2010.08.12 (Thu)
NHKの影山日出男解説委員が自殺を図った理由は官房機密費のマスコミ汚染に関係か
影山委員といったら、2008年の11月にNHKの『日曜討論』で、当時の小沢民主党代表に意地の悪い質問を集中降下して、小沢代表の評価を貶めようとした輩である。
『日曜討論』の動画はもう削除されてしまったようだが、下記のエントリーで触れた。
NHK『日曜討論』で小沢一郎が麻生太郎や小泉純一郎を斬る
今回、影山委員が自殺を図った原因は、タイミングからして、『週刊ポスト』が鈴木宗男氏の多額の官房機密費が政治評論家に流れていたという証言を暴露したからに違いない。きっと影山氏も莫大な官房機密費を受け取っていたのだろう。

写真は阿修羅より:鈴木宗男(元官房副長官)が官房機密費マスコミ汚染問題で重大証言 「うん、確かにあった…」 「週刊ポスト」8/13 小学館
こうして見ると、影山氏がNHKの『日曜討論』で、なぜ小沢氏に悪意のある質問で執拗に迫っていたかという疑問も解ける。『日曜討論』の要点は、『kobaちゃんの徒然なるままに』の「NHK「日曜討論」に見る小沢一郎と麻生太郎の格の違い!」というエントリーに記されている。
NHKの影山解説委員、首吊り自殺図り重体
8月11日23時51分配信 産経新聞
11日午後5時25分ごろ、東京都渋谷区神南のNHK放送センター内西館8階のトイレ内で、
NHKの影山日出夫解説委員(56)が首を吊っているのが見つかった。
影山委員は病院に搬送されたが重体という。警視庁は自殺を図ったとみている。
関係者によると、職場の机の上に遺書らしきものがあり職員が放送センター内を捜索。
トイレの個室のフックにネクタイをかけて首を吊っている影山委員を発見した。
影山委員は政治全般を担当していた。
もちろん、遺書は何者かに処分されてしまっただろうが、官房機密費が現在でもマスコミを汚染していることには違いない。
【More・・・】
鈴木宗男(元官房副長官)が官房機密費マスコミ汚染問題で重大証言 「うん、確かにあった…」 「週刊ポスト」8/13 小学館http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/167.html
投稿者 行雲流水 日時 2010 年 8 月 09 日 18:05:54: CcbUdNyBAG7Z2
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怒りの告発キャンペーン第11弾
権力中枢にいた「すべてを知る男」がメディア男」がメディアと官邸の腐った関係を暴露する
鈴木宗男(元官房副長官)が官房機密費マスコミ汚染問題で重大証言
「うん、確かにあった政治評論家を呼んで20万とか30万とか」
上杉隆(ジャーナリスト)と本誌取材班
野中広務氏が官房長官時代に、官房副長官を務めていた鈴木宗男衆院議員。政治とカネの表とウラを知り尽くす彼が、ついに機密費によるマスコミ対策について語った。
*
久々に、野中広務氏が官房機密費についてロを開いた。7月28日、関西テレビ『スーパーニュースアンカー』の生放送に出演し、元共同通信記者で現在、独立総合研究所代表の青山繁晴氏と評論家の宮崎哲弥氏の質問に答えたのだ。「機密費を評論家に配った」「田原総一朗氏だけは受け取りを拒んだ」──4月の証言以降、機密費問題について沈黙を続けてきただけに、発言に注目が集まった。
しかしその内容はといえば、「個人の名誉を傷つけてはいけませんから」という理由で個人名は挙げず、なんら説明責任を果たすことはなかった。
その代わりに飛び出したのが、私個人への「名誉毀損」の発言だ。「私はね、上杉さんっていうのはね、無責任だと思うんです。あの人、私にね、いっぺんもですね、インタビューなんかしたことないですよ。(中略)顔をみたこともない。
(中略)だけど、都内の電車のつり革(広告)にはですよ、『野中広務激白』とか、私の名前が出ているんですよ。迷惑至極でしてね」──なぜか野中氏は矛先を私に向けた。
これは明らかな事実誤認だ。まず、野中氏には『週刊ポスト』を通じて取材依頼をしているし、私自身も直接携帯電話をかけ、あるいは関係者を媒介させるなどして、野中氏に取材に応じるよう呼びかけてきた。それに応じなかったのは野中氏ではないか。しかも、私はこの番組にビデオ出演しているが、それは当日の生出演やスタジオ見学、あるいはサブルームでの待機といった私の要望を関テレ側から拒否されたからだ。 また、中吊り広告の件は、『週刊ポスト』5月28日号の「野中広務氏が暴露した『官房機密費』配布実名リスト公開」というコピーを指すのだろうが、激白という言葉はないし、そもそもこれは編集部がつけたもので、私とは一切関係がないさらに野中氏の指摘する記事は私が書いたものではない。中吊りを読むと混同するが、野中証言を中心に扱った同号の別記事と、私が書いた機密費配布リストの記事は関係がない。つまり野中氏は、書いてもいない記事、無関係の記事で私を攻撃している。
「顔を見たこともない」という発言にいたっては、愕然とする。鳩山邦夫氏の秘書時代から何度も同席しているし、そもそも09年1月21日放送のTBS系『久米宏のテレビってヤツは!?』で共演しているではないか。映像で確認してみれば一目瞭然だ。
事実を歪めて公共の電波で個人を中傷するのは、それこそ野中氏の嫌う人権侵害に他ならない。野中氏は発言を速やかに訂正し謝罪すべきだ。
政治部長に10万の車代
さて、誤情報を出してまで私を批判した野中氏の真意は定かではないが、本題から外れる話はこれぐらいにして、官房機密費マスコミ汚染問題に戻ろう。今回は、野中氏が官房長官時代(小渕恵三政権)に官房副長官を務めた鈴木宗男氏が、インタビュー取材に応じた。
鈴木氏は、7月21日、22日に放送されたTBS系『NEWS23Ⅹ(クロス)』に登場し、官房機密費に関して踏み込んだ発言をした。「歴代の総理経験者に夏冬1000万円ずつ」「98年の沖縄県知事選で3億円使った」──ところが、肝心のマスコミ対策については、なぜか触れずじまいだった。理由は鈴木氏いわく、「(TBSから)聞かれなかった」からだという。ならば私は当然、マスコミ対策に絞って話を聞いた。
上杉 副長官時代の記憶で、マスコミ側に機密費が渡っていたことがありましたか。
鈴木 私が聞いているのは、例えば、総理と政治部長さん方の懇談だとかなんかが定期的にあるでしょう。そういうときは、お車代、お土産をつける。
上杉 野中さんとは別の官房長官経験者に聞いたら、当時、懇談のあとのお土産代というのは、その店のお土産プラス、封筒のお車代を入れていた。10万とか30万とか、そのぐらいの額でしたか。
鈴木 そうですね。10(万円)だとか、聞いたことはあります。これも、申し送りというか、一つの慣例になっていたと思います。
上杉 政治評論家の場合は個別でしたか。
鈴木 評論家の人でも、何日が空いてますよなんて官房長官にいってくる場合は、要するに、向こうからのサインと受け止める。
上杉 サインというのは?
鈴木 こちら側としては読むわけですよ、向こうが何か希望してるなっていうことを。それはもう、あうんの呼吸ですね、いってみれば。
上杉 これも野中さんではない別の官房長官の経験者がいっていたのは、50万とか、あるいは、100万とか…。
鈴木 それは、人によってですよね。それなりのランクがありますからね。あと、OBの評論家には、例えば後援会の演説会の講師を頼むだとか、ありますね。
上杉 勉強会みたいな形で官邸などに呼んで。
鈴木 よく官邸で、そういった専門家を何人か呼んで、世論の動き、情勢を教えてもらったりすることがあります。
上杉 謝礼は?
鈴木 お車代として謝礼を出すのは慣例ですね。20万とか、30万だとか、そのぐらいではなかったかど聞いております。
上杉 外遊に行ったときに、記者たちに現金が機内で配られたという慣習についてはどうですか?
鈴木 聞いたことがあります。
上杉 それは、具体的には、機内で配るのが一番一般的だったんでしょうか。
鈴木 それもあるし、あと、事務的に(記者団の)幹事さんに渡すとかね。
上杉 それで幹事が各記者に分配する。その額っていうのはどのくらいですかね。
鈴木 金額は聞いていませんが、これも慣例だと思います。
上杉 そういう申し送りは、当時、ノートで。
鈴木 引き継ぎは、私が聞いているところでは、ノートを書き写しして、また、次の政権にもノートに書き写しで引き継ぐということです。
ただし、私は見てません。これは、官房長官秘書官が行なっていると聞いています。
上杉 前任者はシュレッダーにかけたりするといいますね。その現金配付先を記した引き継ぎノートについて、野中さんは沖縄での講演で「評論家に盆暮れ500万ずつ」といっていました。額についてはちょっと疑問ですけど。
鈴木 私はちょっとわからんですね。それはよっぽど特殊な人でないと、ないでしょうね。
上杉 あと野中さんは、新築祝いで小渕首相(当時)に3000万円を要求してきた政治家出身の評論家がいたと。
鈴木 うん。そういう話はありましたね、当時。けど、首相は出さなかったと聞いております。
取材メモはグルグル回る
鈴木 ただ、野中先生もちょっと勘違いしてる部分があると聞いてます。
上杉 それは、配った金額にしても。
鈴木 配った金額とか、あるいは、機密費がいくらあったかっていう話なんかでも。
上杉 そうなんですか。勘違いっていうのはどのあたりなんですか。鈴木(野中氏は)月に機密費を5000万から7000万使ったとかっていうふうにいっている。実は、一事務方にお金を金庫に入れて補充させる、これが月に2回なんですよ。だから、7000万が2回だと、月に1億4000万なんですよ、実際には。同じく、国会対策委員長に月に500万といっていかが、これも実は1000万と聞いています。
上杉 ええ、ほんとは1000万だと、別の証言者からも聞きましたが。
鈴木 はい、はい。あと、首相には1000万持って行ってないですね。
上杉 そうなんですか。
鈴木 総理が外遊をしますね。小渕総理のときは大体月1回ですよ。外遊のときに、お土産代とか、あくまで必要経費として1000万持ってったんですね、これは。ちなみに野中先生は私が出演した『NEWS23Ⅹ』の放送後、電話をかけてきましたよ。私のインタビュー中に野中先生の写真が後ろに写されたらしく、「自分が指示しているような印象を持たれた」と。
上杉 『ポスト』では、現場の取材メモをメディア幹部たちが官邸に「上納」してたという話も書いたんです。
鈴木 メモっていうのはもうグルグル回りますから。
だれでも入ってくるんですよ、それなりの地位にいれば。番記者を通じて全部入ってきますよ。お金も何も要りません。1回、全部、キャップ、デスクにあがるわけですから。
上杉 で、キャップ、デスクの方から官邸側に渡る。だから、どこの社がどういう取材をしてるかっていうのは官邸側は大体‥…。
鈴木 把握してますよね、それは。マスコミは反権力を謳いながら、みんな権力に乗っているんですよ。
野中氏は『アンカー』で「現職の記者に渡したことはありません」と発言したが、鈴木氏の証言を聞くにつけ、90年代末当時においても、記者クラブ幹部への機密費接待が続いていたことは疑い得ない。ぜひとも野中氏の反論を聞きたいものだ。p-40
関連ブログ記事:
『晴天とら日和』機密費問題追求! 上杉隆Vs野中広務
『日々坦々』日本外国特派員協会で取り上げられた「官房機密費マスコミ汚染問題」
『kobaちゃんの徒然なるままに』「NHK「日曜討論」に見る小沢一郎と麻生太郎の格の違い!」
昨日のNHK「日曜討論」民主党小沢代表に対し影山解説委員は、政局絡みに持っていきたい民主党への印象を狙って再三に渡って誘導尋問を繰り返したが、小沢氏は冷静に堂々と持論を展開し、その存在感を改めて示した。
昨日の小沢代表の発言内容の主な部分を以下に示す。
NHKの世論調査を元に影山解説委員は、あなたの支持率は25%、麻生氏はその倍、この数字をどう思っているかとの質問に・・・
小沢氏は20数%、4人に一人の人が支持を与えてくださっていることは大変感謝しているし責任も感じると答え、「麻生総理が自分の方が倍だからと思うのなら解散すればいい」とも付け加え答えた。
民主党の発表した経済・金融危機対策に関し、影山解説委員は税収が落ち込んでいる時にどのように手当てしていくのか根拠を示す必要があるのではとの問いに・・・・
小沢代表は「個人の所得が切り下げられ購買力が落ち込んでいることが大問題とし、総生産500兆円の内の60%が個人消費であることを示し、個人消費が健全であったら今の税収の落ち込み分などはたいしたことではないと断言し、政府の考え違いを指摘した。
民主党政権が誕生したらどのくらいの経済成長を目標にして全体の底上げをどうやっていくのかとの質問に対し・・・
小沢代表は「非正規雇用を正規社員と同等に待遇改善をして将来への不安をなくし、所得を増やすことによって購買力も高まる」と答え更に税収の落ち込みに対し予算の無駄遣いを上げ、「皆さんは財源がないないとマスゴミを含め言っているがとんでもない話だ」と言って予算編成の仕組みを明かし、ここ何十年各省庁のシェアがほとんど変わっていない、省益枠の確保のために役人が一生懸命になっていることを指摘した。
「必要ないものを各省庁の既得権を守るために名目をつけて予算組みをしている、それを内閣はそのままを前提として鵜呑みにしているから新規財源がでてこないと」
民主党は予算組みを根本から作り変え大事なものから優先順位をつけ予算を組んでいくと、だから今までのような省庁のシェアは全く無視して予算編成をする。
ようは構造的な部分にメスを入れていくことで税収の落ち込み分をカバーしても余りある財源を確保することができ、更にそれを個人に配分することで購買力を維持することが出来ると語った。
更に消費税に対しても「社会構造、予算編成の仕組みを変えないで消費税のことをあれこれ言っても意味がない、中央省庁も地方分権も本当の意味で改革し、無駄を徹底的に省いてなおかつ財源が足りないとなった場合に社会保障制度を充実する為の消費税をお願いすることはある、その前提として我々が主張する無駄遣いを徹底的に排除し実行していくことが大事だ。官僚言いなりの消費税引き上げには組しないと語った。
昨日の小沢代表の発言を多くの視聴者は、力強く頼もしい印象を持って受け止めたことだろう。
一国の指導者を顔や形と言ったミーハー的印象だけで決められたらたまったもんじゃない。
今の日本を本当の意味で改革できるのは、本物の政治家・壊し屋小沢一郎しかいない。
これからの世論調査では麻生と小沢の差がどんどん接近し、選挙近くになれば逆転しているだろう。
但し、麻生がそこまで持つかどうか保障は出来ないか。
最後に気になったのだが、NHKの映像では小沢代表が発言中、麻生の記者会見の様子や国会内の映像を執拗なまでに流し、真剣に小沢代表の発言を聞こうとしている視聴者にとって目障りで、逆に意図的なものを感じた。
自公政権への側面支援からのサブリミナル効果を狙ってのことかも知れない。
こういった官房機密費の詳細が取り上げられるようになったのもつい最近のこと。このところ、ジワジワと政権交代の効果を実感する毎日だ。

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Tags : NHK |
影山日出男解説委員 |
自殺 |
理由 |
官房機密費 |
マスコミ汚染 |
鈴木宗男 |
小沢一郎 |
民主党 |
自民党 |
×:ナポリタン・ボナパルト
○:ナポレオン・ボナパルト
でした。
あまりにひどい間違いですみません。
偏向報道とはいってもテレビのキャスターは心の葛藤が想像できる場合があって、その表れとして偏向報道の程度がキャスターによりきつかったり緩やかだったりしているところがあるのだと思います。
影山キャスターの出るNHK番組をチャンネルをまわしていてたまたま見かけたことがありましたが、NHKのありかたについて視聴者からの意見を交えながらの番組だったかと思います。なぜか視聴者からの偏向報道の指摘が紹介される場面を見かけなかったのですが、実際にはそのような指摘はあったはずで影山キャスターが真面目な人物ならばそこのところは大いに良心の呵責に苛まれたはずです。
私は悪徳ペンタゴンの活動が露骨になってきて偏向報道が顕著に酷くなったのは昨年3月に小沢さんの秘書が逮捕されたいわゆる西松事件以降だと思っています。この事件が起こる大分前は偏向報道をするキャスターも大分おとなしかったと思っています。
例えばネットでは偏向報道でかなり悪名高い田原総一朗キャスターですが、2、3年前に草野仁キャスターがテレビ番組で共謀罪の導入により報道の自由が損なわれ、警察・検察批判ができなくなることを指摘したのに続いて同様の指摘をお馴染みの日曜のテレビ朝日の午前中の番組で指摘していたのです。それに田原氏は過去こんな本も出していました(今は完全に悪徳ペンタゴンな本ばかり出していますが…)
検察を支配する「悪魔」
田原総一朗/田中森一著
講談社(2007年12月)
田原氏の場合は今のところ機密費は受け取っていないということなので、キャスターを悪徳ペンタゴン寄りに変えるのは機密費だけでなくて脅迫がその背後にあるのではないかとも思うのです。
フランスが生んだ英雄ナポリタン・ボナパルトが
「人間を動かす2つの大きなてこは『恐怖』と『利益』である。」
と述べています。利益誘導に乗らない人は以外に多くいると思いますが、命の危険を感じたらなかなか毅然とした態度をとるのは難しいところがあります。
以上
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NHK:解説委員の影山日出夫さん死亡 大きな力が転換しはじめた
病院はおなじみの慶応でしょうか。
十年一日のようにテロが自殺で済む国は
フィリピンのように暮らしやすい国でよかったですね。