2009.12.29 (Tue)
浅田真央バンクーバ五輪へ
フリープログラム
ただ気になるのは、金メダルマシンと呼ばれるロシアの女帝、タラソワコーチとの相性の悪さだ。真央ちゃんは長時間練習するのがベストなコンディションをつくると思われるのに、タラソワコーチは、練習時間の短縮を主張している上に(多分、自分が長時間コーチしたくないから?)、ジャンプよりも、表現力を磨くことに一生懸命だ。確かに真央ちゃんの表現力は昔に比べたらすばらしくなった。でも、その一方でジャンプの練習がおろそかになったとしたら、試合では大きな減点の対象となり、金メダルは遠のいてしまう。

○○のように肥えたタラソワコーチ(笑)
次のバンクーバ五輪に向けては、タラソワコーチとは少し距離を置いて、元コーチの山田満知子コーチの意見も取り入れたほうが無難だと思うよ。山田コーチや子供たちとの練習で真央ちゃんが精神的にベストコンディションに戻ったような気がする。真央ちゃんの全日本フィギュアの滑りを見ていたら、誰でもわかるよね。
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復活Vの真央に立ちふさがる障害 コーチとの相性に疑問(夕刊フジ - 12月28日 17:05)
五輪代表の最終選考会を兼ねたフィギュアスケート全日本選手権で浅田真央(19)=中京大=が、伊藤みどり以来18年ぶりの大会V4を達成。実力で文句なしのバンクーバー五輪切符を勝ち取った。しかし、自身初となる本番の五輪で勝てるかというと…。大きな障害が立ちふさがっている。
【プライベートも充実の安藤は余裕の安定感】
ここまでは筋書き通りだ。完璧な演技で予定通りの全日本4連覇。生まれて初めてのスランプから、2カ月間で立ち直った。今季前半は得意のジャンプが跳べず不調の原因となったが、「それでも私にはジャンプしかない」と調整に取り組んだのが奏功した。
演技冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は、今季9度試みて成功はわずか1回だけだったが、無難にまとめて波に乗った。3連続ジャンプなどでは回転不足のミスもあるが、浅田らしさが復活、SPとフリーで合計200点超え。しかし、金メダルへの道のりには決定的な障害がある。しかも、それを取り除く時間がもうないのだ。
浅田のスランプは、金メダルマシンとの異名をとるロシアの女帝・タラソワコーチ(62)との相性の悪さが最大の原因とされることは、フィギュア業界の関係者なら誰しもが知るところだ。
今季初めにスランプに苦しむ浅田を見て、「いますぐコーチを変更しないと、真央はこのままつぶれてしまう」と口にする関係者もいたほど。
タラソワコーチが得意にしているのは振り付けだ。浅田のスランプは、苦手だった表現面の練習をタラソワコーチに詰め込まれすぎたことから始まった。タラソワコーチが浅田の才能に惚れ込み自国へ呼び寄せたのだ。
「タラソワコーチは、本来ならロシア人しか入れない国立体育センターに浅田を呼び入れた。そこで、みっちりバレエをはじめ演技面、表現面の練習ばかりやらされていた」(別の関係者)
このため、肝心の得意のジャンプがおそろかに。あまりにも詰め込まれて浅田自身がパニックになり、苦戦することになってしまったのだ。
そればかりではない。浅田ももう19歳。所属事務所の管理が行き過ぎとの声もある。
「とにかくガードしすぎ。所属事務所が同じでも、プライベートもモロゾフコーチの“監視下”で成績を上げてきた安藤美姫とは大きな差がついてしまった」という。
モロゾフコーチと安藤は今季で4季目のコンビ。一部週刊誌では同棲報道もあった。「(付き合いは)もう3年ぐらいになるでしょう」と証言する関係者もいるほど親密だ。五輪イヤーを前に、安藤は調子を上げ、安定感は浅田を凌ぐ評価を得ている。
モロゾフコーチはかつてタラソワコーチに師事していたこともある。ところが、「コーチと選手が常に一体にならないとフィギュアの場合はいいプログラムができない」と浅田&タラソワのコンビを公然と批判したこともあった。
タラソワコーチは浅田にとって勝負の大会になった同大会も親族の看病があって欠席。この親族というのも、「母か姉かわからないほど詳細はベールに包まれているのです」(関係者)
浅田は「自分は(シーズン)後半型。修正することはたくさんあるが、やっていくだけ。いつでも、どんな時でも五輪で金メダルをとるイメージはあるんです」と気丈にコメント。いじらしいばかりだ。
「必ず真央は戻ってくる」と話していた韓国のライバル、金妍兒(19)=キム・ヨナ=には水をあけられ、順当に滑っても国内では安藤が公私ともに充実の時を過ごしている。タラソワコーチの更迭という劇薬を処方するには、残念ながらもう時間がない。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
【バンクーバー冬季五輪フィギュア代表女子】
浅田真央(あさだ・まお)中京大。163センチ。愛知県出身。19歳▼安藤美姫(あんどう・みき)トヨタ自動車所属、中京大。162センチ。愛知県出身。22歳▼鈴木明子(すずき・あきこ)邦和スポーツランド。161センチ。愛知県出身。24歳。
真央、今季初SP首位!跳べた笑った…フィギュア
[2009/12/27-06:01 スポーツ報知]
SPの演技を終え、満面の笑みを見せる浅田真央
◆フィギュアスケート 全日本選手権第2日(26日・大阪なみはやドーム) 真央、笑顔復活の首位発進!! 女子ショートプログラム(SP)を行い、初の五輪出場を狙う浅田真央(19)=中京大=は、69・12点の高得点で首位に立った。大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はわずかに回転不足と判定されたが、SPで今季自己最高得点をマーク。27日のフリーは2回の3回転半に挑戦し、自身初の4連覇と夢のバンクーバー行き切符を手に入れる。
やっと跳べた―。演技後は満面の笑みを見せたが、こみ上げるものを抑えきれず、一瞬、泣き顔になった。出遅れが課題のSPで、久しぶりの首位発進。「SPが一番の山場だと思っていたので、乗り越えられてうれしい」。SPの自己ベストを6・72点も下回る得点に、観客のブーイングも飛んだが、真央は目を潤ませながら合格点を出した。
10月のフランス杯2位、ロシア杯5位に終わり、シニアで初めてGPファイナル出場を逃した最悪の五輪シーズンスタートから立ち直った。最大の“鬼門”はSP冒頭に入れた3回転半ジャンプ。フランス杯では1回転半、ロシア杯ではダブルアクセル(2回転半)判定になるなど、今季は失敗が続き、点数を下げる原因となっていた。
演技構成の予定表には、目標とする女子史上初の3回転半―3回転トーループを入れたが、本番ではこれまで通り、2回転の連続ジャンプで挑戦。跳ぶ前のステップを減らして難度を下げ、緊張を軽減するため、ジャッジ席の反対側で跳ぶ作戦が的中。高く速い回転で3回転半を着氷し、すぐ2回転も続けた。だが、わずかに回転が足りないと超辛口の採点。それでも真央は「落ち着いて跳ぶことができた」と課題の精神面も手応えを示した。
ロシア杯から帰国後は2か月間、名古屋にこもって練習に集中。今季1回しか成功のない3回転半は「百発百中じゃないけど、そういうことを心がけてきた」と普段からノーミスを肝に銘じて強化した。早朝練習のあったこの日は、朝4時起床だったが、前夜は韓国料理店で大好物の焼き肉を食べてスタミナを充電。「仮面舞踏会」の調べに乗せて軽やかに舞い、ステップやスピンなど「半分以上変えた」という新生SPをほぼ完ぺきに滑りきった。
国内大会のため、参考記録扱いだが、69・12点はSPの今季自己最高。2位の中野とは0・22点差、4位の鈴木とも1・28点差の大混戦で、1つのミスが命取りだ。「五輪切符を取るつもりで頑張ってきた。今すごくいい状態なので、フリーも同じ状態で滑りたい」と真央。年齢制限で出られなかったトリノ五輪からもうすぐ4年。完全復活で金メダル候補に再び名乗りを上げる。
◆滑走順 27日の女子フリーの滑走順抽選がSP終了後に行われ、SP首位の浅田真央は24人中21番目で滑ることが決まった。中野友加里が19番、安藤美姫が20番、鈴木明子が23番。15歳の村上佳菜子が最終滑走の24番になった。
コーチがフィギュアの選手に与える影響は大だね。コーチは過去に教えた選手が金メダルを取った数が多いからいいというものではなく、選手との相性や選手の技術も考慮して決めるべきだと思う。
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真央ちゃんとタラソワコーチの関係、あまりうまくいってないのかなぁ?とふと思ってしまいました。
普通のコーチなら、仕事のスケジュールが忙しくても、不調を抱えている選手がいる場合、来るような気もするのですが…。
タラソワコーチは、放任主義なんでしょうか?
それとも突き放してコーチする人なのでしょうか?
一応、もう一人のコーチがいたし悪く言いたくないけれど…鈴木選手のコーチや安藤選手のコーチを見て考えてしまいました。
特に鈴木選手の場合は、コーチが鈴木選手の大変な時期を見守るだけでなく励ましてましたから…。
信頼関係というか絆の強さを見ると忙しいのも問題かなと思いますね。
真央ちゃんが優勝したからよかったようなものですが、もし、真央ちゃんが不調でボロボロでバンクーバーオリンピックの切符を取れなかったらコーチとして責任問題になってたかもしれません。
さて話は変わりますが、キム・ヨナ選手と真央ちゃん、いいライバル関係ですね。
あと、よい友人関係を築いているみたいでうらやましいです。
真央ちゃん、ヨナちゃんどちらも応援したいです。
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