2006.07.22 (Sat)
福田氏総裁選不出馬表明

せっかくリアヨロによる世論調査で素敵な結果が出てきたというのに、なんてこった!
福田氏、総裁選出馬せず 安倍氏優勢の流れ加速 [ 共同通信 07月21日 21時16分 ]
9月の自民党総裁選で去就が注目されていた福田康夫元官房長官は21日、出馬しない意向を固め、森派会長の森喜朗前首相ら関係者に伝えた。靖国神社参拝問題の争点化を回避すべきだと判断した。各世論調査で次期首相として安倍晋三官房長官に次ぐ支持を集めていた福田氏の不出馬により、総裁選は安倍氏優勢の流れが加速する見通しだ。小泉純一郎首相の靖国参拝に批判的な福田氏に出馬を促してきた党内各派の勢力が、福田氏に代わる新たな「非安倍」候補を擁立できるかが焦点になる。
総裁選では、安倍氏のほか、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相が出馬の意向を示している。谷垣氏は27日に正式表明、安倍、麻生両氏は8月下旬に表明する考え。
よほど強力な「非安倍」候補を立てないと、安部の圧勝で終わりそうな気配。そんな中、『「ぼくら党」の言論ブログ』の「 福田氏不出馬の見送り― 安部「綱渡り内閣」誕生か」という記事の中ですでにウェブ上からは、削除されてしまった毎日新聞の記事を発見。その中に、面白い文があった。きっとこの文のおかげでこの記事はなくなってしまったのだろう。
本来、靖国問題に関する昭和天皇メモの公表は、総裁選の「安倍独走」にストップをかけかねない出来事だった。安倍氏は新著「美しい国へ」の中でもA級戦犯合祀(ごうし)には異論を示していない。今回、昭和天皇の意思がクローズアップされたことによって、合祀をめぐる議論が過熱し、分祀の機運が世論の中で高まれば、安倍氏のマイナスとなる可能性もないわけではない。
こうしてみると、福田康夫の不出馬表明のタイミングから見て、以前、安倍晋太郎を支えた福田赳夫を父に持つ福田康夫が安倍晋三の危機を救ったと見ても大方間違いではないだろう。2番目に有力な総裁候補であった福田がこれまで出馬表明をにごしていたのも、最後の土壇場で不出馬表明すれば、福田に代わる候補者探しが難航し、安倍晋三に有利になるためではないかと推測しようと思えばできる。
この先、総裁選についてはいろいろな情報が飛び交い、騒がしくなるだろう。
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時事ネタあれこれ <中東、自民総裁選、欽ちゃん球団、その他スポーツ>
要警戒、安倍登場前のイスラエルのモサドや米CIAなどによる安倍後押しの自作自演テロ。
「合祀と習合」
http://members2.jcom.home.ne.jp/nom-sin/gos.html
>靖国神社の宮司はその理由を詳しく説明せずに「分祀は教義上できない」と言っている。しかし、私は2千年に及ぶ神道の教義上ではなく、百年の国家神道の教義上だろうと思う。
>国費助成を推進した国会議員の強い要請で、戦役での死亡に限っていた条件を外国による刑死及び獄中死までに緩め、このことを予め公表せずにA級戦犯を合祀してしまった。