2011.01.01 (Sat)
小沢一郎宅での新年会の映像
昨年は多くの読者の方にこのブログに訪問いただき、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ジャーナリストの岩上氏が本日、元旦に小沢一郎氏の自宅で開かれた恒例の新年会での小沢氏の挨拶と山岡氏の乾杯の音頭を、ネットで公開してくださった。小沢氏はネットで応援する人すべてを招待したかったのだろうけれども、そうすると家に入りきらないので、こうして、ネット・ジャーナリストの岩上氏にその新年会の動画を撮影することを許可されて、私たちにも新年会の様子を分かち合ってくださったのだと思う。どうか、みなさま、貴重な映像をお楽しみください。
110101小沢一郎議員新年会 from iwakamiyasumi on Vimeo.
小沢宅での新年会には、民主党所属国会議員120人が参加したそうで、部屋に入りきれない人が廊下にたたずむ光景も見受けられた。
昨年は小沢氏にとって試練の年だったと思われるが、小沢氏は思った以上にお元気そうでなによりだった。小沢氏は冒頭のあいさつで一人ひとりの議員が『国民の生活が第一。』つまり、国民のための政治を行うという信念を忘れずに活動して欲しいと述べた。また、自らが自民党幹事長だったときに参院は過半数を割っていたにもかかわらず、野党とのまじめな話し合いの中で議論することができたことを例にあげ、「参院で野党が過半数を占めるねじれ国会になったんだからしかたないという理屈は通用しない」と迷走を続ける菅政権を批判した。
今年は、昨年の小沢氏のピンチをチャンスに変える年となりますように。そして、国民にとっても主権政治が実現する第一歩の年となりますように。
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関連記事:内閣改造、1月中旬にも…仙谷長官の交代視野
(読売新聞 - 01月01日 03:18)
菅首相(民主党代表)は31日、1月13日の民主党大会後をめどに、内閣改造と党役員人事を行う意向を固めた。
参院で問責決議を受けた仙谷官房長官や馬淵国土交通相らの交代も念頭に、政府・民主党の体制を強化し、通常国会での2011年度予算案などの審議に臨む方針だ。
複数の民主党幹部が明らかにした。
首相が党大会後の人事を検討しているのは、自民党や公明党など野党が、問責を受けた仙谷、馬淵両氏が出席する国会審議には応じない姿勢を示しているためだ。首相は1月下旬召集予定の通常国会前に、まず「政治とカネ」の問題を抱える小沢一郎元代表の国会招致を実現して、一定のけじめをつけた上で、新たな内閣と党の陣を敷くことで、野党が国会審議に応じる環境を整えたい考えだ。
民主党役員人事では、ねじれ国会に対応するため、国会対策委員会の体制強化が検討されている。首相は、小沢氏が強制起訴された場合、離党勧告などの処分に踏み切ることも考えており、党所属国会議員の処分を決める常任幹事会メンバーの交代も想定している。
政権の要である仙谷氏の処遇を巡っては、野党が閣僚辞任を要求していることに加え、小沢氏が自らの衆院政治倫理審査会への出席に絡み、「問責決議の方が、国会などで予算案などの審議を進めるには大きな問題だ」と述べ、仙谷氏らの交代を執行部に迫っている。
首相に近い民主党幹部からも「仙谷氏の交代はやむを得ない」との声が出ており、首相が交代に踏み切れば事実上の更迭となる。
一方、首相は仙谷氏の手腕を高く評価しており、仙谷氏を交代させる場合は、党の要職に起用し、現在は空席となっている代表代行や、常任幹事会議長などで処遇する案が浮上している。
首相「政治とカネ」不信解消誓う…年頭所感
(2011年1月1日00時01分 読売新聞)
菅首相は1日付で年頭所感を発表し、民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体の政治資金規正法違反事件を念頭に、政治とカネの問題で国民の不信解消に取り組む考えを表明した。
首相は国づくりの方針として、「平成の開国」「最小不幸社会の実現」を掲げ、これらを実現するためには「不条理を正す政治が不可欠だ」と指摘。そのうえで、「政治とカネの問題に対する政権の姿勢に疑問が投げかけられている。今年こそ失望を解消し、国民の支持を受けた改革を断行していくことを誓う」と強調した。
消費税率引き上げについては、「膨らむ社会保障の財源を確保することは限界が生じている。今年半ばまでに社会保障制度の全体像とあわせ、消費税を含めた抜本改革の姿を示したい」と意欲を示した。
各国との経済連携協定(EPA)交渉の本格化や、環太平洋経済連携協定(TPP)に関しては、関係国との協議を進める一方、農林漁業の活性化策を今年前半までに提示するとした。外交・安全保障は、「北朝鮮や海洋の問題など不安定で不確実な状況がある」として、「日米同盟を21世紀にふさわしい形で深化させる」と指摘した。
それにしても、あれだけ批判をあびているのに、いまだに国づくりの方針として、「最小不幸社会の実現」を掲げる空き管のアホさ加減にげんなりする。支持率低下の原因は経済政策や外交政策の失敗であるにもかかわらず、いまだに「政治とカネ」の問題が国民の失望を招いたとしている。
実態があるかないかもわからない東京第五検察審査会による強制基礎の議決が憲法違反に当たるのを知りながら知らないふりをし、小沢氏が強制起訴された場合、離党勧告などの処分に踏み切ろうとしているなんて。同時に、仙谷を更迭しながら、党の要職に起用するつもりだとは空いた口がふさがらない。
内閣改造をしても、このまま、空き管が総理のままなら、民主党の信頼を取り戻すのは難しいだろう。内閣総辞職で民主党内の政権交代をするしかない。
- 関連記事
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/201006080001/
あけましておめでとうございます。
昨年はいつも貴重な情報をありがとうございました。
そして、さっそく今年もとても参考になる情報をありがとうございます。
ヘンリーさんのサイト、これから見てます。
今年こそは、「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」いけたらいいですね。
そのときは、私も一緒に連れて行ってください(笑)。
http://henrryd6.blog24.fc2.com/?mode=m&no=962&cr=5927d3e59e26bd0ed7464dbcce4dc46d
ヘンリーさんによると今回の朝生は今のところYouTubeにアップされていないとのことです(私も探していた)
元日は夕方6時から「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」(NHK教育テレビ)を鑑賞するのが毎年続く私の年始の娯楽です。一生に一度でもいいから年末年始にウィーンまで行って直接ヨハン・シュトラウスのワルツを鑑賞してみたいと思っています。
ウィーンはお馴染みの音楽の都ですが、日本にもあのような行事があって衛星放送で文化・芸術を発信できれば日本経済の活性化にそこそこ寄与するのではないかと思うことがあります。規格大量生産型の工業ではいくら技術革新してもコスト競争で新興国に対してどうしても不利になります。しかし、文化・芸術を背景にしたブランドを売る場合はコスト競争にさらされにくく、ビジネスモデルとしても長続きすると考えられるからです。
ところでニューイヤーコンサートより遡ること約12時間程前まで「朝まで生テレビ! 元旦SP 萎縮する日本!! 行き詰まりからの脱却 ツィッターも生導入!」(1月1日午前1:30~5:55、TV朝日)が放送されていました。
出演者は下記の通り
司会:田原総一朗
パネリスト:勝間和代、森永卓郎、湯浅誠、上杉隆、池田信夫、細野豪志、片山さつき、辻本清美 他
今回も森永さんの鋭い発言を期待したのですが、御用経済学者:池田信夫が田原総一朗キャスターと同じ手口で森永さんが発言する度に罵声を浴びせて執拗に遮り、怒鳴り声を上げて恫喝するような態度を見せるなど見ていられない程みっともない醜態をさらしていました。
司会の田原キャスターの座席の位置を中心として細長いロの字型の机にパネリストが並ぶ形となっていて、前回の生テレビでもそうでしたが、森永さんは田原キャスターから遠い所に座席指定された上に隣には森永さんを目の敵にする池田信夫を座らせていたのです。あれは番組制作者が意図的に森永さんをマークして妨害工作を図ったのでしょう。
池田信夫が森永さんを目の敵にする背景の1つは恐らく身の程知らずにも将来日銀総裁や経済産業大臣などのポストを狙っていて森永さんをライバル視しているからではないかと想像します。自分のことは棚に上げて森永さんのことを電波芸者と宣うなど酷いことをブログに書いています。ウィキペディアに森永さんが貧困ビジネスで稼いでいるという悪口が書き込まれていますが、あの悪口を言っている1人が池田信夫のようです。本当に貧困ビジネスで稼いでいるのは派遣業の役員をやっている竹中平蔵の方です。なぜそこを指摘しないのかと首を傾げます。
「マスコミを汚すキャスターコメンテータ、学者人名録」としてここにもリストアップされていました。
http://www.kyudan.com/cgi-bin/bbskd/read.cgi?no=759&l=1-
とはいえ番組の中で森永さんは重要な発言をさりげなくしていました。
「財政再建よりも景気回復が先だ」
という植草さんと同じ主張に加え、
「菅政権がデフレ政策をとるのは、デフレで税収を減らすようにもっていって消費税増税に誘導するためだ」
というものです。この発言には多くのパネリストが頷いていました。
他の注目点としては今回の朝まで生テレビでツィッターが使われたことです。番組のスタッフがツィッターのコメントを拾ってテレビで公開するなどの方法がとられ、視聴者から見えにくく使い方がまずいとの批判がありましたが、それでも
「マスコミの偏向報道」
「小沢問題などどうでもよい」
など田原キャスターが言われると困るような声が番組に生で届けられ、参加したパネリストからも「その通り」と発言が飛んでくるのは痛快でした。
田原キャスターは多分鳩山総理が辞任した時のことか昨年の政権交替直前のことと思われますが「小沢さんが辞めたら民主党の支持率が上がった」などと発言したらパネリスト(多分森永さん)から「違うでしょ!」と言われておどおどしていました。
今迄は政治、経済、司法などの問題は別々に論じられ別々に戦いが繰り広げられる傾向が強かったのですが、昨年3月の小沢元代表秘書逮捕や植草さんの情報発信などですべてがつながっていると広く認識されるに至ったことが今の状況になっているのでしょう。
小沢さんの新年会は120名、菅総理の新年会は50名程度の参加だったそうですが、菅・仙谷政権が脅しで民主党議員を集めようとしてももうだめみたいですね。
こうなったら小沢政権を一刻も早く実現させたいものです。
以上
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Q1.そもそも、政治資金団体が土地を保有する必要かあるのか?「土地ころがし」によって、儲けていたのではないか?
A1.この土地は秘書の寮のための土地であり、現在、その上に寮が建っている。また、登記上の名義人は個人小澤一郎であるが、陸山会は排他的使用権を有しており、「土地ころがし」を行っている訳ではない。(長期使用が見込まれるため、賃貸よりも購入を選択した。一般の個人の場合でも、長期使用の場合は借家よりも持ち家のほうが、トータル・コストが低いとこと同様である。)
【陸山会問題をめぐる、国民の皆様の素朴な疑問について(2)】
Q2.この土地取引において、何故、個人小澤一郎が登場するのか?また、そもそも、小澤一郎と小沢一郎の確認書とは何なのか?
A2.陸山会は民法上の「法人格なき社団」であり、土地取引や登記を行うことができない。従って、小澤一郎が取得と、所有権移転の登記を行う必要がある。その上で、個人小澤一郎と陸山会(代表者小沢一郎)の間で使用権に関わる確認書を締結し、陸山会が排他的使用権を得るという手続きを行った(これは、不動産を保有する他の政治家の場合も同様である)。
【陸山会問題をめぐる、国民の皆様の素朴な疑問について(3)】
Q3.平成16年(2004年)10月5日に手付金を支払い、10月29日に売主に残金全額を支払っているのに、陸山会からの支出は平成17年(2005年)になっている。これは、「期ズレ」であり、政治資金報告書の虚偽記載に当たるのではないか?
A3.登記簿の通り、個人小澤一郎と陸山会による「確認書」締結の前提である「売主から小澤一郎への所有移転手続」が完了する前に越年しており、陸山会からの土地代金の支出が平成17年であったとの記載は事実に即しており、虚偽記載ではない。
注:世田谷農業委員会事務局(都市農地課)への照会の結果、本件の土地の場合、原所有者の営農者から売主(T社)が取得した時点で「宅地化」するべきであった。しかし、土地を「宅地化」の手続きをしていない状況で個人小澤一郎に売却しようとしたため、区長の専決処分対象ではなく、開催頻度が月1回の農業委員会本会議の審議事項になることが判明。