2009.06.22 (Mon)
足利事件と飯塚事件:菅家利和さんのインタビューを読んで
――逆に、怒っているのは、誰に対して怒っていますか?
「やっぱり、自分としては、当時の刑事、検事。この2人ですよ。それから、裁判官。この3つですね。ものすごく怒ってますね」
――謝ってほしいとおっしゃいましたね?
「ああ、その通りですよ。今もその気持ちは変わってません。今でも来てもらって、謝ってもらいたいですよ。もし、今でもね、当時の刑事が、当時の気持ちと同じでいたら、ぶん殴りますよ。殴りたい気持ちです。今、本当に。それだけ怒ってますよ、今。絶対許さない。謝りにくるまで。冗談じゃない。そのためにね、自分の親父ですよ。ショックを受けてね、亡くなったんですよ。だから、亡くなったのは誰のせいだと言いたいんですよ。刑事でしょ。だから、絶対許さないですよ。今でも。絶対許さない。(涙)そうですよ、両親ですよ。悔しながら死んでいったんです(涙)」
足利事件については、とらちゃんが、詳細な情報を集めてくださっている。
『晴天とら日和』
「冤罪」:一概に可視化すれば直ちに冤罪が減るという感じがありません。by麻生太郎。
無実の罪で17年間半も刑務所に服役させられ、そのせいで、ご両親の死に目にも会えなかった菅家さんだが、最初のDNA鑑定の結果に疑問を抱いた佐藤博史弁護士の機転とねばり強さの結果、最新の技術で再度DNA鑑定をすることになり、菅家さんのDNAが、殺害された女児の衣服についていた犯人のDNAと一致しないことがわかり、無実が証明された。
足利事件発生から約2年後の1992年、 今度は、福岡県飯塚市 で小学1年の少女が二人殺される事件が起きたそうだが、その容疑者とされた久間三千年(くまみちとし)さんは、導入されたばかりのDNA鑑定で、真犯人のものと思われる血液のDNA型と久間さんの型が一致したとして逮捕され、一貫して容疑を否認し続けたにもかかわらず、死刑確定後たった2年で死刑が執行されてしまった。
【More・・・】
飯塚事件と足利事件足利事件そっくりの事件で、冤罪を訴えた人が死刑により
菅家さん逮捕から約3年後の1993年、1年間刑事に尾行されていた久間三千年(くまみちとし)さん(当時54歳)が、「科警研が行ったMCT118法DNA鑑定により、真犯人のものと思われる血液のDNA型と久間さんの型が一致した」として逮捕された。
彼は一貫して容疑を否認し続けたが、2006年9月、最高裁で上告が棄却され、死刑判決が確定してしまった。そして無実を叫びながら、昨年2008年10月、なんと、処刑されてしまった。再審準備中だったという。
足利事件のDNA再鑑定が報道された直後に、同様に古いDNA鑑定で有罪が確定した久間三千年死刑囚の死刑執行を命じた森法務大臣。当時別のDNA再鑑定では別人との結果 が出ていたのだ。本人は一貫して無罪を訴えていたにも関わらず、再審も再鑑定もされな いまま、死刑確定後たった2年で執行した。
もう少し詳しい事件の概要、被疑者、裁判などをウィキペディアから。
飯塚事件(ウィキペディア)
事件の概要
1992年2月20日、福岡県飯塚市の小学校1年生だった女児2人(当時7歳)が登校中に行方不明になった。その後、同県甘木市(現在の朝倉市)の雑木林で殺害され遺棄されているのが発見された。死因は窒息死だった。
被疑者
この事件では犯人を特定するために必要な遺留品が乏しかった。しかし捜査に当たっていた福岡県警察は被疑者として事件当時52歳のKをマークしていた。これは遺体遺棄現場付近で目撃された紺色のワンボックスカーを所有していたためである。だが身柄を拘束するまでの物証は得られることはなかった。
しかし、事件から2年半が経過した1994年9月、DNA鑑定で遺体周辺の血痕とKのDNAの型が一致したなどとして、死体遺棄容疑で逮捕した。警察によればワンボックスカーに残されていた血痕が被害者のものと一緒であったことから、被害者が被疑者のワンボックスカーに乗っていたのは間違いないというものであった。また被害女児の衣服にKの所有車のシートのものと同じ繊維が付着していたことも明らかになった。
その後、検察は被疑者全面否認のまま殺人と略取誘拐ならびに死体遺棄で起訴した。
裁判
捜査段階で被告人から犯行の自白が得られなかったばかりか、指紋といった物的証拠が一切なかった。しかし、検察側が公判維持の最大の拠り所としていたのは、逮捕のきっかけとなったDNA鑑定であった。DNAによる個人識別方法は1980年代に捜査方法として導入されはじめたものであり、日本でも1990年代前後に入ってから導入された。このDNAによる個人識別すなわち犯人特定方法は指紋と同じく精度の高いものであるとされたが、裁判ではDNA鑑定の精度が最大の争点となった。
2000年代後半の現在ではDNA鑑定の精度は約4兆8000億人に一人の確率で判別できるとの説がある[1]が、これはDNAの複雑な配列の読み取りがコンピューターによって超高速で行われることが可能であるためである。しかし、起訴当時に警察庁科学警察研究所が使用していた「MCT118型検査法」は人の目による恣意的な要因が排除できない識別法[1]であり、染色体のうち16個の塩基配列が繰り返される回数で個人差を特定する方法であった。そのため、一般的な型で16人に一人、特殊な型で3万5000人に一人しか判別[1]できず、平均すると、およそ1000人に1.2人の確率[2]しかなかった。
検察側が法廷に証拠として提出したは2種の検査では、いずれも被告人と一致したとの鑑定結果であった。しかし、逮捕前に検察が第三者機関による鑑定として帝京大学で行われた鑑定では、検察側鑑定と同様に被告人と毛髪と被害者に付着していた犯人と思われる血痕が比較分析されたが、被告人のDNAとは一致しないという結果が出た。当時、科警研とは別に飯塚事件の鑑定を行った石山夫(いくお)、帝京大名誉教授(法医学)は「ミトコンドリアDNA」という方法で鑑定したが、被疑者の型は検出されなかった。さらに、科警研は鑑定に使った試料を使い切ってしまっており、再検証もできなかったため、科警研のデータを見た石山名誉教授は、「こんな鑑定は私の教室では通用しない」と法廷で証言した。また、裁判では被告人のワンボックスカーから検出されたとされる被害者の血痕の鑑定について、2人以上の混合血だったとして鑑定結果は疑問として証拠としての信用性を否定した。
しかし、車に血がついている理由については弁護側の説明はなく、被害児童の通っていた潤野小学校職員が証人として行なった証人尋問で、その職員が「子供たちに警戒されていた」と被疑者に都合が悪い証言を行なった際に、被疑者は大声でその職員を恫喝した。
しかし、裁判所は被害者に付着していた犯人とおもわれる血痕の鑑定に対して、検察側は信頼できるとして証拠として採用した。一方の弁護側が矛盾していると主張した帝京大学における鑑定については「科捜研の鑑定で試料を使い切った可能性がある」と退け、たとえ被告人の型が出なかったとしても矛盾しないとした。また、被害者に付着していた繊維はワンボックスカーの座席シートの可能性が高いとして証拠能力があると認定した。
そのため、一審の福岡地方裁判所は1999年9月29日、控訴審の福岡高等裁判所は2001年10月10日に検察側の求刑通りに被告人に死刑判決を出した。その理由として犯行を否認し反省の色もなく残虐非道な犯行であり、被害者遺族の厳罰感情が著しいためであるとした。
被告人は最高裁判所に上告した。最高裁で行われた弁護側弁論では、当時のDNA鑑定の精度が未熟だったと主張[1]し証拠能力がないとしたが、2006年9月8日に第二小法廷(滝井繁男裁判長)は証拠能力があると認め、そのほかの状況証拠とあわせて上告を棄却し死刑が確定した。なお裁判では動機は「性的欲望を遂げようとした」 としているが、被害者は首を絞められ、顔を殴打した跡があったが性的暴行を受けていなかった。また裁判でも犯行場所も殺害状況も動機も真相が明らかにならなかったが、これは被告人が終始犯行を否認した為であるが、これについて捜査関係者は「彼は家族を守るために否認を貫いた」との見解を示している。それによれば犯行を認めれば自分の家族が崩壊するが、冤罪を主張したまま死ねば救われるというものであったという[3]。
関連動画:
(2/2) 飯塚事件 森法務大臣はなぜ急いで死刑執行したのか説明せよ
足利事件と飯塚事件については、5月17日(日)に関西のテレビ局「毎日放送」(TBS系列)で放映された「ドキュメント 映像’09」の1時間特集番組でも紹介された。
上記の動画にもあるが、死刑執行を承認する立場である森法務大臣は、足利事件の古いDNAの結果がなにやら怪しそうだということを知り、その上、科警研では真犯人のDNAと久間三千年さんのDNAが一致したという結果が出ていたが、もう一ヶ所の帝京大学のDNA鑑定では、別人という結果が出ていたということはもちろん知っていたはずだ。その上、久間三千年さんも、一貫して無罪を訴えていたにもかかわらず、再審も再鑑定もされな いまま、死刑確定後たった2年で死刑が執行されてしまったのはなぜなのだろうか。国民が法務省不信にならないためにも、森法務大臣の説得力のある説明が求められる。
飯塚事件 死刑執行とその後 (ウィキペディア)
死刑囚となったKは冤罪を主張し、弁護団は再審のための準備をしていた。しかし死刑判決確定から2年2ヶ月弱の2008年10月28日に福岡拘置所でKの死刑が執行された。70歳だった。なお、死刑執行命令を出したのは麻生太郎内閣の森英介法務大臣が決裁したが、執行時死刑判決順位は100人中61番目で、再審を準備中であったとはいえ、先に死刑が確定している死刑囚で再審請求をしていない者も数多くいたにも関わらず、異例に速い死刑執行であった。しかし死刑執行が早くなった理由については、法務当局によって行刑密行主義が取られている為明らかになることはない。
菅家さんのインタビューを読んでもわかるだろうと思うけど、菅家さんはとてもおとなしい性格で、人とコミュニケーションをとるのが苦手で、自分の主張を通すことがなかった。そんな性格も災いして、無実の罪で長年服役することになってしまった。又、彼は検事や検察は国民を守ってくれるものと固く信じていたことも、取調べで検事に逆らえず、罪を認めてしまったことの原因だったようだ。
もし、菅家さんが、普段から、自分の主張を訴えることができていたら、もっと早く無実が証明されたに違いない。それでも、菅家さんを信じて疑わなかった主婦の支援者や佐藤博史弁護士がいたからこそ、こうして、無実を証明することができたのだと思う。
菅家さんには、これまで不幸だった分、余生を幸せに暮らしていただけたらと思う。
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非常に詳しいDNA鑑定のご説明ありがとうございました。
歌い人さまは、歌手か弁護士かと思っていましたが(笑)、DNA分析についても詳しい知識をお持ちだったのですね。教えていただいたサイトに行ってみましたが、私には、さっぱりわけのわからないものでした。
「10年くらい前には、首都近辺には、もう塩基配列を調べる事ができるような機械は導入されていた」ということですが、もし、それが本当なら、菅家さんや飯塚事件の久間さんのDNA鑑定をなぜ古い形式のもので行い、特に久間さんの場合は、ミトコンドリアDNAでDNAが一致しなかったにもかかわらず、再審も拒絶されて死刑になってしまったのかという疑問が起こりますね。
やはり、Tさんがおっしゃられたように自分たちのミスを隠滅するためとしか考えられません。
歌い人さんがおっしゃられるように、『取り調べの全面可視化』そして、『第三者による監視機関』が必要とのご意見、もっともだと思います。あと、細かいところでは、手柄をたてた警察関係者に贈られる表彰状などは廃止するべきだと思います。それを手に入れるために、容疑者に対して無理な調査や脅しなどが行われる可能性もあるからです。もともと、警察が国民のために手柄を立てるのは当然の職務であって、わざわざ表彰する必要など毛頭ありませんよね。
(誤)菅谷さん
(正)菅家さん
でした。
以下今日のコメント
本件再審が決定したものの警察庁科学警察研究所の事件当時の技官への証人尋問は即時抗告審では行なわれず、冤罪の背景につき検証すべしとの要求も退けられた。
やはりという感じである。冤罪の背景を検証するということは警察・検察・裁判所が犯罪捏造を行なった過程を明らかにすることだから今の裁判所がやりたいわけがない。
そもそも菅家さんの冤罪を認めて釈放したのは警察・検察・裁判所の良心からではない。昨日も指摘したが、誤魔化しがきかなくなったからだ。加えて政権交替の後に冤罪を生んだ罪を問われることを恐れ、警察・検察・裁判所が共同して予防線を張っていると考えるのが妥当だ。
以上
先日別件で30年ほど前の月刊誌を読んでいて見かけたレポートです。
冤罪の話は、痴漢冤罪、菅家さん事件で話題になりましたが、昭和のがんくつ王として有名な吉田石松さんの事件(五十年(うち在獄「二十二年))を上回るものです。
山口県豊浦郡殿居(とのい)村(現、豊田町殿居)加藤新一さんですが、六十一年ぶり(十四年一カ月の服役)の最新決定事件です。
雑誌の内容はtexfileにしてブログ『諏訪哲人のジャパノロジー』の「絶句! 09.06.15」に転載してありますので興味どうぞ。
通常、自白がなかったり、物的証拠がなかったり、動機が分からないような場合(飯塚事件は、全てが該当します)は、執行されないままで、事実上、終身刑の状態にされます。捜査ミスの隠蔽のため、死刑を執行したというのは、もちろん、ぼくの推測ですが、これだけ、多くの人が、問題を指摘しているのに、わざわざ、順番を大きく繰り上げてまで、死刑を執行した理由は、ほかには、考えられません。菅谷さんの事件も、事件の当時は、アダルトビデオ好きの変態、というように、警察のリークを垂れ流して、報道され、光市の事件や、磯谷さんの事件の犯人と、まったく同じように、容疑者への憎悪を煽り、捜査手法の問題を指摘したり、容疑者を擁護したりしにくい、雰囲気が作られていました。裁判員制度が始まる、直前に、死刑囚が、無罪となれば、政治家の、安倍さんや、稲田さん、犯罪被害者家族の、本村さんや、磯谷さんなど、日本の死刑推進派には、打撃です。どう考えても、冤罪が、ばれる前に、証拠隠滅で、殺したとしか思えません。
それまでのDNA分析というのは、DNAの何カ所かを酵素によって切断し、それを電気の力で泳動させるという事をやっていたと考えられます。上のウィキペディアの引用にも「染色体のうち16個の塩基配列が繰り返される回数で個人差を特定する」とありますが、その部分で切断する事ができる酵素で、切断をしてから、泳動する者と考えられます。その際、途中が切れず、長いままのDNAは余り動けず、短くなったDNAは早く動くのですが、それによってできたパターンが、事件現場にあったものと同じようにみえるかどうか、について、鑑定人が判断していたのだと思います。
でも、少なくとも、10年くらい前には、首都近辺には、もう塩基配列を調べる事ができるような機械は導入されていたように思われます。そう考えると、菅家さんの場合は、最高裁判所で、審判を受けたのは、11年前ぐらいという事ですから、その頃には、既にあった可能性があります。(ちょっと調べてみたら、DNAのシークエンス法を解説したページがありました。
http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/molbiol/dnaseq.htm
http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/methods/dnaseq/dna.htm
これの「Dye-terminator法」というのを、私はやっていました。ちなみに、このホームページが作られたのは、1998年です。)
ところで、石山先生の用いたミトコンドリアのDNAについてですが、一つの細胞にミトコンドリアが100~1000個あるとして、そのミトコンドリア一つ一つに2~数個入っていますので、合計で数百~数千個のミトコンドリアDNAが一つの細胞に入っています。そうすると、『科捜研の鑑定で試料を使い切った』状況(これって、冤罪関連では良くあるようなんですが…)では、残り少ない中から調べる上では、とても有用だと考えられます。また、このDNAについては、基本的に、母親からしか来ません。それで、パターンが異なるというのは、やはり、実際に、被疑者のものとはかなり違う可能性があります。そう考えると、久間さんもかなり、冤罪の可能性が高いように思われます。試料が少しでもあれば良いのですが、わざと残していないのか、という気も正直しますよね。
何れにしろ、10年ちょっと前には、もっと詳細な解析のできる方法はできていた訳で、それを敢えて使おうともしなかったのは、裁判官の落ち度だと思います。このような冤罪をこれ以上作らないためには、暴力や威嚇などでむりやりな自白を作らない事が大事です。そのためには、是非とも、『取り調べの全面可視化』は、必要だと思いますし、また、「三権分立」とは名ばかりの裁判所を質すためには、第三者による監視機関を作る事も必要になってくると思います。今回、衆議院選挙の際は、最高裁判所の判事の国民審査もありますので、これもまた、活用すべきだと考えます。個人的には、「高知のスクールバス事故」での最高裁の対応も含めて、今回は、全て「×」で行こうと、決めています。
> 飯塚事件、順番を繰り上げて、死刑を執行したのは、早く死刑にしてしまわないと、再鑑定で、冤罪であることが、ばれてしまうからです。証拠も、さっさと廃棄して、もう確かめようの無い状態にしたかったんだと思います。
もし、それが本当だったら、やりきれません。法務省は、人の命を何だと思っているのでしょうね。捜査ミスを隠滅するために死刑を執行するなんて、犯罪でしょう。死刑を承認した法務大臣こそ死刑に値することをしたと思います。
> 殺人事件の情緒的な報道が、繰り返し、垂れ流され、リベラルな人でも、凶悪犯は、死刑に、という乱暴な意見を、平気で口にするような雰囲気でした。法務大臣は、そのような作られた世論も、利用したんじゃないでしょうか。
日本では、テレビや活字になったものは何でも正しいと信じて疑うことを知らない人が多すぎる。メディアリテラシーの教育の必要性が問われる問題ですね。小沢さんの秘書が逮捕された事件と一緒で、検察とメディアが法務大臣の指示で世論操作を行ったとしか考えられません。
菅谷さんは自分と同じような目にあっている冤罪被害者の力になりたいとも述べていたように記憶する。
一方警察署長は菅谷さんに心のこもった猿芝居で謝罪したが、それが本心ならば警察は今現在冤罪が疑われている事案の見直しに直ちに着手するはずである。
しかし警察によるそのような動きはないではないか!警察は菅谷さんの事案について誤魔化しきれなくなったから仕方なく表面的な謝罪をしているだけなのだ。あの警察署長も表向き謝罪しながら心の中で菅谷さんに対して舌ベロを出している可能性が高い。
警察・検察・裁判所の罪深いのは、単純に間違えて無実の人間を罪人したというよりも、警察法に規定する政治的中立に違反し国策逮捕をしたり、最初から犯人でないとわかっていながら単なる怠慢や私情で罪人を作ってしまっていることである。
恋人がいる美人に横恋慕したモテない警察官が何も知らない恋人の両親に密かに近付き、恋人の男がストーカーをしているとして被害届けを書かせて近付けなくするなどの卑劣なストーカー犯罪捏造行為が首都圏を中心に多数報告されている。警察によるこの悪魔の犯罪捏造手口はかなり手慣れた処理がなされている様子から相当数の余罪があるとみられている。
これは謝ればよい話でななくて完璧かつ凶悪卑劣な犯罪であり、このような悪事に加担した警察官・検察官・裁判官は過去に遡って調べあげことごとく逮捕しなければ冤罪被害者は浮かばれない。
警察・検察、裁判所が自公政権に協力して国策捜査をするのは、権力者から指示されているからだけではない。政権交替で過去の悪事がすべて明るみにでると命取りになるからなのだ。
民主党政権が本格的な政権交替として誕生するならば、警察・検察・裁判所の過去の悪事を見逃すことはないだろう。そこのところを大いに期待している。
ここまで法を束ねる人たちが真っ黒だとやはり政権交代というのを何が何でもしてもらわないといけないですね。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/216cc3e8e3d3156f3fe6d08027cc4615
一方、児童買春・ポルノ禁止法改定案の26日の審議入りが確定した。本来であれば、まさに「捜査の可視化」を課題とする足利事件の菅家さんを呼んで一般質疑を行い、民主党・社民党の共同提案により参議院で可決した「捜査の可視化法案」を審議・採決するべきだが、与党にはまるでその気がない。
結局自公はこのザマです。
保坂議員も呆れてます。
彼らは警察を喜ばせることしか考えてないんですよ。
自公の議員は警察から金でも貰ってるんじゃないかと疑いたくなりますね。
警察が衆院選を潰すつもり。ミャンマーと何が違うのかな?一人でも多くの人に広めてください。
●郵便不正事件~やっぱり!自民党大物議員の名前が出てきた、津島雄二
石井議員から電話で依頼されたと話しているらしい。
しかし、厚労行政については素人同然で、
何の権限も影響力もない野党議員が電話でお願いしたところで、
厚労省が動くでしょうか。利にさとい役人が、
野党議員のために違法行為にまで手を染めるとは考えにくい。
重要法案を通したい時期だったため、
野党議員の頼みをむげにできなかったという見方もあるが、
倉沢容疑者らが与党の族議員に対しても“口利き”を
依頼していたと考えた方が自然です」(ベテラン政治部記者)
そこで浮上しているのが、自民党のある大物議員の名前だ。
「倉沢容疑者が自民党の大物議員の事務所に
頻繁に出入りしていたという情報があります。
労働省に強いこの議員は、省内事情にも通じ、今や厚労族のドン的な存在。
厚労行政は、彼の了解がなくては動かないといわれるほどで、
なじみの店に厚労省幹部を呼びつけて、“あーせい、
こーせい”と指示することでも有名です」(厚労省関係者)
そんな大物議員からの話であれば、
無理にでも便宜を図らざるを得ないというわけだ。
検察はどこまで踏み込むのか。
「厚労省のドン」で検索すると「自民党の津島雄二」が出てきます。
★ 厚労省キャリア局長の村木厚子容疑者(53)が
大阪地検に逮捕された事件はどうも怪しい。
「有印公文書偽造は1年以上10年以下の懲役と軽くないが、
現職のキャリア局長をあげるネタとしては軽いのです。
カネの受け渡しでもあれば別ですが、そんな話は出ていません。
自ら決裁して証明書を作成すればよかったのに、
わざわざ文書を偽造したというのも不思議な話です」(司法事情通)
「国会議員から依頼を受けた」と
民主党の石井一議員の名前を挙げている(石井サイドは否定)。
白山会代表の倉沢邦夫容疑者(郵便法違反で起訴)は石井議員の元私設秘書。
25年前に数カ月在籍しただけだが、
マスコミは「石井の秘書」と大々的に報じている。
昨年5月に国会で白山会寄りの質問をしたとされるのも、民主党の牧義夫議員。
しかも、麻生執行部に反旗を翻し更迭された鳩山前総務相の秘書だった。
江戸の敵を長崎で討つつもりの自民党?
「大阪地検特捜部はこの事件にかかりきりで、ほかの部からの応援検事も投入。
これまでに十数人を逮捕し、民主党のバッジを狙ってきました。
ただ、石井と牧両氏の周辺からは、金銭授受に関する供述は得られていない。
局長逮捕で打ち止めになる公算が大のようです。
それでもマスコミがしたり顔で“背景”を解説すれば、
2人の印象は悪くなり、民主党にも大ダメージ。
新党を目指すとみられる鳩山前大臣にもボディーブローのように効いてくるでしょう。
どう転んでも麻生政権にプラスという展開です」(大阪地検事情通)
小沢事件が中途半端に終わった麻生政権と検察は、
「江戸の敵を長崎で討つ」つもりかもしれないが、
こんなことで国民が望む政権交代が潰れるなど、あってはならない。
ネットから。
大手マスコミはリークに頼らず真実を見極めてほしいです。
ところで、小渕優子大臣が迂回献金を利用して、一億円もの脱税をしていたことが週刊朝日に載ったそうですが、小渕の秘書も逮捕されなければおかしいですよね。ネットではまだ話題になってませんが、天木さんがいち早くとりあげてらっしゃいました。
http://www.amakiblog.com/archives/2009/06/22/#001417
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支離滅裂?どうにも止まらないのか迷走自民!だから保守維持のため新聞で世論誘導開始?
麻生太郎、漢字の学習に「電子辞書」を買う? + さてぇ~、いつ解散しますかねぇ。。。
私は基本的に死刑制度には反対ですが、まだ罪を犯した人が死刑になるのはやむを得ないとしても、飯塚事件の久間さんのように冤罪で証拠が不確実なのに死刑にされるというのは許しがたいと思っています。
ただ、犯罪被害者家族の本村さんや、磯谷さんも罪を犯した人が死刑になるのには賛成でしょうが、罪を犯さないものまでが死刑になって欲しいとは望んでいないと思います。