2011.11.05 (Sat)
西岡武夫参議院議長が肺炎で死去
あまりにも突然、悲報が舞い込んできた。西岡武夫参議院議長が5日未明、肺炎で死去された。突然の悲報とは言っても、9月30日の参議院本会議で、議長席に上る階段でつまずいて転倒しそうになられた西岡議長の体調を心配する声もあった。本人は、帯状疱疹の痛みと睡眠不足による体調不良と説明していた。議会で話すときに、聞き取りにくい部分があったのは、口内にできた帯状疱疹や口内炎のせいだったのかもしれないが、息を切らせながら苦しそうに話していた様子からすると、このときすでに肺炎にかかっていたのかもしれない。
このような状態でも、職務を果たそうとした西岡議長の責任感の強さには、感心させられた。裸の王様に裸であるとはっきりと伝えた子供のように、無能の菅に、無能であることを認めさせて辞任させたのも、西岡議長の功績が大きかった。民主党は、又一人、日本を良い方向に導こうとした有能な政治家を失ってしまった。
下の動画では、西岡議長がテレビのインタビューで、菅内閣不信任案の投票のいきさつについて語っているが、小沢氏が投票場に現れないので、電話で連絡をし、そのときの会話について話している。長い政治活動の中でも、信念を貫き通した気骨ある政治家だった。
【More・・・】
心より、西岡議長のご冥福をお祈り申し上げます。
参考記事:
西岡武夫(ウィキペディア)
西岡 武夫(にしおか たけお、1936年2月12日 - 2011年11月5日)は、日本の政治家。参議院議員(2期)、参議院議長(第28代)。
衆議院議員(11期)、新自由クラブ幹事長、文部大臣(第111・112代)、自由民主党総務会長、新進党幹事長、自由党参議院議員会長、参議院議院運営委員長などを歴任した。
西岡参院議長が死去、75歳=文相、自民総務会長を歴任
時事通信 11月5日(土)7時40分配信
参院議長の西岡武夫(にしおか・たけお)氏が5日午前2時24分、肺炎のため都内の病院で死去した。75歳だった。長崎市出身。葬儀は7日午後1時から長崎市茂里町3の31の法倫会館で。喪主は妻永子(ひさこ)さん。
10月20日召集された今臨時国会は、口内にできた帯状疱疹(たいじょうほうしん)による体調不良を理由に、開会式を含めて欠席していた。参院事務局によると、現職の参院議長の死去は1949年11月の松平恒雄氏以来2人目。
西岡氏の後任について民主党の輿石東幹事長は5日午前、記者団に「議長が空席ということは許されない。早急に対応していく」と述べ、人選を急ぐ考えを示した。
西岡氏は早大教育学部卒。在学中から新聞社経営に関わり、63年の衆院選旧長崎1区で初当選。ロッキード事件をきっかけに河野洋平前衆院議長らとともに自民党を離党し、76年に新自由クラブを結成した。80年に自民党に復党した後、竹下改造、宇野両内閣で文相を務め、党の税制調査会長、総務会長などを歴任した。
93年に再び自民党を離党し、新進党に参加。同党解党後は自由党に加わった。98年に長崎県知事選に出馬したが落選。2000年衆院選でも落選した後、01年参院選比例代表にくら替え出馬して当選。03年の民主、自由両党の合流に伴い民主党入りした。新進党結成以降は小沢一郎氏と行動を共にした。10年7月に参院議長に就任。東日本大震災への政府対応を批判し、当時の菅直人首相の退陣を公然と求めた。衆院当選11回、参院2回。
気になる病気:肺炎
肺炎とは
肺炎とは、さまざまな病原菌の感染によって肺に炎症が起こった状態のことです。一般的には、体力が落ちているときや高齢になって免疫力が弱くなってくると、かかりやすくなると言われています。
肺炎の原因となる細菌やウイルスは、呼吸をするときに鼻や口から身体の中に侵入します。健康な人は、のどでこれらの病原菌を排除することができるのですが、風邪などをひいてのどに炎症が起こっていると、病原菌が素通りして肺に入ってしまい炎症をおこしてしまいます。ただし、風邪にかかった全ての人が肺炎になるのではなく、肺に侵入してしまった細菌の感染力が人の免疫力を上回った場合にだけ発症します。
日本では、全死因別にみると年間約8万人が肺炎により死亡し、その死亡率は8.6%になります。死因順位は、最近20年間第4位を占めています(「国民衛生の動向」1999年度版より)。
肺炎の症状は
肺炎の主な症状はせき、発熱、悪寒、胸痛、喀痰、呼吸困難などで、これらの症状は数日間続きます。しかし、高齢者では食欲不振や元気がないなどの症状のみが前面に出る場合あるので注意が必要です。
身体所見としては、浅くて早い頻呼吸と頻脈がみられます。また、聴診上は病変部分に肺胞呼吸音の減弱、気管支呼吸音および水泡音が認められ、打診上では濁音が認められます。 病変が高度であればチアノーゼ(くちびるや爪が青黒くなる)が認められることもあります。

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- 関連記事
管さんの原発事故対応が不十分であったのは、官僚たちによる妨害・サボタージュの結果とおもいます
米国の言いなりだった無能で卑しい空き菅を、まさに正面切って-アナタは無能で卑しい-と言い放った方だと思います。
福島原発事故の放射能汚染水を海洋放出し始めた際も、「国際的な犯罪だ」と糾弾していました。
米国の指令に逆らえず、海洋放出を勝手に了承したであろう空き菅に、我慢がならなかったのでしょう。しっかりと民意を代弁してくれました。
心よりご冥福をお祈りします。
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野田内閣のシナリオ:
消費税増税法案を強行→民主党を歴史的大敗へ追い込む→自民党政権下で消費税大増税
したがって、「自民・公明」、「民主党単独」のいずれも過半数を超えないような
投票行動をします。
増税国際公約「国民を愚弄」=社民党首 (時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000050-jij-pol
増税国際公約「国民を愚弄」=社民党首 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_337444
時事ドットコム:増税国際公約「国民を愚弄」=社民党首
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011110500184
社民党の福島瑞穂党首は5日午前、富山市内で記者会見し、野田佳彦首相が主要20カ国・地域(G20)首脳会議で消費税率引き上げを表明したことについて「国内で説明せず、外圧を使って強行突破しようとするのは国民を愚弄(ぐろう)し、国会を無視している」と批判した。
首相が消費増税関連法案の成立後に衆院を解散する考えを示したことに関しても、「成立した後に総選挙では争点にならない。だまし討ちだ」と述べた。(2011/11/05-13:07)
消費税増税国際公約は為替に悪影響 単独介入をダメに? 税金と保険の情報サイト
http://www.tax-hoken.com/news_QcnpYdoKs.html
2011年11月5日 21:00
■カンヌG20で消費税増税を明言
カンヌで開かれている主要20か国・地域(G20)会議に出席している野田佳彦首相は、消費税の引き上げを明言。国際公約とした。
ギリシャ危機が主な議題となる中、日本にデフォルトの危機がないことをアピールする狙い、ともとれるが、円高対策を進める中、10月31日に行われた為替市場への単独介入を打ち消すことになるのでは、と見る向きもある。
■なぜ今、消費税引き上げを国際公約に?
G20で主要議題となっているのは、ギリシャ政府の債務過多であり、その対策だ。そんな中、日本としても財政再建へのルーティンを示す必要性がある、と判断し、消費税引き上げを明言したものと思われる。
「2010年代半ばまでに、段階的に消費税率を10%まで引き上げる」としており、これにより日本政府が抱える累積債務に対して、対外的な不安を払拭する意図があった。
ただ、日本政府は市場最高の円高水準で推移する円について、直近に7兆円あまりの単独介入を行ったばかりだ。
世界各国が日本の通貨を買う理由の1つには、「円が安心な通貨だから」というものがある。欧州危機が懸念される中、最もダメージが少なく、デフレリスクも小さい円が好んで買われている状況だ。
消費税増税により、さらに健全性をアピールすれば、円高への強力な追い風になるのは必至だ。
たった一言で7兆円あまりを無駄にするとしたら、ずいぶん高くつく国際公約である。