2012.01.10 (Tue)
福島第一原発4号機が崩壊する前に避難の準備を
まずは、Facebookの『We think about Fukushima Daiichi.「福島第一原発を考えます」』のMiki Shunjiさんの投稿から。4号機が崩壊した際の避難対策について述べられている。

[和訳]
対策:関東・東北地方からの避難について
関東・東北地方から避難する準備は整いましたか。私たちはいま、政府との原子力戦争の真っ只中にいます。
不安定な原子炉の状況から判断すれば、私たちは高濃度の放射能に汚染された東北・関東地方から非難する準備に取りかかるべきだと思います。6月上旬にセシウム137が突然増加した情報は、福島原発はいまだに予想不可能である危険性を伝えています。
もし次に予測できない事故が起これば、無能で無責任な政府は、国民がパニックに陥って交通渋滞になるのを避けるために、有無を言わさずに主要道路を閉鎖するでしょう。
ですから、私たちは、このような最悪の状況を受け入れなくてはならなくなる前に、避難ルートを個人的に確認しておかなくてはなりません。
*東京から出発するほとんどの電車は、止められるという覚悟をしておく。
*関東・東北地方から避難するためのルートを確認し、覚えておくこと。
*車の燃料は、常に満タンにしておく。
*避難のために十分な水と調理済みの食事を用意しておく。
*家族のために寝袋や毛布、軍手などを準備する。
*太陽電池のラジオや救急箱が必要となる。
*現金、クレジット・カードやその他の動産全てもお忘れなく。
(注:リンクは筆者による。)
4号機の危険性は、京都大学の小出裕章先生も心配されている。
20120109 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
1月9日 4号機倒壊の危険性と40年原則廃炉について 小出裕章(MBS)
2012年1月9日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
・原子力発電所の賛否を問う住民投票条例の制定を目指す市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」の大阪府での署名活動で、有権者の50分の1(約4万3000人)を超える約5万人分があつまったことについて
・「40年で原則廃炉」というザル法について。
・4号機の水素爆発が、1号機3号機とは変わっていたものだったこと。その爆発のせいで建物が倒壊する危険性があること、について。
小出先生の4号機に関するお話の書き起こしを一部『ざまあみやがれい!』より転載させていただく。
【More・・・】
水野「はあ…。それからもう1つ伺いたいんですが」
小出「はい」
水野「あの……これは福島第一原発の事故の2週間あとの段階で、」
小出「はい」
水野「え…政府が想定してた最悪のシナリオ、というものが今になって明らかになってきました」
小出「はい」
水野「で、これはですね。4号機の使用済み核燃料のプール、の中にある燃料が融けるということを想定、したんだそうです」
小出「はい」
水野「で、最悪の場合どういうことが起こるかといいますと…。え……。まあ、住民で希望する人たちがいたら移転を認めるべきだという地域は、どこまでかというのが、半径250キロの外側まで、発生する可能性があるというんですね」
小出「はい」
水野「で、250キロというとどこかというと…え……横浜、あたりになります」
小出「はい」
水野「つまり、東京も含めて首都圏の、多くの地域から、ま、避難が必要…であると、いう事態を政府が想定していたと。」
小出「はい」
水野「いう話が出て、来ました」
小出「はい」
水野「で、え……わたくし思い出したんですが、小出先生は確か、4号機というのは、あの…未だ色々心配なことがあるんだよとおっしゃった、時があったかと思うんですね」
小出「そうです」
水野「4号機のプールというのは今、どういう状況なんですか」
小出「え…使用済みの燃料プールというのは、放射能を閉じ込める最後の防壁である格納容器という容器のさらに外側にある、のですね」
水野「はい」
小出「え…つまり放射能を閉じ込めるという防壁に関していえば何も無いという場所に使用済燃料プールがある」
平野「うん」
水野「はい」
小出「のです。そしてそのプールの中に、4号機の場合には、え…原子炉の中に通常入っている燃料の、え、2倍あるいは3倍分ぐらいの使用済みの燃料はたまっている…」
水野「はー…はい」
小出「のです」
水野「2倍、3倍たまっている、はい」
小出「はい。そして、4号機というあの建物はですね、水素爆発でやはり吹き飛んでいるのですけれども。」
水野「はい」
小出「4号機の場合の水素爆発は、非常に変わった形で起きていまして…」
水野「おん」
小出「え……1号機も3号機もオペレーションフロアーと私が、私たちが呼ぶ、最上階の部分で爆発が起きて」
水野「ええ」
小出「はい。いわゆるまあ体育館のようなどん長の部分が吹き飛んでいる、のですが」
水野「はい」
平野「ふむ」
小出「4号機だけはそうではないのです。そのどん長の部分も吹き飛んでいるし、さらにその下の、1階、さらにまたもっと下のもう1階分ぐらいのところの建屋が爆発で吹き飛んでいる、のです。実はだからそこに使用済燃料プールが埋めこまれている場所というところが、すでに爆発で破壊されてしまっているわけで。え……いつ、使用済燃料プールが崩壊してしまうかがわからないという、そういう状態が3月15日でしたでしょうか」
水野「ええ」
小出「4号機の爆発以降ずうっと続いている、のです」
水野「え、今も続いてるってことですね」
小出「続いているのです」
水野「その、プールが崩壊の危機にさらされている状況は今も続いているんですね」
小出「はい。ただし、東京電力ももちろんそのことの重大性に気がついていまして」
水野「ええ」
小出「えー4号機の使用済燃料プールをとにかく崩壊から守ろうとして、え…耐震補強工事というのをやったのです」
平野「うん」
水野「はい」
小出「はい。え……でも、え……余りにもひどい、ようするに作業環境で、工事を行ってきている、わけだし、それしかできないわけで。ゆっくりゆっくりその、きちっとした工事をするというようなことが、実際上はできないような現場なんですね」
水野「ええ」
小出「そこででも東京電力は苦闘しながらやったとは言っているわけですけれども、これからまだまだ余震も来るでしょうし。次に大きな余震が来たときに4号機の使用済み燃料プールが、本当に壊れないんだろうかということが私は不安なの、です」
平野「ふむ」
水野「はい……」
小出「もし壊れてしまえば、その、政府が3月15日のころに、予想したように、250キロというようなところも、膨大な汚染を受けるようなことになると思います」
水野「はあ…そういう不安な状況が今も続いていると、認識しなきゃいけないんですね」
小出「そうなのです」
水野「はい……ありがとうございました」
小出「はい」
平野「どうもありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました」
福島第1原発・4号機が倒壊した場合について。- 2012.01.08
【福島第1原発の現状】(1月2日)タンク水低下、地震影響か 4号機プール、異常なし(共同通信)
【福島第一原発の現状】4号機タンクの水位低下(東京新聞)
【放射能漏れ】 文科省、放射線量の公表 土日祝日休止(MSN産経ニュース)
福島のセシウム異常数値、福一との関連は不明(ゆかしメディア)
打ち上げられるクジラ、深海魚 大地震の予兆が続々(日刊ゲンダイ)
海保もびっくり イルカ300頭 対馬沖(朝日新聞)
イルカ300頭の群泳 長崎・対馬沖、海保が撮影(MSN産経ニュース)
車両ウォッチング 2012-01-07富岡ライブカメラ(NTTふくしまの窓から)
【明らかに異常事態発生!?】車両ウォッチング 2012-01-06富岡ライブカメラ(NTTふくしまの窓から)
1月6日ですから、つい3日ほど前の映像ですね。
これ見てびっくりしました。
パトカーや消防車、救急車や大型車両が何台も連なってどこかへ向かってるのがハッキリとわかりますね。
これ、どう考えても福島第一原発に向かってるとしか思えないのですが・・・。
この日、何があったのかハッキリと説明するべきではないですかね。
かなり大きな「何か」が起きたのは間違いないでしょうね・・・。
4号機内に作業員 ズーム
Miki ShunjiWe think about Fukushima Daiichi.「福島第一原発を考えます」
原文:
[Countermeasure] Evacuation from Kanto and Tohoku district
Did you complete your preparation for evacuation from Kanto and Tohoku?
We are in the middle of nuclear war against our government.
Judging from the situation of unstable reactors, we are ought to be think about
the preparation for evacuation from highly contaminated area mainly Tohoku and
Kanto.
The information of sudden increase of in the beginning of Jun. told us
the danger of Fukushima is still not to be predictable.
If next "unpredictable accident" comes, our stupid and irresponsible government
will take a plunge to close main road to evacuate for avoiding traffic panic.
So, we should confirm our personal root for evacuation before accepting
such a worst situation.
*Most of the trains departure from Tokyo metropolis will be stopped.
*Confirm and memorize the root for evacuate from Kanto and Tohoku.
*Fill the fuel to your personal car in every time.
*Prepare enough water and pre-cooked foods for evacuation.
*Sleeping-bags, blankets and "gunte" for your family are convenient.
*Radio worked with solar-power and medical-aid kit is necessaries.
*Cash, cards and all of your movable .
政府が4号機に関しての情報を全く公開しないので、実際、4号機がどのような状況にあるのか、4号機で働く作業員以外、誰にもわからない。避難に関しては、ここに書いてあることをただ信じるのではなく、各自が調査して判断して欲しい。単なる取り越し苦労であってほしいのだが・・・・。

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私も少し前にこの記事を読みました。最近の武田氏には、以前のような強い反原発への発言が見られなくなってしまったような気がします。何があったのでしょうね。
> 武田先生は4号機プールが崩壊しても、日本終了のような深刻な事態にはならないという意見です。
> http://takedanet.com/2012/03/post_06a0.html
http://takedanet.com/2012/03/post_06a0.html
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