2010.12.05 (Sun)
海老蔵さんにやっと茂木健一郎という味方が現れる:2人の関係は?
逮捕状がでているので、普通なら、テレビ局が容疑者の居場所をつかむ前に警察が逮捕するべきなのに、それもせず、容疑者を泳がせていることになる。テレビ局も犯人隠避の罪に問われるべきだろう。
又、日本ではどんな法律があるのかわからないけど、カナダでは、アルコールに関する法律は厳しく、飲酒によって今回のような事故が起こった場合は、そのアルコールを提供した店は最低、何ヶ月か閉店させられ、最悪の場合、アルコール販売の免許を剥奪される。海老蔵さんが、現場のカラオケ店に来店したとき、すでに酔っていたとの証言がいくつかあったが、実際、すでに酔っ払っている客にアルコールを飲ませるというのは違法なのだ。しかし、酔っ払いが電車の中や歩道など公の場にも蔓延る日本ではその点は大目に見られるのであろう。
今日の報道によると、脳科学者の茂木健一郎氏が海老蔵さんを12月3日の彼のブログ『茂木健一郎 クオリア日記』の「市川海老蔵さんについて」というエントリーで擁護し、話題になっているらしい。これまで、伊藤君を擁護する人はたくさんいたが、海老蔵さんを擁護する人は前代未聞である。
2人は、今年8月放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の共演などで親交を深めたらしい。その動画で初めて茂木健一郎氏を拝見したが、「何このヘアー・スタイル!」というのが、私の第一印象である。茂木氏のウィキペディアによると、髪は自分で切っているとか。もともと癖毛なので、揃っていなくても大丈夫なのだとか。それにしても、このオバQにでてくるラーメン男の小池さんのようなモジャモジャ頭でテレビに出演するとは、驚いたものである。自分では、アインシュタインのような天才科学者のつもりだろうが、テレビに映るときは、最低限の身だしなみを整えるのが、視聴者に対するエチケットだろう。

茂木氏は、3年間で約4億円の所得の申告漏れ(追徴税額は1億数千万円)があったのも、忙しくて税理士を探す暇がなかったことになっているが、いくら忙しくとも、税理士など自分で探さなくとも、マネージャーや秘書に探してもらえばいいのである。世間にそんな言い訳が通じると思っているのだろうか。いくら時間がなくとも、定期的に床屋に行って、所得税をきちんと納めることくらいはできるはずだ。
又、税理士を探す暇がないといいながら、ブログで海老蔵さんはしっかりと擁護しているのもおかしい。
『茂木健一郎 クオリア日記』の「市川海老蔵さんについて」より
もともと、「かぶく」ということはどういうことか、日本人はもう一度考えてみたらどうか。日常を超えた人間のスケールを自らの肉体描くために、役者がどれだけのことを耐えなければならぬか。そこには凄まじき修羅場がある。たまには朝まで呑んだって、いいと思う。
記者会見に身体的、精神的に耐えられなかったというのはおそらくは本当で、それだけ生真面目だということである。その前日に飲むということを、学級委員はけしからんというのだろうけれども、歌舞伎役者としての以上のような過酷な生理に寄り添って考えれば、よくわかる話である。
結局、悪いのは殴った方。ぼくは何があろうと市川海老蔵さんを支持する。一日も早い回復をお祈りしています。
約4億円の所得の申告漏れをする輩らしい主張である。この世の中には、歌舞伎俳優などよりももっと過酷な職業をしながら厳しい生活を送っている人はいくらでもいる。それらの人を出し抜いて、まるで歌舞伎役者の職だけが特別に厳しい過酷な職業であるような書き方は誤解を招く。
朝まで飲むのも新妻と一緒ならまだわかる。それが、海老蔵さんの場合は、体調がすぐれないからといって会見をキャンセルした上に、結婚したばかりの妻を1人家に残して、朝までの他の女性と飲み歩いていたのである。けっして歌舞伎俳優だからといって許されることではない。
さらに、「悪いのは殴った方」というが、海老蔵さんが先に殴った可能性もある。それでも「何があろうと市川海老蔵さんを支持する」とはあまりにも矛盾していないか。ここまで海老蔵さんの肩を持つのは、海老蔵さんに恋愛感情を持っているか、お金をもらっているかである。よく見ると、海老蔵さんと茂木氏の2人は、学歴、知識、頭脳、体力、芸、ルックスなど、ないところをお互いに補う関係にあるのであり、惹かれあうのも当然かもしれない(笑)。
【More・・・】
海老蔵、友人・茂木氏に激白「会見したい」(サンケイスポーツ - 12月05日 08:06)
顔を殴られ全治6週間の大けがを負った歌舞伎俳優、市川海老蔵(32)が騒動を説明する会見を開く意向を持っていることが4日、分かった。海老蔵の友人で脳科学者、茂木健一郎氏(48)が同日、自身のブログ「クオリア日記」に「海老蔵さんからの電話」と題し内容をアップ。海老蔵は「ぼくが記者会見をして、きちんと説明したい」と語り、1月公演「初春花形歌舞伎」への出演も希望している。
「もう、死ぬかと思いました」
「いろいろ報道されていますけれども、実際にはそうではなかったこともたくさんあるので、いずれ、ぼくが記者会見をして、きちんと説明したいと思っています」
先月25日未明に起こった事件後、警察の事情聴取と父親の市川團十郎(64)に事件について説明した以外、海老蔵の肉声は、一切、漏れ伝わってこなかった。
だが、この日午前6時すぎ、茂木氏が更新したブログには、生々しい言葉が並んでいた。
海老蔵は今年8月放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の共演などで親交を深めた同氏に自ら電話。事件前に持っていた携帯電話を紛失した海老蔵は別の電話を使って電話したとみられ、茂木氏も「発信者が表示されなかった」と記している。
海老蔵は、事件後、自分をかばう文章をブログにアップした同氏に対し、「ありがとうございます」と礼を述べ、その後、会話は5分ほど続いたという。
その中で、時期は明言していないものの記者会見の開催、舞台「初春花形歌舞伎」(1月3~25日、東京・ル テアトル銀座)への出演を希望した。
同舞台で、海老蔵は6つの演目のうち5つに出演を予定していた。中でも「蛇柳(じゃやなぎ)」は64年ぶりの復活となる歌舞伎界、ファン期待の演目。また、「勧進帳」には、腕や脚を大きく使いアクション的要素のある「飛び六法」があり、いずれも、大けがを負った海老蔵には肉体的負担が大きい。
だが、海老蔵本人は予定通りの出演に加え、「演目は変えずに、そのままやりたい」と話したといい、その言葉を聞いた茂木氏の文章からは、海老蔵の強い意志が感じられる。
茂木氏は事件後の11月26日、ブログ「クオリア日記」で海老蔵をフォローし、さらに、12月3日にも同内容に加筆して、再度アップしていた。海老蔵からの電話を取ったのは、同氏が国際会議出席のため訪問していたシンガポール。「会議の朝」の3日午前とみられる。
茂木健一郎氏プロフィール:
茂木健一郎(もぎけんいちろう)脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学) 1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『生きて死ぬ私』(徳間書店)『心を生みだす脳のシステム』(NHK出版)、『意識とはなにか--<私>を生成する脳』(ちくま新書)、『脳内現象』(NHK出版)、『脳と仮想』(新潮社)、『脳と創造性』(PHP研究所)、『スルメを見てイカがわかるか!』(角川書店、養老孟司氏との共著)、『脳の中の小さな神々』(柏書房、歌田明宏氏との共著)、『「脳」整理法』(ちくま新書)、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『脳の中の人生』(中央公論新社)、『プロセス・アイ』(徳間書店)、『ひらめき脳』(新潮社)、The Future of Learning(共著)、Understanding Representation(共著)、『すべては音楽から生まれる』、『脳を活かす勉強法』がある。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。2006年1月より、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』キャスター。
殴打犯I各局争奪戦!独占狙い交渉、金額は50万円以上
(夕刊フジ - 12月04日 17:06)
人気歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が全治6週間の重傷を負った殴打事件で、海老蔵にケガを負わせたとして警視庁が逮捕状を取った東京都杉並区在住のI(26)。当初は「週末までに出頭する」という情報が流れていたが、ここにきて週明けにずれ込む気配が濃厚になってきた。背景には、「Iをめぐるインタビュー争奪戦」が関係しているという。
Iは25日未明に海老蔵とトラブルになり、顔面を殴打。傷害容疑での逮捕状が出た今も逃亡を続けている。
複数の関係筋によると、Iは六本木を根城にする闇組織の関係者の手引きで身を隠している。この組織は当初、Iを週末までに出頭させる方針だったが、ここにきて事態が急変したという。
「実は、テレビ局との“交渉”が長引いているのです。独占インタビューを取り付けたい各局が関係者を通じてIの争奪戦を繰り広げているのです」(組織の関係者)
争奪戦を展開しているのは民放3社。各局は、Iとの橋渡し役とされる芸能プロダクションの社長を通じて、交渉を続けているという。
「この芸能プロ社長は、海老蔵に髪の毛を引っ張られたり、『灰皿テキーラ』を強要されたという29歳の男性と同じ暴走族の出身。六本木の闇組織のスポークスマン的存在でもあります」(前出の関係者)
今回の海老蔵殴打事件は、格好のワイドショーネタ。そんな中で、事件の核心を知るIの「独占インタビュー」は、のどから手が出るほど欲しい“コンテンツ”だ。
「インタビュー権には現在、50万円の値が付いていますが、今後もっと値段がつり上がるでしょう」(同)
ただし、逮捕前にインタビューを流すと、犯人隠避に問われる可能性もある。「デリケートな“素材”のため、各社とも極秘事項として、かなり慎重に取り扱っている」(民放関係者)という。
舞台裏の攻防もめまぐるしくなってきた。
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http://www.j-cast.com/tv/2010/12/06082649.html
「歌舞伎では名門の家に生まれると最初から役名の付く世界。
(それとは無縁だった人が)3日の稽古で代役がつとめられる。
ここまでスターになるには余程の努力がないとなれない。
いつ何があるか分からない時に、
常に構えと備えがあるかないかですね。
ものすごく骨のある人ですよ」
片岡愛之助さんには雑草魂でがんばってほしいです。
市川海老蔵:記者会見で謝罪 無期限活動休止に
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101207mog00m040024000c.html
松竹映画の判断は素晴らしいです。
>海老蔵のトラブルがやたらと騒がれる背景に隠されている警察と海老蔵に重症を負わせた闇集団とのダークな関係に関心があります。
なぜ警察は犯罪者の行方を追わないの?追跡捜査しないの?逮捕連行しないの?
なぜフジテレビは「追跡中」番組でミリオンを追わないの?
なぜ日テレはオレオレサギ対抗おじゃま虫が警察の尾行さながらのストーカーをミリオンにかけないの?
かたや犯罪者ではない小沢さんを常に必要以上に尾行し犯罪者呼ばわりするマスゴミ・警察。
あまりにも対応が違いすぎてないか?法の下の平等が全くない。ミニーさんはカナダのアムネスティに小沢保護の嘆願書を送るべきだろう。
人権侵害・マスコミスクラム・政治犯作成機関検審の存在の方が、政治と金の問題よりよっぽと問題なのでは?
なぜ戦艦トマトはこんな連中を仕分けしないの?
こんな偽装仕分けこそ、税金の無駄遣いで、
政治と金の問題より、政 府と金の問題のほうが、よほど喫緊の問題だ。
市川海老蔵が人間として如何に問題があったとしても、それでもやはり悪いのは殴り怪我をさせた側にあります。
海老蔵が先に殴り怪我をさせていたとしても、双方怪我をしており、双方が同じだけの罪を受けるべきでしょう。
私の好き嫌いで言えば、海老蔵を好きだとは到底言えません。ですが、それでも「生命に関わる個人の尊厳」としての基本的人権は認めなければなりません。
さらに言えば、擁護した茂木健一郎氏まで海老蔵とは全く関係のない例まで出して非難するのは、おかしいと言わざるを得ないのです。
このやり方は、現在のマスメディアを筆頭とする既得権益連合がなんでもかんでも小沢に結び付けて悪いイメージを刷り込ませる、小沢リンチ、と基本構造がなにも変わらないからです。
感銘を受ける文章を多々見られるのでとてもこのブログを楽しみにしていましたが、この件に関しては残念な気持ちになりました。
擁護しただけの茂木氏を、わざわざ関係のない事柄を持ち出して非難するようなことをせずとも、人に伝わる文章を書けるだけの力量があると思っている分、残念でした。
NHKでは「プロジェクトX」で既にヤラセがあって番組を打ち切った経験があるので、海老蔵の事件には神経をピリピリさせているかと思います。
しかし私は茂木健一郎氏の動きよりも海老蔵のトラブルがやたらと騒がれる背景に隠されている警察と海老蔵に重症を負わせた闇集団とのダークな関係に関心があります。海老蔵に重症を負わせた犯人(恐らくトカゲの尻尾になる)が指名手配されているとの報道を何故か聞きません。警察が行方を把握していればすぐに逮捕可能な筈です。警察はこの間、己の不正が明るみに出ないようにつじつま合わせを画策している可能性があると思います。
他にも阿久根市長のリコールの是非を問う住民投票が僅差ながら可決された事に大いに胡散臭さを感じます。竹原信一阿久根市長は副市長に警察の裏金作りを告発して警察組織からいびられていた仙波敏郎氏を抜擢しており、阿久根市長リコールの動きは背後に警察がいるものとにらんでおります。
以上
だいたいこの一件だって漂流政治を隠蔽するためのもの、
そんなくだらないものに関わっていれば戦艦トマトやら官僚がただ喜ぶだけ、
沖縄戦の総括などから統一選への対応など、もう少し深みのある内容を期待します。
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お金持ちなのに。