2006.06.28 (Wed)
小泉のカナダ訪問と靖国神社問題

今日、小泉がカナダに到着したそうで、それも、なななななんと!今日の午後、ナイアガラまで来たそうじゃないか!私も実は、今日の午後は偶然、食料品の買出しでナイアガラの滝に行ったので、帰ってきてからこのニュースを読んでびっくりした。もし、知っていたら、なんとか小泉を探し出して、ナイアガラの滝を見物しているときに、背中を後ろから勢いよく押して滝に突き落とし、猛ダッシュして逃げてやったのに!(笑)
Niagara falls ( Ontario, Canada )
カナダのメディアで小泉のカナダ訪問を伝えているニュースなんかあるのかと思って、探したら、訪問前はなかったんだけど、本日夜8時過ぎになってやっとCBCNewsで報じられていた。
Japanese prime minister visits Niagara Falls, calls sights "magnificent" 20:28:57 EDT Jun 27, 2006 (英語)
日本の首相がナイアガラの滝を訪問し、「絶景だ!」と感動した。
Journey Behind the Fallsで、Apple Quick TimeかReal Playerを選択するとナイアガラの滝の様子や滝の裏側(実際は横からみたところ)が見られるよ。
今回のカナダ訪問の目的はオタワで同じくブッシュの太鼓持ちのハーパー首相と会談することと聞いたが、「ナイアガラの滝視察」の名目で、ナイアガラにまで滝の見物に来ていたとは・・・・。それも、滝の裏側まで見て回って、「見事だ!」とか、「日本にはこれほど大きな滝はない」とか、どうして、「水がグリーンなのか」とか馬鹿な質問までしている始末。血税を使ったお遊び旅行もいいとこだ。
小泉のカナダ訪問のニュースを見つけるために"Koizumi"でぐぐってみたら、海外での一番最近のニュースはイラクから陸上自衛隊を撤退させて、航空自衛隊の活動を拡大させたことや、小泉の靖国神社参拝の問題だった。どちらも、日本が戦前の軍国主義に戻るのではないかと世界中から冷ややかに注目を集めているニュースだ。
Japanese prime minister announces plans to withdraw troops from Iraq 02:27:40 EDT Jun 20, 2006 CBC News
それにしても、上のカナダのニュースではすでに20日には、陸上自衛隊の撤退と航空自衛隊の活動拡大を小泉が発表しているのに対し、日本では、18日に発表されたらしいが、その後なぜか陸上自衛隊の撤退だけが伝えられて、一部を除いて、メディアはほとんど航空自衛隊の任務が拡大されることには触れなかった。
Livedoor Newsで、イラクでの航空自衛隊の任務拡大に反対!という記事を見つけたくらいだ。
こういったところに日本のメディアがいかに自民党や総理官邸によってコントロールされているかが表れている。特に、米軍再編など軍備関係の情報は国民にとってはとても大切な問題なのに、ほとんど知らされない。私達の真実を知る権利はどうなってしまったのだろうか?
それにしても、靖国参拝問題が次回の総裁選のカギを握るといわれているのに、今日のニュースで小泉がまた失言を放った。
「何回行こうが問題ない」 小泉首相、靖国神社参拝で2006年06月28日11時20分 Asahi.com
カナダを訪問中の小泉首相は27日夜(日本時間28日午前)、靖国神社参拝について記者団に「(一年に)何回行こうが問題にならない。個人の自由だ」と語り、任期中の参拝に含みを持たせた。9月の自民党総裁選についても「(靖国参拝が)争点になるとは思えない。靖国参拝を争点にしてどうなるのか」と、争点化すべきでないとの考えを改めて強調した。
首相は、さらに「中国側の言い分に従いなさいという人が、『靖国参拝してはいけない』という人たちでしょう。果たしてそれがいいのか」と述べた。中国などに配慮して参拝を見送るべきだとの意見を強く批判した。
そりゃ、私人として、首相官邸から一人でテクテクと地下鉄に乗るか、歩いて参拝するなら、全く問題ないのだが、日本国民の代表である首相として正装までして公用車で参拝し、それがテレビに映し出されるということは、首相の靖国参拝に反対な近隣諸国にとって、日本国民全員がそれに賛同しているように映ってしまうから問題なのだ。
又、小泉は、「私的参拝」であると主張してきているわりに、「私が首相であるかぎり毎年靖国神社に参拝する」と述べるように、それが、私的な参拝でないことを自分で認めている。これは、安倍が

(ヘンリー・オーツさんより)
と言っているのと同じくらい狂人的な言い分だ。
そして小泉の靖国参拝は軍国主義時代の日本を肯定しているかのように映るため、日本国内や近隣諸国だけではなく、アメリカでも問題視されている。
2006 0613 ムーブ! 米国でも噴出?小泉首相の靖国問題
上の動画の中で勝谷誠彦があまりにも早口の上、はっきり話さないので、何を言っているのかよくわからなかったのだが、これじゃ、自分の言っていることに自信がないから、意味のないことをみんなが聞き取れないように早くまくし立てているだけに見える。明確な理由は告げずに、最後には、言っている人が信用できないからとか、アメリカの言うことは気にしなくてよいと稚拙に斬り捨てているようだが、靖国問題の重要性がよくわかっていないこんなコメンテーターを使うテレビ局ってどこのテレビ局なんだろう。ご存知の方がいらっしゃったら是非教えて欲しい。勝谷のブログも読んでいてすごくわかりにくいし、意味もわかりにくいし、そんなのが常連としてテレビに出ている日本っていったいどうなっちゃってるんだろうか。
つづく
追記:
一番上の写真は、小泉首相:カナダ首相会談前に、ナイアガラの滝観光毎日新聞 2006年6月28日10時56分より
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才女の美爾依さんらしい教養溢れるブログですね。
私は美爾依さんの笑顔だけで充分に癒やされますー(^^♪
ところで、最近はどのTV局も訳の分からないコメンテーターがほとんどです。あれなら私にだってできそう!って思うくらい酷いです。 ま、訳の分からない政治家をコメントするのがこれまた訳の分からない評論家ですから、ある意味ではピッタリ!マッチングはとれているのでは?
今年の朝顔はいかがですか? 懐かしいです。
小泉の「政府専用機」を使っての「遊び」は毎度のことです。これだけ専用機を使って世界中を遊びまわつた首相も珍しいでしょう。というのは彼は独り者ですから、奥さん孝行もする必要がないので、専ら遊びまわっている訳です。カナダでの言動も新聞を仔細に読めば、みな載っています。
「靖国」問題も、彼は「個人の心の問題だ」と強弁しますが、その「心」がひねくれていれば、どうなりますか。彼は「詭弁」を弄する人で、パーフオーマンス主体の人で、結末をキチンとする人ではありません。
「靖国神社」の資料館(名前失念)を見れば、この神社の考えが、戦前の「軍国主義」の思想そのものだということが判ります。ゴタゴタいう人は一度この資料館をみられたらいいと思います。もつとも「軍国主義者」だという人なら、何をか言わんや、ですが。。。
最後にアナウンサーが「ムーブ」という番組名をハッキリ口にしているので、ほぼ間違いないと思います。大阪ローカルで、私は隣接地区である岡山・香川エリアに住んでいるのですが、当地では見ることができません(平日夕方の番組らしいから、関西にいたってどのみち見られませんけど)。でも、例の噴飯ものの「きっこ=勝谷説」をわざわざ番組で取り上げ、勝谷がうれしそうにコメントしていた(これでまた名前が売れると思ったんでしょう)動画がネットで流れたことがあります。
それにしても、ここで靖国問題を語っている勝谷は本当にひどいですね。たしかに何を言っているのか全くわかりません。こんなのが売れっ子コメンテーターになっているとは...
小泉首相の外国でのこういうコメントは日本では流れませんから、こういう情報は貴重です。どうもありがとうございます。
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