2011.10.12 (Wed)
奥多摩でセシウム、横浜でストロンチウムが検出される

東京都内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計を示す汚染マップ

東京都の高さ1メートルの空間線量率を示す汚染マップ
小出裕章教授がこの状況について、詳しく述べられている。
10月11日 東京奥多摩セシウム10万Bq汚染、除染必要地域は日本の3%など 小出裕章(MBS)
2011年10月12日
番組内容文字おこし『ざまあみやがれ』より一部抜粋
水野「まずですね。セシウムの汚染について伺いますが」
小出「はい」
水野「文部科学省が、放射性セシウムが土壌にどれだけ蓄積されているかと、いうことをずうっと調べておりますね」
小出「はい」
水野「東日本について各県ごとに次々に発表してきて、先日東京都の値も公表されました」
小出「はい」
水野「そのマップをみて、わたくしもびっくりしたんですがねえ」
小出「はい」
水野「奥多摩町の山間部、一部ですけれども。6万ベクレルから10万ベクレル検出されたという話なんですね」
小出「はい」
水野「ただ、奥多摩町って250キロも福島第一原発から離れているそうで」
小出「はい」
水野「こんな遠い東京都で最大10万ベクレルという数値についてどうお感じになりますか」
小出「まあ、ようするに、風向きがどうであったかということ、だけに寄っている、のですね。で……、奥多摩を襲った放射物質というのは、始め北西に流れて、飯舘村などを猛烈な汚染地帯にしたその風邪だったと思います。それが福島県の中通りを通って、逆になんかをしてきまして、まあ山、山に挟まれた谷あいですね、そこをずうっと汚染をしながら栃木県群馬県まで汚染を広げて、その一部が、東京都を回りこむような形で奥多摩まで届いたという、道もそのように見えます」
水野「はあー……。葛飾区や江戸川区の一部ではですね、1万ベクレルから3万ベクレルという数値も出てきています」
小出「はい」
水野「これたしか、チェルノブイリでは汚染地域に指定されるのが……どれからでしたっけ?」
小出「えー……、強制避難させられたのは55万ベクレル、です。それで本来法律的に無人にしなかればいけないのは、当時ですと、1平方メートルあたり3万7000、現在はそれを丸めて4万という数字です」
水野「4万。3万7000から4万という数字」
小出「はい」
水野「今、申し上げた葛飾区や江戸川区の一部で、ま、最大3万ベクレルという数値もでてきておりますが。東京都は健康に影響があるレベルではない、というふうに言ってます」
小出「はい」
水野「これはどう受け取ったらよろしいですか?」
小出「えー……、呆れた話だと思います。」
さらに、横浜では、基準値を大幅に上回るストロンチウムが検出された。これまでもストロンチウムは福島原発事故以降、飛散していたのだろうが、政府が首都圏での放射線の数字を隠してきたため、知られていなかっただけだと思う。日本の御用学者によると、プルトニウムやストロンチウムは重いので首都圏までは飛散しないだろうと言われていたが、クリス・バズビー博士らによって、すでに、千葉でストロンチウムは車のフィルターから検出されていた。もし、それが福島から飛散してないとしたら、千葉や横浜でのがれき処理の際に生じたものであろう。
【More・・・】
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『岩上安身 オフィシャルサイト』より
存在首都圏で初めて検出されたストロンチウムに関するスクープが岩上安身により発表された。首都圏までは飛散していないと専門家からも説明されていたストロンチウムが、福島第1原発から245km離れた横浜港北区のマンション屋上の堆積物から、民間の分析機関によって検出された。本件は岩上安身のメールマガジンにて初出。
横浜でストロンチウムが検出されたことを自民党の横浜市会 橋徳美議員(横浜市健康福祉局)が、横浜市の豊沢担当理事会保険部長に問いただすと、ストロンチウムが、ストロンチウム89の場合は、福島原発の事故の影響であり、ストロンチウム90の場合は、過去の核実験の影響であると答えた。しかし、岩上氏によれば、ストロンチウムは、マンションの屋上で収集され、そのマンションは築5年なので、過去の核実験の影響である可能性は低いということだ。
本来なら、東電や政府が進んでやらねばならないことだが、日本政府はいまだに情報を隠している状態なので、これからは、クリス・バズビー氏や民間企業によって放射能汚染の実態が明らかになっていくことだろう。
『Save Child』【汚染】尿・母乳・食品・土壌などの放射能分析・放射線測定を行う3社
バズビー博士によるプルトニウム・ストロンチウム検査
千葉県 柏 市 212ベクレル
東京都 江東区 143ベクレル
東京都 多摩市 121ベクレル
長野県 佐久市 178ベクレル
埼玉県 調査中
茨城県 76ベクレル
当会は、政府機関による、上記県内での、ストロンチウム・プルトニウム検査を行う事を希望いたします。
⁂現在、全国放射能MAP協力者募集しています。詳しくは、【全国放射能MAP】をご覧ください。⁂
Click here 全国放射能MAP
ストロンチウム検査の結果状況
当会は、土壌・食品・飲用水・車のエアフォルター・毛髪・尿などのプルトニウム・ストロンチウム検査を始めています。
既に、政府発表以外の地域以外の広範囲にて、これらのプルトニウム・ストロンチウムは検出されております。プルトニウムに関しましては、3月の3号機の黒煙がプルトニウム爆発の特徴であり、同時に、メルトダウンを起こしたということは、その後、何度か、小さな爆発が起こっている可能性があり、早急な、日本全土のプルトニウム・ストロンチウム・ウラニウム検査が必要であると考えます。
チェルノブイリでもスリーマイルでも、直後より、プルトニウム・ストロンチウムの検査を行っております。プルトニウムとストロンチウムの検査をしていない日本政府の対応には疑問を持っております。
独自での検査を推奨します。
詳しくは、当会ホームページをご覧ください
横浜マンションから“猛毒”ストロンチウム!迫る放射能汚染の恐怖
ZAKZAK 2011.10.12
猛毒の放射性物質、ストロンチウム90が横浜市港北区のマンション屋上から検出されたことが12日までに分かった。福島第1原発事故で放出されたものとみられ、原発から100キロ圏外で検出されるのは初めて。専門家は「すでに広く飛散している。どこにでも(ストロンチウムが)あるということをきちんと認識すべき」と警鐘を鳴らしている。
ストロンチウム90の半減期は29年で、ウランが核分裂してできる毒性の強い放射性物質で体内に入ると骨などに蓄積する。ガンマ線よりも危険度が高いベータ線を出し続け、骨のがんや白血病を引き起こす恐れがあるとされる。1986年4月に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故でも飛散し、大問題となった。
検出されたのは横浜市港北区の築7年の5階建てマンション屋上。溝にたまった堆積物を住民が7月に採取し、同市内の分析機関が検査したところ、1キロあたり195ベクレルのストロンチウム90を検出。この報告を受けて横浜市が再検査を始めた。
文部科学省が行った調査では福島第1原発から100キロ圏内に留まっていたが、今回は事故現場から約250キロも離れた横浜市内で出た。しかも、4、5月に福島第1原発から至近距離の福島市内の土壌から検出された77ベクレルを2倍以上も上回っている。
京都大学原子炉実験所の小出裕章・助教は「放射性物質は、雨どいや溝などにたまりやすい特性がある。こうした場所で高い値を検出する傾向がある」と解説する。
高い数値でも過剰反応しないよう求めた上で、「世界中に放射性物質が飛散している。首都圏にもすでに相当量のストロンチウムが放出されており、どこにいても避けられるものではない。(マスクをしたり水で洗い流したりするなど体内に)取り込まないようにするのが一番の対処法です」と指摘する。“死の灰”から逃れる術は自己防衛しかないようだ。

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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111012/dms1110121645015-n1.htm
東京電力福島第1原発の事故を受けて漁を自粛していた
全国のサンマの漁業者らは先週、
同原発の半径100キロ以内の海域での「操業禁止」を決定した。
日本原子力研究開発機構は先月、
海洋の放射能放出総量は東電推定値の3倍以上との試算を発表。
文部科学省もセシウム137の濃度が
事故前の最大58倍に達することを明らかにしており、
大震災から7カ月たった今も同原発周辺の海洋汚染は深刻だ。
水産物に対する消費者の不安は募る一方だが、
汚染はどこまで広がっているのか。
原発事故以降、福島の漁業関係者は操業自粛を続けてきたが、
それに追い打ちをかける事態が現実となった。
全国のサンマ漁業者で作る
「全国さんま棒受網漁業協同組合」
(全さんま、東京)は今月7日、サンマ漁の
操業自粛区域としていた福島第1原発から
半径100キロの海域を操業禁止と決めたのだ。
回遊魚のサンマは北海道沖から次第に南下している。
北海道で水揚げされたサンマからは
暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を
上回る放射性物質は検出されていないが、
全さんまは「安全性を高めるため」と操業禁止を決めた。
その背景には、原子力機構が発表した衝撃の数値がある。
同機構は汚染水の流出に加え、
大気中からの降下分などを合わせた
海洋への放射能放出総量が
1・5京(1京は1兆の1万倍)ベクレルを超えると試算。
東電が、4-5月に海に流出した汚染水の
放射能量を約4720兆ベクレルと推定したのに対し、
3倍以上の数字を発表したのだ。
実際に福島沖の水産物への影響はどうなのか。
水産庁の調査(9月以降)で、
蓄積された放射性セシウムが
暫定規制値を上回った魚は”別表”のとおり。
シロメバル、クロソイの2000ベクレル超を筆頭に、
アイナメやヒラメ、イシガレイ、アユなど食卓を飾る
“うまい魚”から高濃度のセシウムが検出されている。
表には記載していないが、調査したほとんどの魚が
原発事故以前の魚の
平均値(1キログラムあたり0・086ベクレル)を上回った。~
~政府は、海水に放出された放射性物質は時間がたつにつれて希釈され、
時期がくれば漁は再開できるとしている。
だが、海洋生態学が専門の小城春雄・北海道大名誉教授は
「放射性物質は、海の生態系において
絶望的なくらいネガティブな影響があるとされますが、
その実験結果はまだ公式には発表されていません。
研究者としては、『太平洋の魚は大丈夫』と
言い切れるだけのデータはないのが現実です」と語る。
続きは記事で。