2011.07.31 (Sun)
停電や動物の死骸遺棄は古賀茂明氏を辞任させるための悪質ないやがらせか

写真:クビ宣告された役人「古賀茂明」VS「海江田経産大臣」異例の直接対決、結果は?
ガジェット通信 2011.07.29 07:30:45より
公務員制度改革に取り組み、天下り問題や東電批判を著書やテレビなどのメディアを通して発信している経産省大臣官房付官僚の古賀茂明氏の自宅が、30日帰宅後、突然、停電に見舞われた。近所を見渡すと、古賀氏の自宅以外は、停電している家はなかったという。
東電のサービスセンターに復旧を頼んだところ、「停電が多発しているので、復旧がいつになるかわからない」との返事。結局復旧まで3時間かかった。停電が多発していると担当者が言ったそうだが、ゲンダイによると、この間、東電のホームページでは、神奈川県内の停電を伝える情報は一切なかったらしい。
古賀氏の自宅では先週、玄関前に、頭と口から血を流したハクビシンの死骸が捨てられていたそうだが、停電と共に東電を批判し、公務員制度改革を進めようとする古賀氏への悪質ないたずら、または無言の恫喝の可能性がある。
![]() | 日本中枢の崩壊 (2011/05/20) 古賀 茂明 商品詳細を見る |
実は、「官僚は国民の生活を第一に考え、国民のために働くべき」と考えている古賀氏は、公務員制度改革を実行しようとしているために、「経済産業省」という組織から排除されようとしている。古賀氏は経産省より「退職勧奨」というものを受け、7月28日にも進退について海江田経産大臣と直接会談したばかりだ。密室での会談だと事務方に、あることないことデタラメを書かれて報道される可能性が高かったので、海江田氏にメディアを含むオープンな会談を求めたが、海江田氏は人事のことだからという理由でそれに応じなかったという。
古賀茂明氏、海江田大臣会談直後の囲み取材が下の動画で見られる。
官僚の中にも古賀氏のように国民のために霞ヶ関を改革しようと考えている人がいるというのは、頼もしいが、そういった人に限って霞が関から追放されてしまうというのは残念でならない。誰か古賀氏を守れる気骨ある政治家はいないのか。
【More・・・】
参考記事:20110729 [1/2]たね蒔き「日本中枢の崩壊」現役経産官僚・古賀茂明さん
20110729 [2/2]たね蒔き「日本中枢の崩壊」現役経産官僚・古賀茂明さん
東電批判の官僚、古賀茂明氏の自宅が停電
ガジェット通信 2011.07.30 21:49:09
東京電力再生のためのプラン「古賀プラン」をいち早く発表し、そのために経産省より事実上のクビ宣告をされながら先日は海江田経産大臣と一対一の会談も果たした「戦う官僚」、古賀茂明さんの自宅が突然停電になったとのこと。
本人のツイートによれば、周囲の家は停電しておらず、古賀さん宅のみ停電しているとのこと。東電に電話したら「停電が多発しているので(復旧が)いつになるかわからない」と言われたそうです。すでにツイート時点で停電より1時間40分以上が経過。これがもし猛暑日だったら健康にも関わる話では。
●古賀茂明さんのツイートより:
19:30前に外出先から帰宅したら停電。周囲のお宅は全て異常なし。東電に電話したらオペレーターが一時間で担当が来てくれると言ってくれた。後から別の男性が、停電が多発しているのでいつになるかわからないと言って来た。さっき電話したらあと二軒あるとのこと。すでに1時間40分経過。
(7月30日21時13分)
実は、ある筋から「東電と経産省が、古賀さんの自宅の電気を止めようとしている」という「?」な情報が流れてきていたので、確認しようとしていたところでした。それにしてもこのタイミングの一致。「停電」というのはまさか伝家の宝刀なのでしょうか。偶然で有って欲しいものですが、果たしてこれぞまさしく「計画停電」?
クビ宣告された役人「古賀茂明」VS「海江田経産大臣」異例の直接対決、結果は?
ガジェット通信 2011.07.29 07:30:45
7月28日におこなわれた古賀茂明さんと海江田経産大臣の直接会談。結果から言えば、会談はおこなわれたものの大臣は20分弱しか時間を準備しておらず、話の肝心の部分は次回に持ち越し、となりました。大臣からは「また何回も会って話そう」と声をかけられたそうですが、次回の日程について大臣の方から何も話はなかったそうです。
異例の会談までの経緯
古賀さんは経産省より「退職勧奨(たいしょくかんしょう)」というものを受けました。これは「あなたは辞めたほうがいいんじゃないですか?どうしますか?」ということですが、普通に考えるといわゆるクビ宣言です。通常は天下り先の紹介とセットでこれがおこなわれるんですが、公務員改革をおしすすめた古賀さんの場合、当然ながらそのような話とセットではなく、単に辞めてくれという話のみです。「そもそもなんでクビ宣告?」ということですが、要するに古賀さんは「官僚は国民の生活を第一に考え、国民のために働くべき」と考えており、また実際にそのように行動しているために、省益や自らの利益の確保に奔走する官僚達からすれば煙たい存在なのです。そしてまさに正論の人であるが故に「経済産業省」という組織から排除されようとしていると言えます。詳しくはガジェット通信の他の記事や関連著書を御覧ください。
「霞が関は“人材の墓場”」“戦う官僚”古賀茂明氏が覚悟の証言『官僚の責任』をPHPより発刊
http://getnews.jp/archives/129985 [リンク]
孤高の官僚・古賀茂明 - ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/127574 [リンク]
『古賀プラン』で東電批判したらクビ ? 経産省の古賀茂明氏が受けた「退職勧奨」とは何なのか? - ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/126487 [リンク]
この「退職勧奨」の件を疑問に思った有志議員が国会で海江田大臣に質問したところ、大臣は「私の部屋のドアは開いている」との回答でした。不思議な回答ですが、要するに「話し合いをする余地はあるから、いつでも来ていいですよ」ということなのでしょう。それを受けて古賀さんの上司にあたる次官は、「早く大臣に会って辞めろ」と迫り、会談をセッティングしてくれたそうです。会談にあたって古賀さんは大臣に「フルオープンでの会談」を希望しますが、それについては拒否されたまま当日となりました。
(中略)
超党派勉強会でも報告
その後、古賀さんを囲んでの超党派勉強会が議員会館で開催され、今回の会談の報告がおこなわれました。内容はおおよそ上記のようなものでしたので割愛します。この勉強会は3回目なのですが、回を追うごとに参加メンバーが増え、今回は江口克彦さん、原口一博さん、塩崎恭久さん、中川秀直さん、福島瑞穂さん、松田公太さん、山内康一さん、渡辺喜美さんなど多くの議員が参加し、古賀茂明さんを激励していました。
【特別対談】古賀茂明vs高橋洋一(後篇)
かくて民主党政権は官僚の手に落ちた このままでは安易な増税路線に突き進む
Diamond Online 2011年7月29日
前篇では、安倍政権下で高橋氏がサポートした国家公務員制度改革のスタートから、それを引き継いだ古賀氏の国家公務員法改正案が、どうして廃案に追い込まれたかまでを語ってもらった。後編では、民主党が政治主導を高らかに掲げて政権交代を実現したにもかかわらず、なぜ公務員制度改革が後退していったのか、霞ヶ関の巻き返しによって「官僚内閣制」が続けば、日本経済にどのような影響が出てくると予想されるかについて語り合う。
公務員改革を訴える古賀氏に嫌がらせ?
ゲンダイ 2011年07月31日 01:29 更新
これは悪質な嫌がらせなのか?
天下り問題や東電の発送電分離などについて、著書「日本中枢の崩壊」やメディアで発言している“改革派官僚”の古賀茂明氏(経産省大臣官房付)の自宅(神奈川県川崎市)が30日夜7時半ごろ、突然、停電に見舞われた。当時、大気が不安定で雷が鳴るなどしていたが、古賀家の隣近所で他に停電している家はなく、不可解な状況だった。
東電のサービスセンターに復旧を頼んだところ、営業所から「あちこちで停電しているので時間がかかる」と連絡が入り、結局、復旧したのは3時間後の午後10時半だった。この間、東電のホームページでは、神奈川県内の停電を伝える情報は一切なかった。古賀氏の自宅では先週、玄関前に、頭と口から血を流したハクビシンの死骸が捨てられていた。

にほんブログ村 政治ブログ
このエントリーは、
『国民の生活が第一 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/10888
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
【政権交代】を実現させたブロガーリスト
- 関連記事
-
- 停電や動物の死骸遺棄は古賀茂明氏を辞任させるための悪質ないやがらせか (2011/07/31)
- 「天下り」や「渡り」は究極の税金の無駄遣い (2009/03/02)
●海江田経済産業大臣は泣いている暇に古賀茂明氏を何故守らないのか?
迂回献金が法律違反でないという理由で、報道を控えているとすれば、過去の小沢ゼネコン迂回献金や自民党政権時代の迂回献金でのNHKの報道を省みると、全くのダブルスタンダードとしか言いようがありません。国営放送の資格なしです。
NHKには速やかな報道を求めます。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
政治家や官僚の多くは
悪い事をするにあたっては実に動きが早く、
良い事をするにあたっては実に動きが遅い
とつくづく思います。また、同様に
悪い事をするときは組織の名前で実行し、
良い事をするときは個人の名前で実行する
傾向があると思います。
(菅総理は特に)
古賀茂明氏が経済産業省から退職勧奨を受けているというのであれば、具体的に
・経済産業省の誰が
・どのような理由で
古賀茂明氏に退職勧奨をしているのかを海江田経済産業大臣が公表し、メディア、といってもマスゴミではまともに報道しないであろうから日刊ゲンダイかネットメディアにちくれば済む話だと思います。それを堂々とやれないのであれば海江田経済産業大臣は特権官僚と同罪と見るしかないでしょう。もし官僚に命懸けでぶつかる勇気がないならば泣いている暇に今すぐ大臣など辞めればよいと思います。
官僚も企業も悪さをするときには最高責任者の名前を隠し組織の名前を出して実行するので顔が見えないなどと言われるのです。奴らが悪さをしたと疑われる時には上記の如く強制的かつ速やかに個人名を公表するに限ります。
最近の政治家を見ているとこうした一連の動きがぐずぐずしていて実にイライラさせられます。
2.電力会社のやらせを見て驚いているサラリーマンは多分少ない。何故ならば電力会社以外の民間企業でも日常茶飯事だからだ
電力会社や原子力保安院のやらせについても
・組織の中の誰が
・どのような理由で
サクラを使うよう指示したのか直ぐに公表すべきです。組織や代理人の名前を使って黒幕である個人名を隠すのは不可です。民間の法人にせよ国の省庁にせよ組織のコックピットに入って操縦しているのは組織のトップである人間なのだからその名前を出せばよしです。組織の利益とか組織の論理とか格好のよいことをいいますが所詮はその組織のトップに座っている人間と一部の取り巻きの個人的利害に過ぎない場合が多いと私はみます。
天木直人氏は古賀茂明氏に官僚を辞めて戦えと説いていますが、仮にそうするにしても経済産業省の退職勧奨を肯定するか否かは別と考えます。
3.企業を腐らせているのは官僚、とりわけ警察・検察官僚だ
今原子力保安院と電力会社のやらせが問題となっていますが、一般の民間企業、特に株式市場に上場している企業では同様のことが日常茶飯事なのです。例えば株主総会で経営者が業績不振の責任を問われそうな時はサクラ(というよりは社畜と呼ぶのが適当だが)を沢山株主総会に集めて経営トップをヨイショするのは決して珍しい話ではなく(実際にサクラをやらされた人の話を聞いたことがある)、株主議決権で大きな影響力を持つ大株主も系列の銀行や保険会社だったりすることが多い(所謂株式の持ち合い)ので、企業の経営者はかなりがっちりと守られているのです。
例えば正義感の強い民間企業の社員が古賀茂明氏のように組織の問題を指摘し、公表したらどうなるでしょうか。官僚よりも内部告発者に対する保護が薄い民間企業の社員はもっと酷い目にあう可能性が高いでしょう。具体的には退職勧奨ではなく、(会社の名誉を傷つけたなどとして)懲戒解雇ということになりえます。
原子力保安院と電力会社のやらせ問題は
・官と民の主従関係
・大企業の体質
をはからずも露呈させました。
それでもバブル期以前の企業経営者には良心的な人物が多かったと思います。
(参考)昔の経済人の言葉、イマドキの経済人の言葉
http://evnote.net/2009/01/04/business/798.html
それでは多くの日本企業を腐らせたものは一体何でしょう。理由は1つではないかもしれませんが多くの人は不況もその理由の1つだと考えているでしょう。即ち
・不況によって業績悪化
・業績悪化の責任追及を恐れて経営者が保身行動に走る
というパターンです。しかし不況は今までも繰り返しあったわけで、そのたびにこのようなジレンマに多くの日本企業が陥っていたら日本経済は大昔から成長していない筈です。
したがって不況を大きな原因と考えるのは無理があると思います。私は多くの日本企業を腐らせた主因は官僚と考えています。私の推測を裏付けるが如く原子力保安院による電力会社への不正な影響力の行使が露見しましたが、それだけでは意志の強い経営者ならば負けずに筋を通すだろうと思う向きもあるかも知れません。ところが官僚にはその強い意志を挫きかねない武器があったのです。それは警察権力の不正な行使です。
植草さんが取り上げてくださった
「品川美容外科機密漏えい事件」
は警察のタカリ体質を改めて見せつけました。警察はやはりカネの匂いには非常に敏感でした。病院の中でも美容外科が儲かることをちゃんと把握していたようで、
・みかじめ料を貰う目的で・品川美容外科に天下りを要求し、
・見返りに医療事故の捜査に手心を加える
という契約を結んだのでしょうか。事件が露呈したのは医療事故の被害者が指摘した為でしょうか。警察はこんなことをそれこそ日常茶飯事でやっているのだから露呈したら本来ひどくヤバい筈です。まあそこのところは横に置くとして、警察の提案を病院が断っていたらどうなっていたでしょう。恐らく病院の院長が即刻逮捕されたりしていたのではと想像するのです。つまり警察の提案には脅しが含まれており、この脅しを使えば大企業のトップを動かしたり企業の中の人事に影響力を与えて、社員の昇進昇格を馬鹿順に逆ソートさせることだって可能になります。そして官僚、とりわけ警察・検察官僚はそれをやって日本企業をここ十数年の間腐らせてきたと私は考えているわけです。警察・検察官僚の罪はそれだけに大罪と言えるほど重いと言ってよいでしょう。
以上