2010.08.31 (Tue)
小沢一郎は大手メディアの世論調査など気にせず党代表選に出馬せよ
参院選で国民から「NO」をつきつけられた菅総理がそのまま居残るというこはどうしても理解に苦しむ。仙谷や枝野と一緒に菅も自ら首相を辞任するべきだ。今晩、小沢、菅、鳩山、輿石の4人で会談が行われるそうだが、その際、菅の辞任を強く求めるべきではないか。もし、菅がそれを呑めないならば、やはり、小沢一郎は代表選に出馬して、菅と一騎打ちをするべきだ。菅は代表選で党の一兵卒の議員に破れて総理を辞職する歴代2番目の総理として、後々までその名を残すだろう。
小沢氏が代表選を見送る理由には、党の挙党体制を重んじる鳩山氏の顔を立てるためのほかに、民主党の組織対策費使途データ暴露や仙谷の政治資金問題のリークなど、小沢vs仙谷の情報合戦で、党内の闘争がこれ以上激しくなることは好ましくないと判断したからであろう。さすがに、小宮山洋子財務委員長による小沢氏が代表、幹事長だった頃の組織対策費使途データの暴露はひどい裏切り行為であり、それについては、枝野幹事長が、「民主党の昨年までの経理は、適正、適法だった」と昨日の記者会見で述べている。
又、小沢氏が、大手メディアによる世論調査を捏造してのバッシングにほどほど疲れきったということもあるのではないか。代表選が近づくにつれて、予想した通り、世論調査を捏造してまでの大手メディアによる小沢一郎バッシングがいっそう加熱している。これではまさに、「政治とカネ」問題でバッシングされた悪夢が甦るというものだ。
「毎日新聞世論調査:「首相にふさわしい人」 菅氏78%、小沢氏17%」
(毎日新聞2010年8月30日)
毎日新聞は28、29日、来月1日告示、同14日投開票の民主党代表選を前に、全国世論調査を実施した。菅直人首相(党代表)と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいかを尋ねたところ、菅氏が78%で、小沢氏の17%を大きく上回った。民主支持層でも78%が「菅氏がふさわしい」と回答した。
「首相にふさわしい」菅氏60.1%、小沢氏16.4% 産経新聞FNN合同世論調査」
(産経新聞2010年8月30日)
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は28、29の両日、合同世論調査を行った。民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)への立候補を予定している菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいか聞いたところ、菅氏と答えた人が60.1%で、小沢氏の16.4%を大きく上回った。菅内閣の支持率は46.0%で参院選直後の前回調査(7月17、18日実施)より5.7ポイント上昇、逆に支持しないと答えた人は5.9ポイント下がって39.9%だった。
「【2001調査】「次期首相ふさわしい」菅首相63%、小沢氏は16%」(産経新聞2010年8月30日)
29日放送のフジテレビ系「新報道2001」の首都圏世論調査(26日調査)で、9月14日投開票の民主党代表選をめぐり、出馬表明している菅直人首相と小沢一郎前幹事長の「どちらが次期首相にふさわしいか」を質問したところ、首相を選んだ人は63%、小沢氏は16・6%だった。
「菅総理 小沢氏に“大差”」(動画あり)
(テレビ東京&日経2010年8月30日)
テレビ東京と日本経済新聞が週末に実施した世論調査で、民主党代表選に立候補を予定している菅総理大臣と小沢前幹事長のどちらが総理大臣にふさわしいか聞いたところ、菅氏が73%で、小沢氏の17%を大きく上回りました。この調査は、全国の20歳以上の人に対して無作為に電話をかけて行い、940人から有効回答を得ました。菅氏を支持する人は「小沢氏を支持できない」という理由が最も多く、逆に小沢氏を支持する人は、「指導力がある」ことを最も評価しています。また内閣支持率は54%で先月の調査から9ポイント上昇しました。支持率の上昇は菅内閣発足後初めてです。
「代表ふさわしいのは?菅氏67%・小沢氏14%」
(読売新聞2010年8月29日)
民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)で、菅首相と小沢一郎前幹事長が対決する見通しとなったことを受け、読売新聞社は28~29日、電話による緊急全国世論調査を実施した。
菅氏と小沢氏のどちらが次の代表にふさわしいと思うかを聞いたところ、菅氏と答えた人は67%、小沢氏は14%だった。民主支持層に限ってみると、菅氏は77%で、小沢氏17%に大差をつけた。
「69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査」
(47NEWS2010年8月28日 )
共同通信社が27、28両日実施した9月1日告示の民主党代表選に関する全国緊急電話世論調査で、代表になってほしい候補者に菅直人首相(党代表)を挙げたのは69・9%で、15・6%の小沢一郎前幹事長を大きく上回った。民主支持層では菅氏支持は82・0%に上った。
「菅首相続投を56%、交代を27% 朝日新聞世論調査」
(朝日新聞2010年8月9日)
朝日新聞社が7、8の両日実施した全国世論調査(電話)によると、9月の民主党代表選で「菅直人氏が再選され首相を続けた方がよい」とする人が56%で、「首相交代がよい」の27%を上回った。
こうして見ると、世論は、首相にふさわしいのは菅で、小沢は不適切であるという結果になっている。それも、菅を支持する人は、約60~80%いて、小沢を支持する人は10~20%しかいないという。これらの結果は、「全く逆の結果を示す世論調査の怪」というエントリーで書いた通り、ネットの世論調査結果と大きく異なり、又、官房機密費の関係なども考えられ、操作されていると見るのが正しいだろう。
そもそも、新聞・テレビについての1千人アンケート(5.民主党代表選編)というサイトを見れば、多くの国民が大手新聞やテレビの報道に疑問を持っているということがよくわかる。

それに加え、記者クラブのオープン化を目指す小沢氏を大手新聞社が嫌っているということも代表選に関する世論調査でこれだけ小沢氏に不利な結果がでている理由と言えよう。
それ故、小沢氏は、大手メディアの世論調査の結果など全く考慮する必要はなく、堂々と民主党の代表選で現首相である菅氏を打ち負かし、首相の座を手に入れるべきであると多くの国民は思っているのである。世論調査がいかにデタラメであるかを証明するためにも、小沢氏を支持する国民は、地元の民主党議員に自分が小沢氏を支持していることを伝え、代表選では小沢氏を支持するようお願いするのも一つの手だと思う。
最後に、民主党議員必読のブログエントリーがある。
『永田町異聞』大メディアの精神的貧困
経営が困難になりつつある大手メディアの幹部や新聞記者の方たちにも必読のエントリーだ。
【More・・・】
参考記事:大手メディアの世論調査を疑え
(JANJAN 2010年 8月 28日 田中龍作)
「7割が菅氏の続投を支持している」「小沢氏は世論と戦わなくてはならない」……
民主党の代表選をめぐる大手マスコミの論調はこんな具合だ。大方の国民が『民主党の代表には菅氏が相応しい。小沢氏の出馬には無理がある』と考えている、と読めるし聞こえる。
27日の朝日新聞・朝刊は“圧巻”だった。天声人語で菅氏を誉めそやし、社説では「あいた口がふさがらない」と小沢氏をこき降ろした。
だがTwitterやブログなどインターネット上を駆けめぐっている国民の意見とは、大きくかけ離れている。ネット上では、菅首相の能力不足を憤る声の方が断然勢いがある。記録的な円高・株安となってから、菅首相への批判は厳しさを増している。「反菅」だ。
大手メディアの「小沢嫌い」は根強い。政治部長や編集局長などは第一線の記者だった頃、マスコミ嫌いの小沢氏に手こずらされたからだ。記者とはろくすっぽ口をきかないし、たまに口を開いたと思ったら一刀両断に斬って捨てるような横柄な言葉を浴びせられる。こうした態度は今もあまり変わらない。報道機関は上から下まで「小沢嫌い」で固まっている、といっても過言ではない。
かつて自民党の老練な政治家は記者たちと上手に付き合っていた。正確に言えば記者を上手に利用する。自民党の政治文化のひとつだった。飲み食いはもとより海外旅行に連れていくなどして記者を懐柔した。政治部記者に多額の現金が渡されていたとする官房機密費はその象徴でもあった。
ところが小沢氏には記者を抱きこむなどという発想は微塵もない。こうしたことも大手メディアの記者が小沢氏に反感を募らせる要因にもなってきた。
小沢氏が政権を握ったりすると大手メディアは社運に関わるほど困ったことが発生する。大手報道機関と永田町、霞ヶ関は利権を分け合う強固なトライアングルがあるからだ。
最たるものは、新聞社によるテレビ局の所有だろう。これを認めているのは先進国で日本だけだ。多様な言論を保障する民主主義の原則に反するため欧米では法律で禁止されているのである。
政治家は地方テレビ局、全国紙は在京キー局、地方紙はローカルテレビ局の大株主となる。総務省は電波の許認可権を持つ。これで3者(政・官・報)が潤うのである。記者クラブとは大手メディアの出城だ。霞ヶ関の全省庁、首相官邸、各政党など主要機関には必ずと言ってよいほど記者クラブがある。戦国大名も目を回すほどの完璧な出城だ。
小沢氏はこの記者クラブをオープン化しようとしているのである。メディアが反小沢キャンペーンに血眼になるのも当然だ。ただでさえ不景気で広告収入は落ち経営が苦しくなっているところに利権の巣を奪われたのでは堪ったものではないからだ。
小沢氏が戦うのは世論ではない。正確に言うと、小沢氏は世論を形成する(と自分だけで思い込んでいる)大手メディアと戦わなければならないのである。
大メディアの精神的貧困
筆者はこのブログで、「気分本位」ではなく「事実本位」でものごとを判断したいという思いを、おりにふれて書いてきた。
もちろん、「事実」とは何かを問われれば、話はがぜん哲学的になり、簡単に答えは出ない。
ここでいう「事実本位」とは、思い込みや、テレビの断片情報から受けるイメージなど、判断を歪めるさまざまな呪縛から自らを解き放ち、可能な限りさまざまな資料にあたって、すなおに解釈したい、ということである。
今朝、読者のお一人から非常に端正、かつ誠実な文面のメールをいただいた。かりにDさんと呼ばせていただこう。
Dさんは「政治については、どちらかというと無力感を感じるままに疎んじてまいりました」と自己紹介したうえで、次のように書いている。
「しかしながら、最近の小沢バッシングについては、小沢支持・不支持という立場を超えて異常だと思ってまいりました。ひょっとしたら小沢疑惑なるものは、濡れ衣なのではないだろうかと思うようになり、一念発起して、陸山会政治資金報告書、登記簿謄本、確認書、関連法律、検察審査会議決等を、すべて自分の目でチェックしてみました」
一人の政治家の発言から一挙手一投足にいたるまで、毎日のように尾ひれをつけて批判を繰り返し、仏頂面の写真に「政治とカネ」のレッテルを貼りつけて、悪党イメージをことさらにあおりたてる。そのマスメディアの異常さに、ついこの間まで政治に無関心だった人さえもが気づき、それによって国の危機を感じるようになっている。
Dさんは、自ら調べた結果をこのように書く。
「少なくとも懸案となっている04年、05年、06年の政治資金報告書について、記載漏れも、期ずれも、虚偽の記載も一切なく、パーフェクトに整合的なもので、小沢疑惑なるものは全く根拠のないものであることが分かりました。そして、すさまじい小沢バッシングに対して、私が確信した真実を対置していくことは、私のミッションなのだとも思うようになり、確認した事実について拙文を連ねた無料のチラシを印刷配布することを計画いたしました」
ついにDさんは、「確信した真実」をより多くの人に知ってもらうために立ち上がる決心をした。そして、チラシのなかに6月13日の拙ブログ「熊野を歩いた小沢一郎の心境」 を引用したい旨、お申し出があった。
筆者は以下のような返信メールを送った。
(後略)
初めはテレビや新聞は正しいことを伝えていると思っていたけれども、最近では大手メディアによる異常な小沢バッシングに批判的な目を持つ人は日増しに多くなっている。この偏向的で歪んだ日本のメディアを救うには、記者クラブをオープン化し、政府にコントロールされたメディアではなく、政府を監視するためのメディアを育てていくことが必要だ。

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鳩山元総理は昨年の政権交替の頃には既に菅直人を信用できず警戒していたことが明らかになっているので、鳩山元総理が菅直人を利する方向に動いているとすればその背景は脅迫以外にないと思います。
単純なる脅迫であれば殺人予告であろうからガードマンを増やすなど対応可能と考えられますが、脅迫を受ける背景として弱みを握られていたりするとなかなかそれをはねのけるのは難しいような気もします。
しかしそれが公安警察・検察などの工作活動による場合、その弱み自体が捏造されている可能性が限りなく高いので堂々としていればよいと思います。というかむしろ奴らの捏造行為をもって奴らの弱みとし政権獲得後の報復をちらつかせればよしです(警察・検察に対しては報復をちらつかせるだけで終わらず奴らの被害者の怒りと無念を考慮し実際に徹底的に厳しく処罰する必要がある!)。
マスゴミの小沢さんの代表選をめぐる捏造報道(偏向報道より悪質)が話題となっておりますが、今朝7時代のNHKニュースで再び警察の話題がありました。団塊の世代の大量退職によって捜査員のノウハウが途絶えるなどといったものでした。警察はやはり増員したくてたまらないようですが、しかしその本心は
・組織の肥大化と権益の拡大、
・警察国家化
に相違ありません。奴らのノウハウは悪事(犯罪捏造、裏金など)が多く含まれるのでノウハウが途切れるのはよいことです。小沢政権誕生でひどい目に遭うと考えているのはマスゴミだけでなく、警察・検察も含まれることを奴らが自ら証明しているようです。
以上
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/08/31/01.html
> 首相も「トロイカ体制、場合によってはトロイカに輿石東参院議員会長を加えた体制でやっていこうとの話に、
> 全く異存はない」と強調。
> 小沢氏の処遇や、小沢氏が要求しているとされた枝野幸男幹事長や仙谷由人官房長官を代える党執行部人事については
> 「鳩山氏から伝えられたことは全くない」と否定したが、小沢氏の望む形で固まったとの見方もある。
> ▼政治評論家・浅川博忠氏 菅首相が「トロイカ体制重視」の姿勢を示したのは“脱小沢”の
> 象徴・仙谷、枝野両氏の処遇について小沢氏の要求をのむことに決めたのだろう。
> 小沢氏は自身に近い議員で閣僚や党ポストをある程度固められれば出馬を見送る可能性がある。
> さらに自分も副首相などを求めたのではないか。菅首相が小沢氏の要求をどこまでのむか…
> お互いの駆け引きは告示直前まで続くだろう。
仙谷氏と枝野氏の更迭が党分裂回避の条件です。
FNNニュース: 民主党代表選 菅首相...
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00183547.html
> 民主党代表選 菅首相と小沢前幹事長が会談へ 小沢氏の代表代行起用案などが浮上
> 民主党内では、新体制での小沢前幹事長のポストについて、代表代行に起用する案などが浮上している。
小沢氏は代表代行か?
ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/syakai/126135
> 陰の総理 仙谷官房長官 事務所費スキャンダル
> 民主党代表選の最中に、とんでもない“爆弾”が破裂した。朝日新聞が1面で大きく報じた
> 仙谷由人官房長官(64)のスキャンダルだ。他紙も一斉に追い始めた。
> 菅陣営は、小沢前幹事長の「政治とカネ」問題を攻めたて、世論を味方に引き込む作戦だったが、
> 自分の尻に火がついた格好だ。
ゲンダイの記事は「満点大笑い」ですね (爆笑) 。
「やっと世論の力がでた」と言った。
小沢氏が何をしても、もうマスコミでは徹底的に貶めるようだ。
自分たちがどれほど歪んでいるのか、悪臭を放っているのかを気づかないようだ。
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【日本一新】09マニフェストを実現させる体制を構築するのが肝要なのだ!【代表選】
代表選前の菅首相の辞任のほうが可能性は高いかもしれません。
ですが、ねじれ国会と友愛政治の鳩山さんの顔を立てて、菅首相の今後の処遇について、仙石・前原と決別すれば避難場所を考えると言う内容ではないでしょうか?
小沢一郎には、米国支配の終焉、マスゴミカイカク、日中平和促進、拉致問題解決、日本の国難を救う必要があります。
絶対に菅続投は認められません。