2011.12.01 (Thu)
田中優氏の『希望の食を学ぶ』講演
意外だったのが、講演で田中氏が、汚染されている食物は意外と少なく、普通の水道水ならまず心配はいらないとかなり楽観的に語っていたこと。これが本当なら、食品の放射能汚染に不安を抱いている国民はどれだけ救われることか。
耳に心地よい声と語り口、やさしい言葉、日本の未来に肯定的な田中氏の発言を聞いて、安心される方も多いと思う。この講演のタイトルにあるように、希望を持てる放射能汚染されていない食品を選ぶのに役立つだろう。問題は、田中氏をどこまで信じていいのかということだ。田中氏を信じてここで言われている安全な野菜を選んだとしても、病気になったときは、田中氏を訴えることはできない。やはり、食品の放射能汚染度を自分でチェックするなど、自分の健康は、自分で守るしかない。
2011希望の食を学ぶ 第1部
以下、『Walking Shoes』というブログが、田中氏の講演の内容をまとめられていたので、転載させていただく。
【More・・・】
「田中優さんの2011/11/20浜北での講演の中から、放射能汚染から身を守るための情報を抜粋しました」
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●危険なのは内部被曝(外部被曝の数百倍)
●汚染されている食物は意外と少ない。
●野菜、アブラナ科の野菜は汚染されにくい
誇りをかぶった当初の野菜を除いて、ほぼすべての野菜は放射能を集めていない。
きゃべつ、ほうれん草、ブロッコリ、カリフラワー、大根、かぶ、わさび、汚染されていない。
●汚染されやすいもの
●生体濃縮による汚染ー肉、魚、卵、牛乳
配合肥料を食べている肉は大丈夫、、、
●特に魚が危ないー淡水魚>底生生物>回遊魚
川魚、海の底にいる魚、
魚は福島沖と茨城沖の魚以外は大丈夫、、、
(5京ベクレルもの放射性物質が原発事故によって飛散した。しかし金属質だったため、海の底に溜まっていった。ただし海流の流れのおかげでかなり救われた。ハワイが汚染されていく。)
●特殊に集める生物ーコケ、キノコ、とりわけシイタケ、ブルーベリー、タケノコ
シイタケ、なめこ、産地を選ぶこと
●葉っぱの硬い植物(竹、笹、イネ)
来春は、たけのこ要注意
●ブルーベリー、柿、なし、りんごなど果物、くり、うめ、お茶
根っこから吸収していない。
来年以降は減っていく
●米や小麦の胚芽部分が汚染されている。
米は白米にして、きちんととげば、ほとんど流れ出る。
玄米を食べるのであれば産地を選ぶ
●他の野菜は基本的に大丈夫
ほとんどが泥の部分に付いているので、よく洗えば問題ない。
●自衛策:免疫力が高いほうがいい
ごきげんに生きている人のほうが免疫力高い。
きっぱり、はっきり、すっきり生きている方が免疫力が高い。
●放射線があたり、ガン化するのは、フリーラジカル反応(酸化反応)
酸化反応を抑えるのは、ごまのセサミンなどの抗酸化物質が効果がある
抗酸化物質が多いのは緑黄色野菜
基本的に日にあたっている作物
●ラットの実験では一部の乳酸菌に効果がある
ぬか漬け、麦芽飲料(ビール)、ビール酵母、熟成度が高い味噌
おそらく「医食同源」の考え方をとる伝統的な食に効果がありそう。
●ホコリから身体に入れたセシュウムが多い。
セシュウムは大気中に出た途端、空気中の水分と反応し水酸化セシュウムになる。
水酸化セシュウムはホコリや粘土にやたらひっつく特徴を持っている。
空気中の放射能はホコリと一緒にやってくる。
花粉症用のマスクで充分効果がある。
●水にはセシュウムは溶けず、ホコリとして入ってくる。
普通の水道水ならまず心配はいらない。
水についてはそんなに神経質になる必要がない。
武田氏が、お店で売っている食品の放射能が測定されて表示されているというナショナル麻生の店内の様子。動画は、カメラが早く動きすぎて、ぶれているし、とても見にくいので注意。
武田邦彦 食品測定 ナショナル麻布 放射能測定表示
ナショナル麻生のHPに行ってみると、放射能測定表示というのは、お店で計測したのではなく、生産者が独自に検査した証明書をはりだしているだけだとか。生産者が嘘の証明書を発行したら、アウトだ。
ベクレル表示の誤解について
9 / 17 (土)
2011年9月3日頃より「当店で野菜のベクレル表示をしている」というtweetが流れてしまっていますが、当店では生産者の方が独自に検査をした証明書を張り出しているだけですので、全ての野菜を検査している訳ではありません。
誤解の無い様にお願いいたします。
なお、和牛につきましては全ての検査結果を表示しており、2011年9月11日現在では全て検出下限以下の「不検出」となっておりますので、安心してお召し上がりください。
今後もお客様の安心と安全の為に出来る限りの情報開示は行ってまいります。
そんなこんなで、せっかく武田氏に紹介されたナショナル麻生だが、9月末に閉店してしまったようだ。
お客様各位
休業のお知らせ
平素は、当店をお引き立ていただき厚くお礼申し上げます。
ナショナル麻布本店は創業以来約五十年の永きにわたり皆様の
ご厚情を頂き今日まで営業を続けて参りました。これもひとえに
皆様の日頃変わらぬご愛顧の賜と改めて御礼申し上げます。
今般当店麻布ビル老朽化のため、来る10月31日を
もちまして一旦閉店休業させて頂くことになりました。
皆様にご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫びいたします。
尚、来年は当社の五十周年にあたります。この節目の年に向けて
麻布本店を早期に再開できますよう努めてまいります。
その節は、これまで同様のお引き立てを賜りますようお願い申し
上げます。
2011 年 9 月 26 日
ナショナル物産株式会社 代表取締役社長 瀬崎 巖
ナショナル麻布本店店長 デール鳥海 稔
付記 ポイントの扱いに付いて残りのポイント及びお手持ちの
クーポン券は田園店でも使用出来ますが、お早めにご使用下さい。
このように食品の放射能汚染がどれだけ進んでいるのか、測定所がほとんどないので、国民はとても不安に陥っている。特に小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、子供を内部被曝させたくないので、かなり慎重に食品を選ばねばならない。
福島第一原発事故の責任者である東京電力と政府は、放射能汚染測定器を買って、すばやく全国の各自治体に配備しなければならないのに、今のところ、そんな動きは見られない。田中氏も講演でおっしゃられたとおり、外部被曝よりも内部被曝の方が数百倍も危険だとおっしゃられているのだから、細野環境相は、ボランティアで除染なんかしている時間があったら、早く食品の放射能測定機を購入しろと言いたい。

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>私のコメント欄には、福○県のクリニックで『「甲状腺機能低下症の疑い」はあるとカルテに記載はしているが、血液検査の必要はないと言われた』との証言があります。<院長の独り言ブログさま
不要な検査ではありません。だが全国民が共済のために納めた医療保険資金を用いてスクリーニング診断のためだけに検査すべきではない。
東電が原子炉生成核物質を大気中に大量放出させたあの事故を起こさなければ、誰も検査などする必要がなかった。今3年以内に発症が強く予測される甲状腺機能障害に対して検査が緊急に必要になったのはすべて、「東電福島第一原発原子炉爆発事故」が起こって、東電が責任もって厳重に管理すべき注意義務に反して核反応生成核物質を大気中に大量に放出したからにほかなりません。よって311以降新たに発生した核物質関連疾患の発見スクリーニング健康診断実費費用は全て東電が負担しなければなりません。疾病が発見された時点で公的医療保険診療の対象とするべきです。
健康被害も含めて汚染被害に対する補償義務と汚染地帯の除染等による原状回復義務は全て一義的に東電にあります。
このことによって現在東電は実質的に破産、会社更生法適用状態ですね。株価もこの先回復の見込みがないでしょう。今は粉飾決算発表隠蔽工作資産隠匿工作の真っ最中といってもいいんじゃないですか?
これらは見ようによっては強固な政官業癒着に司法行政立法も巻き込んだ史上最大の官製汚職にも見えなくはないですね。