2010.11.18 (Thu)
『サラ・ペイリンのアラスカ』というリアリティー・ショーのおそまつさ
この番組は、日本で言えば、NHKの教育テレビにあたるTLC(The Learning Channel ザ・ラーニング・チャンネル)で、自然、科学、歴史、時事、医療、テクノロジー、料理、家庭などについての番組が多く、『サラ・ペイリンのアラスカ』は、毎週日曜日に1時間の枠で8週間放映される。
何がとんでもないかというと、『サラ・ペイリンのアラスカ』っていう番組を見ると、アラスカの大自然はとってもすばらしいんだけど、サラ・ペイリンがいい年をしてアウトドア・スポーツに挑戦してキャアキャアわめきまくったり、ライフルで大自然で生活する野生の動物を殺したり、日本の家に比べたらとてつもなく広い彼女の家には、野生動物の首から上の剥製があったりとちょっと見ただけで不快になってしまう映像のオンパレード。何よりも、サラ・ペイリンの不快指数100%の声によるナレーションを最初から最後まで聞かなくてはならないというのはかなり苦痛だ。家族が一番大切として、共和党的な古き良き時代の大家族を、今の時代に自慢げに映しているところも嫌い。「女性は子供を産む機械」という元自民党の厚労相の言葉が浮かんできた。こんな番組を楽しんで見る人の気が知れない。ただただ吐き気がするだけだ。
米国の人はこの番組をどのように見ているかと思って、YouTubeのコメント欄を読んでみたら、この番組が好きという人より、私と同じような意見の人が多かった。これで、又しばらくはサラ・ペイリンの話題がつきないだろうけど、できれば早く8週間が過ぎ去って、この番組にピリオドを打って欲しい。TLCはこれからはもう、見ないことにしよう。
【More・・・】
「ペイリンのリアリティーショー」予想外のヒットの秘密は何なのか?2010年11月17日(水)09時18分
アメリカのケーブルチャンネルの中に、TLCという局があって、元々は「ザ・ラーニング・チャンネル」という題名の通り、文化ドキュメンタリーや、医療ネタなどのマジメな番組が多かったのですが、最近は「リアリティーショー」、特にかなり柔らかい「男女の出会い」モノなどでティーンに人気があったりするのです。系列としては、ディスカバリーの下に位置づけられており、日本では悪名高い「クジラ戦争」で有名な「アニマル・プラネット」局などとも姉妹チャンネルということになります。
そのTLCが「サラ・ペイリン一家」の「リアリティーショー」を毎週日曜に1時間枠のレギュラー番組としてスタートさせるというので、各ニュース専門局は先週後半にはニュース枠の中の「政治家の動向」という位置づけで番組のことを取り上げていました。各局に配られたビデオの予告編は「大自然の中の豪邸」や「アウトドアライフ」、そしてお決まりの「ライフル射撃」など、いかにも「アラスカのペイリン」がキャーキャー言っている映像ばかりでした。CNNにしても、NBCにしても主要なキャスターには民主党系が多いので、彼等は一様に「首をかしげる」ような姿勢で紹介をしていたのです。
私は怖いモノ見たさもあって、途中から見始め、最初は2階の旧式のブラウン管TVで見ていたのですが、途中から階下へ行ってHD画像で見る羽目になりました。これは大変な番組でした。ペイリンは本当に60分間甲高い声で喋りまくりであり、家族も出っぱなし、そして雄大なアラスカの大自然がこれでもかと出てくるのです。子供たちも含めて一家でムース(カモシカ)の狩りに出かけ、大口径のライフルをぶっ放して薬莢をゴロゴロさせたかと思うと、ヘリコプターで氷河に下りて、冬山装備で氷河の横断をする、そしてクライマックスではマッキンリー山の中腹でロッククライミングに挑戦、そんな映像のオンパレードであり、予告編は間違ってはいませんでした。
(後略)
ペイリン氏、アラスカの魅力伝える番組に出演へ
2010年 03月 26日 15:06 JST
[ニューヨーク 25日 ロイター] 2012年米大統領選への出馬を視野に入れているとされるサラ・ペイリン前アラスカ州知事(46)が、アラスカの魅力を紹介するテレビ番組シリーズに出演することになった。
ケーブルテレビ向け専門チャンネルを数多く運営するディスカバリー・コミュニケーションズ(DISCA.O: 株価, 企業情報, レポート)が25日、明らかにした。
ペイリン氏の故郷であるアラスカをテーマにした「サラ・ペイリンのアラスカ」と題する8部構成による同番組は、ケーブルチャンネルのTLCで放映される予定。制作責任者には、米人気リアリティー番組「サバイバー」などを手掛ける英テレビ番組プロデューサー、マーク・バーネット氏を迎える。
ペイリン氏は、ディスカバリー発表の声明の中で「アラスカの素晴らしさと壮大さをすべての米国民に伝えるためにマークと仕事をすることを楽しみにしている」と述べている。
© Thomson Reuters 2010 All rights reserved.

にほんブログ村 政治ブログ
このエントリーは、
『国民の生活が第一 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/10888
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
【政権交代】を実現させたブロガーリスト
- 関連記事
-
- 海老蔵の大怪我の裏に隠された六本木の闇 (2010/11/26)
- パリスちゃん、社会奉仕活動で落書きを消す時にもハイヒール (2010/11/23)
- 『サラ・ペイリンのアラスカ』というリアリティー・ショーのおそまつさ (2010/11/18)
- AKB48のカレンダーの広告がこのブログのデザインに似ている件 (2010/11/16)
- 眞鍋かをりがブログを閉鎖していた (2010/11/08)
Tags : サラ・ペイリンのアラスカ |
元アラスカ州知事 |
副大統領候補 |
ライフル |
野生動物 |
マーク・バーネット |
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
ペイリンのアラスカが理解出来ないカナダde日本語教師さん! アメリカの大統領はアメリカ人が選びます!
日本の東京の地方TV局東京MXテレビでやってる石原都知事の番組がありますが、それの大自然版といったところか。
それともグロテスク版アドベンチャーファミリーといったところか。
かえってマニアックなファンが付きそうです。
公式な発言とは裏腹にプロデューサーの真意はそこにありそうです。
なんたって「サバイバー」のプロデューサーですからね。