2012.02.17 (Fri)
刑事告発されているデタラメ春樹原子力危険委員長が何を言っても無駄
これだけ多くの報酬をもらっていながら、委員会でやっていることといえば、下記の動画で指摘されたような短い会議の中で、議事録のタイプミスを直すことだけ。
原子力の番人とは名ばかりで、実態は、原発を推進させるための委員会であることは誰もが感づいていることだ。今回の福島第一原発事故も彼らがしっかりと危機管理のための防護策をアドヴァイスし、監視していれば、避けることができたに違いない。事故が起こった後に、いまさら、謝罪しても、遅すぎるのだ。
広瀬隆氏が刑事告発したように、班目春樹は、間違いなく「業務上過失致傷罪」で有罪となるべきだ。
原子力安全委員会 震災後の会議は5分 原子力の番人の実態とは
Uploaded by jiji6254 on May 15, 2011
委員長
班目春樹(2010年4月 - )元東京大学大学院工学系研究科教授
委員長代理
久木田豊(2009年4月 - )元名古屋大学大学院工学研究科教授
委員
久住静代(2004年4月 - )元財団法人放射線影響協会放射線疫学調査センター審議役
小山田修(2009年4月 - )元(独)日本原子力研究開発機構原子力科学研究所所長
代谷誠治(2010年4月 - )元京都大学原子炉実験所長
ヒドすぎる原子力安全委員会の会議内容 世一良幸 こんばんは。
原子力安全委員会がどんな議論をしていたんだろうと思って、ホームページで議事録を読んでみたのですが、これってヒドすぎますね。
ちょっとご紹介しましょう。
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/index.htm
3月11日 第16回臨時会議
5分で終了 !! 地震当日なのに、恐ろしいことが起こる予想はしなかった?!
http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so16.pdf
3月14日 第17回臨時会議
またしても5分で終了 !! おいおい、12日と14日に「水素爆発」というのが起こったと推定したんでしょ !!
http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so17.pdf
3月17日 第18回臨時会議 え゛~!! またまた5分で終了 !! 15日は2号機と4号機も爆発したんですよ~!! しかも、前回と同じ議題~?? 線量限度の告示? またまた配布資料なしで議論か?
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan018/index.html
3月25日 第19回臨時会議
やっと安全問題を考える気になったか !! でも26分だけか?! 何々読んでみると、こんな議論~!! 「定期中」は「大気中」のワープロミス。
「空間線量率葉」は「空間線量率は」のワープロミス。
「よって行う」は「によって行う」のミス。
「EXEL」は「EXCEL」のミス。 ← 議論の継続中です !!
資料3で、「今後、当面の間、原則毎日原子力安全委員会から公表することとする。」という文書を決定したのに、議論の半分以上は、ワープロミスの指摘か~!!
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan019/index.html
3月28日 第20回臨時会議
議題「福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)」
うん。やっとそれらしき議題だ !! でも、え゛~。9分で終わり~ !!
将来世代のための地球環境論より、転載。
20120215 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
いつものとおり『ざまあみやがれい!』より書き起こしの一部を転載させていただきたい。
水野「まず今日はなんといいましても原子力安全委員会の斑目委員長の発言について伺いたいと思います。え…これ、斑目さんが事故調査委員会で発言して…、おりましたんですが。」
▼班目委員長“原発安全指針に瑕疵” NHKニュース
水野「このSPEEDIの問題について、まず、伺いますけれどもね。あのー、斑目さんは、小出先生、こうおっしゃったんですよ。え…SPEEDIというのはもちろんこれ住民の避難のために使われるシステムですよね。」
小出「はい」
水野「放射性物質が、あー、どちらの方向に同拡散するかというのを予測するシステムですが。これが活用されなかったことについて、原子炉のデータが無いなど情報が十分ではなかったとした上ですけども。動いていたらうまく避難できたのではないか、というのは誤解だ(※上記報道では『迅速に公開されていたらもっとうまく避難できたというのは、全くの誤解だ』)と、いうふうにおっしゃいました。これは…小出さん、同受け取りますか?」
小出「……わかりません。」
水野「(笑)わかりません……。私もわからないんですけど、小出さんもわからないですか。あのー、……この発言の前後のところの、わたくし。確かめたんですが。え…SPEEDIの解析には一時間はかかるから間に合わなかった、というふうにもおっしゃいました、斑目さん」
小出「(苦笑)」
水野「これ、1時間で……どうですか?」
小出「えー、まあ、1時間かかるのか30分かかるのか、私にはわかりませんが。これまで、斑目さんを含む…含めた原子力安全委員会、原子力委員会、あるいは日本の政府、保安院、等々は事故が起きたときにはすみやかに住民を避難させる、そのためにSPEEDIの計算コードが役に立つのだと言って、20何年間もそういいながら100億円を越えるお金をそこに投入したきたん、ですね」
水野「はい」
小出「で、実際に、え…SPEEDIは事故直後にずうっと稼働していました」
水野「はい」
小出「あの…開発をしてきた人たちが、必死でそれを動かしていたのですね」
水野「ええ」
小出「え、でも、斑目さんのおっしゃったように、原子炉、のほうの、え…どれだけ放射性物質が出ているのかというそちらの情報が、確かに要するに入手できなかった。発電所全書停電してるし、もう大変なパニックの中にあって、入手できなかったと。いうことがあって、え…SPEEDIが完全な状態で動いた、ということはなかったのですね」
水野「たしかに」
小出「はい。え、でも、不完全な状態であってもどちら側の方向に放射性物質が流れていって、どのへんが強そうだということはもちろんSPEEDIで分かっていたわけですから。」
水野「ええ」
小出「それを住民の避難のために活用することは必ずできたと私は思います」
水野「ええ」
小出「できなかったというのは安全委員会が機能していなかったという(苦笑)、そういう事です」
水野「うーん!なるほど。あの、斑目さんこうもおっしゃっていてね。予測…計算、まあSPEEDIの仕事ですよね、これ。SPEEDIのなすべきシステムとしてなすべきものですけど。予測計算に、頼った避難計画が間違っていたと……おっしゃるんですよ。だから、あの、小出さんが今おっしゃった、予測をして直ちにそれを使って避難するんだと言った国の方針そのものが間違っていたっていう意味に。なりますね」
小出「それならば、それならば、その、責任をきちっと明らかにして」
水野「ええ」
小出「誰が悪かったのかを、え……明白にして、私はそういう人は刑務所に入れるべきだと思います(苦笑)。」
水野「うーん……またこういう発言もありましてね。大変だと、いうことがもう発電所で明らかになったらすぐに避難するルールにするべきだと。つまり予測計算を考えて避難してたら、間に合わないっていう意味、ですよね」
小出「そんなことをいうなら斑目さんたちは、え…緊急時の避難地域というのを8キロから10キロで済むとずうーーっと言い続けてきたわけで…」
水野「ああ、そうか…」
小出「それ、以遠の人はもちろん避難もできない、でしょうし。浪江町の人たちがあちこちに逃げた先も猛烈に汚染していたわけですから。どっちにしても救いはありません。」
水野「で、やっぱり」
近藤「……あのーー……」
水野「風向きで大きく変わるということであるので」
小出「はい」
水野「すぐに避難したらいいって言うけどどちらに避難するかという方向性、」
小出「そうです」
水野「が、なければ」
小出「そうです」
水野「効率のいい避難はできないわけですよね」
小出「距離だけでは決まらないということは、今回もう事実として分かってるわけですから。事故が起きたら逃げなきゃいけないなんつったって、逃げようが無いのですね、本当は」
水野「はい。近藤さん?」
近藤「うーん、あのー原子炉のデーターうんぬんかんぬんっていうのも僕はあの逃げてるなっていう気がすんのはね。」
小出「はい」
近藤「あのー、事故が起きるっていうのはそういう事だと思うんですよ」
小出「はい」
近藤「その原子炉のデータが入るんだったらね。あのーそんなに専門家なんていらないっていうか、それはまあ要るんだけど。」
小出「(苦笑)」
近藤「その、そういう言い方をするっていうの…こと自体が、なんか逃げてますよね」
小出「えー、まあ、こんなに、その、放射線を測る測定器も含めて全部がだめになってしまうというようなことを、彼らはもともと想定もしていなかった、」
近藤「そうですよ」
小出「んですね。はい。ですからまあ、想定外だ想定外だと、まあ、ずう…今回の事故のあとも言ってるわけですけれども。え…彼らの根本的な考え方が間違えていたという、事なわけですから。もう…なんかもっと言い方が無いのかな(苦笑)、自分の責任も含めてですね。あの…う……言い方を考えて欲しいと私は思います」
水野「あの、今回はね、こう、海に向かって最初風が吹いていたので、安心していい風向きであったと。で、そっからどんどんどんどん北に向いたり西に向いたりと、風向きが、変わって…いったと。そして北西方向に吹いたときに雨が降った、ので飯舘村までかなりの汚染をしてしまったと。だからもう1回この、SPEEDIの予測をですね、シミュレーションで再現してみたら、どうやってこのSPEEDIのシステムで逃げろと、いうんだと、それぐらい、の、ものでしかSPEEDIはないんだ、ともおっしゃったんですよ。」
小出「(苦笑)。はい、もうそれならば住民を逃がすことができないということを斑目さんが認めたわけですから。原子力発電所はやはりつくるべきでないというべきだと思います。」
【More・・・】
平成24年2月15日 国会・東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
「原発安全指針に瑕疵」 班目委員長が謝罪
立地の抜本見直しを主張
2月16日 日本経済新聞
国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(委員長・黒川清日本学術会議元会長)は15日、第4回委員会を国会内で開き、班目春樹・原子力安全委員長らから話を聞いた。班目委員長は「安全審査指針類に瑕疵(かし)があったことは認めざるを得ない」と述べ、事前の安全対策が不十分だったと謝罪した。
班目委員長は原発の立地条件を定める「立地審査指針」の基準について「抜本的な見直しが必要だ」と述べた。現行の指針を「敷地周辺に被害を及ぼさないように定めたとしか思えない」と指摘。福島第1原発事故で放射性物質が大量に放出されたことから、指針を改める必要があるとの考えを示した。ただ指針をどう見直すかや原発再稼働への影響については言及しなかった。
また炉心溶融などの過酷な事故に関しては「今までのように『日本では起きない』という言い訳が通用しないのは明々白々だ」と規制強化の必要性を強調した。
一方、寺坂信昭経済産業省原子力安全・保安院前院長は、事故直後に次長を残して首相官邸を離れた経緯を「私は事務系なので、よく分かった人間が残った方がいい」と考え、保安院に戻ったことを明らかにした。その後、官邸とは数回電話連絡しただけだったという。
黒川委員長は「(前)院長自身に専門性がない」と述べ、班目委員長とともに「国民の安全を守る意識も希薄だと感じた」と批判した。
原子力規制庁が4月に発足すると、現在の原子力安全委員会や保安院は活動を終える。
謝罪というか言い訳にしか聞こえない。事故が起きた後に、こうすればよかった、ああすればよかったというのは猿にでもできる。緊急時における想定が不十分だったと思うのであれば、なぜもっと早くしなかったのだろうか。お金に目がくらみ、助言も控え、怠慢でいたデタラメ委員長にも大きな責任がある。
上の動画で、36分頃に、デタラメ委員長が「Speediが動いていても、住民に非難方向を指示できるわけではなかった。」とデタラメを言っているが、最後はカネで全ては解決できると公言している彼が何を言おうと到底信じられるわけがない。
原子力村に支配されている日本の司法が出す結果には期待できないが、このような原子力村の犯罪者を刑事告発して下さった広瀬隆氏の勇気には、心から拍手を送りたい。
広瀬隆氏が山下教授や斑目委員長、東電幹部らを刑事告発
Uploaded by OPTVstaff on Jul 16, 2011
福島第一原発事故に関連し、ジャーナリストの広瀬隆氏とルポライターの明石昇二郎氏が、7月15日、東電幹部や高木義明文部科学大臣、福島県放射線健康リスクアドバイザーの山下俊一氏など合計32名を刑事告発したと記者会見で発表した。
広瀬氏らに「業務上過失致傷罪」で刑事告発されたのは、福島県の放射線健康リスクアドバイザー山下俊一氏、放射線影響学を専門とし原子力安全委員会の久住静代氏、高木義明文部科学大臣や放射線専門家ら計17名。「業務上過失致死罪」で、刑事告発されたのは、東京電力の勝俣会長や清水社長、原子力安全委員長の斑目春樹氏など計15名。
広瀬氏は、福島第一原発の事故後、3月20日から山下氏らが100ミリシーベルトまでは安全であると繰り返し、福島の人々に被ばくを強要させてきたと批判。「犯罪であるということをはっきりさせたい」と訴えた。

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20120219たかじん委員会a「全国的な震災ガレキ受け入れ」
http://ameblo.jp/pochifx/entry-11169471749.html
あと、お口直しに
「みどりの未来」から
郡山市議選でトップ当選した滝田はるなさん
http://site.greens.gr.jp/article/47741494.html
が
「福島からの訴え」と題し講演。大気中の放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の分析結果の公表が遅れ、放射線量の高い地域に避難してしまった人が多数いたことに触れ「国家的な犯罪だ」と非難した
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120219-00000217-mailo-l38
にも触れておきます。
未来のミニーさんもこの政党から出馬するかもしれませんね。
でも、
放射能で汚染された日本には、たとえ金積まれても戻る気はないかもしれませんね。