2009.07.10 (Fri)
都議選終盤情勢: 民主党が都議会第一党の座を狙う勢い
植草一秀の『知られざる真実』 都議選の投票率を高め政治革命を成就させよう
本格政権交代を実現するには、投票率の上昇が必要である。自公推薦候補が圧倒的に有利であった静岡県知事選で、野党推薦候補が勝利した最大の理由は投票率が15%ポイント以上も上昇したことだった。
まずは、東京都議選である。投票率を高めなければならない。日本を変えるために必ず選挙に行く。予定のある人は、必ず不在者投票を済ませる。
そして、本格政権交代を実現するには、野党候補に投票を集中させることが不可欠だ。トップ当選の候補者に投票が集中しないよう、票の割り振りを的確に誘導することも大切である。
政権交代は、この国の歴史上、初めての「民衆による政治革命」を意味するのだ。民主主義政治の主役は本来国民である。この大原則が有名無実になってきた日本に、初めて、民衆の力によって創設される、民衆のための政権を樹立すること。これが、次期総選挙のテーマである。
その前哨戦最終戦である東京都議会選挙に東京都の有権者は必ず足を運び、政治革命の意志を明瞭に示す必要がある。
麻生は、G8サミットでも悪戦苦闘しているようで、イタリアから帰国すると、都議選があるが、そこで自民党が第一党になれない場合は、責任をとるとか言っていたはずだが、自主的に辞任するのか、それとも麻生降ろしが活発化して野垂れ死ぬのか。
とにかく、政府御用新聞の日経、読売、最後の砦の産経からも匙を投げられる始末で、都議会選後に辞任するのは必至だ。その後、総裁選を行って、安倍、福田、麻生と続いた民意を無視した4番目の総裁が選出されるだろう。しかし、自民党は、政権公約について、自公推薦を受けた橋下からも民主党よりも低く評価されているほどで、ただ表紙を変えただけでは国民の信頼は勝ち取れないということにいいかげん気づくべきだ。敵失を狙うことに必死で、国民のための政権公約は全く改善の余地なしの自民党には都議選後、すみやかに衆院を解散し、潔く下野することが求められている。
【More・・・】
参考記事:「投票先は民主」が優勢 東京都議選で新聞各紙が情勢調査
「ザ・選挙」編集部2009/07/06
12日投開票される東京都議選について、新聞各紙(読売、朝日、毎日、東京)が6日の朝刊に情勢調査の結果を掲載している。各紙とも投票先として民主が「優勢」とし、自民の「苦戦」を報じている。
各紙の報道ぶりは次の通り。
『読売』 「都議選「民主に」29%、自・公は計22%」
▼民主党候補に投票するとした人は29.4%で、16.9%の自民党を大幅に上回った▼公明党は5.1%で、「石原知事与党」の自民、公明を合わせても22.0%にとどまった▼4割以上がまだ投票先を決めておらず、情勢はなお流動的
『朝日』 「都議選投票先、民主28%自民15%」
▼民主党候補に投票すると答えた人は28%で、4年前の前回選挙調査時の19%から大幅に増えた▼自民党候補に投票する人は15%で前回の17%からやや減らした▼投票先を決めた人では、民主12%、自民9%、公明5%、共産3%▼投票先を決めていない人では、民主16%、自民6%、公明1%、共産1%、社民1%など▼調査時点で投票態度を明らかにしない人は4割
『毎日』 「都議選で民主に投票26% 自民は13%」
▼どの政党の候補に投票するか聞いたところ、民主党が26%(前回15%)と最も多く、自民党の13%(同15%)の2倍に達した▼情勢分析を加味すると、民主は都議会第1党に躍進する勢い▼自民と公明党の6%(同6%)を合わせても民主に届かず、自公の議席が過半数を割る可能性も出てきた▼都議選での自民、民主、公明以外の投票先党派は、共産党4%(前回4%)、東京・生活者ネットワーク1%(同2%)、社民党1%(同0%)、その他の政党1%(同1%)、無所属2%(同3%)▼43%の有権者が投票先をまだ決めておらず、情勢の変動もありうる
『東京』 「民主30.9% 自民19.7% 都議選投票先 本紙第2回世論調査」
▼有権者の投票意向をみると、民主は自民を11.2ポイント引き離している▼告示1カ月前の第1回調査と比べ、支持率は1.6ポイント下がった。自民との差も、1.0ポイント縮められている▼投票先を決めていない人は半数おり、情勢は流動的▼民主は30・9%、自民19.7%、公明7.7%、共産5.7%、生活者ネット1.8%、社民1%、無所属5.8%
民主、第1党うかがう 都議選終盤情勢 (日経 7月9日)
次期衆院選の前哨戦として各党が総力戦で臨んでいる東京都議会議員選挙(12日投開票)が終盤を迎えた。日本経済新聞の分析によると、静岡県知事選などの大型地方選を相次いで制した民主党が、現有34議席から議席を増やし、第1党の座をうかがう勢いだ。
一方、自民党は現有48議席の維持は厳しい情勢だが、同じ都議会与党の公明党は比較的堅調な戦いぶり。両党合わせて過半数(64議席)を確保できるかが最大の焦点となりそうだ。現段階では自民と民主が40議席台を巡り激しい攻防を続けているが、投票率や無党派層の動向次第で、依然情勢は流動的だ。(07:00)
上の日経の記事をぱくったような産経の記事。タイトルまで極似。少し詳しくなっただけのパクリ記事。
【都議選の夏】終盤情勢 民主、第一党うかがう勢い
(産経 2009.7.9 23:25)
総選挙の前哨戦として各政党が国政並みの態勢で臨む東京都議会議員選挙(12日投開票)は終盤戦に入った。各選挙区の情勢を取材した産経新聞社の分析では、静岡県知事選で推薦候補が勝利したことなどで弾みをつけた民主が自民に代わり、都議会第一党の座をうかがう状況だ。一方の自民は現有議席の維持が難しい情勢で、堅調な戦いぶりをみせる公明の議席をあわせて過半数を維持できるかどうかが最大の焦点となりそうだ。
第一党を狙う民主(現有34議席)は、過去最多となる公認58人を擁立。複数候補を擁立した選挙区では、票の分散や一極集中などで民主候補同士で票を奪い合う状況もみられる。ただ、追い風の影響で無党派層のほか、自民支持者の票も取り込んでおり、定数4以上の選挙区では自民と拮抗(きっこう)する勢いをみせる。
一方で、第一党を死守したい自民(同48議席)も民主と同数の58人を公認。逆風の影響で複数候補を擁立した選挙区では、組織票に上積みする無党派層の票が伸び悩み、全員当選が難しいケースも出ている。数十年間にわたって自民が議席を守ってきた選挙区でも、民主の激しい追い上げで接戦を強いられている。
公明(同22議席)は23人を擁立。一部選挙区で自民と票を奪い合う展開をみせるが、確実な組織票で5回連続の全員当選に向けて懸命の選挙戦を展開する。全127議席のうち、自公が過半数の64議席に達するかどうかは、自民の獲得議席数で決まりそうだ。
40人を擁立した共産(同13議席)や、5人が出馬する生活者ネット(同4議席)、22人が立候補した無所属(同3議席)、13人が出馬する諸派(同1議席)は現有議席の維持を、社民(同0議席)は議席獲得をそれぞれ目指す。
今回の都議選は221人が立候補し、競争率1・74倍の少数激戦。有権者の関心は高く、都選挙管理委員会は投票率が前回の43・99%を上回ると見込んでいる。それだけに、投票率や無党派層の動向によって、現時点でも情勢は流動的だ。
で、自公に推薦されて知事になった橋下までが政権公約について、自民党より民主党に高得点をつけてるって、ここまで馬鹿にされた自民党はいったいどうする?
民主61点、自民45点 知事会が政権公約で中間評価
全国知事会の政権公約評価特別委員会は8日、自民、公明、民主党によるマニフェスト(政権公約)の策定状況に関する中間評価をまとめた。委員を務める橋下徹大阪府知事によると、国と地方が対等な立場で政策を協議する場を設ける方針を打ち出した民主党に61.3点が付いた。自民党は45.8点、公明党は55.7点だった。完成前に評価することで、知事会の主張を一層反映するよう促す狙いがある。(08日 23:44)
産経からもこんなこと書かれてたんじゃ、もう、終わってるね(爆)。
【サミット】麻生首相、外交舞台でも悪戦苦闘 各国首脳見限る? (1/3ページ)
(産経 2009.7.9 20:58)
【ローマ=今堀守通】主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)に出席した麻生太郎首相が、外交舞台でこれまでにない劣勢に立たされている。主な首脳との個別会談が想定していたほど設定できず、ヤマ場であった9日の日露首脳会談は領土問題でロシア側の前向きな回答は先送りされた。8日の主要8カ国(G8)会合では北朝鮮問題で積極的な発言をしたが、かえって他国の首脳との関心の違いが浮き彫りになった。国内政局に振り回されている首相を各国首脳が見限っているとの指摘もあり、首相は悪戦苦闘している。
日米首脳「会談」は、サミット会場で突然にあっけなく始まった。
日本側は、北朝鮮問題を中心に意見交換しようと、サミット日程で1時間ほどの空白がある9日夕(日本時間10日未明)に開催しようと調整していた。「麻生首相とオバマ大統領はずっと隣に長い時間座っているのだから、やるならきちんとした形だろう」(政府筋)という見方もあった。
しかし、8日夜(日本時間9日未明)の主要8カ国(G8)によるワーキング・ディナー開始前に、オバマ大統領が日本語の通訳を従え、おもむろに資料を取り出して「ここでやりましょう」と持ちかけて始まったという。
結局、会議の前後を使った計25分間、通訳を除いた同席者はいないという「立ち話」的な会談にとどまった。しかも、米側は「(正式な)会談はなかった」と説明している。
もうずっと前から言っているように、いつまでもこんな能無し首相を日本のトップとして国際会議に参加させていたら、世界から日本は馬鹿な国として嘲笑され、国益を損なうだけ。民意に沿った、もっとましな首相を選ぶためにも、都議選で勝ち、政権交代を実現させよう。
関連資料:
▽都議会選候補者リスト(ザ・選挙)
▽選挙情報 (ザ・選挙)

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都議選で自公与党が悪質な選挙違反をやっているそうです。
期日前投票の実態
http://ameblo.jp/hideka-to-v3/entry-10297377371.html
石原知事の無責任ぶりが、金融政策でも暴露された。
石原知事の肝いりでつくった「新銀行東京」は開業からわずか5年で、
1000億円規模の巨額赤字を抱えて経営破綻寸前だ。
昨年、400億円の追加増資をしたものの、
09年3月決算の税引き後利益は105億円の大赤字と回復の兆しがない。
中小企業者の間では、銀行の体をなしていないと評判が悪い。
「新銀行から借りる企業はほとんどないと思います。
都内には支店はないから、融資を申し込むためには本店に行くほかない。
しかし、開業当初と違って、融資を頼んでもなんだかんだと理由をつけて、
貸してもらえない。
いまは保証協会に申し込む業者が多いはずです」(都内製造業者)
04年、資金繰りに苦しむ「中小企業支援」をうたってつくった新銀行は、
もはや無用の存在になってしまった。
その上、ずさんな審査や不正融資が横行し、
この2月には行員が逮捕される事態になった。もうポロボロだ。
「銀行構想の動機がそもそも不純でした。
2期目の知事選に勝つための目玉として、
“大衆受け”のよさでブチ上げた。このことが誤りでした」
問題点をこう指摘するのは、
金融事情に詳しいジャーナリストの小林佳樹氏だ。
「新銀行の融資の基本方針が『無審査、無担保』でしたから、
借りる方は、返済しなくていいと考える。
最初から行き詰ることは目に見えていました」(小林氏)
知事選に勝つために作り、ズサン融資横行
新銀行に起用した経営陣もまずかった。
トヨタグループからきた社長は金融にド素人で、
半年足らずで辞めたし、
次のトップは銀行出身だったが何もできないまま去った。
当時、とんでもない話が流れていたという。
都内製造業者は、
「融資先に大田区や品川区の企業が目立ったことから、
新銀行設立の本当の狙いは、
石原知事の息子の選挙地盤に資金を融通する選挙対策ではないかと、
まことしやかに語られていた」と振り返る。
もし、事実なら公私混同もはなはだしく、許されることではない。
失政のツケを都民に回して、
石原知事はおとがめなしではあまりにもおかしい。
ネットから。
石原慎太郎が逮捕されるのが当たり前の社会にしないといけませんね。
都民の皆さんは選挙に必ず行きましょう。
優しい街東京にし無駄な再開発ない東京に。
独裁者、石原慎太郎に印籠を渡しましょう。
自公に支えられている石原都知事だ。
これまでのやりたい放題のツケが、
一気に爆発するのではないかとみられているからだ。
石原都知事がホジクリ返されたくない都政のデタラメを緊急検証する。
「私たちは、良い生活環境を子供や孫の世代に
引き継いであげたいだけなんです」
こう語るのは、練馬区関町に在住する大正14年生まれの
元関町1丁目会長の須山直哉氏だ。
青梅街道沿いには見事なケヤキ並木が続いている。
この町内は、都から立ち退きを迫られている。
外環道青梅街道ICの建設予定地であるからだ。
立ち退きの対象は約110戸。住民の9割が反対の意思を表明している。
外環道建設計画は四十数年前までさかのぼるが、
現在焦点となっている「練馬から世田谷区間」は
地域住民の反対で計画そのものが凍結されていた。
外環道建設は7区市にまたがる事業で、
一部の区を除けば反対や難色を示す自治体ばかりだ。
放蕩知事が都税を9兆円使う
昔の計画を蒸し返したのが石原知事だ。
本人が熱を上げている東京五輪誘致に合わせて持ち出したのである。
計画では、地下40mに16キロにも及ぶトンネルを建設するという壮大な事業だ。
都政事情に詳しいジャーナリストの松橋隆司氏がこう指摘する。
「凍結されたのは、外環道を高架方式で建設するものですが、
石原知事が持ち出したのは、地下トンネル案。
これは90年代半ばに財界が計画したものですが、
問題は巨額な費用がかかることです。
トンネルを1m掘る費用は1億円ですから、
16キロで1兆6000億円になる。
これらは都民を含めすべて国民の税金です。
尻拭いさせられるわれわれはたまりません」
しかも、オリンピック開催は2016年なのに、
外環道の完成目標が2020年というから、東京五輪に全然間に合わない。
そんなデタラメな計画を平気でブチ上げる感覚がハナから都民をナメ切っている。
石原知事のたくらみには際限がない。
「石原知事と自公与党は、オリンピックにかこつけてね外環道のほかに、
メーンスタジアムなどの建設、
そのメーンスタジアムに10万人もの観客を
輸送する交通網の整備などを計画しています。
それらを含めると総額9兆円にも及ぶ大型開発になる。
その負担は底知れず、子供や孫にまで巨額の負債と環境破壊を残すことになります。外環道など即刻、白紙にすべきです」(松橋隆司氏=前出)
今期限りの放蕩知事に付き合っていたら、
どれだけの借金を押し付けられるか分からない。
ネットから。
石原慎太郎の性格の悪さ
家の近所の娘さんの旦那が小学生の時に、
通学路に石原慎太郎の家があって通る時に、
庭に水を撒いているふりをして子供達に向かって水をかけるそうです。
運動会の練習をしていると慎太郎から学校に電話を入り、
「政治家の石原慎太郎だが運動会の練習がうるさくて、
小説が書けないじゃないか(怒)」と、
モンスタークレームをつけるそうです。
他のブログで言っていた人がいましたが、
昔松竹系のホテルで働いていた時に、
裕次郎がよく泊まりに来ていて、
そのうち慎太郎も泊まりにくるようになったら、
慎太郎はちょっとした事ですぐ文句を言うし、
必ず最後には「こんなホテル泊まるなって裕次郎に言うぞ」と、
捨て台詞を慎太郎は残して帰るそうです。
こんなのを都知事にした都民ってバカですよねと言っていましたしその通りだと思います。
それに比べて裕次郎は従業員にも気を配る事も忘れない人物だそうです。
裕次郎の兄だからという理由だけで慎太郎に投票した、
都民の皆さん反省してくださいね。
新銀行東京の赤字の穴埋めを慎太郎の財産で帰してもらいたいし、
無駄な再開発も許せなません。
東京オリンピック、築地移転大反対!
手段でも爆弾でも良い。
伊達に15年間も政権奪取と吠えていたわけじゃない。
いよいよ民主党の政策を実行できる時が来た。
東京都議選 衆院選 怒涛の如く進軍しよう(^^)
エイエイオー
1人区は、千代田区、中央区、武蔵野市、青梅市、昭島市、小金井市、島部です。
このうち千代田区、中央区、青梅市の3選挙区は半世紀、昭島市と島部地区の2選挙区は約20年間、自民党が議席を守っており、計5選挙区はいわば「自民の牙城」と言われてきました。
投票率を上げ、組織票に負けないで、民意を反映し、新銀行東京の闇、パンドラの箱を開けよう。
そして、政治を国民の手に取り戻すために、政権交代へ繋げよう。
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貴重な情報ありがとうございました。
さっそく『きっこのブログ』と「期日前投票の実態」というアメブロのブログ読みに行ってきました。
なるほど、実際にその現場を見た人がいるということは、いかに自公与党による悪質な選挙違反が多いかということですね。これだけやっても勝てないということは、すでに自公政権のインチキ政治の終焉を意味していますね。最後に勝つのは正義だということでしょう。