2012.02.20 (Mon)
光市母子殺害事件:元少年の死刑確定は放射能汚染に不安を抱く母子に対するガス抜き
私の考えは、上記のエントリーを書いたときと全く変わっていない。自分の性欲を満たすために、母親と生後間もない9ヶ月の赤ちゃんを殺害したのは確かに恐ろしいことだが、以下の3つの理由で、この元少年に死刑が相当だとは思えない。
まずは、当時少年が、18歳と1ヶ月ということから、少年法が適用されれないのはおかしいと思うのが一つ。死刑を選択するかどうかは、これまでは、最高裁が83年の永山則夫下死刑囚に対する判決で判示した「永山基準」に照らして判断されてきた。犯行時18歳未満であった少年の量刑については、「死刑をもって処断すべき時は無期刑を科す」と規定し、法的には18歳以上から死刑を科すことが可能になる。少年の実際の年齢は18歳と1ヶ月だったが、後ほど詳しく触れるが、精神障がいで精神年齢は、5.6歳ということだったため、当然、物事のよしあしもわからないような状況だったことを考慮しなくてはならない。
又、18歳を成熟した大人と見るというのは、昔だったら許されるかもしれないが、今の18歳を見ると、時代と共に判断力や責任感が一般的に低下してきているような気がする。今の日本では、死刑を科す年齢を19歳まで引き上げる必要があるように思われる。さらに、精神障がいを患っている場合は、精神年齢を実齢とするべきである。
「永山基準」の考察すべき事項として(1)犯行の罪質(2)動喫3)態様、特に殺害の手段方法の執拗(しつよう)性・残虐性(4)結果の重大性、特に殺害された被害者の数(5)遺族の被害感情(6)社会的影響(7)犯行時の年齢(8)前科(9)犯行後の情状があげられている。元少年の弁護団は、法医鑑定書と裁判官が認定したことに大きな差があると述べており、まだ事件の真実は解明されていない状況だ。これらのことからも、又、少年法51条1項によれば、18歳未満の少年には死刑を科すことができないと定めていることからも、精神年齢が18歳未満であった元少年の死刑は回避されるべきであったと思う。
2つ目は、前述のエントリーにも書いたが、元少年の育った環境も考慮すべきであるということだ。元少年は、幼少時から父による虐待を受けてきた。父の虐待はひどいもので、殴る蹴るはもちろん、逆さまにされて頭から水風呂に沈めるなどの暴力もあったという。その上、母親からは、「あなたと結婚して子供を作りたい。」などと言われ、近親相姦の関係だったという。つまり、父親からは暴力的な虐待を受け、母親からは性的虐待を受けて育ったのだ。その母親も元少年が中学のときに首吊り自殺をしてしまったのだ。少年が絞首刑になって喜んでいる人たちは、そんな元少年がどのような精神状態で、毎日を暮らしていたか想像もできないに違いない。
3つ目は、もっとも重要なことだが、元少年が精神障害を患っていたことだ。精神鑑定をした野田正彰関西学院大学教授)と、加藤幸雄氏(日本福祉大学教授)氏によると、被告の精神年齢はかなり低く、5.6歳程度だと言う。ちょうど、少年が1歳くらいの時に父親から暴行され、頭部を強打したのが原因で発生した脳器質的脆弱性の可能性もあったらしい。元少年が勾留されている広島拘置所でも、統合失調症の治療に使う向精神薬が長期間多量投与されていたことなどの証拠もあり、少年は間違いなく精神障害者である。日本が順守するとしている国際的な基準は、精神障害がある死刑囚の刑を執行しないよう求めている。しかし、日本では、精神障がいがあるないにかかわらず、死刑を執行しているので、実際、アムネスティから目をつけられているのだ。
元少年が犯行に至る過程で、被害者に強く抵抗されたとき、自分が両親から受けた過去の凄まじい虐待の数々がフラッシュバックしたにちがいない。父親が母親を強姦し、自分の頭部を強打したこと。母親に性的虐待を受けたことなどが。幼児を虐待する人の約85%が自分も小さいときに虐待を受けた被害者だという。元少年の被告が被害者や被害児の殺人にいたったのも、両親への怒りや憎しみがそのまま目の前の親子に向けられてしまった結果に違いない。
元少年の手紙には殺害時の心境が書かれていた。被害児の遺体を押入れに入れたのは、元少年にとって押し入れはドラえもんがいる場所であり、そのドラえもんが何とかしてくれるのではないか、という思いからやったことであり、その後、元少年が被害者の死姦行為に及んだのは、小説「魔界転生」にインスピレーションをを受けて、被害者を、さらには被害者に投影された最愛の実母を蘇らせたいという衝動に突き動かされてのことだった。
元少年を誹謗中傷する人たちの中には、死刑を免れるためにわざとおかしなことを書いたと批判する人がいるが、元少年は、幼少期から虐待を受けて、発達レベルも5.6歳程度だったわけだから、上記のような子供じみたことを本気で思っていたに違いない。
主に上に述べた3つの理由から、元少年が死刑という極刑に値するという最高裁の判決には、はなはだ疑問が残る。だからこそ、今日、メディアがこぞってこの元少年の実名を明かし、死刑は免れないものであるかのように主張するのを読んで、おぞましい気分になったのだ。今回の判決は、まるで、放射能汚染によって危険に晒され、不安を煽られている日本中の母子たちから批判を浴びる政府や電力会社によるガス抜きのように思えたからだ。つまり、「御覧なさい。日本の司法は母子の味方ですよ。」と言うために、元少年を死刑にしたのではないかと、ついつい考えてしまう。
原発事故は、政府や電力会社の危機管理がずさんだったことから起きた人災だったが、被害を最小限に抑えることもできた。しかし、当時の菅内閣は、事故が起きてからも安全神話をつらぬいていた。まずは、原発を地震国家である狭い日本に54基も作った原子力村のメンバー全員と、国民から情報を隠匿し、嘘の情報を流した政府や政治家を一人残らず極刑に処するべきだ。これだけ多くの国民を不安に陥れた原発事故の責任者も罰せられない司法に、精神障害の少年に死刑を言い渡す権利はない。いったい、日本の司法はどこまで腐りきっているのか。
【安田好弘】#1 【光市母子殺害事件】法医鑑定書
【More・・・】
山口・光の母子殺害:死刑確定へ 道内2人に聞く /北海道毎日新聞 2012年2月21日 地方版
99年に山口県光市で母子を殺害したとして殺人や強姦(ごうかん)致死罪に問われた当時18歳の元少年(30)の上告が20日棄却され、元少年の死刑が確定することになった。死刑の適用基準、犯罪被害者支援や少年更生のあり方など、幅広い議論を呼んだこの事件に関わった道内の2人に、判決の受け止めや今後の課題を聞いた。【聞き手・伊藤直孝】
◇被害者支援に勇気与えた--北海道被害者相談室長・善養寺(ぜんようじ)圭子さん(68)
光市事件で妻子を殺害された本村洋さん(35)とは7年前、道警が招いた講演会でお会いしてから親交がある。テレビでは激しい口調の場面がよく流れるが、実際に話すと、そういう雰囲気はない。「天国で妻と子に『お前たちの死を無駄にしなかった』と言うために動いています」と語る姿が印象的だった。
講演会後の懇親会で、02年に米国で同世代の黒人死刑囚と面会した体験を話してくれた。「死刑がいいのか、何とも言えない気持ちがある」とこぼしていたが、それに合わせて弁護士らが死刑廃止論を持ち出すと「明らかに死刑となるべき人間を弁護する時はどういう気持ちか」と、きつい口調で問い返した。被害者の心情には、推し量れない複雑さがあると感じた。
事件後、会社に辞表を出したけれど、上司に「社会人として税金を納めて、言いたいことを言うべきだ」と止められたという。本村さんは「お礼を言いたい」と感謝していた。被害者の心の回復は、どんな人と出会ったかで違ってくることに、私も気付かされた。
この十数年で被害者支援は大きく変わった。05年に犯罪被害者等基本法が施行され、08年には刑事裁判の被害者参加制度もできた。本村さんの活動は関係者に勇気を与え、流れを後押しした。
99年は217件だった道家庭生活総合カウンセリングセンター内の相談室への犯罪被害相談件数も、ここ数年は約500件に増え、被害者が声を上げやすい環境になった。事件後の被害者の居住確保など残された課題を前進させるため、今後も支援に取り組みたい。
◇真相未解明、冷静に議論を--札幌弁護士会・北潟谷仁(きたがたや・ひとし)弁護士(64)
刑事事件の法医学や精神鑑定を長く研究してきた縁で、旧知の安田好弘弁護士(主任弁護人)に請われて07年から道内でただ一人、元少年の弁護団に加わった。弁護人から見ると、事件は未解明で、判決には問題が多い。再審を訴え、死刑回避に取り組みたい。
この事件で元少年への判決が出るのは、今回が5回目。無期懲役判決だった最初の1、2審で弁護人は事実関係を争わず、審理を広島高裁に差し戻した06年6月の最高裁判決も「事実関係は揺るぎない」としてしまった。しかし被害者の遺体の首に残った傷跡は「絞め殺した」という供述と矛盾しており、事実関係の審理が尽くされたとは言い難い。
また、元少年は父親に暴力を振るわれ、自殺した母親からは性的虐待を受けていた形跡もある。ゆがんだ環境で育ったためか、拘置所で面会した際も非常に幼い印象だった。弁護団の中には死刑存続論者もいるが「当時18歳1カ月だった元少年を死刑にするのは問題がある」との点で一致している。
この事件では橋下徹弁護士(現大阪市長)がテレビで弁護団への懲戒請求を呼び掛け、私に対しても約300件の申し立てがあった。全て退けられたが、これほどの激しい抗議は初めてだった。
犯罪被害者の支援は極めて重要だが、それと被告の厳罰化を混同すべきではない。米国などでは殺人事件の被害者遺族が加害者やその家族と対話することで心のケアを図る「修復的司法」の試みが進んでいる。冷静で幅広い議論を求めたい。
光市母子殺害:遺族の本村さん「悩み続けた13年間」
毎日新聞 2012年2月20日 21時22分(最終更新 2月21日 1時16分)
司法の最終結論は「極刑」だった。山口県光市で99年に起きた母子殺害事件に対する20日の差し戻し上告審判決。死刑と無期懲役で揺れ続け、「犯罪被害者の権利とはなにか」という問題も浮き彫りにした事件は発生から約13年、5度目の判決で終結した。布に包んだ2人の遺影を抱え、目を閉じて判決を聞いた遺族の本村洋さん(35)は「悩み続けた13年間だった。遺族としては満足だが、決して喜びの感情はない。判決に勝者はいない」と語った。【安部拓輝、和田武士】
◇「判決に勝者いない」
「本件上告を棄却する」。午後3時、最高裁第1小法廷に金築誠志裁判長の声が響いた。本村さんは裁判官4人に深く一礼し、隣にいた妻弥生さん(当時23歳)の母親に「長い間、お疲れ様でした」と言葉をかけた。
その後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見。「13年間、この事件に関心を持ってくださったことに感謝しています」。報道陣を前に、本村さんはそう切り出した。
少年に立ち直りのチャンスを与えるべきか、命で償ってもらうべきか。ずっと考え続けてきた。この日は「日本では死刑制度がある以上、18歳でも死刑が科される。被害者の数にとらわれず、被告を見極め、悩んで下した判決だったと受け止めたい」と語った。
判決は、元少年が差し戻し控訴審で一転、殺意を否認したことを「不合理な弁解」と指摘した。本村さんは「反省の情があれば死刑は下らなかった。残念だ。罪をかみしめ、それを乗り越えて受け入れてほしい」と複雑な思いをのぞかせた。
一連の裁判は優先的な傍聴権や被告への意見陳述権など犯罪被害者遺族の権利向上にも結びついた。一方で、感情をあらわにした言動により「死刑の推進者」というイメージで語られることに戸惑いもあったという。
この日の会見では「時間は最良の相談相手。冷静に事件を見つめられるようになった」と振り返った。亡くなった妻と長女に元少年も加え「3人の命を無駄にしないよう、死刑のような判決が出る事件がない社会を実現するにはどうすべきか、考えるきっかけになれば」と訴えた。
感情を抑えた静かな口調で約1時間。終了に際し、本村さんは09年に入籍し、2人で墓参していることを明かした。「弱い私を支えてくれる素晴らしい人と出会えた。前を向いて笑って生きていくことも大切だと思っています」。新たな家族との歩みに感謝の思いもみせた。
光市母子殺害 元少年の死刑確定へ
NHK 2月20日 15時56分
平成11年、山口県光市で、主婦と幼い娘を殺害した罪に問われた当時18歳の元少年について、最高裁判所は、「何ら落ち度のない被害者の命を奪った残虐で非人間的な犯行で、犯行当時、少年であっても刑事責任はあまりにも重大で、死刑を是認せざるをえない」として上告を退ける判決を言い渡し、死刑が確定することになりました。
平成11年、山口県光市で、主婦の本村弥生さん(当時23)と生後11か月だった娘の夕夏ちゃんが殺害された事件では、当時18歳だった大月(旧姓福田)孝行被告(30)が殺人などの罪に問われました。
1審と2審は無期懲役を言い渡しましたが、最高裁判所は、「特別な事情がなければ死刑にするほかない」として審理のやり直しを命じ、広島高等裁判所は4年前、死刑を言い渡しました。
20日の判決で、最高裁判所第1小法廷の金築誠志裁判長は、「何ら落ち度のない被害者の命を奪った冷酷、残虐で非人間的な犯行で、遺族の処罰感情はしゅん烈を極めている」と指摘しました。
そのうえで、「被告が犯行当時少年で更生の可能性もないとは言えないことなど、酌むべき事情を十分考慮しても刑事責任はあまりにも重大で、死刑を是認せざるをえない」と述べ、被告側の上告を退けました。
これによって、死刑が確定することになりました。
被告は犯行当時、18歳と1か月で、最高裁に記録が残っている昭和41年以降、死刑が確定する年齢としては最も低くなります。
NHKは、少年事件について、立ち直りを重視する少年法の趣旨に沿って、原則、匿名で報道しています。
今回の事件が、主婦と幼い子どもが殺害される凶悪で重大な犯罪で社会の関心が高いことや、判決で元少年の死刑が確定することになり、社会復帰して更生する可能性が事実上なくなったと考えられることなどから実名で報道しました。
今から約4年前に最高裁で死刑判決を受けたときにインタビューを受けた少年の父親は、下の動画の中で、少年に暴行したことを否定している。教育のためのしつけといいたいのだろうが、しつけにもほどがある。少年は、父親に幼少期に頭を強く殴られたことによって、脳器質的脆弱性を発症した可能性があるが、今回の裁判で、その点について、証明されなかったのだろうか。
母子殺害 元少年の心境は
NHK 2月20日 16時43分
山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪に問われた、当時18歳の元少年は、判決を前に、拘置所でNHKの取材に応じ、「死刑を逃れたいという気持ちではないが、自分が死刑になれば償う機会がなくなってしまう」などと話していました。
広島拘置所に勾留されている大月(旧姓福田)孝行被告は、去年12月からことし1月にかけて、合わせて5回、NHKの記者と面会し、取材に応じました。
事件当時18歳でしたが、現在は30歳で、色白の顔に髪は丸刈り、がっちりとした体格でした。
この中で、死刑については、「死刑を逃れたいという気持ちではないが、自分がしたことに対して責任を取りたいという気持ちでいる。しかし、死刑になれば償う機会がなくなってしまう。死刑は悪だ」などと述べました。
また、事件を起こした理由については、「『甘え』と言われてしまうが、誰かに自分の話を聞いてもらいたかった。被害者の女性なら受け入れてくれるのではないかと思った」などと話しました。
このほか、当時を振り返って、「学校にいる間は、クラスメートや先生が助けてくれたが、18歳になり、社会人として自分で仕事の責任を守らなければいけなくなった。しかし、それができず、社会から逃げるようにして行き着いた犯行だった」などと述べました。

にほんブログ村 政治ブログ
このエントリーは、
『国民の生活が第一 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/10888
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
【政権交代】を実現させたブロガーリスト
- 関連記事
-
- 「検察・司法、マスコミを改革せよ!」シンポジウム@浪速 (2012/03/17)
- 小沢一郎に禁固3年のデタラメ求刑に驚愕 (2012/03/10)
- 光市母子殺害事件:元少年の死刑確定は放射能汚染に不安を抱く母子に対するガス抜き (2012/02/20)
- 押尾事件の裏に隠された権力闘争 (2012/02/16)
- 押尾学に2年6ヶ月の実刑 (YouTUbeあり) (2012/02/15)
●Re: 今回の判決に司法のより大きな邪悪な魂胆を読み取れねば世に物申すほど成熟したメディアリテラシーを持っていないと言い切れる
> はてなブックマークにおいては、この記事のブックマークコメントは、いくらなんでもこじつけが過ぎると嘲
笑する向きが大勢を占めている様子です。
ははは、そうですか。
> まあそうでなくともこのブログを嘲笑する者がちかごろはてなユーザーにはめっきり増えた感じです。
> はてなユーザーもおちるところまでおちたという感じがします。
はてなもMixiと同じでほとんどが国内ユーザーしか登録していないので、はてな村社会という孤立した小さなコミュニティが確立されています。昔は左派のコミュニティの象徴だったのですが、いまはめっきり右派の人たちも増えたようです。昔は2ちゃんねるで遊んでいた人が年をとってはてなに流れているのかもしれません。
> ほんの一時的であれ加入していたはてなを脱退して正解だったと今心から思います。
私はまだ脱退していませんが、ほとんど使っていません。
> 一見うがちすぎとみられる見通しが、のちのち振り返ってみて誠に的確だったという例は掃いて捨てるほどあるものです。一例だけ上げればドイツにおけるナチスの台頭です。インテリはナチス躍進を一過性の騒ぎと馬鹿にしていましたがその結果はどうだったか。
> 今回の判決を手放しで喜ぶ能天気な愚民が選挙民の大勢を占めているであろう今の日本にげんなりさせられ続けています。かなり本気で日本脱出を検討しています。
昨日のインタビューで小出先生もおっしゃられていましたが、日本を変えるのはとても難しいでしょう。日本脱出が一番手っ取り早いかもしれません。
●今回の判決に司法のより大きな邪悪な魂胆を読み取れねば世に物申すほど成熟したメディアリテラシーを持っていないと言い切れる
まあそうでなくともこのブログを嘲笑する者がちかごろはてなユーザーにはめっきり増えた感じです。
はてなユーザーもおちるところまでおちたという感じがします。
ほんの一時的であれ加入していたはてなを脱退して正解だったと今心から思います。
一見うがちすぎとみられる見通しが、のちのち振り返ってみて誠に的確だったという例は掃いて捨てるほどあるものです。一例だけ上げればドイツにおけるナチスの台頭です。インテリはナチス躍進を一過性の騒ぎと馬鹿にしていましたがその結果はどうだったか。
今回の判決を手放しで喜ぶ能天気な愚民が選挙民の大勢を占めているであろう今の日本にげんなりさせられ続けています。かなり本気で日本脱出を検討しています。
こんにちは。リンクされる限り、いくらでもコピーしてくださって結構です。そして、TBしてくださると、引用されたのがわかり、助かります。
健康やメンタルに関しての、ブログを書いているものです。
私も以前からこの判決には疑問を持っていました。
とても参考になる意見ですので、コピー、リンクをさせていただきました。
処方薬、向精神薬の長期大量投与があったとすれば、裁判にも影響が出ていたと思うんですが・・・
いろんな問題をはらんだ恐ろしい事実だと思います。
何とか食い止めて行きたいですね。
24日の被害者元夫の記事も、コピー、リンクさせていただきたく、
ご了承願います。
革命は近いです。
民主主義の仮面をかぶった恐怖政治国家日本をあるべき姿に、わたしたち市井の人間の手に取り戻す日は近いと思います。
希望を捨てずに戦っていきたいと思います。
空き菅、詐欺ブタの罪は、もちろん原発事故の件が際立っていますが、
大津波に直撃された夥しい数の被災者への支援/救援も、あまりにもトロ過ぎました。緊急物資の供給等、何もかも。
そのせいで命を落とした人も一人二人じゃないでしょう。
そのくせ、「震災復興構想会議」とかいう、タスクフォースでもなんでもない、御用学者中心の「穀潰し会議」を立ち上げるピンボケぶりでした。
ついでに、この「穀潰し会議」の座長を務めた五百籏頭真氏の最近のインタビュー(2/21朝日)について、天木氏メルマガにこんな件があります。
-そこで五百旗頭氏は日米同盟についてこう言っている。
「・・・(太平洋戦争での死闘というコストを払って築いた日米同盟は)戦後、保守本流の教義になり、首相の座を狙うような自民党の有力者はこの教義をたしなみとし、それを土台に戦後の復興と繁栄を図ってきました・・・政権交代という革命的気運の中で日本の基本原則に揺らぎが生じましたが、その後首相が交代し、3人目の野田さんになって保守本流の人たちと同じ日米基軸に戻ったのではないでしょうか・・・」
もしこれが今の日本の支配者層に共通する考えであれば事態は深刻だ-
天木氏の言われる通り。ああ恥ずかしい。
> こうして政府マスゴミ一体となって国民を欺き、国民に「「空き菅や詐欺ブタのせいで一体どれだけの救える命が救えず仕舞いになったか、わかってんのか?!」と怒る」気づきの機会をごまかして逸らしてしまおうというのが奇形司法の存在意義なのです。憲法違反そのものですね。直ちに最高裁を主権者国民の手で解体しましょう。
まさにそのとおり!今の日本を支配するおぞましい悪の権力から、国民主権国家を築かなければ、日本はとんでもない国になってしまうでしょう。今回の原発事故をきっかけにして、国民もそれに気づきつつあると思います。
●二人殺害で死刑なら菅大量殺人内閣東電霞が関は懲役刑で済むのか?
このことに気づいた国民が、霞ヶ関全省庁官僚やNHK記者クラブマスゴミや東電はじめ原発コングロマリットの犯行放射能棄民テロを裁くときの処罰感情の強さは光母子事件の比ではないだろうね。
してみると最高裁も低能ならではのやぶ蛇をつついただけだったね。
最低の最高裁は解体すべきである。
元々日本の奇形司法は法務省という行政組織の下部機関であり、まったく独立していません。迅速結審を第一とせねばならない刑事裁判でも三審制で判決を引き伸ばして政治的に適当な時期に判決次期を予定しておいて、今度のように政府の棄民テロ犯罪が糾弾されそうになったりアメリカに売国する政策執行する政治犯罪を隠蔽する目的で最高裁にマスゴミ注目のスラップ判決を出させる。もともと司法が行政の一環でしかないから、そうするために最高裁はいろいろな事件の判決言渡し時期を予め散りばめておきます。今回はたまたまそれが光母子事件の判決言渡しだったに過ぎないのです。
こうして政府マスゴミ一体となって国民を欺き、国民に「「空き菅や詐欺ブタのせいで一体どれだけの救える命が救えず仕舞いになったか、わかってんのか?!」と怒る」気づきの機会をごまかして逸らしてしまおうというのが奇形司法の存在意義なのです。憲法違反そのものですね。直ちに最高裁を主権者国民の手で解体しましょう。
まったく同感です。原発事故では安全神話で国民を騙し、Speediの情報隠匿のように、意図的に国民を危険に晒しておきながら、その張本人は全く逮捕されず、このように精神障害を患い、無力な少年が死刑宣告を受ける日本とは、考えてみたら、残酷な国ですね。
ただ、精神障害を持つと公的に証明された被告人に対しては、精神年齢を考慮するべきだと思います。
全くその通りです。わかってくださってありがとう。
この事件について冷静な判断の出来る人間は少ないのだろう
普段マスコミをマスゴミと言っているネトウヨ連中がこの事件に関しては完全に洗脳されてる。
放射能汚染等の不安をこの裁判の判決結果で和らぐ事も、目をそらす事も断じてありません。
高裁差し戻しになった時点で死刑判決へと流れは向かっていったように思うのですが。
相当の根拠がないと、このような奇抜な見解を表明するべきではないと思いますし、こんなことを書いていると、あなたの他の見解についても疑われても仕方ないと思います。
どうか、「最高裁が放射能汚染から目をそらすために死刑判決を是認した」という事実の根拠をあげてほしいものです。
どうぞ、どうぞ。Mixiはほとんど使っていないのですが・・・・。
みなさまのご意見を参考にもう一度、年齢の件など書き直してみましたので時間のあるときにお読み下さい。
私は今回のやり口を見て、漫画あしたのジョーで白木葉子が少年院を訪れて「ノートルダムのせむし男」を劇団ひきつれて上演し、エスメラルダという優しい女性を演じ、院生に優しさをこれでもかとアピールしまくったこと、そのくせ葉子は丹下段平をカシモド役に充てて元ボクサーで迫力を出せるからと本気で鞭打つような残虐性を持ち合わせているということを思い出しました。
橋下人気の源も、まさにその手の「国民一般」でしょう。
そしてこの「国民一般」は、例えば「空き菅や詐欺ブタのせいで一体どれだけの救える命が救えず仕舞いになったか、わかってんのか?!」と怒ることは決してないわけです。
ただ、極東米軍もリビア攻撃では英仏に主たる原油利権を奪われたいした戦果を挙げられなかったことで経済的に逼迫して、代償として対中国周辺有事を勃発させようと大いに焦って拙速に強行手段に出ており、それを受けた小泉以来のアメポチスパイ傀儡野豚政権(与党も野党も議員はほとんどみなスパイでしょうねwスパイでなければ直ちに地位協定破棄動議を国会に提出するはずですから)がマスゴミのマルチスピン国内報道をメクラマシに極東米軍の戦争誘導策を隠蔽しているのが目に余るので、注意喚起のためにこのタイミングで米軍絡みの記事をタイプ転載しております。
今日は極東米軍の対中国包囲網の第一線韓国に対するアメリカの策動を記した記事をタイプ転載します(さっきやっと打てました)。対韓国において日本の地位協定に代わる治外法権を手に入れようと身も蓋もなく焦っている米国の醜い姿がよく分かると思います。
>米韓FTAのISD条項の狙い【投資家利益優先で国家を無力化】
『現代農業』で金哲洙氏が指摘 "きわめて危険な制度"!
(長周新聞2012年2月15日付け(4)面記事タイプ転載)
▼金哲洙氏が「米韓FTAの問題点---恐るべきISD条項」という文章を『現代農業』三月号(農文協発行)に書いている。
▼韓国議会は昨年十二月、米韓FTAの批准を可決したが、その廃止を求める運動は引き続き発展している。金哲洙氏は、米韓FTAでアメリカが何を狙っているかをISD条項(投資家利益を最優先する国家訴訟制度)を中心にまとめ、TPPへ参加しようとする日本への警鐘としている。
▼韓国では米韓FTAについて、当初から政府が情報を公開せず、あたかも農業だけに被害を与えるかのように言われ、「被害補償をすればよい」とマスメディアで宣伝された。このなかで「民主社会のための弁護士会」が「米韓FTAのISD条項は、憲法を含む韓国法律を無力化するきわめて危険な法的制度」だと強く主張し始めた。
▼たとえば徴税について。ISD条項には、投資家(米国企業)は、韓国政府がかけようとした税金に対して「収用(強制的な取り上げ)と主張し、国際仲裁機関に訴えることができると明記されている。国際仲裁機関が「収用」と認めた場合、韓国政府は損害賠償をしなければならない。つまり国家の徴税主権を制限される。
▼国際仲裁機関とは世界銀行参加の国際投資紛争解決センター(ICSID)のことで、その事務総長は65年間もアメリカ人が担当しており、米国に有利な判定が下ることは明らかとみなされている。
▼公共サービスの民営化について。ISD条項には、投資家は、電力生産、配電、上下水道及び通信のような公共サービスを、国家に代わって国民に提供する権利、また国民が利用する道路、交通、運河建設などの基盤施設事業権を、投資契約の範疇に入れることができるとされている。こうした分野に外資が参入することができるということである。そのため「国民の生活を守るための国家の規制力が、投資家利益優先できわめて大きく制限される」と警鐘を鳴らしている。(タイプ者註:すなわち韓国民公衆の共通利益である「公益」が米国私企業投資家の私利私益追求の食い物にされるということである。)
▼また、学校給食も対象になる。米国企業が米国産農産物や食品をソウルなどの学校給食に供給しようとした場合、それを妨げるような行為も、あるいは地方自治体が地産地消に向けて地元農産物を優先しようとする行為も、米国企業や投資家が不利だとみなせば提訴できる。
▼とくにISD条項が米韓FTAの中に組み込まれていることを危惧している。というのも、単純投資契約にISD条項が含まれている場合、米国企業が韓国を提訴すると、裁判は韓国内でおこなわれるため、韓国政府がそれに応じない限り、米国政府はISDをもって貿易報復することはできない。しかし、貿易規範であるFTAに盛り込まれているISDは、国際仲裁機関で裁判がおこなわれるため、韓国政府が応じなくても、米国政府は貿易報復に乗り出すことができる。
▼最近、韓国の裁判所判事約170名は、「ISD条項は司法主権を侵害する可能性がある」との建議書をまとめ、最高裁判所に提出した。建議書には、米国投資家が国際仲裁機関に提訴したと同時に韓国が自動的に仲裁に同意したことになる「自動同意条項」の問題点や、米国が国際仲裁機関に大きな影響力を持ち、米国の勝訴率が100%になる可能性があることをあげ、その危険性を指摘している。
▼米韓FTAについては、そのほか医療・医薬品部門では、経済自由区域で健康保険適用指定制が例外扱いとなり、病院の株主または債権者に対する利益配当が許可されたことも問題視されている。現在韓国では、仁川、光陽、釜山などが先行的に経済自由区域に指定され、仁川では600病床(すべて個室)規模のニューヨーク基督長老会病院が建てられている。
▼そこでは医療費は経営者が決めることができ、その額は健康保険指定医療費の6~7倍で、株主の利益配当もできるようになった。それに対しても、韓国の脆弱な医療システムをかろうじて支えてきた公共性を根本的に否定するものだとして、強い批判があがっている(『現代農業』2月号)。(了)
終始笑うは悪なのが今の世だ。
ヤクザはツラで逃げ、馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君
無期はほぼキマリ、7年そこそこに地上に芽を出す
犬がある日かわいい犬と出会った。・・・そのまま「やっちゃった」・・・これは罪でしょうか
』
これをご存知ないのですか。
弁護団が、ドラえもんだの生き返りの儀式だのと言ったふざけた入れ知恵をしなければ、
あるいは無期懲役で留まったかもしれませんね。
それでも納得できない時は、貴方が裁きを導く立場になれ。
しかし、自分の妻や娘が被害者ならと考えると死刑に値する犯罪だと思います。
第三者の視点で冷静に判断したとしても、社会に与えた影響は大きく、未成年者の犯罪を許すような風潮に為りかねないので死刑という極刑は免れないかと思います。
同じく19歳では?19歳と11ヶ月では?20歳と0ヶ月では?
検察が元少年に対して死刑になりたくなければ起訴事実を認めることを強要、精神的に未熟な元少年はそれをうのみします。
弁護士は、検察が死刑を求刑したので、それを避けるため少年法、永山基準を持ち出し死刑の回避を主張。
地裁と高裁の判決は無期懲役、この事件は、検察の起訴どおりだとしても、計画的な殺人ではなく、まして少年法や永山基準に照らし合わせるなら死刑が適用される事件ではありません。
おそらく、オウムによる地下鉄サリン事件が起きる以前なら、成人が起こした事件だとしても死刑は回避され無期懲役だった事件のように思います。
しかし、最高裁が不当にも死刑を求めて高裁に差戻しを決定。
その差戻し理由を読めば一目瞭然、屁理屈を並べているだけで全く道理がありません。
私は、厳罰化の風潮のもと、永山基準よりさらに死刑の適用基準を厳しくするためにこの事件を悪用といった懸念を感じました。
懸念は的中、これ以後、長良川・木曽川事件の最高裁判決、石巻の殺傷事件の裁判員裁判と少年法、永山基準に照らし合わせれば、死刑は当然回避されたであろう事件に相次いで死刑判決が出されました。
さらに凶悪犯罪は減少しているにもかかわらず、死刑判決が激増、かって年間の死刑確定者は、数名で推移していたのが、例年10名を超えるようになりました。さらに懲役15年~20年位だった事件は無期懲役に、無期懲役もほとんど仮出獄がない絶対的終身刑化しています。
さて、差戻し審で安田好弘弁護士等がこの事件を詳細に調べていくと、検察の起訴事実に誤りがあり、過失致死罪である可能性が判明、さらに少年は不幸な生い立ちにより精神的に未熟で、一部に精神障害があることがわかりました。
私は、差戻し審になってからようやく事件の真相が明るみに出たように思います。
しかし、こういった事実には目をそらし、高裁の差戻し審、最高裁判決は、当初から死刑ありきの判決。
「不当な死刑」判決そのものです。
さらに、マスコミによる元少年に対する実名報道は、不当な人権侵害そのものです。
ご指摘のとおり、政府や原子力ムラにとっては、放射能汚染に不安を抱く母子に対するガス抜きに使えます。
さらに死刑、厳罰というのは、政府が国民を威圧する手段としても使えますので、独裁国家や保守反動政権にとってはもってこいでしょう。
世界が死刑廃止へと向かう中で、それに逆流し死刑大国、監獄国家へと驀進する日本、ただただ恐ろしい限りです。
身体的、環境的要因で18歳未満とみなすべきだとだけ強調した方がポイントがはっきりする様に思います。
「永山基準」から見ても被害者人数がちょっと少ない以外はすべてクリアしてる様にしか読めませんし。
言い方はドラえもん基準でも良いけどね
安田基準と言うのはどうかなぁ
マイミク、解消させてください。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
児童虐待をした親の85%が自分もその経験があるとして
それが事実だとしても
自分は過酷な過去を生き抜いて
痛みがわかるから絶対に繰り返したくなくて
本当に頑張って生きてるし
虐待は繰り返されていないんだよね
見落とされがちなんだけど、児童虐待の事例で親の生い立ちを
言及すると
今児童虐待を生き抜いた人たちに対して
とても生きにくくなるような偏見が生まれるし
自分は虐待を受けたが、そのことに何の落ち度もない
と公言できない空気がもうあるんだよな
この犯人は生い立ちはひどかったと思うけど
あなたの意見もなるほどなと思う部分がたくさんあるけど
このような生い立ちでも殺人をしていない人はたくさんいるよ
たとえば内田春菊さんとか。