2011.11.04 (Fri)
園田康博政務官が飲んだのは、ただのミネラルウォーターだったのでは?
園田政務官が放射能汚染水を飲むことになったきっかけは、共同記者会見で記者からの質問に答えたことにある。10月7日に東京電力が福島第一原子力発電所5号機と6号機にたまっていた放射能汚染水を発電所内の山林へ散水しはじめたことが報じられると、10月13日の共同記者会見でジャーナリストの寺澤有氏から「東京電力は『(放射能汚染水は)口に入れても大丈夫』と答弁しているが、汚染水をコップに入れて飲むつもりはあるか」と聞かれた。
園田政務官は、一瞬、困惑の表情を見せたが、開き直ったような口調で、「パフォーマンスということではなくしっかり飲水させていただく」と答えたという。
予想外の答弁に質問した本人の寺澤氏は驚き、記者会見場からも「えっ!?」という声も漏れたそうだ。その日の寺澤氏のブログは、次のような言葉で締めくくられていた。
「今後、実際に園田政務官が放射能汚染水を飲むかどうかはわからない。しかし、そのぐらいの行動に出ない限り、政府の言うことが信用されなくなっている。」
これを受けて、園田政務官は、10月31日の共同記者会見で、敷地内に散布している5、6号機の建屋地下水を浄化し、沸騰消毒して、報道陣の前で処理水をコップに入れて一気に飲み干した。
日本の人はほとんどが、園田氏が本当の放射能汚染水を飲んだと思っている。武田邦彦氏も、「園田政務官が飲んだ水のセシウム137の濃度はおそらく0.1マイクログラム以下で、致死量には遠く及ばない。政務官は致死量から遠く離れた汚物を飲むことを知っているので飲んだ。実に狡猾だ。」とし、その行動を野蛮と批判しているが、私は、とても神経質そうな園田政務官が飲んだ水は、ただのミネラル・ウォーターだったと思う。
第一、日本国民は、こんな馬鹿げたパフォーマンスを信じるほど馬鹿ではない。福島第一原発の5号機や6号機にたまっている汚染水をその場で直接飲まない限り、あのコップの水が原発からの放射能汚染水だったことは証明できない。
一人のジャーナリストに煽られて、放射能汚染水を飲むまねをしただけだろう。実際に飲んだのは、ミネラル・ウォーターだったというオチがついているに違いない。
今回のパフォーマンスでは、園田政務官は、売られたけんかを買ったヤクザとおなじように単細胞であるということが世に知れ渡っただけだ。政務官ほどの人がこのような行動をとるとは、誰もが思わなかっただろう。
皮肉にも、ジャーナリストから、「水を飲むくらいの行動に出ない限り、政府の言うことが信用されなくなる」と言われて行ったことが、国民にとっては、政府をますます信用できなくしてしまったわけだ。
【More・・・】
参考記事:園田康博(ウィキペディア)
経歴
岐阜県立羽島北高等学校、日本大学法学部卒業。同大学院法学研究科修士課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科研究生を経て、1997年4月から二松学舎大学で講師を務める。その後、慶大通信教育部、白梅学園短期大学、カナダ・バーナビー・カレッジで教鞭を執った。その傍ら、防衛政策青年会議(現・防衛政策懇話会)事務局長や社団法人海外広報協会研究員、千葉県沼南町情報公開審査会委員を務める。
2003年、第43回衆議院議員総選挙に民主党公認で岐阜県第3区から出馬し、小選挙区では自由民主党の武藤嘉文に敗れるが、重複立候補していた比例東海ブロックで復活し、初当選する。2005年の第44回衆議院議員総選挙でも岐阜3区で敗れ、比例復活により再選。2009年の第45回衆議院議員総選挙では岐阜3区で武藤容治(武藤嘉文の次男)を破り、初めて小選挙区で当選を果たした。2010年9月発足の菅改造内閣で内閣府大臣政務官に就任。
2011年10月7日より東京電力が福島第一原子力発電所5、6号機にたまっていた低濃度とされる放射能汚染水を発電所内の山林へ散水しはじめたことに関連して、10月13日の共同記者会見でジャーナリストの寺澤有から「東京電力は『(放射能汚染水は)口に入れても大丈夫』と答弁しているが、汚染水をコップに入れて飲むつもりはあるか」と聞かれ、「パフォーマンスということではなくしっかり飲水させていただく」と答えたことが波紋を呼んだ[1]。 10月31日の共同記者会見で、敷地内に散布している5、6号機の建屋地下水を浄化した水を飲んだ。
野蛮国・ニッポン 園田政務官44歳 汚物を飲む
44歳の園田政務官は処理した放射性物質汚染水を飲んで、汚染水の安全性をアピールしたと日本の報道は放送した。こんなことを報道するぐらい日本は野蛮国になったのだろうか?
セシウム137の経口致死量は0.1ミリグラムで、青酸カリの2000倍程度の毒物だが、園田政務官が飲んだ水のセシウム137の濃度はおそらく0.1マイクログラム以下で、致死量には遠く及ばない。政務官は致死量から遠く離れた汚物を飲むことを知っているので飲んだ。実に狡猾だ。
「致死量からかなり離れて少ない毒物が入っているものを飲んでも死なない」ということは野蛮国でなければ、社会は知っている。だから、園田政務官は絶対に汚染水を飲んでも死なない。だから飲んだ。
汚染水が危険かどうかは、園田政務官が64歳になるまで汚染水を飲み続けてガンにならないかどうかだ。しかも、その確率は100分の1以下だから、44歳の官僚が100人飲んで、20年後にその汚染水が安全かどうかが判る。100人に一人ということは1億人の日本では100万人が危険に陥るということを意味している。
福島の子ども達は汚染された給食を食べ続けているのだ。バカにするな!!
・・・・・・・・・
なんで政務官ほどの人がこんなに野蛮で、ピエロのようなことをしたのだろうか? 日本国民はそれほどアホなのだろうか? 今、お母さんが心配しているのは、5歳の子供が15歳で病気になるかどうかということであり、飲んだらすぐ病気になるなどと考えてはいない。政府の中枢にる人はお母さんの心配を知らず、その不安になにも答えていない。
狂牛病の恐れのある牛肉をほおばる議員、汚染されたほうれん草を食べる都知事、そして汚物を飲む政務官・・・それはなにを意味するのだろうか?
それとも安全だと錯覚させ、日本の大切な子供を病気にさせたいのだろうか?? むしろ、「汚染水を飲まなければならないということは、危険が迫っているのだな」と不安を煽る効果があるだけだろう。
指導者には指導者の出処進退、尊敬される言動が必要である。私は、日本人として日本がこれ以上辱められ、野蛮になることは耐えられない。
(平成23年10月31日)
武田邦彦
放射能汚染水、「しっかり飲水させていただく」と園田康博政務官
筆者 - 寺澤有 THE INCIDENTS インシデンツ
2011年 10月 14日(金曜日) 12:30
10月7日、東京電力は福島第1原子力発電所5、6号機にたまっていた「低濃度」とされる放射能汚染水を発電所内の山林へ散水しはじめ、発表した。
これに関連し、10日、東京電力の単独の記者会見で、ジャーナリストの田中昭さんが「我々、報道機関は福島第1原発の現地取材を拒否されている。本当に『低濃度』か確かめようがない」と追及。東京電力側が「(放射能汚染水は)口に入れても大丈夫」と答弁したことを捉えて、田中さんは「それならば、実際にコップに入れて飲んでもらいたい」と迫った。しかし、東京電力側は「飲料水ではないので……」と渋った。
田中さんは政府と東京電力の共同記者会見から「実績がない」という理由で排除されている。そこで、この問題を筆者が引き継ぎ、13日の共同記者会見で質問した。
「O157の感染源とされたかいわれ大根を菅直人厚生大臣(当時・のちの総理大臣)が食べたり、福島第1原発事故後も、枝野幸男官房長官(同・現経済産業大臣)が(福島県)いわき市産のイチゴやトマトを食べたりして安全性をアピールした。園田康博(内閣府大臣)政務官(写真)は『低濃度』とされる放射能汚染水をコップに入れて飲むつもりはあるか」
園田政務官は、一瞬、困惑の表情を見せたが、開き直ったような口調で、「パフォーマンスということではなく、しっかり飲水させていただく」と答えた。
予想外の答弁に筆者は驚いた。記者会見場から「えっ!?」という声も漏れた。
今後、実際に園田政務官が放射能汚染水を飲むかどうかはわからない。しかし、そのぐらいの行動に出ない限り、政府の言うことが信用されなくなっている。

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●ポツダム宣言受諾し無条件降伏すれば広島、長崎に原爆を落とされることはなかった
このことをTVで取り上げた事の方が私には驚きでした。
フリージャーナリストの田中龍作さんが田中龍作ジャーナルというブログに、10月11日と13日に、この園田という人の事を書かれてますので
読んでみて貰えないでしょうか。
たぶん園田という人がどんな人間かが解ると思います。
と同時に、本当に報道しないといけない事は報道せず、こんなバカげた事を報道するマスコミ・・・・・・。
勝手に書き込みしてすいません。
携帯が止まってる時は覗かせて頂く事が出来ませんが(本当に貧乏人ですから)、
頭の悪い私にはとても勉強になりますので、これからもコッソーリと覗かせて頂きます。
有難うございます。
では、失礼致します。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111024/CK2011102402000021.html
東京大空襲と原爆の被害者らが二十三日、
台東区内でデモ行進「浅草ウオーク」を行い、
「すべての戦争被害者・遺族に、差別なき補償を」と訴えた。
恩給などがある元軍人と違い、
空襲の死傷者や原爆の死者には補償がない。
このため、台東区民会館に
約百人が訪れた集会で「いのちへの償い、
いまこそ」というアピールを採択。
「再び戦争はさせない」といったカードを掲げ、
浅草寺や雷門周辺を歩いた。
東京、大阪、名古屋などの空襲被害者や、
原爆被爆者は昨年八月、
全国空襲被害者連絡協議会を結成。
今年六月には超党派の国会議員連盟が結成され、
空襲被害者援護法案提出の準備を進めている。
記事から。
やっぱり昭和天皇は犯罪者ですし○刑になるべきでした。