2009.11.12 (Thu)
日中関係:よきパートナーとして一緒に成長していくべき

「日本は中国に完全に追い抜かれちゃったかも」(なぜかこのエントリーのGoogle Adsenseは公共広告になっているんだけど・・・・汗)というエントリーにも書いたけど、最近の中国の発展にはめざましいものがある。保守派の人の中には中国を敵対する人も多いけど、これからは、お互いに助け合いながら、共に良きパートナーとして歩んでいくべきだと思う。
民主党のウェブサイトによると、11日に都内で開かれた同党と中国共産党による定期協議機関「交流協議機構」の会合で、日本側機構長の小沢一郎幹事長、中国共産党中央対外連絡部・王家瑞部長がそれぞれスピーチを行い、日中の関係および同機構のさらなる発展を誓ったそうだ。
前述のエントリーでも紹介した私の中国人の生徒、スミスさんにブログで紹介したことを伝えたら、そのエントリーを読んでくれて、その中で紹介した日本が中国に追い抜かれちゃったという現状について、下記のコメントをくれた。彼なりに日中関係について、中国人としての意見を述べてくれたもので、全ての中国人が彼と同じように考えているかと言えばわからないけど・・・・。
先生もブログを書いてるんですね。皆、中国の話いっぱい書いているんですね。
確かに今中国の経済はすごく良いですけれど,でも日本は中国に完全に追い抜かれちゃってないと思うよ。そこまでの話はまだ早いと思います。あとは,これはただ日本は誰に完全に追い抜かれちゃったという話だけじゃないと思うよ。
僕は日本と中国が一緒に強くなって欲しい。昔の中国と日本の関係みたいな,皆自分自身の誇りを持って,他人の良い政策を勉強して,一緒に成長して。それが真の強い国だと思うよ。
なるほど。どっちが追い越したとか追い抜かれたではなく、お互いに成長する関係であるべきだね。スミスさんは、日本人の彼女がいたので日本語が上手に話せる。そして、英語もブリティッシュ・イングリッシュがペラペラだ。多分、語学の才能があるのだと思う。
驚くことに、スミスさんの日中関係の考え方は、小沢幹事長が「交流協議機構」会合のスピーチで述べていた日中関係の理想的なあり方とぴったり一致しているではないか。
「日中関係はアジア、世界的な意味合いをもつ重要な関係であり、さまざまな地球的な課題解決に向けて両国がリーダーシップを発揮することを国際社会が求めている。国際的責務を果たすため、なお一層の協力、連携が不可欠」だと語り、「世界が平和と安定のなかで繁栄し、人類がともに生きる、共生するために両国が政治的、経済的にも文化や文明、地球環境という面においても21世紀における人類史的なパートナーとして協力、連携できると確信している」
【More・・・】
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日中は人類史的なパートナーとして協力・連携できると確信 小沢幹事長が日中交流協議機構全体会議で
(民主党 11月11日)
都内で11日午後、前日の10日に引続き「(日中)交流協議機構」第3回会議が開かれ、最後を締めくくる全体会議では、日本側機構長の小沢一郎幹事長、中国共産党中央対外連絡部・王家瑞部長がそれぞれスピーチを行い、日中の関係および同機構のさらなる発展を誓った。
小沢幹事長は王部長ら一行に対し、改めて熱烈な歓迎の意を表するとともに、今回の会議において両国の意見交換が友好になされたことを嬉しく思うと挨拶。日本では今夏の衆議院総選挙で民主党が多くの国民の支持を得て政権交代が起こったと述べ、その要因として自民党が長期権力に驕り、国民生活を破壊してきたことに対する国民の怒りがあり、民主党の不断の自己改革の末に政権政党として国民に認知されたことだとの見方を示した。
そのうえで小沢幹事長は鳩山新政権が成すべきことについて、政権公約として掲げた「国民の生活が第一。」の政治を実現することが一点だとし、政策の要諦は「国民の生活が良くなれば経済も良くなる」であると強調。国会においても脱官僚依存、政治主導で臨み、時代にそぐわない公職選挙法、政治資金規正法の見直しも行わなければならないと語った。
小沢幹事長は外交・安全保障政策のなかで特に日中関係について、「かつてないほどの進化を遂げている」との見方を示し、「民主党は結党時からアジア外交を重視し、諸外国との交流を積み重ねてきたがその中核は日中関係」であると主張。それゆえに2006年に自身が訪中した際の胡錦濤国家主席との会談において、「日中協議機構」が合意・設立され、現在に至ると振り返った。
あわせて、今日の日中関係の基礎とも言える1972年に田中角栄、周恩来両首相が署名し成立した日中国交正常化に言及し、「先人の命がけの取り組みがなければ成らなかった、周首相の『水を飲む人は井戸を掘った人を忘れてはならない』との言葉を忘れずに取り組んでいる」と話し、その意義を改めて説いた。
小沢幹事長は続いて、「日中関係はアジア、世界的な意味合いをもつ重要な関係であり、さまざまな地球的な課題解決に向けて両国がリーダーシップを発揮することを国際社会が求めている。国際的責務を果たすため、なお一層の協力、連携が不可欠」だと語り、「世界が平和と安定のなかで繁栄し、人類がともに生きる、共生するために両国が政治的、経済的にも文化や文明、地球環境という面においても21世紀における人類史的なパートナーとして協力、連携できると確信している」と表明。最後に、双方の関係者に心より感謝の言葉を述べ、会議の成功と日中両国のさらなる発展、参加者各位の活躍を期待すると締めくくった。
王部長は「真剣に感動をもって素晴らしい演説を伺った」と切り出し、民主党が変革を新しい事業の推進力にしようとしていること、生活改善に向けて努力することに理解を示した。
そのうえで、「日中の交流メカニズムについて、新しい情勢の下に新しい1ページを開く認識。チャレンジとオポチュニティーがいっぱい存在している」と指摘。日中の情勢と使命についてクリアな認識を持つことできたと述べ、「世界、地域のなかでの使命、役割が日増しに重要になっている。そのために両国間の協力や交流、お互い学びあうこと、相互のサポートの必要がある」として、そのために両党がともに弛まぬ努力をしていこうと語った。
小沢幹事長、王部長は講演後、今後の機構のさらなる発展を期して固く握手を交わした。
会議ではその後質疑応答が行われ、王部長が最後に、今回の会議を総括し、同機構が両国、両党のプラットフォームだとの認識が示され、「政府間で解決できないことを外交レベルにしてしまう前に、党の交流メカニズムで意見することが様々な問題解決に有利になるのではないか」、「相互理解の場のみならず実務的に問題解決する場にできないか」と提起。
山岡国会対策委員長が賛同の意を示し、同機構の将来に向けた更なる発展を誓った。
鳩山首相:小沢総理を作るため活動したが… 中国要人に「結果として私が」
毎日新聞 2009年11月12日 東京朝刊
「我々、小沢総理を作るために活動しておったのですが、結果として私がこのような立場になりました」。11日、首相官邸で中国の王家瑞・共産党中央対外連絡部長の表敬訪問を受けた鳩山由紀夫首相は、このようにあいさつ。民主党の小沢一郎幹事長を「本来、首相であるべき人」と持ち上げた。
王氏は、民主党と中国共産党が両国の問題を話し合う「日中交流協議機構」会議に出席するために来日した。小沢氏は同機構の活動の一環で12月に訪中を予定しており、07年の訪中団では党代表として胡錦濤国家主席と会談するなど、主に中国とのパイプ役を担っている。王氏も「小沢幹事長をはじめ、党の方々と素晴らしい意見交換をした」と応じた。【岡田英】
「人類史的パートナー」小沢氏が中国を激賞
(読売新聞 - 11月11日 20:43)
民主党の小沢幹事長は11日、都内で開かれた同党と中国共産党による定期協議機関「交流協議機構」の会合で講演し、日中関係について、「21世紀における人類史的なパートナーとして協力、連携できると確信している」と述べた。
両国間の懸案についても、「世界で最も重要な2国間関係で、両国が互譲の精神で対処すれば乗り越えられない問題ではない」と強調した。
『FTKST Magazine』 DIA謹製のビデオで小沢一郎センセーのご尊顔を拝見(01:55)というエントリーで、米国防衛に関する情報の機密機構でCIAとも関係しているDIA(Defence Intelligent Agency 米国防情報局)が小沢幹事長の写真を使って動画広告を配信していることを知った。
『FTKST Magazine』では、「※ただし、テロリスト・独裁者の類ではありません。」と書いてあるが、そんなこと書くまでのこともないだろ(笑)。
小沢代表の写真は、DIAの仕事を紹介する中で、国際テロリストや大量兵器、核兵器の実験などの情報を集めていることが紹介された後で、海外の外交政策の情報も集めているというところで映し出されている。動画のちょうど1分55秒くらいのところだ。やはり、小沢幹事長は、第七艦隊発言で米国にとっては要注意の外交政策を展開しようとしているとして注目を集めてしまったのか(笑)。
最後に、たまには、こんな曲でも・・・・。チャゲ&アスカのアスカが作詞作曲した名曲で、「はじまりはいつも雨」。私は雨が大嫌いだけど、この曲を聴くと、雨もいいなって思う。
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ただ中国共産党の一党独裁政権であり続ける限り、中国国民の民意のレベルがあがることは無いだろう。
(既にビジネスモデルと化している反日政策、著作権遵守の意識の無さはその一端だと思う。)
中国が本当に民主主義国家になれば考え直すこともやぶさかではないが、今のままでは無理だと考える。
思います。
共産党系の人々は、本意でしょうが
日米安保を徐々に破棄したいとする沖縄県民と本土国民は
岡田外相のひとまず嘉手納統合案でアメリカを納得させるのが
限度かと思います。
みんな頭を冷やして現実的になって欲しいですね。
中国を敵視して何の利益があるのでしょうか?
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アタイをそこらの 「クラリオンガール」 と一緒にしたら怪我するよ! 人呼んで! 必殺仕分け人 蓮舫だ!
もしあなたが、アメリカ人ならば、アメリカで今起きている
問題を考えてから他国の事(例:黒人に対する差別、ユダヤ系民族へのエコ贔屓、巨大銀行幹部の異様な退職金優遇其れによるデフレスパイラル、そしてアラブ人蔑視問題など)を先ず解決してから言え!!
もしあなたが、日本人で唯の横文字気取りのPNさん(笑)だったら中国の事をを反日であげつらう前にこの国の歴代の保守政権(特に小泉、中曽根のタカ派)は両国に跨る負の歴史を正しく見てきたか?それを問え!!悪いのは中国が反日ではなく日本の蛆民党のキチガイチンピラ政治家もどきの連中がアメリカに媚びへつらいそれを大義名分とする反共政策でアジアの歴史を疎かにしてきたからだ!!もちろんアメリカのキチガイ共和党でマフィア政治屋も悪党だ。この連中は政治家を名乗るな!!政治ゴロで十分だ!!其れを理解すべきだ!!