2011.04.03 (Sun)
東日本大震災:被災地のペットたちを預かるサービス

飼い主と避難所に一緒に逃げてこられたラッキーなワンちゃん
4月1日、東日本大震災で大きな津波の被害を受けた宮城県気仙沼市本吉町の沖合約1・8キロで、行方不明者の捜索をしていた巡視船「つがる」(第1海上保安本部=北海道)のヘリから特殊救難隊員が、家の屋根に乗った犬を発見した。
漂流物の上で3週間も生き延びた犬と、犬だからといって見捨てずに救助した特殊救難隊員に拍手を送りたい。
CNNもさっそく、3週間ぶりに救助された犬の動画をアップしていた(↓)。
The Japanese Coast Guard rescued a dog after it had been adrift on a roof of a house off the coast of Kesennuma. (Added On April 2, 2011)
困ったときは、みんなで協力して、できるだけのことをしてあげたい。被災者のためにペットを一時的に預かったり、被災者と離れ離れになってしまったペットを預かるサービスを紹介しよう。
静岡・富士宮のNPO法人「ワンワンパーティクラブ」は、預かり先の家庭は募集し、被災地の愛犬をそこで一時預かるサービス。「被災者から連絡を受けるとスタッフが自宅や避難所に犬を迎えに行き、預かり先の家庭へ届ける。預かり先の家庭は募集し、ヒアリングして世話ができるかどうか審査。犬の被災前の生活環境も考慮し選ぶ。」
2011.4.1up! 震災救援サービスの情報について
クラブが行っております震災救援サービスに、多くのご協力をいただき誠にありがとうございます。
ワンワンパーティクラブの携帯サイトでも救援サービスの内容の掲載や各種ボランティア員の募集を行っておりますが、そちらに掲載しておりました事務局の電話番号が誤っておりましたので訂正させていただきます。正しくは 0544-54-1441(電話番号) です。
ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
また、新潟市の動物愛護団体「アニマルフレンズ新潟」(代表:イタリア人女性、イザベラ・ガラオン青木さん)が、震災で飼い主を失ったり離れ離れになったペットを5000平方メートル以上ある施設の敷地内で引き取り世話をする。犬猫約400匹の保護が可能だという。
地震・津波動物救援
地震・津波動物救援はアニマル・フレンズ・新潟に
緊急オペレーションセンターを設置します。
ペットの保護が必要な方は連絡してください。
電話 090-4624-3301 イザベラ・ガラオン青木
寄付は下記の口座にお願いします。
地震・津波動物救援 三菱東京UFJ銀行新潟支店 0073880
「社団法人日本動物福祉協会」では、東京近郊での一時預かり先も紹介している。
<一時預かり先ご紹介担当>
社団法人日本動物福祉協会
(TEL:03-5740-8856)

JAPAN-EARTHQUAKE Vol.20 ペットと共に No2
1日も早く、被災者の方たちがペットと一緒に暮らせるよう、そして、飼い主を失ったペットに里親が見つかるよう願ってやまない。
【More・・・】
3週間ぶり救出の「奇跡の犬」はヘリの爆音に驚き、救難隊員の目にとまる2011.4.2 14:31
第3管区海上保安本部の特殊救難隊に救出された犬=1日午後5時ごろ、宮城県気仙沼市本吉町の沖合約1・8キロの海上(海上保安庁提供)
東日本大震災が起きてから3週間を越えたが、犬が海上に流された浮遊物の上から奇跡的に救出されるドラマがあった。
1日午後2時ごろ、行方不明者の捜索にあたっていたヘリ搭載巡視船「つがる」(第1海上保安本部=北海道)のヘリが、宮城県気仙沼市本吉町の沖合約1・8キロを捜索中、家の屋根に乗った犬を見つけた。
1管では被災者の生存の可能性があるとして、特殊救難隊員が降下して家の中などを捜索したが、被災者は見つからなかった。隊員は犬を救出しようとしたが、ヘリの爆音に驚いた犬は現場から浮遊物を伝いながら逃走した。
「つがる」は午後4時すぎ、隊員2人が乗った小型船で犬に接近し、無事救出に成功した。犬の性別や年齢は不明だが、与えられた水やビスケットをたいらげ、元気そうにしているという。犬はその後、巡視艇で運ばれて岩手県釜石市に上陸、久しぶりの大地を踏みしめた。
被災ペットは数千匹?愛護センターで犬約20匹保護 津波で流れ着いた犬も
スポニチ 2011年3月23日 16:34
宮城県動物愛護センター(富谷町)は23日までに、東日本大震災で飼い主とはぐれ、保健所から送られたペットの犬約20匹を保護。はぐれたペットは「数百から数千匹」と指摘し、飼い主たちに「生活が落ち着いたら迎えに来てほしい」と呼び掛けている。
「生きていく元気になります」。震災から10日ほど後、同センターを訪れて愛犬を引き取った塩釜市の男性は涙声だったという。
宮城県だけで1万人を超す死者・行方不明者を出した大災害から10日余り。混乱の中、飼い主とペットが再会できたことに、関係者は「奇跡だ。心の支えになるはず」と声を弾ませた。
県塩釜保健所岩沼支所には地震発生2日目から「津波で流れ着いた犬がいる」などの連絡や、捜索活動中の自衛隊から「保護した犬」の引き取り要請を受けた。自らも被災した同センターの川村一夫次長は「人命救助優先の現状は仕方ない」と話す一方、「餌、ガソリン、人員すべてが足りない」とペットの置かれた現状を憂える。
県は通常保護から数日で行う殺処分を、緊急時として見合わせている。「100匹が限界」の同センターの保護能力を超えるのは時間の問題だ。
川村次長は「早急に避難所を拡充する必要がある」と訴えるとともに、県を通じてペットの他府県への疎開を要請する考えだ。
被災地の愛犬預かります 静岡・富士宮のNPOが支援
(産経 2011.3.21 23:25)
東日本大震災で愛犬を抱えて被災した住民が、身内の捜索や自宅の片付けに力を入れられるよう、静岡県富士宮市のNPO法人「ワンワンパーティクラブ」が22日、愛犬を一時預かる取り組みを始める。
同法人によると、阪神大震災の際には愛犬の世話のために住まい探しや職探しが遅れた家族が多数いた。今回の地震では、飼い主とともに避難所に移った犬がストレスなどから鳴きやまないケースがあり、苦情も目立っているという。
被災者から連絡を受けるとスタッフが自宅や避難所に犬を迎えに行き、預かり先の家庭へ届ける。預かり先の家庭は募集し、ヒアリングして世話ができるかどうか審査。犬の被災前の生活環境も考慮し選ぶ。
問い合わせは同法人、(電)0544・54・1441。電子メールのアドレスはwpc1994@wanwan.org
新潟のイタリア人女性、被災ペット救済に奮闘
スポニチ 2011年3月27日 06:00
新潟市の動物愛護団体「アニマルフレンズ新潟」代表のイタリア人女性、イザベラ・ガラオン青木さん(47)が、震災で飼い主を失ったり離れ離れになったペットの救援に奮闘している。
宮城、福島、岩手の各県を車で駆け回り、25日までに犬猫約20匹を保護。建設が進む仮設住宅について「ペットと同居できるようにして」と訴えている。24日夜には行き場所を失った犬や猫を保護する岩手県釜石市の「釜石どうぶつ病院」に、支援のため大量のペットフードを運び込んだ。
イザベラさんが運営する新潟市の施設は敷地が5000平方メートル以上あり、犬猫約400匹の保護が可能。「病院で受け入れられないペットは引き取り、世話をしてくれる人も探します」と支援を申し出た。
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