2006.07.12 (Wed)
この状況下で伸びる安倍の支持率の怪

ブログ村 (、『ヘンリー・オーツの独り言』のヘンリーさんから)
AbEndキャンペーンを始める前に比べて、最近では、アクセス数が倍に伸びた。特にAbEndのリンクリストにトラックバックするとアクセスが増えるようだ。AbEndのTB数はこの記事で、250件目になり、昨日一日の配信数は4,376だった。つまり、このリンクリストが一日で、4,376回クリックされたことになるのだろうか。このリンクリストを作った最初の日の配信数は500程度だったことを考えると、2ヶ月で一挙に約9倍もこのリンクリストを読む人が増えたということだ。
まず、このリンクがこれだけ人気を集めるために一番貢献してくださった『きまぐれな日々』のKojitakenさんに感謝したい。Kojitakenさんは安倍に関する記事をTBしてくださっただけでなく、安倍の記事を他のブログで見つける度にこのリンクにトラックバックするようにこっそりとその記事を書いた人にお願いして回ってくれた。もちろん、AbEndキャンペーンについて記事を書いて下さったり、バナーを作ってくださったり、とても読み応えのある記事をトラックバックしてくださった多くの方々にも心から感謝したい。
リンクリストへのアクセス数の増加から、今のところ、このAbEndキャンペーンの目的の一つである、「サワヤカなイメージが女性に人気の安倍晋三の真の正体を世間に知らしめる。」というのはなかなかうまくいっていると思う。しかしながら、安倍の支持率は下がるばかりか、逆に日増しに上昇するばかりであり、「安倍晋三を首相候補から引きずり降ろす」という目標は実現する可能性が低いのではないかと最近気弱になっている。やはり、ネットにも限界があるということをヒシヒシと思い知ったところだ。そんな折、久しぶりにYannisさんからコメントをいただき、ちょっぴり元気を回復した。
美爾依様、皆様お久しぶりです。Yannisです。
さていよいよ「安倍政権」が誕生するのを見るのかと思うと、本当に日本の行く末が心配です。昨年の衆院解散以来、ときにはやや希望が持てるかという状態に揺れ動き(疑惑四点セットの問題露見、小沢一郎民主党代表の登場と一連の地方選での与党敗退など)がありながらも、日本の全体の流れは崖から海へ飛び降りんとするレミングの大群のようなものと、小生などは悲観しています。美爾依様やネット世界の一部の良心的ブロガーの皆様頑張って下さい。人気投票クリックし続けます!言論統制に負けないで下さい。
さてヘンリー・オーツ様の以下の一文「思うにアベちゃんは小心者という感じがします。(中略)実際に総理になったとして歴史に悪名を残すことになることはわかっているのでその重圧に耐えられないのではないでしょうか?」に賛同します。安倍晋三氏は評判によれば人も知る小心者らしく、また残念なことに(?)極めて了見が狭い人であるとの評判も聞きます(ネットで集めた情報です)。確認出来ないので、これらは事実としてではなく、世間での一つの意見と御報告しておきます。決して個人攻撃ではなく、国政を預かる人の心理状態を憂慮しているのです。(彼が自民党幹事長時代、選挙の思わしくない結果を見ての、ひどくがっかりした表情も印象に残っています。その際、小泉氏は流石に現実を甘受する表情を浮かべていましたが。)
さてこれら評判がある種の真実を反映しているとすれば、彼が首相になったらどうなるのでしょうか。彼は世論操作のために(恐らく)作り出されてきたであろう、これからも作り出されるであろう対外的緊張状態に、国政の責任者として耐えうるでしょうか。領土問題などでは一触即発の大変な緊張状態の中で、押したり引いたりの交渉をせねばなりません。それに彼がよく耐え、国益を損なわない結果を出せるか、どうでしょうか。かえって乾坤一擲の危険な解決法に頼らないとも限りません。これら安倍氏の心理状態、パーソナリティが引き金になるかもしれない事態は私が常々心配するところです。オーツ様は、別のネット統制の動きという角度から彼の心理状態とパーソナリティに迫ってられたと思います。今後とも状況を分析しつつ安倍氏の政治姿勢に鋭く迫らんことを期待しております。
敬具
Yannisさんもおっしゃられるとおり、『ヘンリー・オーツの独り言』のヘンリーさんの記事は今世の中で起こっていることの真実に限りなく迫っており、いつも参考にさせていただいている。最近はきっこちゃんにも紹介されて、ますますノッテきている。これからもばんばん鋭い記事を書き続けて欲しい。センスのいいバナーのデザインも期待してるよん。
Yannisiさんのコメントにヒントを得たのだが、これからはクリック作戦を展開するというのはどうだろうか。AbEndにTBした人が人気ランキングに参加していたら、必ずクリックするというものだ。ランキングの上位にあるブログの方が読者から注目されるし、安倍の支持率を下げるためには、もっともっと安倍の本性を世間に広めなければならない。
それにしても、こんな低脳な奴を支持する国民ってどんな奴?
安倍氏、韓国大統領見解に「いちいちコメントしない」 (Sankei Web 07/11 12:16)
安倍晋三官房長官は11日午前の記者会見で、安倍氏ら日本の閣僚が、現在は日本が持っていない敵基地攻撃能力の保有検討に言及したことに対し、韓国大統領府が「日本の侵略主義的傾向が出ていることに深く警戒しなければならない」との見解を示したことについて、「そうしたコメントについて、いちいちコメントはしない」と述べた。
大統領府見解が北朝鮮によるミサイル発射問題に影響を与えるかに関しては、「あまり関係ない」と語った。
おいおい!_l ̄l○
いちいちコメントしないってこういうことこそ、国民の理解を得るために官房長官として詳しくコメントするべきだろ!おまけに「あまり関係ない」なんてこれじゃ、韓国が軽視されていると騒ぐのも無理ないよ。
【ミサイル発射】安倍官房長官のアジア戦略とは
安倍官房長官の「強い日本作り」(上) (朝鮮日報 2006/07/12 11:53)
国を代表する者としての発言にしては、あまりにも軽すぎるし、こういった発言をする時は、必ず、相手の国も聞いているということを考慮しながら、一句一句注意深く考えた上で発言するべきだ。敵基地攻撃について強靭な発言をした後に、こんな小学生の方がまだマシなレベルの発言をする安倍もそれを支持する奴らも逝ってよし!
ちなみに一昨日、安倍のHPに出したメールへの返事はまだ届いていない。「そうしたメールについて、いちいち返信はしない」とでも言うつもりか?
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ところで残念ながらこの記事が書かれた時点では安倍晋三氏の支持率がうなぎ上りに上がっているとのこと、本当に理解に苦しみます。(その後の国連決議での日本の大幅譲歩以後はどうなったのでしょうか。)
全く安倍氏は政府与党の一部とマスコミの一部、そして巨大広告会社が協同で作り上げたヴァーチャル人気政治家(敢えて「カリスマ」というタームは使いません)に他なりません。本来ならば青年層は現状に不満を抱き、政府与党に批判的な筈ですが、日本では巧みな世論操作と、左翼政党までが既成権力に乗っかったいびつな社会構造のためか、彼らの多くが熱狂的に自民党を支持する始末です。これは一代の奇観と言うべきです。
思うに、戦後の社会、政治運営のつけがまわってきたか、あるいは既に何年も前に始められた世論操作が効を奏し始めたか、日本人と日本社会は(あまりコレクティヴな言葉遣いはすべきでないのですが)文化的、あるいは文明的な退行期に入り込んでいるようにも思われます。二人の博識にして鋭い文化と社会評論家、テッサロニキ氏や「Toxandoriaの日記」のToxandoria氏などはブログ中ではっきりとそのように書いておられます。世に色々と文明や歴史の周期説というのは多いのですが、今それを実感しております。
さて皆様に御紹介したい古典の一節があります。最近、故丸山真男氏の『「文明論之概略」を読む』を読んでいますが、そこで福沢諭吉の『学問のすすめ』の一節を引いています。孫引きですが以下に引きます。
「概してこれを云えば、古の政府は力を用い、今の政府は力と智を用ゆ。古の政府は民を御するの術に乏しく、今の政府はこれに富めり。古の政府は民の力を挫き、今の政府はその心を奪う。古の政府は民の外を犯し、今の政府はその内を制す。…(中略)政府にて一事を起こせば文明の形は次第に具わるに似たれども、人民には正しく一段の気力を失い、文明の精神は次第に衰うるのみ」(『丸山真男集第13巻 1986』(岩波書店、1996)、p.25)。
130年程前に書かれた言葉とは思えません。予言的と言える程に現在の日本の世論操作とその影響の有様を簡潔、的確に現しています。まさに時代を越えて読まれるべき「古典」の言葉に脱帽です。
以上の福沢の言葉を敷衍して言えば、テクノロジーを総動員しての世論操作とプロパガンダは人間が考える糧とする情報を操作して一つのチャネルを通してのみ、かつしつこく人に与えるので、考える糧を奪われた人々はさらに考えなくなるというスパイラルを作り出します。権力者に従順な人間が国民の大勢を占めるのですが、言葉を換えれば物をまともに考えられず、自主的な判断が出来ない人間を大量生産することになります。結局日本はこの複雑な世界情勢、さらに悪化する自然環境、近く枯渇するであろう資源など、困難な問題に立ち向かう人材を払底させることになりかねません。
そのような時代、美爾依様やその他の諸氏はブログで、日本の将来のための種を蒔いておられるように思われます、しっかりものを考えることの呼びかけという形で。さてその際には、しっかりとした知識に裏打ちされた正確な情報を発信され、また出来るだけ、御自分の言葉を世界や歴史といった広い文脈に置かれる事が必要と存じます。また(リンクされている森田実氏のHPも示唆されておられるように)ここで古典も変らぬ人間の本質を示すので有益です。このようにすれば御自分のブログでの活動の意味付けが深まるでありましょう。
いつも以上に長文でかつ「釈迦の耳に説法」も書きましたが、御容赦下さい。皆様のことを心より応援しています。
あまりお互いに無理のないように適当にやっていきましょう。メールの返事ご丁寧にありがとうございました。又、返事しておきました。
たんぽぽさん、
私も安倍から直接返事をもらおうことは期待していませんが、自動送信の返事くらいくれてもよさそうなのに、それもないなんて、やっぱり安倍だなと思ったしだいです。
ジャンクさん、
早速ブログで取り上げさせていただきました。
・・・ 投稿禁止メッセージが出て投稿不能のため、こちらに保存させていただきます。 m(_ _)m
9月の小泉退陣と安倍の継承という政権の代替わり、レジーム・チェンジを控えて、
ネット上の反レジーム運動のスローガンも、
改革ファシズムを止めるブロガー同盟( http://nokoizumi.exblog.jp/ )による
「Stop the Koizumi, No! Fascism.」から、
カナダde日本語ブログ主催者、美爾依(みにー)さん提唱の( http://minnie111.blog40.fc2.com/ )
「AbEnd (安倍を「the END!」させよう)」
が相応しくなってきたようだ。
※ ABEND
- IBMメインフレーム用語で、"ABnormal END"=異常終了のこと。
- Acronym for abnormal end of task. It refers to software crashes or lossage. Derives from an error message on the IBM 360.
「Stop the Koizumi, No! Fascism.」はマンマのスローガンだったが、新しいスローガン「AbEnd (安倍を「the END!」させよう)」には洒落っけがある。
ところで、レジーム側で安倍を支持する方々には適当なスローガンはあるのだろうか。
「AbEnd (安倍を「the END!」させよう)」に見劣りしないよう、それなりに凝って作ってみた。
プッシュ・アベ(安倍を推す)とも、ブッシュ・アベ(ブッシュ・クローンの安倍)とも読める
「P"ush Abe」というのはどうだろうか。
※ 「push」も「bush」も結構多義なので、他の暗喩も考えられる。
> Yahoo!辞書 - push
> http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=push&stype=0&dtype=1
> Yahoo!辞書 - bush
> http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=bush&stype=0&dtype=1
※ 安倍が連日連夜メディアを賑わせているので、同音姓の社会民主党の阿部知子(あべ ともこ)衆議院議員(旧神奈川12区、現南関比例区選出)あたりはやり難かろうね。
個人ウェブサイト:http://www.abetomoko.jp/
ちなみに、同音姓の現職国会議員は他に次の二人。
衆議院議員-自民党 - 阿部 俊子(あべ としこ)(比例 - 中国)
参議院議員-自民党 - 阿部 正俊(あべ まさとし)(山形県選挙区)
というのを、聞いたことがありますよ。
(なんとなく、わかるような気がする...)
臆病で、小心だから、都合の悪いメディアを、
力で押さえ付けようと、するのかもしれないです。
あと、政治家に出したメールは、お返事が来ないのが相場ですよ。
(あるいは、自動返信で、決まったメッセージを返したりね...)
なので、お返事をくれる国会議員は、それだけでも、
とてもていねいということになります。
工作活動は、もちろんまだまだ続けます。
いつか、安倍をぎゃふんと言わせる日がくることを信じながら。
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いつもとても心に響くコメントをありがとうございます。
>その後の国連決議での日本の大幅譲歩以後はどうなったのでしょうか。
そういえば、その後は新聞社による世論調査が全くおこなわれていませんね。きっと情勢が悪くなってきたので、公式に発表しないのでしょう。ウェブ上にはいろいろな世論調査があり、そのうちの一つをブログに貼っておきましたので、Yannisさまにも是非、投票していただけたらと思います。世論調査に関する今日のブログにも書きましたが、『反戦な家づくり』では、これ以外にも、とても細かく分析された世論調査も紹介されていますので、是非ご覧になってください。
故丸山真男氏の『「文明論之概略」を読む』で引用されていた福沢諭吉の『学問のすすめ』の一節によると現在の日本政府は古の政府というかすでに死んでしまっている故の政府と読んだ方がいいかもしれませんね。目にあまる情報操作で国民を脅かし、米国の武器や兵器の大量輸入を正当化させようとしています。それを率先して行っている人が次期総理になろうというのだから、日本の将来はありません。国民は考える力を政府が電通と組んで提供するばからしい娯楽番組によって奪われてしまったようです。考えることが出来る人は、こんな日本に愛想をつかし、海外に逃げ出す人がますます増え、少子化がますます進み、日本は衰退の一途をたどることでしょう。
考えることができなくなってしまった人はいくらブログで訴えても馬の耳に念仏で全く効果がないようですが、これからも、Yannisさんのような知識人のアドバイスを受けながら、このブログを通して、日本政府やマスコミによる不正や捏造を訴え、解決法などをみんなで議論できたらと思っています。