2006.11.13 (Mon)
天皇制廃止議論のススメ(最終回)
これ以上、この皇室維持費についてのトピックで不毛な議論をしたくないので、国民新党、社民党、共産党、民主党などの主な野党に皇室費に本当に2兆円かかっているのか調べてもらおうとメールを送ってみた。
各政党の国会議員各位殿、
国民にわかりやすい国家予算を
日本の国家予算には、一般会計と特別会計があり、特別会計の詳細は発表されないということですが、国家予算の2/3以上を占める特別会計の使い道が不透明であるということは、日本の官僚による独裁政治を野放しにすることにつながるのではないでしょうか。その特別会計の不透明な部分は官僚の天下りの企業のためなどに使われていると批判されております。又、特別会計では12兆円が不透明であり、それを消費税に立て替えれば、消費税の増税も避けられるのではないかという話もあります。
その特別会計に含まれるかどうかわかりませんが、最近、皇室23人の維持費に2兆円使われているという噂を耳にしました。もし、これが事実だとしたら、単純計算で行くと、納税者から徴収される税金のうち、一人当たり年間で*4万円が皇室維持のために支払われているということになります。
*これは、おおざっぱな数字で、2兆円を日本の労働人口5000万人(メディア・リソース(2004)より)で割ったもの。
日本の国家財政の内容を明らかにすることは、小泉改悪を引き継ぐ安倍政権のせいで、経済的に苦しくなる一方の国民にとって重要な問題であり、ぜひ、特別会計の詳細解明について、国会で取り上げて真実を追及していただきたいと思います。
美爾依
返事が来次第、ブログで紹介しようと思う。みなさまもこの件で、何か情報があったら、是非お知らせ願いたい。
ところで、今の若者が天皇制に対してどう思っているのか、「2ちゃんねる」を覗いてみた。
【皇室外交】天皇っていらんよね【270億円以上】
若者の傾向としては、天皇制は古いという考えの人も多いようだ。古い新しいということではなく、天皇制の必要性を感じなくなってきている人が多いのではないだろうか。どうしても天皇制を廃止したくないという人も多いようだが、それなら、現在の天皇陛下には引退していただき、天皇になりたいという国民が交代で「一日天皇」を務めるというのは、どうだろうか?いかに日頃の自分の生活と天皇の生活が違うかが手にとるようにわかるだろう。海外視察に行く場合もあるので、一週間交代にしてもいいかもしれない。そして、希望する者が誰でも天皇になれるのだから、差別というものはなくなる。なかなかいい考えだと思うのだが・・・・(爆)。
これとちょっぴり似た考えをロバさんからもいただいた。
皇室の民営化を
私は天皇制廃止論者です。天皇制が差別の要因になっていると言うことに共感します。
天皇制は人には生まれにより貴賎があるということを目に見える形で示しています。さらに家父長制の象徴である皇室を敬うことを強制することは、暗黙のうちに人の家族における役割を強制しています。
今話題のいじめ、相変わらず存在する弱者・少数派への差別、女性差別、ひいてはいじめともいえる北朝鮮バッシング、超大国アメリカへの無条件服従とアメリカの敵への強硬姿勢(いっそのこと日本の土木技術を駆使して日本列島をカリフォルニア沖に移設すればいいのにとおもう。)等々あげればきりがないですが、全て天皇制に関係していると思います。
我々と違うものを排除することが差別であるとすると、そもそも世の中には貴賎・序列・優劣があると教える天皇制が、あって当然、あっても仕方がない、というメンタリティーをなくさなければ差別はなくならないのでは。
しかし、共産党まで天皇制の存続に反対していない今、どうも廃止は絶望的です。
そこで一つ考えました。流行の民営化です。女系天皇にも多いに賛成して、政治家有識者が口出しするのをけしかけ、オープンな議論せざるをえない方向へ向わせましょう。雅子さんには、広い世界へ復帰して病気を治してもらいましょう。そして、皇室を縛っている法律は、民主的でないので徐々に廃止しましよう。お金も、国の予算をつけるのではなく、しかるべき土地、財産を帰属させ、もっと自由に生活してもらいましょう。
そうすれば、敬いたい人だけが敬うようになり、宗教みたいなものになるでしょう。そのうちに、代が変わり、家系もぐちゃぐちゃになり、
子孫だと言う人が、あちこちたくさんいて、そういえばむかし天皇家というものがあったな、という世界になるでしょう。
そうそう、天皇制を維持したい人だけがその費用を支払うようにするというのは、大賛成!皇室維持を何も国民の義務にしなくたっていいと思うんだけど・・・。
最後に天皇制について、より詳しい情報に興味がある方のために、コメント欄やサイトからニュースや情報をピックアップしてみた。
まずは、匿名さんから。
たしかに、大阪で国体があった時、茨木市に皇太子がくることになったのですが、「皇太子に茨木市ってきれいなところだな」と印象残してもらおうと、市長の呼びかけで、会場周辺の一斉掃除ありました。
会場になった、茨木高校は、校舎、プール。体育館の建替えしただけではなく、運動場の整備もやってました。
皇太子が、通る道は整備され、老人会が、プランタンに花を植え、道路に並べられていて、皇太子が目にするところ周辺だけは、きれいな町並みになってました。警備上とかで、周辺の通行に時間制限してました。
大人は当然と思ってた時に、子供は馬鹿な大人と思っていたんでしょうね。
ははは・・・。皇太子が行くところはたちどころに「美しい国、日本」になってしまうのですね。これって変じゃない?一般国民には汚いままの街でがまんしてもらって、皇族がくるとなると、突然きれいにするなんて。税金は本来は国民のために使われるものであり、皇族のために使われるものじゃないんだけど・・・・。
とらちゃんがいろいろな面白い情報を提供してくださった。いつもありがとね。
週刊金曜日 1998.7.3(225号)
新・傷だらけの百名山 7(最終回)
"皇太子ご一行様"の自然破壊山行 小屋もルートもアンチ・ナチュラル
それにしても、どうして検便?(冷笑)
高知県職員措置請求監査報告書
よさこい国体における行幸啓費用について書かれている。
仙台地裁平成10年04月14日判決
平成8年(行ウ)第8号・文書開示拒否処分取消請求事件
行幸啓等に際し、知事招宴等に支出した経費や、宮内庁職員・皇宮警察官等による行程の事前調査の調整のための懇談会費用について、原告である仙台市民オンブズマンらが、被告である宮城県知事らにその開示を求めた裁判だったんだけど、宮城県知事らがその開示を拒否した理由というのが、すごい!
(一)県の要請でご来県いただいた皇族の招宴に掛かった費用の詳細を公開することになると、招宴の金額や内容について議論を招き、皇室への批判につながることが危惧される。なお、皇室に関してはその性格から一般国民の関心を集めやすく、従来の報道のされかたから見ても、常に関心の対象となっており、興味本位に捉えられているものも見受けられるのであって、右招宴の金額等が開示された場合、恰好のニュースソースとなり、これらが紙面、テレビの画面を賑わすことになる。
(二)我が国では、皇室は伝統的に敬愛、尊敬の対象とされており、皇室に関する情報は、これらを傷つけないように慎重に取り扱われており、少しの批判をも浴びることのないように細心の注意が払われている。また、国民の多くも皇室に関する情報を全て公開する事を望んでいる状況にはない。このような現状の中で、宮城県が皇室に関する情報を公開することにより、万一にも批判を招くような事態になれば、皇室の権威を傷つけかねないとともに、国民の反感を買うことにもなる。
(三)宮城県が招宴などの内容等を開示する事により、その金額等が全国的な基準となり、今後各県独自の裁量で行なう招宴等の運営が制限されてしまうことが予想されるなど、他県が行う同様の行幸啓に関する事業に及ぼす影響が大きい。
(四)行幸啓に関しては、概ね二ないし三か月前に、行程、宿泊、警備計画等を確認するため、宮内庁職員・皇宮警察官等が来県し、県秘書課、県警本部の警備関係者等を加え、行幸啓当日の最終的な調整を行なうが、右事前調査を行なうこと自体警備上の観点から公にすべきでない性格のものであるから、これに付随する懇談会等についても公開すべきではない。
(五)行幸啓に係る料理等については、その提供業者の企業努力によって、相対的に安価で提供してもらっており、この情報が開示されれば、それをもとに皇族以外の人が、同じ金額で同じ料理を提供するよう要求した場合、その対応に苦慮させられることとなって、提供業者に対し営業上の不利益を与えることとなる。
こりゃ、天皇崇拝主義以外の何物でもないじゃん。証拠隠滅じゃん。皇室批判につながるほど莫大な金額が使われたんだね。こんな裁判があったなんて、ぜんぜん知らなかったよ。また、「国民の多くも皇室に関する情報を全て公開する事を望んでいる状況にはない。」なんて勝手に決め付けないで欲しいよ。税金で皇室を支えている国民には、皇室に関する全ての情報を知る権利があるんだぞ~。
<日本人が知らない 恐るべき真実>=>海外では知られている真実
天皇の蓄財①
天皇の蓄財②
天皇の蓄財③
天皇の蓄財④
安倍晋三と日本の闇
↑最後の記事は私のブログも引用して下さっている。
↓これは最近起こった出来事だったんだけど、あまり公にならなかったので、今日まで知らなかったニュース。
毎日新聞佐賀支局記者に批判の嵐…抗議メール、電話殺到 知事への質問で両陛下ご出席の行事「もったいない」
批判の嵐?いまだに洗脳された日本国民が多いということか?天皇制廃止までの道のりは遠そうだニャ~。

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自分が他人の
奴隷にされることを怒る
奴隷は
他人が自分と同じ
奴隷でないことを怒る
支持する人の煙にまく感が苦手です。
気持ち悪いんです。支持する人の意見が・・・
不気味なんです。
どうしてそこまで天皇を守ろうとするのか。。。
怖いです。本当い怖いです。
なんとなくですが、戦前、誰も天皇を止められなかった不運な時代を迎えた理由はここにもある気がします。
世襲、と言う制度自体に違和感を感じます。人間努力と運次第で何にでも…と言う話は出来ませんからね。貧乏庶民の運命を感じます
1台5000万円の新しい御料車、私も一度でいいから乗ってみたいです。
え?宮内庁はこれを4台購入ですって? ちょ…待って…。
>ただ、井沢氏は、穢れの思想は天皇以前から日本に存在していると分析してませんでしたでしょうか?(記憶違いだったらごめんなさい)また、当時の政治は穢れをはらい、怨霊を鎮め、世の安寧を祈ることであり、それを行うのが天皇だったと。だとすれば、天皇制が差別の元凶だと言い切るのは無理があるのではないかと思いますが
記憶違いかと。
それに私は天皇が差別の元凶とは言っていません。
『身分の高低は所詮、相対的なもので、高いものを肯定すれば低いものを肯定するのも必然です』と。
>生まれながらにして犯罪者の家系という表現はいただけませんね。井沢氏を取り上げている以上、現在の常識を過去に当てはめて評価してはいけない、という原則はまもって頂いたほうが良いでしょう。
犯罪者の家系だからといって「批判」してませんが。
私もあなたの先祖もたどれば手を血に染めてきたはず。
自らの権力を守るために殺戮を繰り返し、その血統を守り(歴史上では珍しくもなんともないこと)
その末裔を現在、「高貴」であるとすることに皮肉を感じるだけです。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
に関して、これの本当の意味をそのひとなりに解釈して書いている文章がありましたので転記いたします。
ただ、これに関しては私も「学問のススメ」を読んでませんのであくまで参考ですが。
----------------
~前略~
「学問のすすめってのは、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」っていうあれでしょ?
ホントにあんなタカ派なことを言ってたのかしら・・・」
「そんなことを言っていると、あの本を読んだことがないことがばれますよ。
天は人の上に人造らず人の下に人を造らず」という序章で勘違いする人がいますが、
『学問のすすめ』は人類平等を説いた本ではなく、祖国防衛を説いた本なのです。
文末の「言えり」というのは現代語で「言われている」と訳します。
つまり「人間は平等だ」ではなく、「人間は平等だ、と言われている」と訳すのが正しいのです。
誰が言ったかというと、これは第3代米国大統領トーマス・ジェファーソンの言葉です。
ウソ八百なのは誰の目にも明らかですけどね。
当然、福沢諭吉もこれには反論しています。
『人間は生まれながらにして平等と言われている。
しかし、実際はどうだろうか?
周りを見てみればそんなことはない。
富めるものと貧しいもの。
位の高いものと位の低いもの。
支配する国と支配される国があるではないか。
人間は平等という言葉は素晴らしいが、所詮それは理想論である。
たしかに生まれたばかりの赤ん坊のときには平等である。
しかし生まれたときは平等な人間が、なぜ成長するとこうも差が出るのか?』
と言った感じになるわけです。
福沢諭吉はこの答えを「人間の位は学問の有無で決まる」と示しました。
~中略~
学問をすればいい。
学問をして国民のレベルを上げ、学問によって国のレベルを上げる。
それこそが国を強くする方法であり、それこそが日本の独立を護るのである。
つまり、学問をすることが祖国を護り、自らの生活を守ることになるのだ』
と言った内容なのです。
だから本のタイトルは『学問のすすめ』なんですよ。
カナメさん、あなたは『学問のすすめ』を読んだことはありますか?」
「な、ないけど・・・・」
「名前は知っていても読んでいる人間はほとんどいない。
これが日本の現状なのですね。
哀しいことです。
『学問のすすめ』は文系のお偉いさんが書いた本ですが、
できるだけ多くの人が内容を簡単に理解できるようにやさしい文章で書いてあります。
もっとも当時としてはやさしい文章だったようですが、
現代でもやさしいか?と言われれば首をひねってしまうのですけどね。
~中略~
「読めばわかりますって。
少なくとも、わたしが読んだ印象はそんな感じでした。
本当にそうなのかは、是非読者の皆さん自身でお確かめ下さい」
~後略~
ついさっき皇室費2兆円の話を知って今ごろで申し訳ないですが書かせていただきます。
結局2兆円と言う数字がどこから出てきたのか?
ということを書いてくれないのがおかしいと思いました。
最悪資料とか証拠がなくてもいいのです。
例えば「ある天皇ご一行の訪問にかかった経費を算出すると1000億になった。こういった訪問が年10回程度あるのでこれだけで一兆円にもなる。他にも出てこない経費があることを考えれば倍の2兆円程度はかかっているのではないだろうか」
など。
この場合2兆円という数字自体に根拠はないですが、
「もっと多くのお金がつかわれているのではないか?」という疑いを持つことはできます。
税務調査で来客人数や割り箸の数でサンプリングをしてあたりをつけるのに似ています。
私はこれを見て少し前におきた民主党の偽メール事件を思い出しました。
思い込みや決め付けで糾弾するのは非常に怖いことだと思います。
それから、差別論とか私はよくわかりません。
べつに差別論に繋げるとかそういう気持ちはないです。
私の家は父親の母方の親戚から数えたら、父は在日韓国人三世になります。(戸籍では祖父が日本人なので日本国籍だけれど)
また、私の父方の従兄弟は在日韓国人のダブルだし、母方の従兄弟はフィリピン人のダブルです。
だから、民族差別に対しては、許せないしあまりよい感情は持ってません。
私は、医学に興味があり不妊症の本を何冊か読んだことがあります。
顕微受精の場合、染色体異常は男児と女児を比較すると男児に多いそうです。
また、男性不妊の場合、最悪精子が見つからない場合は、外科的な治療で精子を採取します。
この治療に麻酔はありませんのでかなりの激痛があります。
このような治療を次世代にもさせる可能性があるということを男児を得る場合、覚悟しないとならなくなります。
それよりは、将来を考えて健康な女児を私は選びますし、ツレにもたぶんそう言うと思います。
たぶん、私があなたと違う性を持っているからだと思うけれど。
井沢元彦さんの「逆説の日本史」を引用されていますが、あの本ではいくつか全体を通して一貫する主張がありましたよね。彼の言葉をそのまま使っているわけではありませんが、要約すると
・現在の常識を過去に当てはめて評価してはいけない。
・日本の政治を怨霊信仰や物忌みの観点から見ると、一貫した世界が見えてくる。
だったと思います。
いわゆる「穢れ」の思想は、確かに特定階級を生み、差別の原因の1つになっていることは事実だと思いますし、ある時期天皇を中心とした貴族、あるいは平民階級に相当する部分までもがそう言う階級の人々を差別したのも、多分本当でしょう。
ただ、井沢氏は、穢れの思想は天皇以前から日本に存在していると分析してませんでしたでしょうか?(記憶違いだったらごめんなさい)また、当時の政治は穢れをはらい、怨霊を鎮め、世の安寧を祈ることであり、それを行うのが天皇だったと。だとすれば、天皇制が差別の元凶だと言い切るのは無理があるのではないかと思いますが。
そもそも江戸時代までの天皇制と、明治以降の天皇制では全く意味が違います。前エントリで私がコメントしたことに対して、だれかコメントを付けてくれてもいいような気がするんですが。
私も男系男子による天皇存続の方がいいと思います。同時に、男系男子が途絶えるのであれば、女系による天皇制存続よりも、共和制に移行した方がいいと思います。
世界が認めている天皇家の外交上の意味は、「世界最古の王家であること」であり、その価値を守ろうとすることには、私は違和感を覚えません。女系天皇には、その意味は全くありません。天皇家に女性しかいなくなったとき、天皇家が持つ国内的意味を考えて、日本国民がどうするか決めれば良いと思います。韓国で王家再興が全然盛り上がっていないことを見ても分かるとおり、正統性がないことを無理にやってもなんの意味もないでしょう。また、2兆円の維持費がかかっているというのが本当であれば、天皇家の持つ価値がそれに値するのかは、再考の余地ありだと思いますが、現実に「隠蔽された」という根拠しかなければ、その主張をどこまで信じるかは、それぞれです。
あと、生まれながらにして犯罪者の家系という表現はいただけませんね。井沢氏を取り上げている以上、現在の常識を過去に当てはめて評価してはいけない、という原則はまもって頂いたほうが良いでしょう。仮に貴方がタバコを吸う人だったとして、将来禁煙法が出来た場合、貴方の家系は犯罪者の家系だと言われるようなものです。
>奈央さん
私はブライアン・サックス教授の本を持っておりませんので、孫引きになりますが申し上げます。
http://72.14.253.104/search?q=cache:CbRaO2ks-E4J:www.enpitu.ne.jp/usr/bin/month%3Fid%3D7246%26pg%3D200602+%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9+%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90&hl=ja&ct=clnk&cd=1&lr=lang_ja
>理由として宮廷費などのこともありますが、女性を子産みの道具としか思っていない皇族の人たちに嫌気がさしたからです。
皇太子殿下がおっしゃっていたような「雅子妃を一生かけてお守りする」とか雅子妃の「人格を否定するような」発言を素直に解釈すれば、「女性を子産みの道具としか思っていない皇族の人たち」という貴方の考えは、レッテル貼りではないでしょうか?
その他の皇族からもそう言う発言がでたり、そう受け取れる行動があったという話は私は知りません。日本国民や周辺の官僚などから、という話であれば、それはあったと思いますが。
>性染色体は、組み換えをしながら傷ついた遺伝子を癒やして修復しています
貴方がおっしゃっているのはあくまでX染色体に限ってのお話ですね。(2/26に書かれているように)サックス教授の「Y染色体はX染色体と抱擁できないので、自分を更新できない」という記述からも明らかです。
事実に基づいて貴方が書いている事を再解釈すれば、Y染色体は組み替えや癒し(専門用語では別な言葉だったと思いますが、失念しました。遺伝子組み換えと言うとバイオテクノロジーを想起してしまいます。)の出来ない遺伝子の墓場であり、X染色体と比べて劣化が進みやすい遺伝子である、であり、これはサックス教授もおっしゃっている話です。これは天皇家のような「万世一系」の家系の話だけではなく、全てのオスに共通する話です。
しかし、これを元に差別論につなげようとすると全ての男は女よりも劣っているという論拠になってしまいます(実際そう言う冗談も世の中には存在します)。まともに受け取ったらヒトラーの優性民族概念よりも怖い気がしますが。あなたの主張はそういうことなんですか?
>秋篠宮家の親王は、皇太子一家の愛子ちゃん同様、自然に授かったわけではありません。医学の力をかりて産まれた子供です。
すみません、どのあたりでそう言うお話があったのでしょうか。不妊治療の事をおっしゃってるのでしょうか。皇太子ご一家の不妊治療のお話は聞いたことがありますが、秋篠宮家のお話は聞いたことがありませんでした。
でも不妊治療の話であれば、全国で同じ悩みを抱えてらっしゃる方が多数いらっしゃると思いますので、あまり言うべきではないと思いますが。
生み分けをしたということをおっしゃっているとすれば、私はそれを信じるに足る報道や証拠を見たことがありませんので、是非教えて下さい。
私は天皇制には反対です。
理由として宮廷費などのこともありますが、女性を子産みの道具としか思っていない皇族の人たちに嫌気がさしたからです。
私は男系男子の世襲には、もう遺伝的に限界があるのではと思います。
オックスフォード大学教授のブライアン・サックス教授がアダムの呪いという本でそのことを指摘しています。
私たちの性染色体は、組み換えをしながら傷ついた遺伝子を癒やして修復しています。
簡単に言うと女の子ばかりの家だとお婿さんをもらうという形で庶民は家を存続してきました。
しかし、皇室は違います。
男系男子がずっと継承してきましたよね。
つまり遺伝子の組み換えや癒やしのチャンスをずっと奪われていたわけです。
遺伝子の組み換えの機会をずっと奪われた男性の染色体は、突然変異によるダメージを修復できないだけでなく、この突然変異のために、遺伝子が次から次へと殺されてY染色体の墓場となります。
例えると、突然変異は男性不妊という形で現れます。
皇室は、自然妊娠で女の子しか生まれなかったのも種族保存の法則が働いたためかと思います。
秋篠宮家の親王は、皇太子一家の愛子ちゃん同様、自然に授かったわけではありません。
医学の力をかりて産まれた子供です。
しかし、皇太子の娘の愛子ちゃんと違うことは、愛子ちゃんが女の子なので遺伝子の修復や癒やしができているだけでなく染色体異常のリスクも避けられた健康な子供だということです。
存続するなら、女の子ばかりならお婿さんを迎えるなどしていく双系天皇制を望みます。
男系男子に拘ることはけして正しいとは思いません。
願うなら、子孫が遺伝による不妊症などに苦しむことがないようにしていくのが一番の課題でしょうね。
天皇制と差別についてですが相関性はありますよ。
まず、私は男系天皇派です。
女帝はかまわないけれど女系はいけません。
理由は天皇は日本の「シンボル」であり、万世一系ゆえに価値があるからです。
他の王朝のように支配者の家系が変わることのないのが特徴であり、それゆえの「シンボル(象徴)」なのでしょうけど。
ただし、この男系も「側室」というオメカケ制度を廃止した以上、生物学的な偶然による男児の誕生に頼るしかありません。
さらに現代的な女性は、現東宮のお妃選びに苦労された様子を見ても
好んで「古い家系」の「長男」の元に嫁ぎ、「男児を生む」という任務を女性蔑視と解釈することでしょう。
つまり、早い話が放っておいて「滅亡」するに任せるべきだというのが
私の持論です。
そうすれば、「万世一系」にも傷はつかず「シンボル」のままきれいに消えていくことになりましょう。
ただし、一方では「伝統芸能の継承家」という位置づけでもあるので
「神道」や「平安絵巻」さながらの日本文化が絶えるのは惜しいですよね。
なんとかこちらは生かす方向にもっていければいいかも
(私にとっての天皇家とはつまりはその程度)。
生まれながらにして「尊い」人間なんているわけありません。天皇家もその祖先をたどれば、征服者です。
おそらくは土着の豪族たちを武力で制した渡来人でしょう(邪馬台国と大和朝廷の関連性は明らかではない)。
奈良時代まではその権力を維持するため、反対勢力のみならず
血の通った兄弟まで殺し合い、わが手を血で染めてきた家系でもあります(それは諸外国でも決して珍しいことではありません)。
生まれながらに尊いというよりは、生まれながらに犯罪者の家系といっても過言ではないでしょう(苦笑)。
そんな血みどろになって守り通した天皇の位と家系は、皮肉なことに平安時代、仏教が広まり殺生を忌み嫌うようになり、自らの手を血で汚さなくなる代わりに
代行者を求めるようになります。
それが「令外官」であったり、後の武士の始まりであったりします。
また、血や死の忌み穢れ概念が、それを生業とする後の部落差別に結びついたようです。
身分の高低は所詮、相対的なもので、高いものを肯定すれば低いものを肯定するのも必然です。
そしてそれは時の為政者にとって「都合が良い」、ただそれだけのものでしかなくありません。
駆け足でうまく説明できません。
よろしければ井沢元彦著「逆説の日本史」をお勧めします。
先日も市田書記長は、国民の支持を得ている天皇制には反対しないと言っています。NHK等々で。
確かめてみてください。
男女平等を根拠に女系天皇を実現したいと本気で考えている人がいること自体が信じられません。
天皇制は平等とか、民主主義とかから遥かに遠い存在だからです。
平等でない、特別の存在、を憲法でうたう大矛盾、
後継ぎとか家族の問題を法律で決めることのグロテスクさ、これらを感じることが出来ないのでしょうか。
廃止させるための戦略としてはありえるとは思いますがいかがでしょうか。
私なりの反安倍政権のための、新しい活動を始めるべくTBさせていただきました。ご覧いただいた上ご意見などあれば、お寄せください。
よろしくお願いします。
また君主は世襲制ですから、正常な性機能を持っていることが望まれます。それに君主制は非常に人種主義的で平沼赳夫の「青い目」発言さえも目立ちます。憲法によって身分が生まれながらに決まっているというのも、基本的人権にそぐわないでしょう。
「男鰥に蛆がわき、女鰥に花が咲く」と本来男性が不浄という観念が天皇制では逆転しています。仏教の不浄観が日本の穢れ思想になって、それが女性=穢れそのものとなって女性は聖域から閉め出されてきました。男性は厭離穢土できますが、女性は変成男子を通過しなければならないなんて、まるで厭離穢女です。穢土は女性の住む穢れた世界、浄土は女性と穢れのない世界。そしてその集大成が明治に制定された皇室典範だったのでしょう。つまり今の皇室典範で女性が天皇になるには変成男子しかありません。それは輪廻転生か性転換手術か手段は分かりませんが。
かつて女性も条件付きで天皇になれたのに、明治になってまったくなれなくしたとは、進展どころか退化、バックワード、ディジェネレーション、デヴォリューションとしかいいようがありません。
日本共産党は,たしか「国民の合意の下,将来天皇制を廃止する」とか言っていたような気がします.
そのような挑発的な発言がなくても、美爾依さんの思うところを伝えることは可能であり、このような挑発的な発言をなさるのをみていると、美爾依さんが嫌う2ちゃんねらーやネトウヨと同じに見えます。
前エントリにおける多くの誠実な指摘に対して、きちんと答えない美爾依さんが「日本語を勉強したほうが...」というのは、あまりにも滑稽にみえてしまいます。
各党に訴えようと思っているならば、「最近、皇室23人の維持費に2兆円使われているという『噂』を耳にしました。」では誰も相手にしてくれないと思うのですが、どうでしょうか。「▲▲が公表している●●という資料があり、それから計算して推測するに、2兆円が皇室維持費に使用されていると考えられます。」と訴えねば、正直「なんだこいつ」と思われるだけだと思いますよ。
前エントリの多くの指摘にお答え頂けないのは残念ですね。
天皇制については、将来的に「財団法人にして民営化」と言うのが私の持論ですが、未だに、これまでの議論に参加されていたような、「天皇について悪く言うのは良くない」と言う感情が日本人の中に根強いのも事実で、まだ先のことと思います。
ですが、「女系天皇」については、男の子が生まれたからもうOK的な考えの保守層の人がいますが、とんでもないことです。女性皇族は、結婚すると、民間人になることが現在の皇室典範で定められています。
現在の皇位継承権が、皇太子、秋篠宮の順番で、その次の人が皇位に就くのは先の話ですが、その前に、皇太子(東宮)にならねばならず、また、そのための教育や神事もみな異なります。まだ現在の皇太子が天皇であるうちに、皇太子の娘(名前忘れた)は、東宮候補になるのか否か、決まることになります。その時点で皇室典範の改定議論が必要になります。それは、もう今の天皇の寿命が尽きるまでには決めておかねばならないのです。
私は、女系天皇大賛成派なんですけどね。当面天皇制が存続するとして。なぜかと言うと、今の世の中男女平等だからです。外国にも女王はたくさんいますし、日本だけ違うというのは、伝統と言うよりも、「旧弊」だと思いますよ。男性でなければならない理由を国家神道上の問題以外で説明できる人がいるなら別ですがね。
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いじめで自殺するぐらいなら・・・・ってこれはちょっとやりすぎでしょ
これが安倍晋三政権の体質だ!やらせどころか議論を金で買っていた!
教育基本法改悪は憲法違反。今こそ憲法を権力者に遵守させ、真の国民主権国家への平和革命を実現しよう
続発するいじめ自殺、拡大する学校長の自殺ーその最高責任は安倍自公政権にあるー
というのも、自分の知識じゃないんですが、「人が神になってはならない。
人は必ず過ちを犯す生き物だから。」っていうのを聞いたとき、本当にそのとおりだと思ったから。なにより、それ聞くとオウム、天皇をぱっと思い浮かぶんですよね。神が関わる戦争って悲惨ですよね。天国行けるって自爆テロさえ平気で起こす。相手の事などこれっぽっちも考えられなくなり、子供は洗脳。戦うことが正義と教え込み、まるでウイルスのように伝染する。とくに熱心な信者は一度洗脳されると聞く耳もたない、右翼なんてとくにそうですよね。天皇、オウム、イスラム自爆、似てます。今、天皇反対を言い出す人が増えてるのは、戦後教育がとか、日教組とか言い出す、おかしい右翼がいるけど、全然関係ない。天皇反対とか言えば”暴力”で威圧してきた右翼が老化して消えてきたから以外なにものでもない。逆に言うと、いまになってやっと自由に言えるようになってきた、なさけないない内情を示しているのに、気づかないといけない。ただ、まだ怖くて、見かけ的に天皇維持をしている反対者も多いでしょう。以前の私も右翼が怖くて、反対と言えませんでしたから。 一応言っときますが、自分、社会主義も、赤もクソくらえですよ。ただ、おかしい宗教的なもんを廃止しろと言ってるだけです。それでも赤とか言われるんですよね。ああ本当に言論の自由な国ですね、日本って・笑