2006.07.06 (Thu)
安倍壷三の思う壷?

↑今日の『きっこのブログ』の「テポドン音頭♪」でも紹介されたヘンリー・オーツさんの魔のトライアングル。
同じくきっこさんのとこで紹介されていたテポドン音頭も最高!(ダウンロードするのに時間がかかるので、「試聴」ボタンを押してからこのブログを読み始めてね♪)この絵がなんともレトロで味があるよね~。

昨日、日本はテポドン騒ぎで朝から安倍がテレビに出っぱなしで、気分の悪くなる人が続出したということだが、みなさん、大丈夫ですか?(笑)
『きまぐれな日々』のkojitakenさんが昨日のコメント欄で教えて下さった2ちゃんねるのスレなんかを読むと、中にはパニックになって、ミサイルが飛んできたんだから、日本もこれに対抗して、北朝鮮に経済制裁せよ!9条を変えて、戦争準備せよ!などとほざいている奴らを見受けたが、そんな奴らはまさに安倍壷三の思う壷である。
又、安倍のお抱え極右新聞『産経新聞』の主張にもテポドン発射から、いまにも北朝鮮が日本にテロや戦争をしかけてくるかのような世論に国民を導こうとしているのが見てとれる。日本の軍国主義化を支持するこんな新聞が日本に存在していいのか?これも、まさに安倍壷三の思う壷じゃ?
前半略
≪頼りは日米同盟≫
日本のミサイル防衛はまだ機能していない。空自の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備は今年度末であり、海自のイージス艦に海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が備え付けられるのは来年度末からだ。それまでの間、日本の平和と安全は米国の抑止力に頼るしかない。ホワイトハウスが「米国と同盟国を守るため、今後もあらゆる必要な措置を取る」との声明を発表したのは心強い。
米海軍は横須賀基地配属のイージス艦2隻を日本海に展開することに加え、迎撃も可能な艦艇を派遣するとしている。日米同盟関係の強化が日本の命綱である現実を見据えたい。一方でミサイル防衛の前倒しなど、日本の防衛力を万全にするよう政府は最大限の努力を続けてほしい。
小泉首相は安全保障会議で「国内の治安に万全の態勢を取るように」と沓掛哲男国家公安委員長に指示した。北のあらゆる行動に備え、国民も警戒を強め、自らの国を守ることに傍観者であってはならない。
「北のあらゆる行動に備え、国民も警戒を強め、自らの国を守ることに傍観者であってはならない。」ってオイオイ!国民に銃を持って参戦しろとでもいいたいのか?「これだけ恐ろしい危機から日本を守ってもらうんだから、米軍再編の3兆円なんてなんでもないぞ!」と訴えたいのだろうが、そうは問屋が卸さないわよ!(笑)
それにしてもカルト官房長官とタヌキ親爺防衛庁長官が通常のNHK放送を中断してまでテレビに出演して、何も知らない日本国民を不安のテポドンじゃなくて、どん底に落とすなんて、日本史上最悪のヤラセ番組だよね、これじゃ。
『Tsurezure-diary』によれば、安倍の思う壺で、日本の軍需産業関連の三菱重工や韓国の防衛産業の株はテポドンが打ち上げられた直後に急上昇したそうだ。統一協会とロックフェラーと創価学会と三菱の関係はヘンリー・オーツさんの「テポドンキャンペーン一斉発射!」の中で紹介されていた「★北朝鮮のミサイルの脅威を悪用してロックフェラーの丸儲けMD計画」に詳しく書いてあって面白い。どの程度信用できるのかはわからないけど・・・。
それにしても、北朝鮮のミサイル発射についても森田氏はあいかわらず、するどいよね。いいこと言うなぁ。
2006.7.5(その1)
森田実の言わねばならぬ[197]
あえて提言する――平和的外交努力に徹すべし!
北朝鮮のミサイル発射は、挑発的・挑戦的行為であり、許しがたい行為である。だが、われわれ日本国民は、軍事的報復を考えるべきではない。軍事的報復によっては根本問題は解決しない。平和的手段で事に当たるべきである。われわれ日本国民には、平和的解決以外の手段はないのである。
「剛強なるは必ず死し、仁義なるは王たり」(『古文真宝』)
[みずからの剛強をたのみ、力をもって世を制する者は必ず滅びる。これに反して、仁義をもって立つ者は王者となる。これは天理だ](諸橋轍次『中国古典名言事典』より)
日本政府と自公与党勢力は、安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、額賀福志郎防衛庁長官のタカ派三羽烏を中心にして、米国政府の指導のもと、力ずくの対決の方向へ動き始めたように見える。小泉内閣は、日本国民の安全をすべて米国政府と米軍に頼り切っている。日本のアメリカへの依存度は深まるばかりである。小泉内閣には自らの力で外交的解決をはかろうという意思がないように見える。
とくに問題なのはマスコミである。日米両国の反動的タカ派勢力の宣伝機関と化し、北朝鮮非難キャンペーンに熱中している。そしてマスコミは日米同盟の意義を一方的に強調するのみである。
しかし、われわれは、解決の方法は平和外交しかないことを改めて確認しなければならない。
北京訪問中の小沢一郎民主党代表が、中国共産党の外交責任者と会い、北朝鮮の暴発を抑えるために中国政府の影響力を行使することを求めたのは、大変適切な行動だった。見事といってよい。これぞ、野党第一党の外交である。
小泉内閣がなすべきことは、北朝鮮とパイプをもつ中国政府と話し合い、中国政府を通じて北朝鮮の暴走にブレーキをかけることである。これができないのは小泉首相の責任である。小泉首相は、靖国への執拗すぎる個人的こだわりによって、日本外交を潰してしまった。
北朝鮮問題の根本的解決のカギを握っているのは米国政府である。米国政府が米朝二国間協議に応ずれば、北朝鮮は挑発行為を慎むだろう。日本政府は、米国政府に対し、アジアの平和のために米朝二国間協議に応ずるよう求め、説得すべきである。
平和的解決の方策を講ずることが、今、日本政府に求められていることである。強硬手段は考えるべきではない。忍耐強く平和的外交を展開すべきである。
森田氏も「北朝鮮問題の根本的解決のカギを握っているのは米国政府である。」と言っているが、アメリカの独立記念日を狙ってテポドンを発射したということは、かなりアメリカを意識した行為だと思う。明日、7月6日(日本時間の7月7日)はナナナナナント!ブッシュの60歳のお誕生日でもあり、もしかしたら、ついでに北からホワイトハウスに素敵なミサイルの贈り物が届くかもしれないね♪(笑)私としては、日本国民としてきっこちゃんのとこで紹介されたこのテポドン音頭をメールで送ってあげたいなぁ。(笑)
又、森田氏が言う通り、まさに北朝鮮に対抗するには、日本の軍備増強ではなく対話が一番だと思う。不気味で何を考えているのかわからない国だけど、辛抱強く平和的外交を展開するのが平和的解決の一番の方法であろう。日本はただ日本の考えを押し付けるだけで、相手の言うことを聞く耳を持たなかった。これからは、もっと相手の言うことに耳を傾けながら、平和的外交を目指して行って欲しい。
とりあえず、安倍壷三と金正日の対話は統一協会を通して、上手くいっているようだ!(笑)

↑ヘンリー・オーツさん提供
【More・・・】
http://rounin40.cocolog-nifty.com/attenborow/2006/07/post_fb72.html- 関連記事
●米日韓が北朝鮮ミサイル発射が実験・演習だと事前に了解していた事実
ヘンリーさんの「安倍・キムお仲間」イラスト図は
今回の事態の核心をついていると思います。
私もしっかりお借りしていますよ。
テレビでは北朝鮮撃つべしの戦時ムードが高まっていますが、共謀罪阻止の時と同じように、われわれブロガーが結集して、事の真相を世間に明らかにしていく必要があると痛感しています。
でも日本は周りの国々と仲悪いから、誰にも外交交渉を
頼めないのが情けないですねー。
アメリカとさえ仲良ければすべて世はこともなし、と
言ってた誰かさんがいましたっけ。
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朝鮮日報:【ミサイル発射】スカッドを脅威と感じない韓国政府
朝鮮日報:【ミサイル】航海禁止情報はなぜ共有されなかったのか
中央日報 (2006.07.08 ):【社説】危機対処ろくにできない政府なんて信じられるか
中央日報 (2006.07.08):青瓦台、北から航海禁止報告を受け「危険なし」と決定
と、北朝鮮が国際商船公用周波数を通じて「ミサイル着弾地点の船舶航海を避けよ」と警告したことを、韓国政府が3日午前には把握していたことを何本も報じている。
日本のメディアでこのことを伝えているのは、
北、軍の無線封鎖 発射2日前 電子信号も変更
北朝鮮が断続的なミサイル発射を強行した2日前に、軍関係の無線を一部封鎖し、電子信号のコードなどを変更していたことが7日、分かった。4日には日本海に船舶立ち入り制限区域を設定。日米両政府は「ミサイル発射の兆候」とみて警戒レベルを上げ、早期の危機管理対応に結びついた。
複数の日米情報筋によると、海上自衛隊の電子偵察機「EP-3」などによる情報収集を通じ、3日から北朝鮮国内の軍関係の無線が極端に減少し電子信号のコードなどが変更されていることが判明した。コンピューターのアクセスコードなども変更された形跡をつかんだという。このため、日米両政府はミサイル発射に備え対応を極秘に協議した。
翌4日になり、北朝鮮は、日本海に三角形の船舶立ち入り制限区域を設定し、主に自国の船舶に注意を呼びかけたことが分かった。その結果、日米両政府は「北朝鮮はミサイルを発射する可能性が高い」と判断し、警戒レベルをさらに引き上げた。ただ、立ち入り制限区域が北朝鮮から数百キロしか離れていなかったため、ノドンやスカッド、さらに地対艦ミサイル「シルクワーム」など射程が短いミサイルの発射実験だとの見方を強め、テポドン2号発射の可能性は低いとみていた。目視で弾道を確認できない未明からの発射も想定外だったという。
また、テポドン2号は発射直後に損壊し、一部が発射場近くに落下していたことが判明し、打ち上げは失敗したことが裏付けられた。テポドン2号は発射後、1段目のブースターに燃焼異常があったとみられ、約40秒で失速している。イージス艦のレーダーなどは、損壊した一部が落下する軌跡もとらえており、かなり大きな破片だったとみられている。テポドン2号を除く発射された他の6発のうち、3発は立ち入り制限区域外に着弾しており、日米両政府は命中精度は低いとの見方を強めている。
(産経新聞) - 7月8日3時8分更新
を1本見つけただけだ。
韓国政府は演習と分かっていたから大騒ぎしなかっただけ、米日は知っていながら大騒ぎするのはおかしいと愚痴をこぼしているが、この事実はその範囲に止まる意味のものではない。
日米政府は事前に察知した段階で、この情報の公表により北朝鮮の発射抑止を図ったり、国際的に通報することで民間航空機の飛行や船舶の航海を禁止し、その安全を図る措置をとらず、北朝鮮のミサイル情報を取得することを優先した。
発射後ですら警報発令が遅れている。
船、航空機へ警報遅れる 国交省に情報伝わらず (共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000115-kyodo-soci
そして、日米政府はご丁寧にも口を拭って、国際海事機関(IMO)及び国際民間航空機関(ICAO)に対し、警報を発することなくミサイルを発射した北朝鮮の行動は、多くの船舶と人命を重大な危険にさらす行為、航空の安全に対する危険だと、懸念を申し入れた。
外務省:北朝鮮のミサイル発射と海上・航空の安全に関する我が国の国際機関への働きかけについて
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/18/rls_0710c.html
さらには、国連決議にも、
“Expressing further concern that the DPRK endangered civil aviation and shipping through its failure to provide adequate advance notice, “
という一文を挿入した。
これらの事実は「魔のトライアングル」 のようなオカルト風味も無ければ、パロディーで楽しめる要素も無くAbEndブログ同盟でも共有されていないが、米日が生命の安全よりも政治的足場を得ることを優先する行動原理に従ったことを証明する証拠として大事なことだと思う。