2010.12.13 (Mon)
映画『ノルウェイの森』
あらすじは、簡潔に言えば、「親友の自殺によって心に喪失感を抱えた主人公ワタナベ(松山)が、親友の恋人だった直子(菊地)らとの深い交流の中で自らを再生していく物語」(ぴあ映画生活)ということになるそうだが、へえ、そんな話だったんだっけぇ?というのが感想。
当時国内でかなりの話題になったわけだけど、何がいいたいのかよくわからなくて、それほど印象が薄かったということだろうか。それとも、その時の私が未熟でこの作品のよさがわからなかっただけなのか。当時買った本がまだあるので、もう一度読んでみよう。
キャスティングは、ワタナベを松山ケンイチ、直子を菊地凛子、そして緑を映画初出演となるモデルの水原希子、ワタナベの先輩の永沢を玉山鉄二、その恋人のハツミを初音映莉子が演じている。シネマ・カフェのアンケートによると、原作を読んだ7割以上の人が、キャスティングがイメージに合っていたと答えたそうだ。
松山ケンイチって最初はどこにでもいるような田舎くさい俳優だなって思ってたんだけど、この映画の予告編を見る限り、俳優としてよく成長したと思う。小雪とつきあって男をあげたのかも。菊地凛子の映画は見たことがないし、この予告編でも出演場面が限られているので評価できないけど、直子の暗さをうまく表現していると思う。水原希子は菊地凛子とは対照的に、華があってその場を明るくできる人だと思う。
もともと、ビートルズの同名の曲からヒントを得て書かれた原作だから、ビートルズの音楽がこの作品にぴったりで、郷愁を誘っている。残念ながら、ヴェネチア国際映画際では、受賞を逃してしまったようだけど、原作を読み直したら、ぜひ、映画も見てみたいと思う。きっとそうすれば、あの頃に戻れるかもしれない。
【More・・・】
参考記事:ヴェネチア映画祭、日本勢惜しくも受賞ならず!金獅子賞はソフィア・コッポラ監督『サムウェア』に!
【第67回ヴェネチア国際映画祭】
シネマトゥデイ映画ニュース 2010年9月12日 3時13分
第67回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門の受賞結果が現地時間11日に発表され、ソフィア・コッポラ監督の『サムウェア』(原題)が最高賞の金獅子賞に輝いた。日本からは松山ケンイチ主演、トラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』、役所広司主演、三池崇史監督『十三人の刺客』がコンペ部門に出品され好評を博していたが惜しくも受賞は逃した。
第67回ヴェネチア国際映画祭コンペ作品
コンペティション部門の主な受賞者、受賞作品は以下のとおり。
【金獅子賞】
『サムウェア』(原題)
ソフィア・コッポラ監督(アメリカ)
【銀獅子賞(監督に対して)】
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督
『ア・サッド・トランペット・バラード』(英題)(スペイン、フランス)
【優秀男優賞】
ヴィンセント・ギャロ
『エッセンシャル・キリング』(原題)(ポーランド、ノルウェー、ハンガリー、アイルランド)
【優秀女優賞】
アリアン・ラベド
『アッテンバーグ』(原題)(ギリシャ)
【審査員特別賞】
『エッセンシャル・キリング』(原題)(ポーランド、ノルウェー、ハンガリー、アイルランド)
イエジー・スコリモフスキ監督
【マルチェロ・マストロヤンニ賞 / 新人賞】
ミラ・クニス
『ブラック・スワン』(原題)
【脚本賞】
『ア・サッド・トランペット・バラード』(英題)
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督
また、コンペ部門からは外れるが映画祭主催とは別に外部団体が企画したフューチャー・フィルム・フェスティバル・デジタル・アワードにおいて三池崇史監督の『ゼブラーマン』『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』『十三人の刺客』が次点となった。
実現までに6年! 村上春樹『ノルウェイの森』映画化の道のりが明らかに
(ぴあ映画生活)
村上春樹のベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』の公開を記念して、本作のプロデューサーが映画化実現までの道のりを語る連載「映画『ノルウェイの森』ができるまで~ノル森ノート」を映画公式Twitterで開始した。
『ノルウェイの森』は、親友の自殺によって心に喪失感を抱えた主人公ワタナベ(松山)が、親友の恋人だった直子(菊地)らとの深い交流の中で自らを再生していく物語。
1987年に刊行され国内だけで累計1031万部を発行し、世界各地に熱狂的なファンを生み出した小説『ノルウェイの森』の映画化は、これまでの幾度か話題になったものの、その度に「実現不可能」と語るファンが多かった。しかし、この度、『青いパパイヤの香り』や『シクロ』などで知られるトラン・アン・ユン監督の手によって映画化。多くの記事や宣伝資料で“奇跡の映画化”というフレーズが使われているが、その内情はいまだに謎に包まれている。
そこで、本作のプロデューサーを務めた小川真司氏が、映画公式Twitterで連載「映画『ノルウェイの森』ができるまで~ノル森ノート」を開始。13日には「最初に村上さんに会ったのはかれこれ6年前になるのだ。今思い返すとものすごく長い道のりだったなぁ」という書き込みがされており、今後、小川氏がどのようにして原作者にコンタクトをとり映画化の承諾を得たのかや、トラン・アン・ユン監督が参加した経緯、キャスティングにまつわる逸話など、“ここでしか読めない秘話”の数々が公開される予定。
『ノルウェイの森』
12月11日(土)より全国東宝系にて公開
【関連リンク】
『ノルウェイの森』公式Twitter
『ノルウェイの森』作品情報
映画『ノルウェイの森』がついに完成。松山ケンイチ「日本を代表する気持ち」
『ノルウェイの森』映画化 配役は松山ケンイチ&菊地凛子
【チケット情報】
ノルウェイの森/全国券
The Beatles - Norwegian Wood
追記関連記事:
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.96
村上春樹の超絶ベストセラーの映画化『ノルウェイの森』はどこにある?
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今日は参加できそうな内容でしたので。。。
どうやって映画にできたの? 長かったですよね あの小説。
イメージする主人公とはちょっと違うけど 映画を観始めたら
惹き付けられてしまうんだろうなぁ きっと。
ノルウェーの森を読んでいたあの頃が 私の中で蘇える!
それが楽しみで 映画館へ きっと出かけると思います。
ビートルズ この映像いいですね。 みんな青春してたんだ!
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『ノルウェイの森』(2010・日本) | "映像化不可能"の定説をくつがえした記念碑的作品 : 23:30の雑記帳