2011.10.19 (Wed)
副島隆彦氏は日本版ヒットラーだったのか!
原発事故が起こってから、いきなり「自分は死ぬ」などと感情的なブログを書いたと思ったら、福島までガイガーカウンターを持っていって、放射能が低いとブログに書いていた。まさか、こんな演説までしていたのにはただただ驚愕するばかりだ。それにしても、この演説、大声で話しているのに、なぜか話の内容が伝わってこない。なぜだろう。どんな人たちが拍手していたのだろう。
これが、「小沢一郎と日本の新しい政治」と題された催しでの演説だったので、小沢氏と全く逆の思考を持ったこのようなゲストを招いてしまったせいで、小沢氏が勘違いされたら気の毒だ。
さらに、副島氏が管理している『重たい掲示板』にも、下記のような驚くべき記述があったので、紹介したい。
専門家でもない、 1.武田邦彦 と 2.広瀬隆 3.小出裕章(こいでひろあき) と4.児玉龍彦 の 放射能コワイコワイの国民扇動者 4人組 を、私は、これからもずっと糾弾し続ける。 彼らの言論のおかしさと、愚劣さと、低劣さが、満天下に認められ、大きく敗北する時まで、ずっと、私の方も言論で闘いつづける。
だから、私の同志は、放射医学者たちである。その代表は、やはり、 山下俊一(やましたしゅんいち)長崎大学教授(現在は、福島県立医大副学長も兼任している) である。
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『重たい掲示板』より[754]私の本たちのこと。小沢裁判のこと。それから、高田純氏の本から「福島では誰一人として甲状腺がん にはならないと予測できる」 を載せる。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2011-10-19 10:47:16
副島隆彦です。 今日は、2011年10月18日です。
私は、9月末に 中国の内モンゴル(内蒙古)に調査旅行に行って、いろいろと収穫がありました。帰国して、講演会などの用事をこなして、それから、4冊の本に取り掛かりました。
数日まえに、ようやく 私たちの立派な指導者である小沢一郎への政治弾圧である 陸山会事件の裁判のことを書きあげました。これは、すぐに、今日のぼやきの 会員ページに載せます。お待ちください。
私が書いていた4冊のうちの一冊は、もうすぐ刊行されます。 私と弟子たちの 第6論文集 である 「放射能のタブー」(KKベストセラーズ刊)です。 来週にも発売になるでしょう。
この本は、8月に、福島第一原発から20キロの検問所の近くの都路町(みやこじまち) にある 学問道場の復興活動本部で合宿をやって、皆が発表したものをまとめたものです。私を含めて16人が執筆しました。今日のぼやきの広報でもすぐに宣伝するでしょう。乞うご期待。
あとの一冊の恒例の「副島隆彦の金融・経済本」 ( 祥伝社 刊) もようやく峠を越して、書き終わりそうです。これは何とか11月の中旬には刊行したい。
それから、私の「中国研究本の 4 」を出します。それから、「阿弥陀如来(あみだにょらい)・観音菩薩(かんのんぼさつ)・弥勒菩薩(みろくぼさつ)とは何者か。
この女たちは、一体どこから来たのか。仏陀(ブッダ。ゴータマ・シッダルダー。お釈迦さま)とは、別人だろう。この女たちの出自を調べる」 という 内容の「副島隆彦の歴史研究本 の 3」 をPHP研究所から出します。 何とか年内にこれだけは仕事をします。
都路の活動本部を、弟子たちと現地の支援者たちだけに責(まか)せておくわけにはゆきません。 私が行って、あのあたりに、 宗教研究家の中矢伸一(なかやしんいち)氏らとも協力して、「健康ランド」とか、「低線量(ていせんりょう。微量の意味)の放射線は人体に良い影響を与える」ことの証明としての
「ホテル 放射能」 を建設しようかと、考え始めています。 また、私たちの 愚かな 「放射能コワイ、コワイ」派の敵どもが、私のこの 「ホテル 放射能」 ( 「ホテル・カリフォルニア」ではありません、「アトミック カフェ」でもありません)
の話に飛びついて、ギャーギャー騒ぐでしょう。
本当に、この愚か者たちは、自分の脳に張り付いた 放射能恐怖症で、生来の臆病さ と、ものごとを冷静に考えて判断する能力がないから、救いようのない者たちだと、思います。
私たち学問道場が、3月の原発事故の直後から、これほど頑張って、現地に入って活動を続け、冷徹な客観報道をして、「これぐらいの超微量(ちょうびりょう)の放射線量は 人間の体に害を与えない」と 書き続けた。のに、 それでもまだ、説得されないで、今も、バカな恐怖症言論を撒(ま)き散らしている。
私が、5月3日に、郡山で対談して一冊の本 「原発事故、放射能、ケンカ対談」(幻冬舎、2011年6月末刊) の 対論相手の 武田邦彦(たけだくにひこ)という男は、本当に、どうしようもない男だ。 先日も、 東京・世田谷で、(愚かな騒ぎだった)、放射性物質が見つかった」のバカ騒ぎもひどかった。
真実は、 たったの 2.7 マイクロシーベルト毎時(パーアウア per hour )のラジウム入りの塗料か何かだった。それを 武田は、「2・7ミリシーベールの高濃度の」と、書き続け、 つい最近、こそこそと それを、「2・7マイクロシーベルト」に書き変えたそうだ。 証拠は挙(あ)がっている。
武田邦彦をは、これを同じことを、これまでに数回やっている。 こんな男が、科学者とか、原子力の専門家とかを名乗れるはずがないのだ。 そのうち、 彼は、各方面の専門家たちから厳しい批判を浴びて、消えていなくなるだろう。 私も、そろそろ、この男の 扇動言論と、確信犯としての犯罪者体質が、 腹(はら)に据(す)えかねるようになってきた。
武田も、私、副島隆彦に怒っていて、「副島さんは、(何回も原発のそばまで行ったから) 癌で死ぬんだから、ほっておけばいいんだよ」と 編集者たちに言っているそうだ。 武田も、それから、その追随者たちも、私が、問い詰めたら、「10万人ぐらいが福島で、放射能のせいで死ぬのだ」 と 堅く信じ込んでいる。
福島県の人口は丁度200万人だから、その5%ぐらいが死ぬのだと、思い込んでいる。かなかな口には出さないが、私が、きびしく問い詰めたら、そのように一様に、白状する。これには私が驚く。 10万人の福島県人が5年後、10年後に死ぬ、そして、おそらくそのうちの多くは、子供たちだと、この 馬鹿たちは、信じ込んでいる。 これは恐るべきことだと、私は、呆(あき)れかえる。 人間と言うのは、ここまで愚かになれるものか、と、その近年で、最大の 思想ドラマを見せてもらっている。
私は、この手の馬鹿たちと付き合わなければいけないので、不愉快きわまりないことが多い。私の一番の友人で、長年の親友である、「ちょっとインテリの、それなりの知識人」である者までが、この コワイコワイ派である。私が、いくら説得しても、私の言うことを聞かない。 「でも、やっぱり危ないんだよ。副島。分からないことが多いから」と言っている。
この者にして、この程度の思考力しかかなったか、馬鹿はほっておくしかない。と私は、がっかりして、相手の顔を見つめている。 これは、私が生きてきた間に起きた、もしかしたら、最大の笑劇(ファルス、人間喜劇)なのだろう。
私は、これまでもずっと書いたが、まだ何度でも書く。 福島では、誰も死なない。こん微量の放射能のせいで、発病して死ぬ者はひとりもいない。そのように断言します。
それは、福島の現地に行けば分かることだ。放射能コワイコワイの臆病者たちは、とにかく、自分のお金と時間をかけて、福島の現地に行きなさいそして、通りすがりの住民たちと話しなさい。そうすれば、考えが変わる。「なーんだ。何もないんだ。放射能は目に見えないからコワイなどと信じ込んでいた、自分がアホだったんだ」と気づくだろう。 意地でも現地の真実に気づきたくない者でも、どうせ、時間がたてば、気づく。
それでも、意地でも自分の思考転換、思想転向(コンヴァージョン、リキャンテイション、マチュア・アップ)をしたくなくて、強がりと、居直りと、愚かに扇動された自分に気づいても、恥ずかしいものだから、なんやかやと、言い訳をして、自分自身に向かってウソをついて、自分で自分をごまかす、ということをするのだろう。
私、副島隆彦は、この 思想転向 の専門の研究学者なのです。分かりますか。私の本当の専門(プロパー proper 固有)は、この思想転向の問題だ。 私の主著であるアメリカ現代政治思想研究 の本は、そういうことの集大成である。 私の本をこれまで、何冊も読んだ人には分かることだ。このことが分からないのから、副島隆彦の熱心な読者だったのに、とか、言うな。絶対に言うな。
原発の大事故を起こした東電の経営陣への厳しい責任追及と、爆発事故で漏れた(放出された)放射線の人体への影響の問題は、別である。 このふたつをきちんと薫別を付けなければならない。 福島県の幹部公務員たちは、かならず、この「東電の責任と、放射線の人体への被害問題は別です」と、毎回、毎回、必ず言う。
私は、福島県庁のこの態度が正しいと、判断している。私も、この立場だからだ。
東電の経営陣と政府の原子力委員、安全委員の歴代のトップたちは、存命であれば、絶対に、今からでも 逮捕されて刑事裁判にかけられて日本国民によって処罰されるべきだ。
一番、悪いのは、原子力委員会委員長を長年やった、この業界のドンで、今は、三菱総合研究所の理事長になっている 小宮山宏(こみやまひろし)だ。今も東電の監査役である。私、副島隆彦は、この男だけは絶対に、許さない、と堅く決めている。
この 小宮山宏の、事故後の居直りと、悪辣な態度と、新聞にまで、今も「エコと次世代エネルギーを推進」などと大きな顔をして出てくるのを見ていると、本当に、私は怒り心頭に発する。
武田邦彦が、「私は、9億円を東電からもらった」と、私との対談本で、はっきりとしゃべった。 武田程度の小物の、下っ端の 原子力委員・安全委員でも、9億円なのだから、小宮山とか鈴木篤之(すずきあつゆき)、斑目(まだらめ)らは、100億円ぐらいは 当然、貰(もら)っているだろう。どうして、誰もこのことを、糾弾しないのだ。腐り果ててるのか、お前たちの頭は。
武田は、原子力委員・安全委員の専門委員を10年間やった。と自分で私に話した。 そして、恐るべきことに、この6月からまた、安全委員会の専門委員に、武田は、復帰している。 だから、ここには政治謀略の臭いがある。 武田のような、「温厚で、柔らかい物腰の人間」を上手に裏から、上から、操(あやつ)っている人間たちがいる、ということを示している。おそらくそういうことだろう。
放射能(放射線量)の人体への影響の 専門家は、放射線医学者たちである。それと、放射線防護学を名乗る学者たちである。 それ以外の、原子力工学や、原子炉技術者や、核物理学の学者たちは、放射能の人体への影響の問題の専門家ではない。
専門家でもない、 1.武田邦彦 と 2.広瀬隆 3.小出裕章(こいでひろあき) と4.児玉龍彦 の 放射能コワイコワイの国民扇動者 4人組 を、私は、これからもずっと糾弾し続ける。 彼らの言論のおかしさと、愚劣さと、低劣さが、満天下に認められ、大きく敗北する時まで、ずっと、私の方も言論で闘いつづける。
だから、私の同志は、放射医学者たちである。その代表は、やはり、 山下俊一(やましたしゅんいち)長崎大学教授 (現在は、福島県立医大副学長も兼任している) である。
山下教授らに、バッシングの嵐を浴びせた者たちは、今から、2年後、5年後に、一体、自分たちがいかに愚か者で、思考力がない人間であるかを、分かるときが必ず来る。その時に、ずるい逃げ方をするな。口を拭(ぬぐ)って、「私は、そんなことは言わなかったよ」と言うな。 今のうちから、自分が、この4月から10月までに書いたものをしっかりと保存しておくように。 私もそうする。
彼ら 4人組の言論 (彼らの本は、ベストセラーの1位になった) に追随(ついずい)する者たち は、今のうちから、しっかりと、自分の内心、内面に向かって、自分の立場を何度でもはっきりさせて、それを文章に書いて残しておいてほしい。
すべてが明らかになるときが、数年後には来る。 その時まで、 自分の態度を変えずに、奇妙な変節をしないで、態度を一貫させてほしい。 コロコロ態度を変えるのは、人間としておかしいのだ、と自分にも言い聞かせて欲しい。
さて、以下に載せるのは、放射線医学者であり、就中(なかんずく)、放射線防護学(ほうしゃせんぼうごがく)の専攻学者である 高田純(たかだじゅん) 札幌医科大学教授の最近の 文である。 ネットから私が拾ってきたものだ。
高田純教授が最近、出版した 『福島 嘘と真実』 (高田純著、医療科学社)の中の一部の抜粋だと思います。 以下の文の中に、高田純は、はっきりと、「 今回の放射性ヨウ素量が原因で、福島では誰一人として甲状腺がんにはならないと予測できる」 と書いている。引用する。
(引用始め)
これらの値は、チェルノブイリ事故被災者の値の1万分の1から1000分の1である。かの地、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア3カ国の被災者700万人の最大甲状腺線量は50グレイ(=50シーベルト)。その後数年から、総数で当時の4800人の子供たちに甲状腺がんが発生した。 (副島隆彦注記。チェルノブイリ事故から) 20年後の世界保健機関の調査報告である。 このリスクが線量に比例すると考えれば、今回の放射性ヨウ素量が原因で、福島では誰一人として甲状腺がん にはならないと予測できる。
(引用終わり)
副島隆彦です。 このように、 福島で放射能にせいで癌になる ( 放射能による癌は甲状腺がんだけである) 人はひとりも出ない、という 専門医学者の 高田純の 表明を 私は尊重する。
専門家の言うことに、耳を傾けて、それに従うしかない。専門家でもなく、長年の研究もないくせに、放射能の人体への影響について、素人と同じくせに、偉そうに発言する者たちを、私たちは、厳しく排撃しなければならない。
放射線医学者たちのほとんど( 中に、数人、変なのかいるらしい) が、「これぐらいの微量の放射線量では発病しません」と口を揃(そろ)えて言っているのに、彼らのことを、 「御用学者だ」と、レッテル貼り ( labeling レイベリング)する 激しいバッシングの嵐が、この 4月、5月、6月、7月に あった。
この動きに少しでも加担した者たち、全員を、私は、見つけ出し次第、あるいは、私の目の前に現れ次第、言論の力で厳しく、問い糺(ただ)し、説得する。一般人だろうか誰だろうが容赦しない。 私が、「ケンカ対談」本で、武田邦彦にやったのと同じ、それの進化した形で、問い詰める。
このおかしな、放射能コワイコワイの 現状 はまだまだ続くのだろう。私は、我慢して愚か者のすべてを説得し続ける。
副島隆彦拝
(以下は、『福島 嘘と真実』(高田純著、医療科学社)からの 一部の 転載である)
・・・・(2011年3月11日の) 宮城県沖地震の発生した当日、私は都内文京区にいた。文部科学省科研費研究「放射性ストロンチウムによる内部被曝線量その場評価法の検討」の一環として、楼蘭(ろうらん)周辺での核爆発からの黄砂に含まれていた放射性ストロンチウムによる日本人の内部被曝研究報告のためである。
日本シルクロード科学倶楽部主催で、3月12日から、文京区シビックセンターの展示ホールにおける「シルクロード今昔 展示と講和の会」で研究成果を報告することになっていた。免震機能を有したシビックセンターはまったく無事であったが、施設の点検のため、会の開始がまる1日の遅れとなった。
東京滞在の3月16日まで、展示会の内外で、放射線防護学の専門家として、新聞やテレビの要請に応えながら、チェルノブイリと福島との違いなどについての情報を発信し続けた。
その後、帰宅するも、福島現地への調査には出発できなかった。それは、前年から計画していたモンゴル・ウランバートルでの第1回核放射線防護と衛生学の科学会議が、3月後半に予定されていたからである。
そして、ひとり3月21日に出国した。 モンゴル核エネルギー庁との間で開催された科学会議において、楼蘭周辺での総威力22メガトン (1メガトン威力は、TNT火薬100万トンに相当する爆発エネルギー)の核爆発から噴き出した核の砂の降下によるモンゴル国の環境と人体への影響について討議された。 こ
れは2009年3月の憲政記念会館でのシンポジウム 「中国の核実験災害と日本の役割」に次ぐ、核災害の歴史上大きな意味ある科学会議となった。
その間、3.11の巨大地震と津波による災害と福島第一原発影響の科学について、モンゴル国立大学で講演した。これらは、専門家のみならず、モンゴルの一般国民の大きな関心となり、新聞とテレビで報じられた。
そして、3月28日に帰国するやいなや、モンゴル報告をする間もなく福島調査の方法を検討開始した。鉄道および高速道路の不通の問題があったが、東日本の広範囲な放射線衛生の状況を調査するべきと考え、陸路の調査旅行を計画した。
この科学調査旅行に週刊誌の元気な記者が自身の車をもって、福島調査の同行取材を申し入れてきた。 ありがたい話だ。当然、まじめな報道姿勢を受け入れ、福島以後の機動的な調査となった。多くの国民へ素早く科学情報を拡散するばかりか、第三者の同行による科学調査の目撃証言にもなるからである。
科学調査を4月6日から10日にかけて実施した。 さらに、12日までの東京滞在中に、都内の環境調査も追加した。調査は、福島第一原発20キロメートル圏内を含む札幌から東京まで、陸上の環境放射線と甲状腺線量を中心とした現地の人々の健康影響である。
さらに6月18日、19日には南相馬市などで体内のセシウムを検査した。
測定では線量の絶対値を評価することになる。ただし、これだけではわかりにくいのが核放射線災害である。そこで、過去に起こった核放射線災害事例と比較することで、この福島核災害の健康リスクを併せて浮き彫りにする。
私はソ連崩壊後の1995年以来、カザフスタンのセミパラチンスク核実験場周辺影響とシルクロード楼蘭遺跡周辺のウイグルで行われた中国による楼蘭核爆発災害、チェルノブイリ周辺3カ国、南ウラルのプルトニウム工場周辺汚染、シベリアの地下核爆発、ビキニ核爆発災害といった世界各地の核放射線災害地を訪れ、核ハザードの環境と人体への影響(放射線防護学)を調査、研究してきた。
そのなかで、現地の環境および人体への核放射線影響をその場で評価する方法と、トラベルケースに納まる各種の計測装置と線量評価ソフトを開発した。
ガンマ線外部被曝、地表および体内の放射性セシウムの定量、およびストロンチウムの内部被曝評価、地表面のプルトニウム汚染計測のためのアルファ線計測器、地球座標の確認のためのGPSおよび測量機器、ノートPCなどである。これが持ち運べる実験室・ポータブルラボである。
①ガンマ線スペクトロメータ Model 702 米国Ludlum社
②アルファ・ベータカウンタ TSC-362 日本アロカ社
③ポケットサーベイメータ PDR-111 日本アロカ社
④個人線量計 RAD-60 S フィンランドRADOS Tec.
⑤GPSナビゲータ 米国Magellan
これまで、チェルノブイリの限界管理区域に暮らす住民の体内セシウムや、ビキニ被災となったロンゲラップ島民たちの前歯のベータ線計測からのストロンチウム量評価、彼らが摂取する食品の放射能、環境放射線などを測定してきた。
今回の福島現地調査では、核緊急時であるために、致死線量まで計測できるフィンランド製の個人線量計に加え、前年12月に購入したばかりの国産車の価格ほどする米国製核テロ対策用に開発された 最新小型スペクトロメータ も持参した。急遽、実験室で、セシウム137やアメリシウム241の人工線源で試験するとともに、地表面の調査も行った。
機材としては、粉じん吸い込み防止用のマスク数枚と、簡易使い捨て防護衣1人分を初めて携行した。過去の調査事例ではないことだ。
さらに、10年前に開発した甲状腺に蓄積している放射性ヨウ素131の放射能を測る方法を、今回はじめて実践使用することとなった。小型のガンマ線線量計を、放射線医学総合研究所が保有するヨウ素131人体型線源を用いて校正した。
それはヨウ素131の半減期が8日と短いため、核災害直後でしか測れないからである。今回の福島調査は震災後30日以内なので、十分測れるのであった。
震災3カ月前に入手した携帯型のガンマ線スペクトロメータは、ロシア放射線医学センタ-所有のブロックプラスチックファントム(人体模型)でセシウム137放射能計測用に校正した前機種で二次校正したので、全身の体内セシウムの放射能が計測できるようになった。
これが、今回の福島事象でのポータブルホールボディカウンタである。なお前機種は、小型ながら国際比較で10%以内の差で一致を示している優れものである。
さらに同機種は、環境中の放射性セシウムやヨウ素の地表での汚染密度をその場で計測できるように、同様に二次校正した。
大災害は机上理論では通用しない。専門家は緊急時に現場へ入り、状況を評価し、正しい社会的意思決定に導かなくてはならない。医療班の他に放射線防護の専門家たちが現地入りし、被災者への対応や相談を受け付ける意味は大きいのだ。
2011年4月8日・9日に 福島では、20キロメートル圏内からの避難者を中心に希望者68人に対し、甲状腺に含まれている放射性ヨウ素の放射能量の検査を行った。
最初に、浪江町(なみえまち) からの避難者40人の希望者に対して検査した。彼らは、災害対策本部からの甲状腺検査もなければ避難時に安定ヨウ素剤も配布されていなかったと、私の質問に答えた。従来から原子力緊急被曝医療として、ヨウ素剤配布用の備蓄があったにもかかわらず、災害対策本部は何も手を打たなかったのは、大きな驚きである。絵に描いていただけの‘餅’だったのだ。
その他は、二本松市立第一中学校区の保護者24人の希望者、飯館村の2人、東京からの福島調査に同行した2人の検査である。
最初に、毎日検査して甲状腺に放射性ヨウ素が沈着していないと考えられる調査員自身の喉元(甲状腺付近)の測定値を、測定場所の背景値(バックグラウンド)とする。その後、被検者の甲状腺を測定して、その値から背景値を引き算した値が、被検者の甲状腺に沈着した放射性ヨウ素による線量率となる。 この甲状腺ヨウ素線量率に測定器の放射能換算計数を掛け算して、甲状腺内に沈着している放射能量値が求まる。
この放射能の値は検査日のヨウ素131の放射能量である。半減期8日で日ごとに少なくなっているということは、以前にはさらに多くの放射能が甲状腺の中にあったはずである。
この推定はやや複雑な方法となるが、単純化して、3月12日に全量が甲状腺に蓄積したとして、最初の量を、国際放射線防護委員会勧告(ICRP Pub.78)の方式により推定した。その値に線量換算計数(ICRP Pub.71)を掛け算して、甲状腺線量が求まる。
浪江町からの避難者40人の結果は、二本松市民に比べて全体的に甲状腺に蓄積していた放射性ヨウ素の放射能量は多かった。平均で2.4キロベクレル、最大で3.6キロベクレル。 他方、二本松市民は平均で0.1キロベクレル、最大で0.5キロベクレル。飯館村の2人は、平均で1.8キロベクレル。放射能の減衰を補正して推定された甲状腺線量の平均値(ミリグレイ)は、浪江町5.1 飯館村3.9 二本松市0.3であった。レベルで示すと、D,D,Eである。
線量6段階区分
危険:A~Cの単位(シーベルト):ウイグル、広島・長崎、チェルノブイリ
A:4以上・B:1~3・C:0.1~0.9
安全:D~Fの単位(ミリシーベルト):福島、東海村、スリーマイル島
D:2~10・E:0.02~1・F:0.01以下
これらの値は、チェルノブイリ事故被災者の値の1万分の1から1000分の1である。かの地、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア3カ国の被災者700万人の最大甲状腺線量は50グレイ(=50シーベルト)。その後数年から、総数で当時の4800人の子供たちに甲状腺がんが発生した。
(副島隆彦注記。チェルノブイリ事故から) 20年後の世界保健機関の調査報告である。 このリスクが線量に比例すると考えれば、今回の放射性ヨウ素量が原因で、福島では誰一人として甲状腺がんにはならないと予測できる。
この理由は、1)人々の暮らす陸地へ降った放射能の総量がチェルノブイリに比べ福島では圧倒的に少なかった、2)汚染牛乳を直後に出荷停止とした、3)日本人は日頃から安定ヨウ素剤を含む昆布などの海藻類などの食品を採っているので、甲状腺に放射性ヨウ素が入る割合が低ヨウ素地帯の大陸の人たちに比べて少ないことによる。
なお、6月後半の南相馬など3市での甲状腺検査では、ヨウ素が検出されなかった。これは環境中の調査と一致し、半減期8日からヨウ素量が1000分の1に減衰した理由による。
2011年4月9日、10日と2日間にわたり20キロメートル圏内に突入し、放射線環境を調査しながら、徐々に福島第一原発敷地境界に接近していった。
最初は、西側の八本松市から東に向かう行程である。葛尾村から浪江町に入り、その家畜や牧草地を調査し、双葉町から福島第一原発に接近する。
避難圏内の浪江町のある地点に到着するも、その値は毎時0.017ミリシーベルト(=17マイクロシーベルト)、仮に24時間屋外に立ち続けたとしても、0.4ミリシーベルト(=400マイクロシーベルト)に過ぎない値であった。続く双葉町、大熊町での測定値も浪江町と大差はなかった(一般的な目安として100ミリシーベルトを超えると、健康に影響が出る危険性が高まるとされている)。
そして核緊急事態が続いている福島第一原発の敷地境界の調査を開始した。福島第一原発の西門や、他のゲートやフェンスに沿って測定したところ、放射線の強さは避難区域の浪江町や双葉町の2倍程度であり、最大でも毎時0.059ミリシーベルト(=59マイクロシーベルト)であった。この値は、チェルノブイリの緊急事態時の値の1000分の1以下である。
敷地内にプルトニウムが検出されたとの報道があったので、念入りに境界付近数か所の地表面でアルファ線計測を実施した。結果は最大で毎分7カウントしかなかった。空中ではアルファ線は検出されなかった。すなわちプルトニウム微粒子が空中を漂ってはいないのだ。アルファ粒子はプルトニウムが放射するが、空気中を5センチメートルしか飛ばないのだ。少しだけ、敷地境界近くの地表面にプルトニウムがあるかもしれないと考えられる。
私の セミパラチンスク ( (副島隆彦註。 旧ソ連、今はカザフスタンの東の都市。ここにユーラシア大陸の中心の標識がある) の核実験場内 の地表核爆発地点の調査では、毎分200カウントもの値だった。しかも、空中でも10カウントも計測されたのであった。その地表は、顕著にプルトニウムで汚染しており、プルトニウムの微粒子が舞い上がっているのだ。
これと比較しても、福島第一原発での調査時に、プルトニウム微粒子の吸い込みのリスクは無視できる。したがってマスクは不要だったのだ。プルトニウムの吸い込みは、肺がんリスクを高めるが、この心配はいらなかった。
私は オンサイト近傍(副島隆彦註。 原発の施設のそば、という意味) で最大10ミリシーベルトの被曝を覚悟していたが、実際は100分の1と低く、拍子抜けするものだった。さらにマスクと簡易防護衣を用意はしていたが無用だった。
放射性物質は風向きなどによって数値が変わってくるため、ある一定時間測り、たとえその時、値が低くても決して安全とはいえないのではないかと疑問に思われるかもしれない。 ところが、今回の調査では5日間にわたって常に放射線量を測定している。
福島20キロメートル圏内を出入りした3日間の積算線量は0.10ミリシーベルト(=100マイクロシーベルト) であった。 すなわち、今後の放射性ヨウ素の減衰を予測すれば、現地に1カ月滞在しても 1ミリシーベルト (=1000マイクロシーベルト) にも満たないのである。
さらに、毎日、自分自身の喉元の計測もしたが、甲状腺線量は検出下限以下の範囲であった。
結論からいえば、少なくとも原発の外や20キロメートル圏内のほとんどは、将来立ち入り禁止を解除できるし、今でも放置されている家畜の世話に一時的に圏内へ立ち入ることにリスクはない。
もちろん、核緊急事態にある福島第一原発の敷地内が高線量であるのは別である。それは病院放射線科のがん治療用装置が致死線量を発するのと似た意味である。
『福島 嘘と真実』(高田純著、医療科学社)から
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
高田純教授報告会1 福島第一原発事故・現地放射線衛生調査 札幌~福島
これとは対照的な武田氏のブログも紹介しておこう。
NHKの報道(2011年10月17日あさイチ)
像は人の心や判断を決めるのにとても強い力があります。特に、特定の思想で国民を洗脳するときには映像は大変な武器になるので、歴史的にも多くの重要な場面で政治に利用されてきました。日本ではNHKがもっとも歴史も深く強力な映像を提供していますが、NHKはもともと1920年代に誕生したもので、戦後、今の形になっています。
NHKの設立の目的はまだ日本が貧困で、情報が極端に少なかったので、全国津々浦々に電波を届けるということでした。もちろん、地上波テレビ、BS、CS、ネット、携帯電話、などができた今日、NHKがその設立の目的を失ったのは明らかですが、一度できた組織は簡単には無くなりません。
でも、NHKが「良い番組」を提供してくれれば良いのですが、本来の目的を失った組織が「良い番組」を提供するというのは至難の業で、NHKの番組には理解できないある特徴があります。それは「放送の素人のような内容の番組を作る」ということです。その典型的なものの一つが2011年10月17日の朝に放送された「あさイチ」という番組でした。
番組の内容は福島と福島以外のいくつかのご家庭を選び、そこで1週間にわたって食べた食材のベクレル(汚染度)を測定して放送するというもので、放送の結論としては、1)福島の家庭がもっとも食材の汚染がすくなかった、2)気にすると被曝して気にしないと被曝しない、というものでした。
・・・・・・・・・
この番組は、1)学校で平均値と個別の値の関係を勉強しなかった人、2)因果関係を考えることを知らない人が制作し、3)映像のもつ力を理解していない(もしくは悪意のある)人が指導した、ということになるでしょう。
たとえば、3年A組の平均身長が160センチ、3年B組が165センチとします。でも、A組でも背の高い人は180センチあり、B組でも背の低い人は150センチの人もいます。だから、A組から一人だけ、B組から一人だけを選んで写真を示し、「B組は背が低い」と言ったのとおなじなのが今回のNHKの「あさイチ」です。
福島から一つ、放射線の無いところから一つの例を出して、結論を出すなど言いようの無いほどひどい番組でした。
映像で断面を切り取ることは印象を深くするのに大切ですが、それを示すときには合わせて統計的なデータを示す必要があります。あまりにひどい番組であることはNHKも知っているので、大学の先生を出して「私が先にやりたかった」と言わせるところなど、とても作為的です。このような手法をとれば、集団の一つを選んでなんとでも言えます。
福島の家庭には汚染されていないものを、遠く離れたところのものは福島のものを食べさせたのか、あるいは九州の原発から放射性物質が漏れていると言いたかったのかと考えられます。
次に、「因果関係」を当たらなければなりません。つまり、「汚染された畑からとった野菜がなぜ汚染されていないか?」ということです。すでに学問的には「移行率」、つまりどのぐらい汚染されていたらそれが植物にどのぐらい移るかという研究があるのですから、「汚染されている畑でとれた野菜が汚染されず、汚染されていない土地のものが汚染されている」ということはあり得ません。もし、放送があったように福島の野菜から放射性物質が検出されず、汚染されていない地域から検出されたなら、慎重に調べなければなりませんので放送できないはずです。
また、映像というものを扱うときには、平均値と個別の値、因果関係などを正確に調べ、さらに映像を見る人に間違った印象を与えないように万全の注意をしなければなりません。これは放送法で3条で、{三 報道は事実をまげないですること}と厳しく定められているからです。私もNHKに出たことがあるのですが、放送の前後にかなり厳しく事実関係を調べ、論理の整合性をあたります。もちろん、この番組もしているでしょうから、意図的であることが判ります。
さらに、「気にしていると被曝する」と指定ましたが、このようなことを放送するのはきわめて悪質です。たとえば、台風報道、インフルエンザ報道など危険が迫ってくる場合、「注意すること」が被害を減らすことにつながるからです。これからNHKは台風報道にさいして、「注意しない方が安全です」と言わなければなりません。
以上、この放送はまったくひどい放送で、なんの参考にもなりません。NHKが故意に子供に被曝をさせようとしているとしか解釈のしようがありません。またネットなどに出ている説明ではカリウムの放射線を小数点8桁ぐらいだすなど、専門家が測定した結果ではないことを示しています。これでNHKに受信料を払えといっても無理というものです。
(平成23年10月18日)
副島氏の場合は、日本を愛するばかりに、政府や東電、原子力村と一緒で、原発事故の影響を過小評価しすぎているようだ。それも、論理的な根拠も示さずにただ自分の理想というか、こうだったらいいなという考えを読者や演説を聞いている人に強引に押し付けているだけなので、心に全く入ってこない。人の命よりもお金が大切な人の部類に入るだろう。5年後、10年後に被曝した人々が出てきた場合、彼の書き手としての信頼はゼロになるだろう。その意味でも、想像だけで語る暴言は控えるべきだ。
逆に、武田氏の場合は、いつも論理的な根拠を示しながら、やさしく読者や視聴者を説得しているので、心の中に入ってくる。ブログでは、たまには、タイポもあるだろうが、ほとんどが、かなり信頼できる内容だというのがわかる。

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「阿修羅掲示板」が何に洗脳されているのかが、わかりました。
ECRR(欧州の反原発の市民団体:緑の党との関連あり。)のクリス・バスビー氏の脅しを真に受けてしまったようです。彼はとんでも学者だと予想しています。
山下俊一教授などは、基本的にICRPの見解を述べていただけで、結局、ICRP対放射能の危険性を過度に批判するECRRの代理戦争であることが判明しました。そういう事情があることは頭の片隅に覚えておいてください。ありがとうございました。
私は阿修羅掲示板こそ風評被害の元凶であることに気づき、これを糾弾したために「荒らし」として抹殺されようとしています。
放射能をいたずらにおそれている人々に、その真相を知らせる貴重な記事を書きました。ぜひ、情報拡散していただきたいのです。
承認表示していただけますようお願いいたします。迫害されている者、弱い者こそ、実は真実を訴えていたのだという例を、すでにあなたはご存知のはずです。公正なジャッジをお願いいたします。
本当はチェルノブイリの1000分の1なのに、「最終処分場」を作るために高く偽装されてきた「レベル7」報道。その「努力」が実りつつある。
http://sirarezaru.seesaa.net/article/232735018.html?1319932666
西川肇教授の報告を聞かれましたか? http://jimnishimura.jp/
私は彼を信じます。彼は東大教授ですが御用学者ではなく、冷や飯食いの誠実な科学者だからです。
もし本当は「レベル5」なら、山下俊一教授の対策が正しいのです。しかし、彼は放射能コワイコワイ派のバッシングにより、アドバイザーを退任されられました。私は彼を支持します。
山下俊一教授の名誉を回復するために、時代のヒーロー児島龍彦氏にあえて問う
http://sirarezaru.seesaa.net/article/232271378.html
私は全くそうは思いません。
>ヒステリックに騒ぎ立てる活動家(過激派のような連中)になぜ福島県民が付き合わなければならないのか?
誰のことを意味するのかわかりませんが、警告している人は、福島県民のためを思って命がけでやっているということがわかりませんか。
> http://twitter.com/#!/sohbunshu/status/128111277129207808
この宋文洲って人の偏見はひどいですね。Twitterの返信で植草さんが冤罪であることを言ってやりました。
こんなにやけた顔の奴こそ、痴漢しそう(笑)。
植草和秀氏や小沢一郎氏がされているように、副島隆彦氏への人物破壊工作がネトウヨによって横行しています。彼は「アジア人同士争わず」を主張するので、ターゲットにされているのです。彼がカルトであるなどというのは、まったくのでたらめです。一流のブロガーであるあなたに誤解されるのは、残念です。彼の著書「『属国・日本論』をぜひ入手し、読んでみてください。偏見は吹き飛ぶはずです。
尊大な我がコメントを承認表示していただき、ありがとうございます。このブログ記事がきっかけで、副島隆彦氏への人物破壊工作について知っていただくことができます。
今後とも、日本の真の独立のためご活躍ください。
放射能については、我が言い分も参考にしてください。シリーズにします。
『内部被爆の真実』児玉龍彦著を斬る その1 「前提条件」が洗脳されている
http://sirarezaru.seesaa.net/article/231835867.html
まだまだ世間には誤解してる人が多いみたいなんで、あれは冤罪なんだということを頑張って広めないかんですな。
例えばこういう人
↓
http://twitter.com/#!/sohbunshu/status/128111277129207808
●副島隆彦氏を批判しているあなたが間違っている。風評被害もほどほどにしてください。
「一流のブロガー」へ論戦を挑むのは、失礼かもしれませんが、副島隆彦信奉者であるという理由で、「阿修羅掲示板」にて、投稿拒否されました。放射能コワイコワイ派の皆様の「除染活動」を行うつもりでしたが、それができなくなりました。
そこで、放射能コワイコワイのブロガーの皆様に、論戦を挑み、その真相を知っていただき、風評被害のこれ以上の拡散を阻止しようと思います。どうか、少数派の意見にも耳を傾け、公正な判断をお願いいたします。
阿修羅掲示板から投稿を制限されたので、今後は、放射能怖い怖い扇動ブロガーに直訴します
http://sirarezaru.seesaa.net/article/231716183.html
カナダde日本語さんの放射能コワイコワイを「除染」します
http://sirarezaru.seesaa.net/article/231719866.html
カナダでde日本語さんのファンの皆様へ
彼女でも間違うことがあります。この副島隆彦氏への誹謗中傷記事を鵜呑みにしないでください。彼女の偏見に満ちたコメントのことは忘れ、副島隆彦氏の講演を素直に聴いてみてください。
ご指摘、ありがとうございます。
霊感商法、「しめしめ、上手く喩えた」と思っていたらば...上手くなかったですね(汗
私が思い浮かべたのは-至って健康に暮らしている人に、いきなり「死相が出ている!」などと脅して、「こうすれば長生きできますよ、フフフ」と、まさに「全く効果のないもの」を売りつける詐欺師です。
しかし、今回の放射能の件で副島氏が警戒しているであろう輩は、こういうのではないですね。
「自分や家族の健康を守る上で」ちゃんと効果のあるものを売ろうとする詐欺師、これです。
これのどこが詐欺なのか?副島氏に言わせれば、にすでに健康は十分守れているのに、「全然違う!」と言って売りつけようとするから-ということなのでしょう。(「売りつける」も比喩)
ですが、
> 低線量放射能の影響は全てが解明されたわけではありません。だから、日常生活の中で、必要以上に注意を払うのは当然のことだと思います。
私もこのスタンスがごく自然だと思います。そして、低線量放射能の影響がもっと解明されなければ、それを巡る論争も不毛でしょう。
それにしても日本は、全くもって厄介な問題を抱えてしまったものです...
> そして、低線量内部被曝の危険性について、とくに3.11以降、国が積極的に調査して国民が少しでも納得できるようにしようと努力している形跡ゼロ。
>
> 一方、夏にキューバ親善大使として来日した、小児科医でもあるアレイダ・ゲバラ氏(チェ・ゲバラの長女)は南相馬市も訪れたそうですが、たしか、5年よりもっと早く子供への放射能の影響が現れるのではないかと話していました。
> それは、かつてキューバがチェルノブイリ原発事故で被曝した子供たち数千人をウクライナから招いて治療した経験からです。
> さらに、「必要であればキューバに来ていただくなり、キューバから経験を持つ医師団を派遣するなど、どんな形でも協力する。私たちはできるかぎりの協力をしたい」とのオファーもされたのですが、米国隷属の日本政府は無視するだけでしょう。
> 件の脅威について判断材料を得る貴重な機会だというのに、まったく残念です。
本当ですね。日本政府も聞く耳をもたない化石集団ですから。
> 副島氏は-大した病気でもないのに「アナタ、間もなく死にますよ」とか脅してガラクタ売りつける霊感商法に引っ掛かかるな!-と警告を発しているのだと思いますが、そういうハイエナのようなペテン師たちが、とくに米国方面で蠢いているのは事実でしょう。
低線量放射能の影響は全てが解明されたわけではありません。だから、日常生活の中で、必要以上に注意を払うのは当然のことだと思います。この放射能を警戒するということと霊感商法にひっかかることとは全く別のことなので、霊感商法と一緒にするのはどうかと思います。
確かに放射能を警戒するとお金がかさみますが、それは自分や家族の健康を守る上で無駄ではないと思います。本来は政府が対処して一般市民が食品や健康検査のために余分な費用を支払わせないようにするべきですが、日本政府にはそれができないので、今のところ、余分に家計から支出がでるのもしかたないと考えているのではないでしょうか。これに対して、霊感商法の場合は、全く効果のないものに無駄金を支出します。放射能、霊感商法ともどちらも目に見えないものですが、放射能は確実に存在し、霊感商法は全く存在しない効果に対して支払うものです。
> この者にして、この程度の思考力しかなったか、馬鹿はほっておくしかない。と私は、がっかりして、相手の顔を見つめている。
> 福島では、誰も死なない。こん微量の放射能のせいで、発病して死ぬ者はひとりもいない。そのように断言します。
これが中国・北朝鮮脅威論だったら別ですが...
問題は、低線量内部被曝が深刻な脅威なのかどうかということですよね?
脅威ではない --- 副島派
脅威だ --- 「放射能コワイ、コワイ」派?
しかし、「分からないことが多いから」予断は禁物としても、それなら先ずは「脅威」と捉えるべきじゃないでしょうか。
副島氏に言わせれば、福島原発事故で脱原発に走ったドイツ、イタリア、スイスの国民のアタマは皆ゾウリムシ程度ということになりますが、果たしてそうなのか。
そして、低線量内部被曝の危険性について、とくに3.11以降、国が積極的に調査して国民が少しでも納得できるようにしようと努力している形跡ゼロ。
一方、夏にキューバ親善大使として来日した、小児科医でもあるアレイダ・ゲバラ氏(チェ・ゲバラの長女)は南相馬市も訪れたそうですが、たしか、5年よりもっと早く子供への放射能の影響が現れるのではないかと話していました。
それは、かつてキューバがチェルノブイリ原発事故で被曝した子供たち数千人をウクライナから招いて治療した経験からです。
さらに、「必要であればキューバに来ていただくなり、キューバから経験を持つ医師団を派遣するなど、どんな形でも協力する。私たちはできるかぎりの協力をしたい」とのオファーもされたのですが、米国隷属の日本政府は無視するだけでしょう。
件の脅威について判断材料を得る貴重な機会だというのに、まったく残念です。
副島氏は-大した病気でもないのに「アナタ、間もなく死にますよ」とか脅してガラクタ売りつける霊感商法に引っ掛かかるな!-と警告を発しているのだと思いますが、そういうハイエナのようなペテン師たちが、とくに米国方面で蠢いているのは事実でしょう。
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iyaoさん、
このブログでは、管理人と意見が違うからという理由だけでコメントを削除されることはありません。
> 「阿修羅掲示板」が何に洗脳されているのかが、わかりました。
> ECRR(欧州の反原発の市民団体:緑の党との関連あり。)のクリス・バスビー氏の脅しを真に受けてしまったようです。彼はとんでも学者だと予想しています。
クリス・バスビー氏は脅しているわけではありません。真実を語っているだけです。何をもって彼をとんでも学者と呼ばれるのか、もっと詳しく説明お願いします。
> 山下俊一教授などは、基本的にICRPの見解を述べていただけで、結局、ICRP対放射能の危険性を過度に批判するECRRの代理戦争であることが判明しました。そういう事情があることは頭の片隅に覚えておいてください。ありがとうございました。
こういう意見を書いて、リンクを張っているとリテラシーのなさを暴露するようなものです。次は、もう少し勉強してからコメントしてくださいね。