2011.11.19 (Sat)
西山元審議官、女性問題から除染問題へ
このところ、悪い意味で環境省が注目を浴びているが、今度は、あの女性問題で懲戒処分を受けていたヅラ西山先生が、環境省で除染問題に取り組むことになった。本人が、直接除染するわけではないだろうが、一応、福島に住んでの職務なので、懲罰人事ではないかと思う。
【原発】西山元審議官が福島除染推進チームに異動(11/11/18)
除染はどこまで効果あるのかというエントリーでも書いたとおり、費用ばかり天文学的にかかり、その効果が疑わしい除染に税金を使うのは反対だ。効果に限界のある無意味なことを、税金を無駄に使って行う環境省には怒りを覚える。いくら、環境省を
環境省が、汚染土壌を投棄させた前総務課長と細野環境相、そして、ヅラ西山の3人を除染作業に直接従事させるなら、まだ許せるが・・・・。実際、細野環境相は除染にボランティアとして参加したようだ。
汚染土壌投棄について、mickyさんからコメントをいただき、全く同感したので、転載させていただきたい。
初めまして。
無責任でご都合主義の日本の欠点をもろに表したかのような「汚染土壌投棄」に憤りを感じ、 今日本の人達はこの国について何を思っているのかを知りたくて検索したところ、こちらにたどり着きました。
全くもってとんでもない話ですね。 私も同じ気持ちです。
とりあえず謝っておけば面倒くさいことは避けられる、と考えている大人が非常に多くなりました。その結果、無責任で卑怯で道徳心のかけらもないご都合主義な社会を増長させているんだと思います。
謝る姿勢を見せたり、辞めさせることで責任を示す、などの行為は現場の被害を被っている人達にははっきりどうでもいいこと。
大事なことは、いざ放射能を浴びたらどういう症状が出るかやその場合どう対応すべきかなどだと思うのに、現実的な話を避けるのが日本ですね。
この国で生きていく自信がとことんなくなる事件でした。
【More・・・】
汚染土壌投棄:環境相が給与返納 前官房総務課長は戒告毎日新聞 2011年11月18日 11時19分(最終更新 11月18日 12時55分)
福島市内で採取されたとみられる放射性物質を含む土壌が環境省に送られ、職員が埼玉県内の空き地に投棄した問題で、細野豪志環境相は18日、自身について今後の在任期間中の大臣給与を全額、国庫に返納するなどの処分内容を発表した。職員の上司だった前官房総務課長(17日付で異動)は国家公務員法に基づく戒告、職員は同省の規定に基づく訓告、南川秀樹事務次官と谷津龍太郎官房長を同厳重注意の各処分とした。
戒告は同法に基づく懲戒処分で最も軽い。
このほか給与について、横光克彦副環境相と高山智司環境政務官が2カ月間2割▽南川事務次官と谷津官房長が1カ月間1割--を自主返納することを決めた。
前総務課長は東日本大震災の現地災害対策本部(仙台市)の本部長を兼任していた。細野氏は「危機管理の要の官房総務課長を現地対策本部長と兼任させた責任は私にある。また、(送付された汚染土壌には)除染について国が責任を果たしていないという福島県民の気持ちが込められている」などと処分理由を説明した。【江口一】
西山元審議官が除染、推進チーム次長に就任
スポーツ報知 11月19日(土)8時2分配信
環境省は18日、東京電力福島第1原発事故に絡み、経産省原子力安全・保安院で広報担当のスポークスマンを務めていた西山英彦・元官房審議官(54)=現官房付=を、併任で福島除染推進チームの次長とする人事を発表した。西山氏は女性職員との不適切な交際が明らかになったため広報担当を更迭され、その後、停職1か月の懲戒処分を受けていた。福島市に赴任し、県内で放射性物質除去関連業務に当たる新設チームの一員となる。 精力的な浅黒い顔とキッチリ整った髪形、常に冷静な口調でおなじみだった西山氏。その後、女性問題で世間を騒がせた原子力安全・保安院の元スポークスマンが、2省にまたがる異例の兼任人事で福島県の除染を担当する。
西山氏の現職は、経産省の大臣官房付。肩書はそのままに、環境省の水・大気環境局と併任となり、福島除染推進チームの次長となった。併任だが、環境省によると「(西山氏の)体は環境省に来ることになる」という。
同チームは、福島第1原発事故を受け、8月24日に新設された。県内市町村が復興のために放射性物質の除染を行う際、その計画策定や現場作業をサポートするのが主な業務。専門家で構成されており、現在のメンバーは約30人。環境省広報室によると、西山氏は「原発事故対応の経験もあって、適材適所ということで選任されたのではないか」という。
チームの本拠地は福島市内。次長としてナンバー2の立場になる西山氏も、省のある東京・霞が関ではなく同市に赴任し、県内で除染関連業務に当たる。同省によると、来年1月に放射性物質汚染対処特別措置法が全面施行されるのに伴い、チームの業務が本格化する見込みだという。
西山氏は保安院の第4代スポークスマンとして、3月13日から広報を担当。だが、妻子ある身で経産省の女性職員と密会していたことなどが報じられ、6月28日に同担当を更迭された。また3月下旬から6月にかけ、勤務時間中に省内で女性職員とキスや抱擁を繰り返していたことが9月に報じられ、同30日付で停職1か月の懲戒処分となっていた。
女性問題が公になった際は「深く反省している。仕事に身が入っていないとの誤解や懸念を与えたとしたら申し訳ない」と謝罪していた西山氏。新天地では、身を入れて仕事に当たるはずだ…。
◆西山 英彦(にしやま・ひでひこ)1956年12月29日、神奈川県生まれ。54歳。1980年に東大法学部を卒業後、通産省(現・経産省)に入省。84年、米ハーバード大ロースクール修了。原子力安全・保安院企画調整課長、通商政策局審議官などを歴任。保安院の広報担当を務めたが、週刊誌の不倫報道で6月に更迭された。7月からは大臣官房審議官職も解かれ、官房付となっていた。
放射性物質汚染対処特措法
平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法
平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法(へいせいにじゅうさんねんさんがつじゅういちにちにはっせいしたとうほくちほうたいへいようおきじしんにともなうげんしりょくはつでんしょのじこによりほうしゅつされたほうしゃせいぶっしつによるかんきょうのおせんへのたいしょにかんするとくべつそちほう、平成23年8月30日法律第110号、略称放射性物質汚染対処特措法[1])は、2011年3月に発生した東日本大震災による東京電力の福島第一原子力発電所事故による放射性物質で汚染されたがれきや土壌などの処理のための法律。2011年8月30日に公布され、一部を除き同日施行された。福島原発事故が原因の環境汚染に対処する初めての法律[2]。 民主党、菅直人政権下で公布された最後の法律(法律第百十号)である。
その第一章 総則の第一条(目的)には「事故由来放射性物質による環境の汚染への対処に関し、国、地方公共団体、原子力事業者及び国民の責務を明らかにするとともに、国、地方公共団体、関係原子力事業者等が講ずべき措置について定めること等により、事故由来放射性物質による環境の汚染が人の健康又は生活環境に及ぼす影響を速やかに低減することを目的とする。」とあり、個々の日本国民にも一定の責務(第六条 国民の責務)を付与している。

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http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011111702000134.html
保育園に預けていた娘の安全を確認できたのは夜だった。
夫は他局のアナウンサーで、母娘の二人は三日間、局で寝泊まりした。
1号機が爆発し、十四日朝、金沢の両親に頼んで娘だけは避難させた。
3号機爆発による大量の放射性物質が福島市に届く直前だった。
子連れ避難 元キャスター金沢で決意
1号機が爆発し、十四日朝、金沢の両親に頼んで娘だけは避難させた。
3号機爆発による大量の放射性物質が福島市に届く直前だった。
三月中に初めて金沢に戻った時、友人が食事に連れ出してくれた。
豊富な食べ物、汚染を気にすることもない。
「これが普通の生活だったんだ」。涙が出た。
*ふくらむ疑問
それから福島と金沢を行き来する。「東北新幹線で途中、
マスクをするのが戦場に帰るために切り替えるスイッチ」だった。
伝えるニュースに「これでいいのか」という疑問がふくらんでいく。
例えば福島駅近くでサクランボをほおばる幼稚園児の話題。
洗わないまま『おいしい』と言って食べる“安全性”のアピール。
「これって放送していいの?」と思わずにいられない。
原発報道でテレビへの信頼が失われていくのを
実感する一方で「テレビが言ってんだから安全だべ」という人も。
本当に福島の人たちに必要な情報を伝えているのか自問した。
以前から熱望していた妊娠が分かったのはそんな時。
「まさかこんなタイミングで」。母親として踏ん切りがついた。
福島にはいられない。「命って引き継がれていくんだなと思う。
これだけの犠牲があったのだから、強い子になる」。
現在妊娠八カ月。男の子と分かった。
*感じる引け目
福島で今、一番の話題は除染。
「大丈夫だと思おうとしているよう。
残った人はそういう精神状態になるし、
メディアもその方向に進んでいくような気がする」。
けれど除染にどれだけかかるのだろう。
「県をなんとか維持したいという人たちの思いを感じる」
最近の電話で知人から「日常の生活で
(放射能を)気にするのにも限界がある」と聞いた。
「金沢に実家のある自分は幸運。
すべてを捨てて福島を離れるのは並大抵じゃない」
半面、避難した人は引け目も感じる。取材されたくない人は金沢にも数多い。
だからこそ、報道に携わった者として、経験を自分が話したい。
福島のことを聞いてほしい。原発事故の反省を生かさせなければ、
福島が被った犠牲の意味はないから。
1部記事から。
切実な話ですね。
率先して原発を推進した自民党政治家と右翼の人達は、
心が痛みを感じ心の底から反省をするべきです。