2011.07.24 (Sun)
エイミー・ワインハウスがドラッグのオーバードースで死亡
日本ではあまり知られていない歌手だったのではないかと思うけど、、エイミーは、2003年にデビュー・アルバム「フランク」が大ヒットして一躍スターダムにのし上がった。2006年にリリースされた「バック・トゥ・ブラック」も高い評価を受け、全英で1位(全米では7位)を記録した。ちょっぴりハスキーな独特の声を持つエイミーは、その後もヒット街道まっしぐら。2007年には、「バック・トゥ・ブラック」が全英でベストセラー・アルバムとなった。また、2008年の第50回グラミー賞でも6部門でノミネートされ、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞し、米国でもその実力が認められた。
ところが、そうした輝かしい成功の一方で、私生活ではトラブルの連続。アルコール依存症や薬物使用などが幾度も取り沙汰され、リハビリ施設に入退所していた。又、結婚したかと思ったら、すぐに離婚。豊胸手術の合併症か胸の痛みを訴えて入院したこともあった。
さらに、今年6月18日からセルビアのベオグラードで始まった12日間ヨーロッパ・コンサートツアーは初日から問題を起こしてしまった。エイミーは、会場に泥酔状態で現れて、コンサートの開始時間が遅れただけではなく、約2万人の聴衆を前にして野外で行われたライブでは、そのまま泥酔状態でステージに上がって、歌詞を忘れたり、意味不明の歌詞をつぶやき続けたり、ステージから突然消えてしまったり、マイクを放り投げたりして、観客からブーイングを浴びた。結局、その後にヨーロッパで予定されていたツアー全てが中止となった。
そのときのエイミーの泥酔状態がよくわかる動画:
2007年の頃のエイミーと比べると、見違えるほど変わってしまったのがわかる。
それにしても、2万人の聴衆を前にあのような泥酔状態でもコンサートを続けなければならなかったことが悔やまれる。1人5.000円とセルビアで開催されるコンサートとしては、高い値がつけられていたそうだ。中止かキャンセルとなると、2万人分だと1千万円の損失となる。ヨーロッパ・ツアー全てがキャンセルされたので、エイミーの事務所はかなりの損失を負ったことだろう。エイミーはそれを恥じて、いつも以上にドラッグを乱用してしまったのかもしれない。才能ある27歳の女性を一瞬のうちに消してしまったドラッグの恐ろしさをエイミーの死が、再確認させてくれた。
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参考記事:Amy Winehouse found dead, aged 27
BBC 23 July 2011 Last updated at 19:10 ET
Singer Amy Winehouse, 27, has been found dead at her north London home.
A Metropolitan Police spokesman confirmed that a 27-year-old woman had died in Camden and that the cause of death was as yet unexplained.
The Brit and Grammy award-winner had struggled with drink and drug addiction and had recently spent time in rehab.
Her record label Universal called her "a gifted musician, artist and performer", adding: "Our prayers go out to Amy's family, friends and fans."
She pulled out of a comeback tour last month after a disastrous appearance at her first gig.
エイミー・ワインハウス(ウィキペディア)=>英語の方がずっと詳しい
エイミー・ジェイド・ワインハウス(Amy Jade Winehouse、1983年9月14日 - 2011年7月23日)は、イギリスのソウルミュージック、ジャズ、R&Bのシンガーソングライター。2011年7月23日、英スカイニューズ・テレビが「自宅で死亡しているのが発見された」と報道した。
生い立ち [編集]
ミドルセックス州エンフィールドにて、ユダヤ人の両親のもとに生まれる。父親は元タクシー運転手で2010年6月にジャズ歌手に転向したミッチ・ワインハウス[3]、母親は薬剤師。母方の叔父はミュージシャン。16歳の時に演劇学校の退学処分を受ける。この時のクラスメイトであった歌手タイラー・ジェイムスのレコード会社にデモ・テープを送り、アイランド・レコードと契約を結ぶ。身長160cm。
キャリア [編集]
2003年にアルバム『フランク』をリリースしてデビュー。英国内で67万枚を超えるヒットとなり、一躍トップスターの一人となる。
2006年にリリースされた『バック・トゥ・ブラック』も高い評価を受け、全英で1位(全米では7位)を記録した。ブリット・アウォーズでは、最優秀女性ソロ・アーティストに輝いた。その後もヒットを続け翌2007年に全英で最も売れたアルバムとなった。
2008年の第50回グラミー賞ではカニエ・ウェストの8部門に次ぐ主要4部門を含む6部門でノミネートされ、最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞。当初は授賞式への参加を表明していたが、アメリカに入国する為に必要なビザ発行を拒否され、授賞式に出席できないことが同年2月7日に担当広報から明かされた[4]。そのため、イギリスからの衛星中継で出演した。グラミー賞後、『バック・トゥ・ブラック』が大反響からか全米2位まで上昇した。
私生活 [編集]
2007年5月18日にミュージック・ビデオの撮影アシスタントである4歳年上のブレイク・フィールダー・シビル(Blake Fielder-Civil)とアメリカ合衆国フロリダ州マイアミで結婚するが、後に離婚した。
薬物中毒やアルコール依存症などスキャンダルの多い人物でもあり、2007年8月に夫と共に飲酒・薬物のリハビリ施設に入所、2008年1月24日には再びリハビリ施設に入所[5]。グラミー賞を受賞した「リハブ」はリハビリ施設へ入所した自身の体験を元にしている。
2008年6月24日、16日にロンドンの自宅で倒れて入院し、検査を受けていたエイミーの病状を父親のミッチが病名を「初期の肺気腫」であると告白、肺が7割程度しか機能していない状態となる[6]。同日、エイミーの代理人トレイシー・ミラーが「肺気腫になる恐れがある症状だと診断された」と弁明。一時混乱を招く[7]。
彼女の個性的な髪型は1960年代に流行したビーハイブヘア。
現地7月23日午後3時54分(日本時間午後11時54分)、救急医療隊員によって自宅のマンションでオーバードーズの疑いで死亡しているところを発見された。
スキャンダル [編集]
逮捕等 [編集]
2007年10月18日にノルウェーにて、マリファナ所持と密輸疑惑で夫と共に逮捕された。その後二人は500ユーロの保釈金を払って釈放された[8]。12月17日には夫の司法妨害に加担した容疑で逮捕された[9]。
2008年4月25日に酔って男性2人を暴行したとして事情聴取を受ける[10]。5月7日に違法薬物所持の容疑で逮捕された[11]。
差別問題 [編集]
2008年6月、黒人・同性愛者・身体障害者へのあからさまな侮蔑に加えて、朝鮮人・中国人・日本人・インド人・パキスタン人への差別用語を込めた替え歌を歌っているビデオがネット上に流出し問題となった。このビデオを撮影したのは夫のブレイク・フィールダー・シヴィルで、エイミー自身は薬物の多量摂取により自失状態にあった[12]。
飲酒問題 [編集]
2011年6月18日に行ったセルビアのベオグラードで開催された約2万人の聴衆を集めた野外コンサートで、開始時間を大幅に遅れて、泥酔しまともに歌うこともできない状態で登場した。歌を途中で何度も中断するなどしたため観客からブーイングを浴びた。地元紙にも「ディザスター(災厄)」「史上最悪のコンサート」などと書かれた。45ユーロ(約5000円)という、セルビア市民にとっては安くないコンサートチケットの価格も、観客の怒りに拍車をかけたと推測される。同コンサートは12回のヨーロッパツアーの第1回目だったが、その後に予定されていたトルコ(20日イスタンブール)、ギリシア(22日アテネ)での公演の中止が直ちに発表され[13]、全日程が中止となった。関係筋によれば、治療に専念するため無期限の活動停止となることが示唆された[14]。
ディスコグラフィ [編集]
アルバム [編集]
フランク Frank (2003年) ※日本盤は2007年12月発売
バック・トゥ・ブラック Back to Black (2006年)
シングル [編集]
Stronger Than Me (2003年)
Take the Box (2004年)
In My Bed / You Sent Me Flying (2004年)
Pumps / Help Yourself (2004年)
Rehab (2006年)
You Know I'm No Good (2007年)
Back to Black (2007年)
Tears Dry on Their Own (2007年)
関連書籍 [編集]
『エイミー・ワインハウス ディーヴァの憂鬱』(ブルース・インターアクションズ、2008年)
エイミー・ワインハウス、豊胸手術の合併症? 胸の痛みを訴えて入院
2010年4月12日[シネマトゥデイ映画ニュース]
昨年10月に豊胸手術を受けたエイミー・ワインハウスが、胸の痛みを訴えて入院した。
イギリスのザ・サン紙によると、エイミーは昨年の11月にも治療を受けており、今回も豊胸手術による合併症が原因の痛みではないかと言われているらしい。「エイミーは痛みを訴えて、胸が原因だと確信していました。しばらくほおっておこうとしたのですが、痛みがあまりにもひどくなったので病院に行き、検査のために入院しました。現在は乳房インプラントを取り除く必要があるかどうかの判断を待っているところ。エイミーは自分の胸の形を気に入っており、取り除きたくないと思っています。いつもどおり陽気ではありますが、心配はしているみたいです」と関係者はザ・サン紙に語っている。
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