2009.10.15 (Thu)
歯垢除去の痛み

先週、ブログで夕食を食べている最中にクラウンが外れてしまったことをお伝えした。 その後、クラウンは無事に元に戻った。でも、クラウンを元に戻すのにナント!500ドルもかかってしまったのだった。
歯科医院が引越して、ものすごく高級感に満ち溢れた内装に変わったのを見て、いや~な予感はしてたんだけど、いきなり卒倒しそうな治療代を請求してくるとは夢にも思わなかった。この歯科医院は先生がとても上手だったから通ってたんだけど、こんなに高くなるなら、もっと安いところを見つけないといけないかもしれない。ちょうどこの新しくなった歯科医院の前にもう一つの小さな歯科医院があって、Dr.Kumarと看板にかいてあるので、きっとインド人の歯科医なのだろう。なんとなく安そうなので、今度はそっちに行ってみようか。
歯垢のクリーニングもこれまでは、この歯科医院でお願いしていたんだけど、一回に200ドル以上もかかってしまうのだ。この日もそろそろクリーニングをやったほうがいいですよと言われたけれども、いくらなんでも一度に治療費と合わせて700ドルは払えないので、又今度ということにしておいた。
近所にあるカレッジで、研修生の練習台になると、たったの$35でできるということを知ったので、歯垢のクリーニングはカレッジでお願いすることにした。研修生に貢献できるだけではなく、自分にとっても安く済むからだ。予約してから待つこと約2週間、今日やっとカレッジで歯垢の掃除をやってもらってきた。
まずは受付でカルテに記入して、駐車場も無料になるので、車のナンバープレートを別紙に記入した。予約は1時半から4時半までの3時間。電話で3時間と聞いたときに、もしかして3時間、ずっと口を開いてるのかなと思ったんだけど、聞いてみたら、研修なので、書き留めることがたくさんあるから時間がかかるだけだと聞いて安心した。
私の担当の衛生士は今年3年生になるフェリーシアと言う細身でブロンドの女性で、3時間もあったので、かなりの情報を聞き出すことができた。彼女は、歯科医のアシスタントの免許はすでにとって、今は、アシスタントよりももっと儲かる衛生士の資格を取得中とのことだった。フェリーシアによれば、カナダでは、歯科医アシスタントが時給25ドルくらいだとしたら、衛生士は35~60ドルくらいとのこと。オーストラリアでは、時給90ドルなので、資格を取ったらオーストラリアに行く予定だという。
まずは口の中をチェックしてから、歯垢の深度を測った。これが、歯茎の中に針をさして測るんだけど、やっぱりフェリーシアちゃんは研修生だけに、プロの衛生士に比べると遅くて下手だった。まあ、35ドルだからと思って必死でがまんしたんだけど、とうとう最後の方ではあまりにも痛くて、「ちょっと、痛いわよ!」と声を出してしまった。「あ、ごめん。でも、これは痛みを伴って当然なのよ。」とフェリーシアちゃんは小泉のようなことを言ってたけど、その後に、プロの歯科医がフェリーシアちゃんの歯垢の深度を確認するために同じことを繰り返したら、全く痛みがなかった。やっぱりプロと研修生では雲泥の差だ。研修生による35ドルの歯垢除去とプロによる200ドルの歯垢除去の差ということか。
私の場合は歯垢除去の痛みに慣れているからいいけど、初めての人にはお勧めできないな。
つづく
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