2011.03.10 (Thu)
沖縄侮辱発言はケヴィン・メア氏の本音
その中にも書かれているケヴィン・メア日本部長の沖縄県民というか日本に対する侮辱発言は、アメリカン大学のメア氏の学生が下の動画で訴えているように、かなり率直に生徒に伝えていたものであり、ついついメア氏の本音がでてしまったと見るのが正しいだろう。
この学生の発言に対して、キャンベル米国務次官補は、メア氏の発言で「誤解」を招いてしまったことを個人的にお詫びしたいとしている。しかし、メア氏の発言は、彼の本音が正しく報道されただけで、間違って報道され、私たちの「誤解」を招いたわけではない。
一方のメア氏本人は、下の動画にあるように、報道は真実ではないようなことをいいながら、米政府から反論を避けるように言われているため、反論したいのはやまやまだけど、今は、何もいえないと電話のインタビューに答えている。
それにしても、このメア氏、大学の講義でこれから沖縄へ行く生徒を前に沖縄を侮辱するような発言をするとは、どのような神経をしているのだろうか。『雪裏の梅花』でも触れていたが、沖縄の人々はナマケモノだから、ゴーヤーの生産もそれほどないとか、「沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する」とか。世界一なまけもので、離婚率が高くて、アルコール好きのアメリカ人がよくここまで言えたなと思う(笑)。
第一、婚外子の出生率が高いのは、米兵が日本人女性と楽しむだけ楽しんだ後、子供が生まれると、本国にトンズラするからだし、飲酒運転の率を上げているのも、米兵ではないか。よく自分たちの罪を棚に上げて沖縄の人たちを批判できるよね。実際にメア氏の妻は日本人だというではないか。とにかく、あきれた話である。ケヴィン・メア氏のプロフィールを見ると、沖縄の総領事を3年間も務めている。このような人物が、沖縄の総領事であったとは開いた口が塞がらない。日米関係の修繕を図りたいなら、米国務省は、即刻、ケヴィン・メア氏を処分するべきだ。
【More・・・】
グリーン沖縄総領事「誤解生じ遺憾」
沖縄タイムス 2011年3月9日 11時25分
レイモンド・グリーン駐沖縄総領事は9日午前、浦添市の米総領事館で記者会見し、ケビン・メア国務省日本部長が「沖縄はゆすりの名人」と発言したとされることについて「報道で示された見解は、いかなる点でもアメリカ政府の見解を反映することではない」と強調。その上で「今回の報道により誤解が生じたことを大変遺憾に思う」と述べた。
米軍普天間飛行場移設への影響については「(発言のように)お金で解決するという見解は全くない」としつつ、引き続き米軍に対する負担感軽減に努めると述べるにとどめた。
メア日本部長発言録全文(日本語)
沖縄タイムス 2011年3月8日 20時26分
アメリカン大の学生らが作成したメア日本部長発言録全文は次の通り。
× ×
私は2009年まで駐沖縄総領事だった。在日米軍基地の半分が沖縄にあるといわれているが、この統計は米軍専用基地だけ勘定している。もし、米軍基地と米軍と自衛隊が共用している基地のすべてを考慮に入れれば、沖縄の基地の割合はもっと小さくなる。沖縄で問題になっている基地はもともと水田地帯にあったが、沖縄が米施設を囲むように都市化と人口増を許したために今は市街地の中にある。
沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ。日米安全保障条約に基づく日米関係は非対称で、日本は米国の犠牲によって利益を得る。米国が攻撃されても日本は米国を守る責務はないが、米国は日本を守らなければならず、日本の人々と財産を保護する。
集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。
1万8千人の米海兵隊と航空部隊が沖縄に駐留している。米国が沖縄に基地を必要とする理由は二つある。既にそこに基地があることと、沖縄は地理的に重要な位置にあることだ。(東アジアの地図を見せながら)、在日米軍の本部は東京にあり、そこは危機において、補給と部隊を調整する兵たん上の中心に位置する。冷戦時に重要な基地だった三沢はロシアに最も近い米軍基地であり、岩国基地は朝鮮半島からわずか30分だ。さらに、沖縄の地理的位置は地域の安全保障にとって重要だ。
沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったことはない。米国は1972年まで沖縄を占領した。
沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。日本の民主党政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄とのコミュニケーションのパイプを持っていない。私が沖縄の人と接触しようと提案すると、民主党の関係者は「はい!はい、お願いします」という。自民党の方が現在の民主党政権よりも、沖縄と通じ合い、沖縄の関心を理解している。
3分の1の人は軍隊がない方が世界はもっと平和になると思っているが、そんな人たちと話し合うのは不可能だ。
09年の選挙が民主党に政権をもたらした。これは日本では初の政権交代だ。鳩山首相は左派の政治家だ。民主党政権下で、しかも鳩山首相だったにもかかわらず、米国と日本は2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)の声明を(昨年)5月に発表することができた。
〈メア氏は部屋を退出し、彼の2人の同僚が日米の経済関係について講義。メア氏が戻ってきて講義を再開すると、2人の同僚は部屋を出た〉
米国は普天間飛行場から海兵隊8千人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。
(米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。これは日本による実体的な努力のしるしだ。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。日本の民主党は日本本土への施設移設も言ってきているが、日本本土には米軍のための場所はない。
日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。
しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。
沖縄の主産業は観光だ。農業もあるが、主産業は観光だ。沖縄ではゴーヤー(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培できないからだ。
沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する。
日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違うということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。
沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。
日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。
米軍と日本の自衛隊は違った考え方を持っている。米軍はありうる実戦展開に備えて訓練しているが、自衛隊は実際の展開に備えることなく訓練をしている。
日本人は米軍による夜間訓練に反対しているが、現代の戦争はしばしば夜間に行われるので夜間訓練は必要だ。夜間訓練は抑止力維持に欠くことができない。
私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。もし日本の憲法が変わると、米国は国益を増進するために日本の土地を使うことができなくなってしまう。日本政府が現在払っている高額の米軍駐留経費負担(おもいやり予算)は米国に利益をもたらしている。米国は日本で非常に得な取り引きをしている。(共同)
メア氏発言:「オフレコ指定なし」聴講の学生と教授が反論
毎日 2011年3月10日 10時11分
【ワシントン古本陽荘】米国務省のケビン・メア日本部長が沖縄について「ごまかしとゆすりの名人」などと発言した問題で、この講義を聴講した米アメリカン大学の学生の一部と指導教授が毎日新聞の取材に応じた。メア氏側が「講義はオフレコだった」と主張しているのに対し、「オフレコの指定はなかった」と反論。また、「発言録は不正確」と語るメア氏に対し、「極めて正確」と双方の言い分は完全に食い違っている。
講義は昨年12月3日、基地問題を抱える沖縄県への研修旅行に先立って行われ、指導教官と学生13人の計14人が聴講した。
指導教官のデービッド・バイン准教授(文化人類学)は「誰からもオフレコだとか、外に漏らしてはいけないとは言われなかった」と明言。そのうえで、「私も丁寧にメモを取ったが、報道の根拠となった学生作成の発言録は極めて正確だ」と指摘した。
同大3年(米国政治専攻)のトリー・ミヤギさん(20)によると、発言録は参加した5人の学生のメモを突き合わせる形で作成。講義当日は「誰も録音しなかったが、メモを取ることは止められなかった」という。「無味乾燥な米政府の公的立場の説明だと思っていたら全く違った。外交官が同盟国に対し強い偏見を持っていることに驚いた」と語った。
また、国務省に講義を依頼した大学院生(文化人類学)のジェシカ・トレスさん(25)は、「(メア氏の)発言にはショックを受け、がっかりした。終わった後で、学生らに集まってもらって『彼の発言で感情を害したとしたら申し訳なかった』と謝罪した」と明かし、発言内容が不適切だったことを強調した。
ケビン・メア氏略歴
ケビン・メア氏 1954年生まれ。81年、米国務省入省。在日米大使館安全保障部長、駐福岡米領事などを経て2006年~09年まで駐沖縄米総領事。
総領事時代の08年夏、普天間飛行場周辺に住宅地が密集する状況について「なぜ市が建設を許しているのか疑問がある」と発言、普天間爆音訴訟の原告らから「即刻、沖縄から退島するよう」求める決議書を手渡された。09年4月には総領事館近くのコーヒー店で男に突然コーヒーをかけられる被害を受け、沖縄県警が男を逮捕している。
帰米後も国務省日本部長として日米の実務者協議などの際にたびたび来日している。東大客員研究員の経験もあり、日本語が堪能。

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Tags : ケヴィン・メア |
更迭 |
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沖縄侮辱発言 |
レイモンド・グリーン |
駐沖縄総領事 |
もちろんリビア攻撃のために沖縄海兵隊を温存しておきたい米軍事覇権政府にとっては口封じして悪夢を封じようとしtるのだろうが、もうみえみえでんなw
折角単細胞のPOP-EYEメアがバカ発言で日本人に地位協定破棄のチャンスをくれたのだから、メアくん更迭程度で無駄にするのはもったいないw
沖縄の国会議員は直ちに衆議院へ「地位協定破棄」決議案を緊急動議して全会一致で可決し、日本国憲法に定める衆議院専決の外交条約の批准機能にもとづき可決即発効させ、日本国領土内での米軍治外法権を日本国憲法に基づき完全無効化すればよい。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
参考>>http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-55.html
米国の悪夢メア発言は日本の福夢対米独立実現
衆議院議員小沢一郎君は、
ただちに衆議院に「地位協定破棄」決議を緊急動議しましょう。
折角メアが日本侮辱発言でくれたこのチャンスを無駄にする手は,「もったいない」が国是の日本人には猶更無い。
況や対米独立を夢見て挫折した故田中角栄の愛弟子である小沢一郎においておや。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
参考>>http://sacredplaces.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6e4d.html
沖縄侮辱発言で沖縄県内に抗議の輪
コメント
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国会議員はただちに沖縄県庁と沖縄地方防衛局に対して国政調査に入れ。工事はその間凍結される。
防衛局の汚職調査には収監中の守屋武昌元防衛事務次官を参考人として同道し徹底的に汚職を洗い出す。(>>http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51762205.html)
仙波敏郎氏を特別監察官に任命しすべての証拠を収集してもらい国会の指定する関係機関で公開で分析する。汚職は刑事犯ゆえ守秘義務は適用外。
国会はただちに地位協定破棄を緊急決議する。
死に体の菅首相、みずから破棄動議を提出すれば故佐藤栄作首相やオバマ現米大統領をはるかにしのぐ世界的名声を手にすることが出来るよ。やればわかるw
首相に限らず国会議員なら誰でも、今「地位協定破棄」決議案を緊急動議した国会議員こそが、世界史に名を残すことになるであろう。
投稿: 通りがけ | 2011年3月10日 (木) 06時51分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国政調査の主体は選挙が無い参議院が設置主体となって捜査のプロだった仙波氏たちと特命監察官チームを作って徹底的に集中的におこなえばよい。
地位協定破棄決議は衆議院で可決すれば外交条約ゆえ可決即発効となる。
投稿: 通りがけ | 2011年3月10日 (木) 07時00分
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ただちに衆議院に「地位協定破棄」決議を緊急動議しましょう。
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参考>>http://sacredplaces.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6e4d.html
沖縄侮辱発言で沖縄県内に抗議の輪
コメント
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国会議員はただちに沖縄県庁と沖縄地方防衛局に対して国政調査に入れ。工事はその間凍結される。
防衛局の汚職調査には収監中の守屋武昌元防衛事務次官を参考人として同道し徹底的に汚職を洗い出す。(>>http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51762205.html)
仙波敏郎氏を特別監察官に任命しすべての証拠を収集してもらい国会の指定する関係機関で公開で分析する。汚職は刑事犯ゆえ守秘義務は適用外。
国会はただちに地位協定破棄を緊急決議する。
死に体の菅首相、みずから破棄動議を提出すれば故佐藤栄作首相やオバマ現米大統領をはるかにしのぐ世界的名声を手にすることが出来るよ。やればわかるw
首相に限らず国会議員なら誰でも、今「地位協定破棄」決議案を緊急動議した国会議員こそが、世界史に名を残すことになるであろう。
投稿: 通りがけ | 2011年3月10日 (木) 06時51分
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国政調査の主体は選挙が無い参議院が設置主体となって捜査のプロだった仙波氏たちと特命監察官チームを作って徹底的に集中的におこなえばよい。
地位協定破棄決議は衆議院で可決すれば外交条約ゆえ可決即発効となる。
投稿: 通りがけ | 2011年3月10日 (木) 07時00分
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>沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。
>日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。
日本人は、「本音と建前」が詭弁であることを知らない。我々は、そのように教育されてはいない。
「沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。」は、当人たちは嘘をついているということである。
このような態度では、我々は統一ある世界に近づくことはできない。
日本人の判断基準は、「世の中は、、、、」(現実の内容) ということ。
英米人の判断基準は、自分の考えの内容 (非現実の内容) である。
本音も建前も現実の中にある。だが、理想は現実の外にある。
だから、日米間では話は合わない。不信感は募るばかりである。
日本人には、問題を解決する能力がない。だが、事態を台無しにする力を持っている。だから、厄介である。
この厄介が閉塞感の原因になっているのかもしれない。
http://d.hatena.ne.jp/takashi1982/20110307/1299426703