護士の父親の反対で当時つきあっていた彼氏と別れ、1960年にケニスと結婚した。しかし、ケニスは、ケニスの父親がそうであったように、妻のマリリンに暴力を振るうようになった。マリリンは、長男と長女を産んだ後に、元の彼に会うようになった。そのうち、マリリンは元彼の子供を身ごもり、1964年8月27日にポール・ケニス・ベルナードを出産した。ケニスはそれが自分の子供ではないことを知っていたが、実の父親として、出産証明書に署名した。
1975年、ポール・ベルナードの父、ケニス・ベルナードは女児の体に触れたとして、幼児に対する性的虐待で起訴された。又、自分の娘にも性的虐待をした。ベルナードの母は、夫の虐待によってうつ状態となり、家族と一緒に暮らすのはやめ、同じ家の地下室で家族とは別れて生活をした。ポール・ベルナードの兄と姉は、感情的、精神的動揺を隠せずにいたが、ポールは、それほど気にしていないようだった。いつも笑顔を絶やさず、丁寧でしつけ正しく、学校の成績もよく、ボーイ・スカウトの制服も似合ったので、近所の母親たちからは、理想的な子供として評判がよかった。
そんなベルナードも、16歳のとき、母親から、本当の父親のことを聞き、かなりショックを受けた。その頃から、自分の母親を「だらしない女」「売春婦」などと呼ぶようになる。サー・ウィルフリッド・ローリエ高校を卒業すると、アムウェイで働くようになる。スカーボローのトロント大学に通う頃までには、デートした女性に公で屈辱を与えるのを楽しむような暗い性的な空想をするようになる。
1987年の10月にカーラ・ハモルカと出会い、即座にお互いに性的に興味を持つようになる。彼が知っているほかの女性とは違い、カーラは彼のサディスティックな性行動を奨励した。
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病理解剖などショッキングな写真あり。
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ポール・ベルナードは、カーラ・ハモルカに出会う前から、スカーボロで夕方遅く、バスを降りた若い女性をストーカーしては、複数のレイプを重ねていた。
わかっているだけでも、下記の通り。
1987年
5月4日、21歳の女性を家までストーカーし、自宅の前でレイプ。
5月14日、19歳の女性を自宅の裏庭でレイプ。
7月27日、女性を殴ったが、女性が反撃してきたので、レイプ未遂に終わる。
12月16日、15歳の少女をレイプ。翌日トロント警察は、スカーボロで、バスを降りて一人で歩く女性に警告を与えた。
12月23日、17歳の女性をナイフで脅しながらレイプ。この頃から、スカーボロ・例ピストと呼ばれるようになる。
1988年
4月18日、17歳の女性をレイプ。
5月25日、バス停から後をつけてきた私服のメトロ・トロント捜査官につかまりそうになるが、上手く逃げる。
5月30日、スカーボロから40キロ南西で18歳の女性をレイプ。
10月4日、女性が反撃してレイプ未遂に終わるが、女性の太ももと臀部をナイフで刺し、12針縫う傷を負わせた。
11月16日、18歳の女性を彼女の自宅裏庭でレイプ。
11月17日、メトロ警察は、スカーボロ・レイピストを逮捕するための特別なチームを設定する。
12月27日、近所の人が気づき、レイプ未遂に終わる。
1989年
6月20日、若い女性が反撃し、叫び声に近所の人が気づく。ベルナードは顔に引っかき傷を負って逃げる。
8月15日、22歳の女性を2時間に及んでレイプ。
11月21日、15歳の少女をレイプ。
12月22日、19歳の女性を地下の駐車場の階段でレイプ。
1990年
5月26日、19歳の女性をレイプ。この女性の鮮やかな記憶のおかげで、警察が犯人のモンタージュ写真をコンピューターで作ることを可能にさせた。その2日後にトロントとその近辺でモンタージュがリリースされる。
7月、2ヵ月後、ベルナードがスカーボロ・レイピストのモンタージュ写真と一致するとの報告があり、2人の捜査官によってインタビューされる。
このインタビューの後、ベルナードは、カーラ・ハモルカの住むセント・キャサリンズまで運転し、自分はスカーボロ・レイピストではないことを告げる。翌年、1991年にベルナードは、セント・キャサリンズに引越し、スカーボロでのレイプは幕を閉じる。しかし、1991年4月8日には、ベルナードは12回目のレイプを実行する。犠牲者は、14歳の女性で、これまでとは違い、早朝にバス停からは離れた場所で行われた。
ポール・ベルナードは過剰な性欲とサディスティックな性格を持っていた。カーラとつきっている間も、これだけ多くの若い女性をレイプし続け、さらに、彼の性欲は、カーラの妹やその友達へと向けられていた。ベルナードにぞっこんだったカーラは、彼のために妹までをも犠牲にした。
90年12月23日、クリスマス・イブの前夜、ベルナードはハモルカ家で二人の6ヵ月後の結婚を祝福する家族に囲まれていた。カーラの両親が寝静まった後、二人は、ベルナードに処女を捧げる儀式を行った。カーラが最初にベルナードと性的関係を持ったとき、カーラが処女ではなかったことに憤慨したベルナードに自分の妹タミーの処女をプレゼントする儀式だ。
15歳の妹のタミーは、二人とラム入りのエッグノックを飲んでいた。カーラは、タミーのカクテルに自分が働いていたペット・クリニックから盗んだハロタン(動物用の睡眠薬)を混入した。タミーはたちまち昏睡状態に陥り、ポールに性的虐待を受けた。カーラはその様子をビデオで撮影していた。ところが、事が済んだ後、タミーは嘔吐を繰り返し、気がつくと息をしていなかった。慌てて救急車を呼んでジェネラル病院に運ばれたが手遅れだった。
タミーの鼻と口の周りの肌はコットンにしめらせたハロタンを吸引させたときの焼け爛れた後が残っていたが、病院側は、それを見て、吐瀉物の酸によって焼けたものと勘違いした。さらに、吐瀉物を気管に詰まらせた窒息死ということで、事故死扱いとなった。
この事件の後、二人はカーラの親元を離れてポート・ダルハウジーに移り住んだ。二人の結婚式の2週間前の6月15日、ベルナードは、車のナンバー・プレートを盗むためにトロントとセント・キャサリンズの中間地点にあるバーリントンに来ていた。そこで、レスリー・マハフィーを誘拐し、カーラにプレイメイトを連れて行くよと電話し、車で自宅まで連れてきた。そこで、二人はレスリー・マハフィーを性的に虐待し、致死量のトリアゾラムを与えて死亡させる。そして、カーラは、彼女の体をバラバラに切断し、各部分をセメント・ブロックで固めることを提案する。二人は、セメント・ブロックをギブソン湖まで何往復もして運び、捨てた。
91年6月29日にナイアガラ・オン・ザ・レイクで結婚式を挙げた。二人が馬車に乗り込みみんなから祝福を浴びていた時、ギブソン湖畔ではレズリー・マハフィーのバラバラ死体が発見されていたのである。
92年4月16日、二人は新たな犠牲者を探していた。地元のカソリック・スクールを通りかかったとき、家路を急ぐ一人の少女クリステン・フレンチ(15)が二人の目に留まる。二人は近くの駐車場に車を止めると、カーラは地図を持ってその少女に場所を聞くふりをした。少女が地図を見たとき、ベルナードが少女の後ろから襲い掛かり、ナイフを振りかざしながら車に乗るように脅した。
92年4月30日にはクリステン・フレンチの全裸死体が排水路で発見された。
その後、ベルナードのカーラに対する虐待はエスカレートし、92年12月、カーラは命からがら実家に戻ってきた後、警察にこれまでのいきさつを全て語った。一方、トロント警察は、ベルナードがDNAサンプルを提出してから3年後にようやくDNAテストを開始し、「スカーボロ・レイピスト」とポール・ベルナルドのDNAが一致することを報告した。さらに、レズリー・マハフィーとクリステン・フレンチの殺害を立証するため、カーラの証言を引き出すために、司法取引がなされ、カーラは懲役12年という短い刑期の後、2005年7月4日に出所した。出所後はしばらくケベックに住んでいたが、その後、結婚して、子供もでき、いまは、3人で南米に住んでいる。
一方のベルナードは、現在、キングストンの刑務所で無期懲役で服役中。しかし、今から8年後の2020年の7月が過ぎれば、仮釈放の申請を提出できるという。
カナダと日本の刑罰の違いにただ唖然とするばかりだ。
参考記事:
Paul Bernardo(Wikipedia)
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カーラ・ハモルカ |
レスリー・マハフィー |
●Re: 俺は親切だから頭の弱い外国かぶれの論点ずらし法匪工作員でもわかるように易しく教えてあげよう。
美爾依(みにー) |
2012.04.22(日) 12:16 | URL |
【編集】
●俺は親切だから頭の弱い外国かぶれの論点ずらし法匪工作員でもわかるように易しく教えてあげよう。
ここ数年で最も賢明なリーダー…米紙が首相評価
読売新聞 4月20日(金)21時1分配信
【ワシントン=中島健太郎】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は19日、野田首相へのインタビューをもとに「日本は難しい決断ができるか」と題する記事を掲載した。
記事では、首相が取り組んでいる四つの「困難な問題」として、消費税率引き上げ、原発再稼働、沖縄の米軍基地再編問題、環太平洋経済連携協定(TPP)参加を挙げた。
首相はこれらに同時に答えを出そうとしているとし、「ここ数年で最も賢明なリーダー」と評価している。
首相の政治手法については「伝統的な日本のリーダーがとってきた地味なものだ」としつつも、困難な政策課題を克服できれば「他国の見本となるリーダーになる」と持ち上げている。その一方で、「派手なだけで問題解決能力がなかった首相」ばかりが続き、「米政府内では野田首相をどこまで支えるかという方針が定まっていない」という見方も紹介している。 .最終更新:4月20日(金)22時46分
前回の訪米と同じく今回もアメリカでブタ移転首相が売国しまくって来ることが確定したね。
もう税金使わせずに自腹で逝って来させろ。
そしたら首相職を放棄して外遊したとして帰ってきたらブタ箱入りさせてやろうw
あと、韓国軍米軍の合同軍事演習キーリゾルブに日本国現職首相が参加して他国の軍艦に乗ったことは完全に憲法違反の犯罪です。ブタ移転総理アメリカへ行く前に国家反逆罪でブタ箱へいかにゃならんねw
日本は死刑容認だから売国スパイは亡命するしかないねw
売国スパイども(小泉とかw石原とか池田とかw羽毛田とかw)、そろそろ亡命したら?
それから野豚、もう帰ってこんでヨロスイよw
読売新聞 4月20日(金)21時1分配信
【ワシントン=中島健太郎】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は19日、野田首相へのインタビューをもとに「日本は難しい決断ができるか」と題する記事を掲載した。
記事では、首相が取り組んでいる四つの「困難な問題」として、消費税率引き上げ、原発再稼働、沖縄の米軍基地再編問題、環太平洋経済連携協定(TPP)参加を挙げた。
首相はこれらに同時に答えを出そうとしているとし、「ここ数年で最も賢明なリーダー」と評価している。
首相の政治手法については「伝統的な日本のリーダーがとってきた地味なものだ」としつつも、困難な政策課題を克服できれば「他国の見本となるリーダーになる」と持ち上げている。その一方で、「派手なだけで問題解決能力がなかった首相」ばかりが続き、「米政府内では野田首相をどこまで支えるかという方針が定まっていない」という見方も紹介している。 .最終更新:4月20日(金)22時46分
前回の訪米と同じく今回もアメリカでブタ移転首相が売国しまくって来ることが確定したね。
もう税金使わせずに自腹で逝って来させろ。
そしたら首相職を放棄して外遊したとして帰ってきたらブタ箱入りさせてやろうw
あと、韓国軍米軍の合同軍事演習キーリゾルブに日本国現職首相が参加して他国の軍艦に乗ったことは完全に憲法違反の犯罪です。ブタ移転総理アメリカへ行く前に国家反逆罪でブタ箱へいかにゃならんねw
日本は死刑容認だから売国スパイは亡命するしかないねw
売国スパイども(小泉とかw石原とか池田とかw羽毛田とかw)、そろそろ亡命したら?
それから野豚、もう帰ってこんでヨロスイよw
通りがけ |
2012.04.22(日) 10:42 | URL |
【編集】
まあ日本の裁判がいかにでたらめかがはっきり現れた事件ですね。司法制度が腐っているために快楽殺人を認識できずこれを死刑廃止に結びつけようというこういういかれた連中が後を絶ちません。
死刑廃止を訴えるならすでに冤罪で死刑執行された疑いのある人がたくさんいるので、そちらから訴えるべきです。論点ずれずれですね。
こんなのがいるから本村氏も私も「司法制度が負けた」と云わざるを得ないのですが。
死刑廃止を訴えるならすでに冤罪で死刑執行された疑いのある人がたくさんいるので、そちらから訴えるべきです。論点ずれずれですね。
こんなのがいるから本村氏も私も「司法制度が負けた」と云わざるを得ないのですが。
通りがけ |
2012.04.22(日) 06:16 | URL |
【編集】
ちょっと頭ずれた人いますね。本来なら死刑にはなりませんでした。本村さんの挫けない意思により、覆されました。
それは、事件の遺族なら精神的ショックで落ち込むと共に、捜査や取材や報道により好奇の目に晒され、本当でない中傷もとめどなくされ、生活面でかなりの負担を強いられてます。
日常がその事で手一杯になると、自己防衛で事件に関する事は思い出さないようにします。暗示を無意識にかけて時間の経過で風化するよう、忘れられるよう目立たない言動で生きていこうと大概の遺族はされます。
本村さんがバッシングされたのは、その一連にそわない遺族だっただけですね。それに、世論がかわったのは[事件の詳細な殺され方]を早くから隠さず発表した事でもあり、無惨な最期に家族は公表したがらないので、亡くなった被害者より生きている加害者の今後を考える傾向に向かいます。
手紙や弁護士の発言に注目されましたが、そんな犯罪者も弁護士も結構います。大半の人間は虐待された過去は持っていて、他人との触れ合いで傷を修正していき、それができなかった人間は運が悪かった中に入るのかもしれません。私も犯罪心理が理解できてましたが皆、犯罪者が自分と同じと勘違いしてはいけませんよ。自分なら社会に訴えた否応なしの罪であろうと償おうとはしますから、やはり性に絡む犯罪者は根本的に違いますね。
法は絶対でも正義そのものでもなく、人類の歴史と共に変化する、つくられた決まり事で完全ではありません。ので、キリストやイスラムの信者が教えに反する不道徳行為をしてしまうように、法律家だろうとメリットを考え仕事します。
死刑制度は囚人の衣食住に関する費用など、狭い日本の負担を避ける為にあるそうです。海外の広い土地、短期で出所して繰り返される犯罪と治安の悪化。日本は豊かな土壌で育てなければ、野菜は育たなくなります。農薬と遺伝子組み換えなど、土地が痩せれば別の畑に育てる海外農業では破綻します。外国が日本と同基準の生活をするには地球が一つでは足りないくらい、豊かさは徹底され銃もほぼ無縁です。
きっと海外を知らないゆえに、日本は~とばかり言えるタイプですね。恐いとは思いますが一度、メディアばかりでなく生身の声や体験を通して世界を知るのをおすすめします。
それは、事件の遺族なら精神的ショックで落ち込むと共に、捜査や取材や報道により好奇の目に晒され、本当でない中傷もとめどなくされ、生活面でかなりの負担を強いられてます。
日常がその事で手一杯になると、自己防衛で事件に関する事は思い出さないようにします。暗示を無意識にかけて時間の経過で風化するよう、忘れられるよう目立たない言動で生きていこうと大概の遺族はされます。
本村さんがバッシングされたのは、その一連にそわない遺族だっただけですね。それに、世論がかわったのは[事件の詳細な殺され方]を早くから隠さず発表した事でもあり、無惨な最期に家族は公表したがらないので、亡くなった被害者より生きている加害者の今後を考える傾向に向かいます。
手紙や弁護士の発言に注目されましたが、そんな犯罪者も弁護士も結構います。大半の人間は虐待された過去は持っていて、他人との触れ合いで傷を修正していき、それができなかった人間は運が悪かった中に入るのかもしれません。私も犯罪心理が理解できてましたが皆、犯罪者が自分と同じと勘違いしてはいけませんよ。自分なら社会に訴えた否応なしの罪であろうと償おうとはしますから、やはり性に絡む犯罪者は根本的に違いますね。
法は絶対でも正義そのものでもなく、人類の歴史と共に変化する、つくられた決まり事で完全ではありません。ので、キリストやイスラムの信者が教えに反する不道徳行為をしてしまうように、法律家だろうとメリットを考え仕事します。
死刑制度は囚人の衣食住に関する費用など、狭い日本の負担を避ける為にあるそうです。海外の広い土地、短期で出所して繰り返される犯罪と治安の悪化。日本は豊かな土壌で育てなければ、野菜は育たなくなります。農薬と遺伝子組み換えなど、土地が痩せれば別の畑に育てる海外農業では破綻します。外国が日本と同基準の生活をするには地球が一つでは足りないくらい、豊かさは徹底され銃もほぼ無縁です。
きっと海外を知らないゆえに、日本は~とばかり言えるタイプですね。恐いとは思いますが一度、メディアばかりでなく生身の声や体験を通して世界を知るのをおすすめします。
論点ずれずれ |
2012.04.20(金) 11:34 | URL |
【編集】
日本は宮本常一氏の民俗学的業績によると万葉集山上憶良の歌に「しろがねもくがねもたまもなにせむにまされる宝子に如かめやも」と歌われたり、平安時代の絵巻物にも庶民の子供が貴族の行列見物で遊ぶ母子像で描かれているほど、古くから子供を社会の宝として民衆社会全体が慈しみ育てる国です。必然的に子供という国の宝を生む女性も太古から大事にされその社会的地位も高く女性天皇も他の国々では考えられぬほど多く輩出してきました。日本人は伝統的に婦女子の生命身体をやさしく庇護することを他の何よりも尊ぶ親子の慈愛と仁徳の躾の国なのです。男は元服し妻をめとらば子を作して家を守り国の宝として子を育て元服させることで共同体社会に貢献している一人前の社会人と認められるのです。三つ子の魂百までというのは人間という動物の動物性を深く観察した上での社会的躾の大事さを説いたものです。
その日本人男性からカナダのこの事件と法の裁きを見ると、アメリカやカナダの「レディファースト」は人間の真実の仁愛に欠けた不躾なお為ごかしの嘘っぱちにしか見えません。法はあってもマナーが無い。白人至上主義者の「正義=フロンティアスピリット」の欺瞞を痛感させられます。憐れむべしは社会の存続を破壊する常習レイピストではなく殺された若い女性たちとその親です。
死刑制度の是非論とは根源的に無関係でしょう。社会制度の問題であると考えています。
その日本人男性からカナダのこの事件と法の裁きを見ると、アメリカやカナダの「レディファースト」は人間の真実の仁愛に欠けた不躾なお為ごかしの嘘っぱちにしか見えません。法はあってもマナーが無い。白人至上主義者の「正義=フロンティアスピリット」の欺瞞を痛感させられます。憐れむべしは社会の存続を破壊する常習レイピストではなく殺された若い女性たちとその親です。
死刑制度の是非論とは根源的に無関係でしょう。社会制度の問題であると考えています。
通りがけ |
2012.02.23(木) 07:34 | URL |
【編集】
しばらくご無沙汰しました。ここのところ世の中がまた動き出したのを感じていて忙しい中最低限のコメントをしなければと思い手を動かしました。
死刑制度のことが話題になっていますが、私はかなり昔
「日本死刑史」
という気味の悪いタイトルの本を馴染みの本屋で立ち読みしてその印象に残った部分を断片的に記憶しています。残酷な処刑方法が記載されていて気持ちが悪いので買わなかったのですが、今はもしかしたら絶版になっているかもしれません。
多分下記の本だと思いますが…
http://www.geocities.jp/hyouhakudanna/cclist/list34.html
この本の著者は先の戦争の直後、父親を外地でかなり残酷な方法で処刑された経験をしたことがきっかけとなって死刑の歴史について調べて本を出すことになったとその動機を述べています。
著者によれば、日本で最も残酷な処刑が行われていたのは室町時代だそうです。室町時代といえば能や狂言などの芸能、書院造りを取り入れた建築様式に代表される純粋な日本文化が形づくられた時期にあたるかと思いますが、一見華やかな文化が育まれていたこの時期に残酷な処刑がなされていたのは意外です。
一方、平安時代には当時の天皇が心やさしい方だったのか死刑制度がなかった時期があったことも紹介されています。
戦国時代の残酷な武将としては自らの手で平然と人の首を跳ねた織田信長や罪人を自らの刀で試し切りすることを趣味にしていた発狂寸前の武田信虎(武田信玄の父)などが紹介されています。
死刑制度に限りませんが法律に刑罰を規定する趣旨は本来
「刑罰による威嚇を以て犯罪を抑止する」
ことにある筈です。しかし著者は死刑の目的が権力者による民衆への威嚇、民衆を蔑むことにあると考えており、中には死刑を娯楽にしている権力者もいることも指摘したかったのかと思います。
振り返って現在の日本の刑罰は上記の法趣旨に則って運用されているかといえば限りなくこの本の著者の指摘に近いといえるでしょう。
死刑制度の是非については植草さんが少し前迄ブログ記事の最後に記事をつけていましたが、まだまだ賛否は分かれるところでしょう。しかしこれだけは言えると思います。
今の警察・検察・裁判所によって罪人にされている人の中には良くて捜査ミス、悪くすれば捏造による被害者が相当数いると推定されます。このような状況下で死刑を執行したら無実の人や死刑にする程の罪でない人が処刑される可能性が高くなります。したがって全ての死刑囚の処刑を無期限に延期する必要があります。
本格的な政権交替が起きた時、それまで刑罰に関わってきた警察(特に公安警察)・検察・裁判所の面々は相当数逮捕されるでしょう。中には
捏造により殺人犯をでっち上げて死刑にしたり
不審死した人が実は暗殺でその暗殺に関わっていた
というケースが数多く出てくると思われます。その時に殺人犯としてお縄となる警察官、検察官、そして裁判官を裁判にかける迄は死刑制度を残したまま無期限に延期しておくのです。奴らは自らが殺人犯としてお縄になると急に死刑制度廃止を訴えることでしょう。その時に国民投票をして判断を仰ぐのです。奴らを裁いて刑(死刑とは限らない)の執行が完了、健全な司法制度が保証された段階でもう一度国民投票をして死刑制度の是非を決めたらどうかと思います。
話が少し逸れますが、日刊ゲンダイによりますと小沢さんを陥れようとした検察官たちが逮捕される可能性が出てきたということです。面白い展開になってきました。
実は最近国策逮捕と思われる事案がありました。先日京浜東北線の列車内で週刊東洋経済の編集長が痴漢の現行犯で逮捕されたとのニュースがテレビで報道されましたが、私はこのニュースを聞いてすぐに国策逮捕を直感しました。出版社など言論界の関係者が痴漢で逮捕されたというのが植草さんのケースと同じだからです。
この事件については神州の泉様が複数回記事を出されており、やはりと思いました。美爾依さんもこの事件について手短にでも構わないので記事にしていただき、拡散していただけたら幸いです。
私の見るところではの国策逮捕が行われているエリアが品川~蒲田に集中しているような気がします。また今回の事件の管轄があの「大森警察」というのが引っ掛かります。大森警察といえば私が以前指摘した
・ストーカー犯罪捏造
・大森警察署長による生保レディへのセクハラ事件
がありますが、実は最近もう1つ重要な事実を発見しました。上記のセクハラで懲戒免職となった大森警察署長が大森警察に赴任する前に立川警察署に勤務していたことがわかったのです。立川警察署といえば、パトカーを使ってまで女性をストーカーした挙げ句、女性を射殺し自らも自殺を遂げた友野巡査長の事件が思い出されます。この大森警察署長が立川警察署にいたときに同類項である友野巡査長のような人物を署内に沢山はべらしていたのではないかと想像してしまうわけです。
今回の国策逮捕と思われる事案は事前に警察庁・警視庁と大森警察の間でこんなやりとりがなされていたのではないでしょうか。
即ち国策逮捕に関わることを嫌がる大森警察に対して警察官僚が大森警察のストーカー犯罪捏造隠蔽を不問に付す代わりに今回の国策逮捕を手伝えと。
以上
死刑制度のことが話題になっていますが、私はかなり昔
「日本死刑史」
という気味の悪いタイトルの本を馴染みの本屋で立ち読みしてその印象に残った部分を断片的に記憶しています。残酷な処刑方法が記載されていて気持ちが悪いので買わなかったのですが、今はもしかしたら絶版になっているかもしれません。
多分下記の本だと思いますが…
http://www.geocities.jp/hyouhakudanna/cclist/list34.html
この本の著者は先の戦争の直後、父親を外地でかなり残酷な方法で処刑された経験をしたことがきっかけとなって死刑の歴史について調べて本を出すことになったとその動機を述べています。
著者によれば、日本で最も残酷な処刑が行われていたのは室町時代だそうです。室町時代といえば能や狂言などの芸能、書院造りを取り入れた建築様式に代表される純粋な日本文化が形づくられた時期にあたるかと思いますが、一見華やかな文化が育まれていたこの時期に残酷な処刑がなされていたのは意外です。
一方、平安時代には当時の天皇が心やさしい方だったのか死刑制度がなかった時期があったことも紹介されています。
戦国時代の残酷な武将としては自らの手で平然と人の首を跳ねた織田信長や罪人を自らの刀で試し切りすることを趣味にしていた発狂寸前の武田信虎(武田信玄の父)などが紹介されています。
死刑制度に限りませんが法律に刑罰を規定する趣旨は本来
「刑罰による威嚇を以て犯罪を抑止する」
ことにある筈です。しかし著者は死刑の目的が権力者による民衆への威嚇、民衆を蔑むことにあると考えており、中には死刑を娯楽にしている権力者もいることも指摘したかったのかと思います。
振り返って現在の日本の刑罰は上記の法趣旨に則って運用されているかといえば限りなくこの本の著者の指摘に近いといえるでしょう。
死刑制度の是非については植草さんが少し前迄ブログ記事の最後に記事をつけていましたが、まだまだ賛否は分かれるところでしょう。しかしこれだけは言えると思います。
今の警察・検察・裁判所によって罪人にされている人の中には良くて捜査ミス、悪くすれば捏造による被害者が相当数いると推定されます。このような状況下で死刑を執行したら無実の人や死刑にする程の罪でない人が処刑される可能性が高くなります。したがって全ての死刑囚の処刑を無期限に延期する必要があります。
本格的な政権交替が起きた時、それまで刑罰に関わってきた警察(特に公安警察)・検察・裁判所の面々は相当数逮捕されるでしょう。中には
捏造により殺人犯をでっち上げて死刑にしたり
不審死した人が実は暗殺でその暗殺に関わっていた
というケースが数多く出てくると思われます。その時に殺人犯としてお縄となる警察官、検察官、そして裁判官を裁判にかける迄は死刑制度を残したまま無期限に延期しておくのです。奴らは自らが殺人犯としてお縄になると急に死刑制度廃止を訴えることでしょう。その時に国民投票をして判断を仰ぐのです。奴らを裁いて刑(死刑とは限らない)の執行が完了、健全な司法制度が保証された段階でもう一度国民投票をして死刑制度の是非を決めたらどうかと思います。
話が少し逸れますが、日刊ゲンダイによりますと小沢さんを陥れようとした検察官たちが逮捕される可能性が出てきたということです。面白い展開になってきました。
実は最近国策逮捕と思われる事案がありました。先日京浜東北線の列車内で週刊東洋経済の編集長が痴漢の現行犯で逮捕されたとのニュースがテレビで報道されましたが、私はこのニュースを聞いてすぐに国策逮捕を直感しました。出版社など言論界の関係者が痴漢で逮捕されたというのが植草さんのケースと同じだからです。
この事件については神州の泉様が複数回記事を出されており、やはりと思いました。美爾依さんもこの事件について手短にでも構わないので記事にしていただき、拡散していただけたら幸いです。
私の見るところではの国策逮捕が行われているエリアが品川~蒲田に集中しているような気がします。また今回の事件の管轄があの「大森警察」というのが引っ掛かります。大森警察といえば私が以前指摘した
・ストーカー犯罪捏造
・大森警察署長による生保レディへのセクハラ事件
がありますが、実は最近もう1つ重要な事実を発見しました。上記のセクハラで懲戒免職となった大森警察署長が大森警察に赴任する前に立川警察署に勤務していたことがわかったのです。立川警察署といえば、パトカーを使ってまで女性をストーカーした挙げ句、女性を射殺し自らも自殺を遂げた友野巡査長の事件が思い出されます。この大森警察署長が立川警察署にいたときに同類項である友野巡査長のような人物を署内に沢山はべらしていたのではないかと想像してしまうわけです。
今回の国策逮捕と思われる事案は事前に警察庁・警視庁と大森警察の間でこんなやりとりがなされていたのではないでしょうか。
即ち国策逮捕に関わることを嫌がる大森警察に対して警察官僚が大森警察のストーカー犯罪捏造隠蔽を不問に付す代わりに今回の国策逮捕を手伝えと。
以上
蜂鳥のジョー |
2012.02.23(木) 06:40 | URL |
【編集】
この記事を読めばいかに日本の刑罰が厳しいかがわかりますが、それでもかっては、日本でも死刑確定者は年に数件、死刑の執行も数人、しかも国会の閉会中にこっそりと行われていました。
国家が人の命を奪うということにかっては慎重さがありました。
ところがオウム地下鉄サリン事件以降でしょうか、急速に厳罰化が叫ばれ、懲役の有期刑の最長が20年から30年に引き上げられ、少年法も数回にわたって改悪されました。以後、死刑廃止へと向かう世界の動向に逆行した死刑強化路線、厳罰化路線が、権力によって、マスコミ、お茶の間を動員した「凶悪事件キャンペーン」などのイデオロギー攻勢によって推し進められ、日本は死刑大国、監獄国家に向かって驀進し始めます。
かっては、無期懲役だった事件が死刑に、懲役15年から20年だった事件が無期懲役に、年間の死刑確定者数が二ケタとなり、死刑の執行も死神のハトポッポ法相の時代には、精神に傷害があろうが、再審請求を準備していようが問答無用でおびただしい数の人がベルトコンベア式に処刑されました。無期懲役も仮出獄がほとんどない絶対的終身刑化しています。
こうした流れのもと、本来なら死刑が適用されない光市母子殺人事件に不当な死刑判決が出されたように思います。
国家が人の命を奪うということにかっては慎重さがありました。
ところがオウム地下鉄サリン事件以降でしょうか、急速に厳罰化が叫ばれ、懲役の有期刑の最長が20年から30年に引き上げられ、少年法も数回にわたって改悪されました。以後、死刑廃止へと向かう世界の動向に逆行した死刑強化路線、厳罰化路線が、権力によって、マスコミ、お茶の間を動員した「凶悪事件キャンペーン」などのイデオロギー攻勢によって推し進められ、日本は死刑大国、監獄国家に向かって驀進し始めます。
かっては、無期懲役だった事件が死刑に、懲役15年から20年だった事件が無期懲役に、年間の死刑確定者数が二ケタとなり、死刑の執行も死神のハトポッポ法相の時代には、精神に傷害があろうが、再審請求を準備していようが問答無用でおびただしい数の人がベルトコンベア式に処刑されました。無期懲役も仮出獄がほとんどない絶対的終身刑化しています。
こうした流れのもと、本来なら死刑が適用されない光市母子殺人事件に不当な死刑判決が出されたように思います。
怪人20面相 |
2012.02.23(木) 00:38 | URL |
【編集】
「騎兵隊と海兵隊」
私が思い出すのは「ソルジャーブルー」。
アメリカ先住民インディアンに因縁つけて銃で皆殺しにする騎兵隊(青い制服=ソルジャーブルー)の快楽殺人がフロンティアスピリットである。
アメリカ西海岸に達したフロンティアスピリットは太平洋の彼方中国大陸へ向けて黒船艦隊を発した。
ソルジャーブルーはその140年後の現在マリンブルー海兵隊となって日本を蹂躙している。
ローマ字でKiheitaiと書けば英語読みで[kaiheitai]と発音するのももはや偶然とはいえまい。
今日の「神秘の杜」さまのエントリー
「米軍再編費用を丸呑みする民主党政権を打倒しよう!」
>>http://ameblo.jp/mo-014925/entry-11172416196.html
に完全に賛成。
(一部転載)
>オリ民主党の国会無視もひどいですが、自民党時代もほぼ同じような手法で米軍関係予算が決められて
▼国民はその実態を殆ど知らされていません。▼
今回も同じことが起きているのです。
しかも、自民党時代にも問題になっていた米軍再編による日本国憲法との整合性の無さは、完全に無法行為。
沖縄の基地を減らそうとすれば、逆に本土へ分散することまで平気で日米共同作戦ですからね。全く国民不在ですよ。
いえ、国民が参加するのは
「知らないうちに税金がアメリカへ渡っていた」
ことだけではないでしょうか。
そのお礼は、空から騒音や異物落下、墜落事故。地上では交通事故や婦女子強姦事件。
▼こんなのに、何故国民の税金を流し込むのでしょう。▼
写真は横須賀基地内の米軍家族住宅。
アパートだけではなく、スーパー、体育館なども併設されているんですってね!
・・・(中略)・・・
「普天間の固定化」回避を=米軍再編修正協議-渡辺防衛副大臣
渡辺周 防衛副大臣は4日午前、都内で記者団に対し、日米両政府の在日米軍再編計画の修正協議について
「沖縄の米軍普天間飛行場の固定化に
つながらないよう、これか らの協議の中で
訴えていかないといけない」
と述べ、在沖縄米海兵隊のグアム移転を先行することで、普天間飛行場移設が置き去りにされないようにすべきだと 強調した。
また、2006年の在日米軍再編ロードマップ(行程表)で示した在沖海兵隊8000人のグアム移転で、グアム移転を約4500人に減らし、一部はオーストラリアなどに一時駐留させるとした米メディアの報道については「海兵隊の8000人の転出を当然訴えていく」と述べた。
(2012/02/04-10:39)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020400138
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑
これも口先だけの空証文!! 許せん!
(転載終わり)
私が思い出すのは「ソルジャーブルー」。
アメリカ先住民インディアンに因縁つけて銃で皆殺しにする騎兵隊(青い制服=ソルジャーブルー)の快楽殺人がフロンティアスピリットである。
アメリカ西海岸に達したフロンティアスピリットは太平洋の彼方中国大陸へ向けて黒船艦隊を発した。
ソルジャーブルーはその140年後の現在マリンブルー海兵隊となって日本を蹂躙している。
ローマ字でKiheitaiと書けば英語読みで[kaiheitai]と発音するのももはや偶然とはいえまい。
今日の「神秘の杜」さまのエントリー
「米軍再編費用を丸呑みする民主党政権を打倒しよう!」
>>http://ameblo.jp/mo-014925/entry-11172416196.html
に完全に賛成。
(一部転載)
>オリ民主党の国会無視もひどいですが、自民党時代もほぼ同じような手法で米軍関係予算が決められて
▼国民はその実態を殆ど知らされていません。▼
今回も同じことが起きているのです。
しかも、自民党時代にも問題になっていた米軍再編による日本国憲法との整合性の無さは、完全に無法行為。
沖縄の基地を減らそうとすれば、逆に本土へ分散することまで平気で日米共同作戦ですからね。全く国民不在ですよ。
いえ、国民が参加するのは
「知らないうちに税金がアメリカへ渡っていた」
ことだけではないでしょうか。
そのお礼は、空から騒音や異物落下、墜落事故。地上では交通事故や婦女子強姦事件。
▼こんなのに、何故国民の税金を流し込むのでしょう。▼
写真は横須賀基地内の米軍家族住宅。
アパートだけではなく、スーパー、体育館なども併設されているんですってね!
・・・(中略)・・・
「普天間の固定化」回避を=米軍再編修正協議-渡辺防衛副大臣
渡辺周 防衛副大臣は4日午前、都内で記者団に対し、日米両政府の在日米軍再編計画の修正協議について
「沖縄の米軍普天間飛行場の固定化に
つながらないよう、これか らの協議の中で
訴えていかないといけない」
と述べ、在沖縄米海兵隊のグアム移転を先行することで、普天間飛行場移設が置き去りにされないようにすべきだと 強調した。
また、2006年の在日米軍再編ロードマップ(行程表)で示した在沖海兵隊8000人のグアム移転で、グアム移転を約4500人に減らし、一部はオーストラリアなどに一時駐留させるとした米メディアの報道については「海兵隊の8000人の転出を当然訴えていく」と述べた。
(2012/02/04-10:39)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012020400138
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑
これも口先だけの空証文!! 許せん!
(転載終わり)
通りがけ |
2012.02.22(水) 23:49 | URL |
【編集】
完全に論点がずれてます。
この事件に関しては、日本国内の他の事件と比較してもあきらかに量刑が重過ぎるのが問題なのです。
未成年であったが為に差し戻し審前には虐待の事実などが争われることはありませんでした。
それは虐待をしていた父親がつけた弁護士だったからです。
それでも普通なら死刑はありえない事件でした。
しかし被害者遺族の本村氏をマスコミがヒーロー扱いしたため世間の注目をあびてしまったのです。
そこへきて例の手紙が出される訳ですが、あれだって本来であれば拘置所からの手紙ですから本来であれば検査を受けて世の中に出ることはなかったでしょう。
ようするにマスコミがよってたかって本来は死刑になんかなるような罪でもないのに大騒ぎして無理やり死刑にしたということなのです。
この事件に関しては、日本国内の他の事件と比較してもあきらかに量刑が重過ぎるのが問題なのです。
未成年であったが為に差し戻し審前には虐待の事実などが争われることはありませんでした。
それは虐待をしていた父親がつけた弁護士だったからです。
それでも普通なら死刑はありえない事件でした。
しかし被害者遺族の本村氏をマスコミがヒーロー扱いしたため世間の注目をあびてしまったのです。
そこへきて例の手紙が出される訳ですが、あれだって本来であれば拘置所からの手紙ですから本来であれば検査を受けて世の中に出ることはなかったでしょう。
ようするにマスコミがよってたかって本来は死刑になんかなるような罪でもないのに大騒ぎして無理やり死刑にしたということなのです。
論点ずれ |
2012.02.22(水) 22:09 | URL |
【編集】
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2012/08/17(金) 02:10:52 | 60
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2012/05/14(月) 01:29:43 | 出会い系サイト詐欺、恐怖の手口!
Facebookユーザーの約7割がストレスを経験したことがあるという
芸能界と時事の裏ニュース速報
2012/04/06(金) 13:04:37 | Facebook 足跡 ストレス
ちょっと忙しいのでブログの更新をパスさせてもらおうかと思っていたけれど...
1999年に山口県光市で起きた母子殺害事件の差し戻し後の上告審判決がきのう最高裁であって、死刑とした差し戻し後の二審・広島高裁判決が確定した...そうだ。この事件については4年半前に?...
2012/02/23(木) 00:35:57 | ミクロネシアの小さな島・ヤップより
Superiority of Republicanism to Constitutional Monarchism
共和制の立憲君主制に対する優位性(英文)
http://art-blue-liberalism.blogspot.com/2011/12/superiority-of-republicanism-to.htmll
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2012/02/22(水) 20:46:39 | 自由進歩マガジン『青旗』! 『Art&Blue-Liberalism』のBlog
均衡法の功利計算による結果:日本の天皇制と皇室、皇族は要ら無い。
日本の天皇制、皇族を廃止するべきだという結論が出た判断は、1.功利計算における君主制の必要性への是非、2.先代およびA級戦犯が『天皇制という制度』を使って犯した罪へのディフォルトはどうすべきか?、そして3.血税から特別に多い所得および過剰権利を受けてい...
2012/02/22(水) 20:46:30 | 自由進歩マガジン『青旗』! 『Art&Blue-Liberalism』のBlog
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いつもコメントありがとうございます。めったにお返事できずに申し訳ございません。そういえば、読売もこのワシントン・ポストの記事をもとに記事を書いていたのですね。こちらも追加転載させていただきます。