2010.01.18 (Mon)
メディアによる世論操作のパターン
1.まず、検察がいきなり秘書を逮捕し、その様子を大々的にニュース報道で流す。
2.それから、問題の本質を何も知らない自民党議員の批判意見だけでなく、民主党議員の狼狽、憤り、いらだちなどを散りばめて報道する。
3.その後、テレビの政治番組で自民党議員やそのイチミが徹底的に民主党を攻撃。
4.その前後に逮捕された秘書が虚偽記載を認めたという捏造報道が飛び交う。
5.最後に、世論調査が発表され、民主党の支持率が低下したことを報告する。
といった具合だ。これを選挙直前に実行して、少しでも民主党にダメージを与えようと必死になるメディアを見て、これまでメディアとは真実を伝えるものだとばかり信じていた人も、それが間違っていたことを知るきっかけとなったことであろう。
又、去年の予行練習(笑)があったために、今年の本番(?)では、民主党はとてもうまく危機管理ができていると思う。それも、あのときに「政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」を発足させ、危機管理について議論を尽くしたからだ。
確か、そのときも、アクセス数とランキングの順位が急激に伸びたが、今回も同じようなことが起こっている。それだけ、小沢幹事長を支援する人が多く存在するということを身をもってというか、ブログをもって実感した。
又、去年のときもそうだったが、1人の素人が書いたブログの主張を多くの人に伝えるのはとても難しいが、同じ考えを持つ有識者の声を借りながら、共に意見を表明しあえば、注目も集まり、説得力も増すというものだ。ちなみに鳩山政権TBPの昨日の配信数は18,403件であり、これまでのTB数は2,513件となっている。民主党を支持するブロガーはぜひ鳩山政権TBPにその意見をTBしてくだされば、その意見を多くの人に読まれる可能性がある。
経済学者の植草一秀氏やブログの女王きっこさま、そしてヤクザも顔負けな大阪のおばちゃん、とらちゃん、元過激派高校生で万年ロックおじちゃんのヘンリーさん、そして、ここでは紹介しきれないブロガーの方たちのおかげで、私たち日本国民が真に求めている国民主権政治を手に入れる基盤である政権交代を実現することができた。
そんなわけで、昨年の政権交代で、私たち一般国民の声は、大手メディアよりもずっとパワフルなものであることが証明されたのである。ネットでもブロガー同士の結束力がものを言うようだ。
そして、今回も西松建設問題のときと同じような手順でメディアの情報操作が行われている。メディアの世論操作の手順は、1から4まではすでに済んでおり、今は5の状態だ。今日一斉に世論調査で民主党の支持率が急落したという報道が伝えられた。
例えば、読売が本日発表した「女性、無党派層『鳩山離れ』一気に」という記事の中の世論調査では、いきなり民主党の支持率が45%に急落したことを報告し、その理由として鳩山政権が小沢幹事長の続投を許したことが強調されている。しかし、テレビ報道で、秘書が逮捕される場面を大げさに流し続ければ、逮捕=犯罪者のイメージを持つ日本人が現政権に対してネガティブなイメージを持つのは当然だ。
又、麻生政権のときでもめったに緊急調査をすることはなく、常に月に2度のみ世論調査を発表していた読売が、今回は、小沢幹事長の秘書が3人逮捕された直後に世論調査を実施した。前回の調査は、1月8日から10日だったので、実に1週間以内の再調査である。下の表を見ればお分かりの通り、1週間前までは民主党の支持率は56%と11%も高かったのだ。それが、ほんの1週間で10%も下がったという。支持率というものは、ほんの1週間でそんなに急降下するものなのだろうか。
そして、経営が難しくなっているはずの読売新聞社が2週間続けて電話調査する資金はどこから提供されたのか。
これらのことを考えると、今日の世論調査の記事の数字の背景が知らずとも理解できるだろう。まさに国民が幻滅するような報道を次から次へと垂れ流す新聞社は滅亡の一歩をたどるだけだ。そして、前回の失敗にも懲りず、同じような過ちを犯そうとするメディアの体たらくには、ただただ、あきれさせられるばかりで、かける言葉もない。
【More・・・】
『giinsenkyo @ ウィキ』世論調査:鳩山支持率より
女性、無党派層「鳩山離れ」一気に
(読売新聞 - 01月18日 08:09)
そ読売新聞社の緊急全国世論調査で、鳩山内閣支持率は45%に急落し、国民の「鳩山離れ」が一気に進んだことが鮮明になった。
の要因の一つは女性の離反にある。女性の支持率は41%(前回55%)に下落し、初めて不支持率43%(同32%)が上回った。男性の支持率も57%から50%に下がったが、落ち込みは女性が著しい。
支持政党のない無党派層でも鳩山内閣への支持は大きく揺らいだ。無党派層に限ってみると、内閣支持率は前回の38%が24%となり、不支持率は55%(前回45%)で初めて過半数を占めた。無党派層では「小沢氏は幹事長を辞任すべきだ」と思う人は73%(全体では70%)、幹事長続投を認めた鳩山首相の判断を適切だとは思わない人は72%(同68%)と高く、「小沢問題」が引き金になったようだ。
民主支持層を見ると、内閣支持率は90%と高水準を維持しているが、今夏の参院比例選で民主党に投票すると答えた人は69%(前回76%)に減った。小沢氏の幹事長続投や、これを容認した首相の判断への批判は民主支持層でも強く、参院比例選での投票先にも影響したと言えそうだ。(世論調査部 寉田知久)
ネットでの読者からの反応とはかなり大きな隔たりのある世論調査の結果となっているのが不思議だ。
関連記事:
『永田町異聞』検察「魔法の杖」に踊る司法記者クラブ
検察が、捜索の場所や日時を記者クラブに事前に知らせるようになったのはリクルート事件のころかららしい。
それまで続けてきた人権への配慮を捨ててまで、「正義の味方」が「悪の巣窟」へ乗り込むイメージづくりを狙ったのだろう。
指定された時刻、指定された場所で、メディアのカメラが「正義」の軍団の勇姿を撮るべく待ち構える。これも、メディアが検察の宣伝マシーンとして、せっせと働いてきた例といえる。
記者クラブが、特定メディアの既得権であるとともに、官庁側にとっても世論操作に利用できる、もちつもたれつの仕組みであることは周知の通りだ。
それにしても、官庁の役人にまともにモノを言えず、ただただその論理に従う記者クラブは、司法記者クラブ以外にないのではないか。
司馬遼太郎は昭和元年からの20年間を、軍事官僚が「統帥権」という杖をふりかざして暴走した「魔法の森の時代」と呼んだ。
検察と司法記者クラブのつくる閉鎖的な情報空間が、「正義」の美名のもとに、政治を逮捕拘留自在の杖で動かす「魔法の森」と化すようなことがあってはならない。それこそ民主主義の重大な危機である。
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【政権交代】を実現させたブロガーリスト
- 関連記事
少なくとも「このままではいけない 俺が日本を変えてやる」とか言うのが出てきても「そうだ よく言った」なんていう感じで騙されないようにすることです
とりあえずは今の政権には何がなんでも立ち続けてもらいましょう
それほど期待はしてませんが、旧自公政権とか橋下弁護士なんかよりはましです
経=小沢氏、税=東京地検ってことで。(これは、こちらにURLは載せてませんけど、自分のブログに書いてます)
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昨今は不況下で赤字申告を余儀なくされる経営者ではあるが、その経営者は好況時、すなわち2003年~2007年の間の2004年に会社の事務所を新築していた。
そして、税務署は不況下だから税収が激減して、自分たちの給料が減りそうだから、なんとか税金を絞り取ろうとする。
そこで目を付けられたのが、2004年に会社事務所を新築した経営者だ。
税務署の職員が経営者に電話を入れる。狙いは単なる加算金ではなく重加算金。売上金の計上漏れが意図的であれば消費税と法人税が納税額と同じ額で二重取りが可能だからだ。
税「お宅の会社は赤字決算で法人税を払っていませんが、2004年に事務所を建築しています。その資金はどこから出たのか調べたいので調査させてもらいます」
経「何で今さらそんな話を持ってきたのか知りませんけど、どうぞ」
数日して沢山に人が来て、請求書、契約書、果ては貯金から会社の帳簿まで漁り、
税「おや? ローンを組んでいるようですけど、頭金の分について何も書いてありませんね。これは意図的に頭金のことを記入しなかったでしょう? その頭金はどこから出たのですか? ひょっとして売上の一部を建設資金に置き換えたとか」
経「ここに書いてあるじゃないですか。この時に、少々銀行からの都合が遅くなりそうだったんで、私の個人預金を引き出したり、知人から借りたりして、会社に貸付して建てたんです。その後すぐ銀行からお金が入ってきたんで知人分は返しました。自分の分は自分の会社だし、貸付にして毎年利息も計上しています。帳簿もそうなってますでしょ?」
税「(ち……売上未計上で行けると思ったんだが……いや待てよ?)そうは言いますが、あなたから借り入れたならあなたの名前が借入項目に無いじゃないですか? これはどういうことですか? やっぱり売上金を誤魔化そうとしていませんか?」
経「はぁ? どれどれ――って、あの……ここに書いてあります。私の名前は○○ですが、これ、本が元になってるだけです。書き間違えてすみません。なんなら私はこういう名前の人を知らないんですけど、知っていましたら一緒に確認してみましょうか?」
税「(く、くそ……双方で確かめないと怪しまれる……)そ、そうですか……とにかく、今日、見せてもらった資料を全部預からせてもらいます。後ほど、ご連絡入れさせていただきますね」
経「やれやれ……分かりました。心行くまでお探しください」
で、税務署職員が総出で預かった資料を全部確認し、見つからなかったものだから、もう一回経営者に連絡を入れて、
税「あなたの知人の通帳や帳簿も見せてください」
経「はぁ? 何でまた?」
税「必要だからです。あなたから預かった資料だけでは不充分でしたので」
経「うちの資料全部持っていって不充分て……まあ、帳簿に書いてある知人が了承すればいいですけど……」
という訳で税務署はこの会社の取引先全部の資料を押収。しかし、何も見つからない。
税「おのれぇ……このままでは税務署に対して不信感を抱かせるだけだし、労力が無駄にされてしまう……いや、そう言えば、この個人預金はそもそもどうやって貯めたんだ? くっくっくっく。もしかして……」
再び、電話を入れて、
税「お宅様の預金についてですが、どうしてこれだけの額が貯まっていたのでしょうか?」
経「そりゃあ、私も給料をもらっている身ですし、蓄えくらいしますよ。一朝一夕は無理でも十年、二十年、毎月定額を貯金すればそれくらいになるでしょうよ。で、調査はまだ終わらないんですか? 随分経った気がしますけど」
税「うぐ……そ、そうだ! あなたがもしかしたら失くしてしまった書類があったんじゃないですかっ? その当時の記憶について、口頭で構いませんので詳細に教えてほしいんですけどっ……!」
経「あの……? ひょっとして無理矢理にでも税金を取ろうとしてません……?」
税「そ、それは……」
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どんなものでしょう?
朝ズバのみのもんたの暴言は、放送倫理違反で処分されるべきです。
昨日は「小沢さんがゼネコンから裏金をもらっているのは事実だ」と断言し、今日、そのことで、森ゆうこ議員に抗議されたら、反省もなく「水谷建設の人間が渡したって言うんだから、間違いないでしょ!!」と、鬼の首でもとったかのように傲慢な態度で言い返してました。
この発言は諸外国なら処分ものです。こんな発言が許されてよいのでしょうか?BPOに苦情を入れました。
検察批判が、どうもなかなか起こらない。日本は治安がいいとはよく言われることだが…警察のおかげかね。
なんか、怖くて言えないのか。逮捕されるのか!?
正義を振りかざす輩の言動は、ブッシュで学んだはずだろう?
例えばですが、前総理麻生に靴投げて捕まるのと、検察の佐久間に靴投げて捕まるのでは、明らかに佐久間に投げるほうが勇気がいるだろう。アトアト…この意識が問題です。
交番の警官とその横でチラシ配ってる美容師、誰か二人がそれぞれに靴投げて、まあ、恐らくその後の処置はおおいに違うだろうが、それは妥当なのか?
以前は学校の先生も一目置かれたものだ。検察も同様に尊敬されなくなったほうがマシですね。
もはや我々の味方は、家が焼けつつある時に駆け付けてくれる消防士の方々ぐらいか。
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