2006.08.02 (Wed)
小泉・小池再婚の影で安倍はかすんでしまう?

本当なのか!小泉首相9月退陣後に再婚説(ゲンダイ・ネット)【2006年7月29日掲載】
なんでもお相手は小池百合子環境相だとか。もし、これが本当だったら、以前「小池百合子が自殺未遂?」に書いたように小泉が荒川静香選手と一緒にオペラに行ったときに小池百合子が入院したのは、やはり小泉に対するあてつけだったとのかもしれない(笑)。

『ストレイ・ドッグ』の山岡氏もずいぶん前のことだが、「小泉首相と小池百合子前衆議院議員が婚約する!?」(2005.09.02)の中で二人が婚約するような噂があると書いていた。
最近、永田町ではこの話題がかなり囁かれている。
ご存じのように、小泉首相には結婚歴はある(78年にエスエス製薬創業者一族と結婚も、約4年で離婚)ものの、すでに20年以上独身。一方、小池前衆議院議員には結婚歴はない(*訂正:カイロ大学3年のとき、父親の猛反対を押し切って、同じ日本人留学生と結婚し、すぐに離婚する)。
この婚約の噂、契機はどうやら、小池氏が郵政改革反対派の刺客第1号として、東京10区(小林興起前衆議院議員)に抜擢されたことのようだ。「誰にも相談せず、2人で決めたようだ。なぜ、そんなことが?」というわけだ。
もっとも、本紙は小泉首相が婚約しようが、しまいが、そんなプライベートな問題に興味はない。
そうではなく、この噂の発信源が小泉内閣中枢から出ていることが何とも気になるのだ。「小泉さん一流のパフォーマンス、話題作りの可能性もある。婚約=結婚=公私ともに安定=政権の担い手としてプラス=集票という目論見です。サミットなどで、ファースト・レディーが同伴しないのも、世界的にはマイナス・イメージと、これまでも言われていたわけですからね」(政界筋)
郵政民営化賛成の某代議士など、「婚約するのは間違いない」と周りに漏らしている。
果たして、そこまでやるかとも思うが、ともかくこの方面で小泉首相が天才的な才能をお持ちなのは、これまでの実績が物語っている。そんな策略にうつつを抜かす暇があるなら、政策の一つも勉強してもらいたいものだ。
この噂、すでに『週刊現代』(9月3日号)が、“小泉粛正テロ選挙”の特集記事の冒頭で、チラリと触れている。また、週刊誌のいくつかが近く記事にすべく裏取りに動いているのも確かな話だ。
もし、再婚が本当で、小泉退任後に二人がすぐ再婚するようなことにでもなれば、自民党総裁選は盛り上がらないまま、再婚報道の陰にかすんでしまうかもしれない。そうすれば、来年夏の参院選で自民党が過半数割れになり、政権交代になる可能性も十分でてくるはずだ。
参院選敗北なら新首相の寿命尽きる 青木参院議員会長(Asahi.com 2006年08月01日20時27分)
自民党の青木幹雄参院議員会長は1日、長野県軽井沢町での全国幹事長研修会で講演し、来年の参院選について「与党が過半数を割ったら、内閣は死に体になり、完全に政局につながる。新しい総裁は10カ月したら寿命はなくなる」と述べ、与党が敗北すれば、新首相の退陣は避けられないとの認識を示した。
さらに「民主党は二大政党、政権交代という国民に分かりやすいキャッチフレーズがある。これに勝てるキャッチフレーズがあればノーベル賞ものだ」と語り、参院選は政権交代を懸けた厳しい戦いになるとの見通しを示した。
一方、読売の記事は同じ内容でもニュアンスが違ってきている。
新総裁は参院選戦略を、過半数割れなら退陣も…青木氏
自民党は1日、長野県軽井沢町のホテルで、都道府県連幹事長を集めた初の全国幹事長研修会を開いた。
青木参院議員会長は講演で、来夏の参院選について「新総裁は自ら腹を据えて、はっきりとかく戦うと発表するのが筋だ」と述べ、次期総裁に対し、郵政民営化に反対して離党した「造反組」の復党問題を含め、参院選の基本戦略を早期に表明するよう注文した。
青木氏は「野党が過半数を持てば、ほとんどの法案が廃案になり、内閣は死に体になる」と指摘。与党が過半数割れした場合、「新総裁は(9月の総裁選後)10か月で寿命がなくなる」と述べ、首相退陣は避けられないとの認識を示した。
また、武部幹事長は「造反組」の川上義博・前衆院議員の民主党入りを念頭に、「最近の小沢民主党は改革競争を放棄した。建設的な責任野党の姿勢が全く見られない」と批判した。
(2006年8月2日0時14分 読売新聞)
面白いのは、一見、朝日が野党の立場に立って書かれており、民主党を持ち上げているのに対し、読売は与党の立場で武部ブタの言葉を通して民主党を批判しているように読めることだ。ただ、青木氏の発言で読売には「ほとんどの法案が廃案になり」という言葉が入っているのに対し、朝日の方には入っていない。つまり、来年の参院選で政権交代を実現すれば、改悪された法案は全て廃案になるということを読者に伝えている。
そういえば、昨日紹介した2ちゃんねるのスレのタイトルになっていた「【ゲンダイ】安倍晋三官房長官は言っていることが支離滅裂と日刊ゲンダイが揶揄 」の記事をコピペするのを忘れていた。
安倍が「A級合祀不快メモ」に反発する理由【2006年7月25日掲載】
そして、他にも安倍の支離滅裂さを指摘したゲンダイ・ネットの記事をブログ乞食さんから教えていただいた。
本当にわかってるの?安部長官の迷答弁に失笑【2006年7月29日掲載】
「なにがイノベーションだよ」「本当に意味が分かってんのか」――。総裁候補を招いて、きのう(28日)開催された「自民党東京ブロック大会」。安倍官房長官のあまりにお粗末な発言には、さすがに失笑が漏れていた。
司会の石原伸晃から「人口が減少するが、この国はどうしたらいいか」と問われた安倍長官。「キーワードは2つある」ともったいぶった後、「イノベーションとオープンだ」と続けた。
「本人はイノベーションで生産性を高め、人口が増えているアジアに対してオープンになれば人口減少は克服できると言いたかったようです。しかし、イノベーションもオープンも誰かの受け売りなのはミエミエ。とても理解して使っているようには見えなかった。なにより何を言いたいのか、聴衆の心に響かない。『格差社会ではなく地域社会が支えあう国を目指す』と主張した谷垣大臣や、『世界第2の経済大国なのに豊かさを実感できていない』と答えた麻生大臣の方がよほど説得力がありました」(自民党事情通)
そもそも「オープン」を主張しながら、「靖国神社に参拝するからといって首脳会談をしない姿勢がよいのか」とアジア諸国にケンカを売っているのだから、どういうつもりなのか。
「再チャレンジ支援策」に取り組んでいる安倍長官は28日、児童養護施設を訪ねて「困難を抱える子がチャンスを持てる社会を」と悦に入っていたが、「再チャレンジ支援」が養護施設訪問なんて、発想が安直すぎる。こんな男が次期首相で本当にいいのか。
最近出版された安倍の恥書「美しい国へ」もきっとゴーストライターに書いてもらったんだろうけど、低脳丸出しで読む価値もないともっぱらの評判だ。自民党総裁に立候補するにも総裁になったら何をしたいのかという政策もはっきりと打ち出していないし、靖国参拝にしたっていまだに正当性を訴えているそうじゃないか。
安倍晋三に少しでも良心のかけらがあったら、今からでも遅くない。総裁選に出馬するのはやめて欲しい。自民党を飽食じゃなくて、崩壊に導いてくれるのはいいけど、たった一年の間に日本列島を米軍基地化されたり、米国に命令されるがままに第2の731部隊なんか作られたらたまらないからね。それに、統一の壷じゃなくて、総理の器じゃないということはもう自分でもわかっているだろうに!
追記:
ブログ乞食さんから面白いコメントをいただいた。
こういうネタは飯島・小泉首相秘書官の得意分野じゃなかったか。
盛上がらない総裁選のお囃子の一つだろうが、ひょっとしたら小池自身による安倍内閣での大臣留任要求キャンペーンを兼ねているかも。(笑)昨年暮れの内閣改造で外相になれなくて相当ご不満だったの噂もあるし。
今年の春先、『 東京発 日本ファッション・ウィーク 』PRの一環として官邸でミニ・ファッションショー開催、「ファッションに関心を持たないと総裁になれないぞ ?!」と小泉が安倍に囁いたが、夏に他の総裁候補ともどもクールビズ・ファッションショーに安倍を引っ張り出した小池のことだから、やりかねないと思うネ。(笑)
もしかして、安倍政権の下では小池が外務大臣か?まさかねぇ・・・。
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小池というと、私などは「きっこの日記」2005年5月12日「ザリガニの日」を思い出します。数あるきっこさんの日記の中でも、特に気に入っている一本です。
私のほうは、月刊「現代」の最新号(9月号)に、いろいろと面白い記事が出ていたので、じっくり読んでみようかと思います。FC2の今日のブログに間に合うかはわかりませんが、「現代」の記事のタイトルくらいは「はてな」の私の日記にあげておこうと思います。
盛上がらない総裁選のお囃子の一つだろうが、ひょっとしたら小池自身による安倍内閣での大臣留任要求キャンペーンを兼ねているかも。(笑)昨年暮れの内閣改造で外相になれなくて相当ご不満だったの噂もあるし。
今年の春先、『 東京発 日本ファッション・ウィーク 』PRの一環として官邸でミニ・ファッションショー開催、「ファッションに関心を持たないと総裁になれないぞ ?!」と小泉が安倍に囁いたが、夏に他の総裁候補ともどもクールビズ・ファッションショーに安倍を引っ張り出した小池のことだから、やりかねないと思うネ。(笑)
NIKKEI NET:写真 ニュース
安倍官房長官「父親代わり指導頂く」・西村氏死去
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20060802AS3S0200B02082006.html
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2つの謀略・極悪犯罪事件「9・11事件」と「オウム事件」-再度、事件は起こる可能性はあるのか?-
AERA 2006年8月7日号
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20060807-01-0101.html