2009.06.12 (Fri)
キャリー・プレジャンがミス・カリフォルニアの肩書きを剥奪されるまで(補足)
「ミスUSA:同性婚に反対意見を述べたせいで王冠を逃したキャリー・プレジャン(ミス・カリフォルニア)」というエントリーに、ミスUSAで最終審査まで勝ち残ったキャリー・プレジャンさん(22)が、ゲイの審査員、Perez Hiltonの「同性婚についてどう思うか」という質問に対して、「結婚は男女間ですべきだ」と同性婚に反対する発言をして、ミスUSAの座を逃してしまったことを書いた。その後、彼女の同性婚に反対する発言は、全米で物議を醸した。
「ミス・カリフォルニアのキャリー・プレジャンが契約違反で王冠剥奪の可能性」という記事では、17歳のときに撮影したトップレスの写真が発覚し、契約違反の可能性があるため、ミス・カリフォルニアの肩書きを失う可能性もあると書いた。
その後、「キャリー・プレジャンがミス・カリフォルニアの王冠を失う」というエントリーで、ミス・カリフォルニアの任務であるイベントへの参加を拒否し、ついにドナルド・トランプからも匙を投げられて、ミス・カリフォルニアの資格を失ったことを書いた。
日本のメディアには、キャリー・プレジャンが、同性婚に反対する意見を述べたために、ミス・カリフォルニアの肩書きを失ったかのように書かれているものもあるが、確かに、キャリー・プレジャンが同性婚に反対する団体の集会などには参加して、同性婚に反対する意見を述べる一方、ミス・カリフォルニアとして参加すべきイベントを欠席していたという行為には、彼女が同性婚に反対する意見を述べたことが肩書きを剥奪された間接的な要因にはなっていたが、、直接の原因は、あくまでも、イベントに参加しなかったという契約違反だ。彼女の発言が元で解雇されたわけではないので、そこのところを勘違いしないで欲しい。
ヌード写真が発覚してから、ミス・カリフォルニアの資格を剥奪されるまでの情報が抜けていたので、このエントリーで補足しておこうと思う。
キャリー・プレジャンの17歳のときのセミヌード写真が発覚した後、称号はく奪を求める声が上がったが、結局は、5月12日にミス・ユニバース主催の会見がNYシティで開催され、ドナルド・トランプが彼女の処分を見送ることを発表し、キャリー・プレジャンも事情を詳しく説明した。そのときのドナルド・トランプとキャリー・プレジャンの会見は下の動画で見ることができる。
「私たちは今ここにいるとても愛らしいキャリーと共にちょっとした窮地に陥っているが、キャリーはコンテストで、難しい質問にとてもとても誠実に答えてくれた。米国大統領や多くの人が聞かれても同じ回答をしていただろう。キャリーが美しいがゆえに、話題になったのだと思う。キャリーがこれほど美しくなければ、誰も気にしなかったに違いない。
今、問題となっているキャリーの写真もミス・ユニヴァース社長らと一緒に注意深く分析してみたけれども、とても愛らしい写真もあれば、モデル用の写真もあった。キャリーはモデルなので仕事上、こういった写真をとる必要があった。それは、仕方ないことであり、受け入れたい。今はもう21世紀で世の中も変わっている。コンテストの主催側もそれに対応していかなければ時代に乗り遅れてしまうだろう。
最後の問題は、キャリーと主催者側のコミュニケーションがうまくいっていなかったという問題だ。ミス・カリフォルニア・コンテストのディレクターであるキースとシアナが、キャリーとのミス・コミュニケーションがあったということで、事務所で長い間話し合った。これまでわかりえなかったお互いのことも分かり合え、うまくいくと思う。
キャリーは、ミス・カリフォルニアとして任務を続行する。」
キャリー・プレジャン会見の要約:
「この会見の主催者であるドナルド・トランプ氏、ミス・カリフォルニアやミス・ユニヴァースに感謝します。今日はここにやってきていますが、私を支えてくれた私の家族にも感謝します。コンテストの後、応援のメールや手紙を送って下さったたくさんの方にも感謝の意を表明させていただきます。私を信じ、強さを与えてくださった神様にも感謝いたします。
私のコンテストでの審査員への回答は、誰かを中傷する為のものではなく、私個人の正直な気持ちをありのままに答えたまでです。
アメリカ大統領 や国務長官を始めとするたくさんの国民が私の意見に賛成してくれているとトランプ氏は述べています。
コンテスト終了後すぐに審査員No.8は、ブログで悪意ある誹謗中傷を行い、私をメディアの渦中に投げ入れました。メディアからも数多くの悪意ある攻撃を受けましたが、今日まで私は沈黙を守ってきました。そして今日ついに私の言いたいことを表明する機会を与えて頂いた事に感謝します。
私は今日までの時間でとても強い女性に成長する事ができました。昨日の私より今日の私ははるかに強い女性になれました。私はその事をとても誇りに思っています。今までで最高のミス・カリフォルニアになります。
私の祖父は第二次世界大戦に参加し、名誉賞のメダルも受賞しましたが、戦争のことについてはあまり語りませんでした。でも、言論の自由については、誰にも譲らず、最後まで決してあきらめないで、自分の主張を続けるようにいつも言っていました。
私は、モデルであり、クリスチャンであります。インタネットに公開された私が17歳のときの写真をご覧になりましたか。モデルは、仕事上、バラエティに富んだ写真をとる必要があります。あの写真は、家で女友達がモデル・エージェントに送るために何枚か撮影したものです。アプリケーション(申し込み)用の写真であり、パブリケーション(公開)用の写真ではありません。
自分の意見を押し殺して、沈黙してはいけません。今回私が体験したことをみなさんの経験に当てはめて見て下さい。たとえ、意見が違っても、相手を尊重することを忘れてはいけません。
~*--*~*--~*--*~*--~*--*~*--~*--*~*--
ちなみに、キャリーの天敵であるPerez Hiltonのエントリーでも、キャリーの会見の動画を紹介しているけど、賛否両論のコメントが777件も書き込まれている。米国人の同性婚に対するさまざまな考えがわかって面白いと思う。
それにしても、自分の意見をこれだけはっきりと主張して、トランプ氏にもここまで庇ってもらったのに、結局はイベントをほっぽリ出してクビになってしまったなんて、残念だね。事務局とのミス・コミュニケーションが解決できなかったのかな。
おまけ:
Lisa Novaというコメディアンがキャリーの記者会見の様子をパロディっている。
キャリーのような力強さはないけれども、感情的になって泣き声で話すところなんかはうまく真似ていると思う。
「ミス・カリフォルニアのキャリー・プレジャンが契約違反で王冠剥奪の可能性」という記事では、17歳のときに撮影したトップレスの写真が発覚し、契約違反の可能性があるため、ミス・カリフォルニアの肩書きを失う可能性もあると書いた。
その後、「キャリー・プレジャンがミス・カリフォルニアの王冠を失う」というエントリーで、ミス・カリフォルニアの任務であるイベントへの参加を拒否し、ついにドナルド・トランプからも匙を投げられて、ミス・カリフォルニアの資格を失ったことを書いた。
日本のメディアには、キャリー・プレジャンが、同性婚に反対する意見を述べたために、ミス・カリフォルニアの肩書きを失ったかのように書かれているものもあるが、確かに、キャリー・プレジャンが同性婚に反対する団体の集会などには参加して、同性婚に反対する意見を述べる一方、ミス・カリフォルニアとして参加すべきイベントを欠席していたという行為には、彼女が同性婚に反対する意見を述べたことが肩書きを剥奪された間接的な要因にはなっていたが、、直接の原因は、あくまでも、イベントに参加しなかったという契約違反だ。彼女の発言が元で解雇されたわけではないので、そこのところを勘違いしないで欲しい。
ヌード写真が発覚してから、ミス・カリフォルニアの資格を剥奪されるまでの情報が抜けていたので、このエントリーで補足しておこうと思う。
キャリー・プレジャンの17歳のときのセミヌード写真が発覚した後、称号はく奪を求める声が上がったが、結局は、5月12日にミス・ユニバース主催の会見がNYシティで開催され、ドナルド・トランプが彼女の処分を見送ることを発表し、キャリー・プレジャンも事情を詳しく説明した。そのときのドナルド・トランプとキャリー・プレジャンの会見は下の動画で見ることができる。
【More・・・】
ドナルド・トランプ会見要約:「私たちは今ここにいるとても愛らしいキャリーと共にちょっとした窮地に陥っているが、キャリーはコンテストで、難しい質問にとてもとても誠実に答えてくれた。米国大統領や多くの人が聞かれても同じ回答をしていただろう。キャリーが美しいがゆえに、話題になったのだと思う。キャリーがこれほど美しくなければ、誰も気にしなかったに違いない。
今、問題となっているキャリーの写真もミス・ユニヴァース社長らと一緒に注意深く分析してみたけれども、とても愛らしい写真もあれば、モデル用の写真もあった。キャリーはモデルなので仕事上、こういった写真をとる必要があった。それは、仕方ないことであり、受け入れたい。今はもう21世紀で世の中も変わっている。コンテストの主催側もそれに対応していかなければ時代に乗り遅れてしまうだろう。
最後の問題は、キャリーと主催者側のコミュニケーションがうまくいっていなかったという問題だ。ミス・カリフォルニア・コンテストのディレクターであるキースとシアナが、キャリーとのミス・コミュニケーションがあったということで、事務所で長い間話し合った。これまでわかりえなかったお互いのことも分かり合え、うまくいくと思う。
キャリーは、ミス・カリフォルニアとして任務を続行する。」
キャリー・プレジャン会見の要約:
「この会見の主催者であるドナルド・トランプ氏、ミス・カリフォルニアやミス・ユニヴァースに感謝します。今日はここにやってきていますが、私を支えてくれた私の家族にも感謝します。コンテストの後、応援のメールや手紙を送って下さったたくさんの方にも感謝の意を表明させていただきます。私を信じ、強さを与えてくださった神様にも感謝いたします。
私のコンテストでの審査員への回答は、誰かを中傷する為のものではなく、私個人の正直な気持ちをありのままに答えたまでです。
アメリカ大統領 や国務長官を始めとするたくさんの国民が私の意見に賛成してくれているとトランプ氏は述べています。
コンテスト終了後すぐに審査員No.8は、ブログで悪意ある誹謗中傷を行い、私をメディアの渦中に投げ入れました。メディアからも数多くの悪意ある攻撃を受けましたが、今日まで私は沈黙を守ってきました。そして今日ついに私の言いたいことを表明する機会を与えて頂いた事に感謝します。
私は今日までの時間でとても強い女性に成長する事ができました。昨日の私より今日の私ははるかに強い女性になれました。私はその事をとても誇りに思っています。今までで最高のミス・カリフォルニアになります。
私の祖父は第二次世界大戦に参加し、名誉賞のメダルも受賞しましたが、戦争のことについてはあまり語りませんでした。でも、言論の自由については、誰にも譲らず、最後まで決してあきらめないで、自分の主張を続けるようにいつも言っていました。
私は、モデルであり、クリスチャンであります。インタネットに公開された私が17歳のときの写真をご覧になりましたか。モデルは、仕事上、バラエティに富んだ写真をとる必要があります。あの写真は、家で女友達がモデル・エージェントに送るために何枚か撮影したものです。アプリケーション(申し込み)用の写真であり、パブリケーション(公開)用の写真ではありません。
自分の意見を押し殺して、沈黙してはいけません。今回私が体験したことをみなさんの経験に当てはめて見て下さい。たとえ、意見が違っても、相手を尊重することを忘れてはいけません。
ちなみに、キャリーの天敵であるPerez Hiltonのエントリーでも、キャリーの会見の動画を紹介しているけど、賛否両論のコメントが777件も書き込まれている。米国人の同性婚に対するさまざまな考えがわかって面白いと思う。
それにしても、自分の意見をこれだけはっきりと主張して、トランプ氏にもここまで庇ってもらったのに、結局はイベントをほっぽリ出してクビになってしまったなんて、残念だね。事務局とのミス・コミュニケーションが解決できなかったのかな。
おまけ:
Lisa Novaというコメディアンがキャリーの記者会見の様子をパロディっている。
キャリーのような力強さはないけれども、感情的になって泣き声で話すところなんかはうまく真似ていると思う。
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「ミスUSA:同性婚に反対意見を述べたせいで王冠を逃したキャリー・プレジャン(ミス・カリフォルニア
2009/06/14(日) 09:15:54 | やさしさの意味
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