2009.05.29 (Fri)
「幸福実現党」と森田健作の抜き差しならぬ関係
で、最近、「ナンミョー」と「統一協会」と並ぶ「自民党癒着三大カルト」の一つである宗教法人「幸福の科学」が、25日に政治団体「幸福実現党」の設立を発表したばかりだが、27日には、衆議院選挙に向け第1次公認候補者17名を発表したそうだ。
週刊現代によると、森田健作は、「幸福の科学」に入信しているそうだし、世田谷通信によると、千葉知事選の時にも「幸福の科学」からの支援を受けていたことを認めたようだ。入信したから支援を受けられたのか、支援を約束されて入信したのか知らないけれども、森田健作が、カルト団体が千葉県に大学を作るために利用されているのは明らかのようだ。
森田健作はパチンコ・カルト知事というエントリーからもう一度森田健作と「幸福の科学」のズブズブの関係について復習しておこう。
森田健作と「幸福の科学」の癒着については、『きっこのブログ』の「読者メールご紹介♪」というエントリーでも触れている。そのメールによると、「幸福の科学」の総裁である大川隆法は「信者の中から総理大臣を輩出して公明党に代わる政党を作る」と公言しいるそうだ。池田大作が創価大学を作ったように、大川隆法も千葉県に大学を作ろうと計画していて、信者である森田犬作を知事にしたのも、この計画を成功させるためらしい。
森田健作と幸福の科学の深い関係は、去年9月に発行された『facta』でも紹介されている。
【More・・・】

参考記事:
署名プロジェクトの詳細
県民にウソをついて謝罪しない森田健作知事の辞職を求めます
ウソ その① バリバリ自民党なのに「完全無所属」を名乗った!
森田健作氏は、千葉県知事選挙において、政党と全く関係ない「完全無所属」を全面に打ち出して勝利を収め、知事の椅子につきました。
しかし実際は、東京都内の自民党支部長であり、この支部を通じて04年から07年までに、企業や団体からの献金を含む資金を約1億5千万円も受け取っていたことが判明しました。(08年度は未発表)
「無所属」と「完全無所属」はどこが違うの?
選挙管理委員会に「○○党所属証明」を出さなければ、誰でも「無所属」となります。選管によると、これは単に事務手続きであり、無所属を証明するものではありません。
一方、自民党籍がありながら、どんな政党とも一切関係ないとする「完全無所属」を掲げて、「候補者力だけが頼り」などと有権者に訴えることは、公職選挙法 235 条の「当選を得るために虚偽の公表をしてはならない」という主旨に違反しています。完全無所属としたいのなら、森田氏は出馬前に自民党籍を抜き、太い資金のパイプも断ち切るべきだったでしょう。
ウソ その② お金の使い道
上記の自民党支部を通じて入ってきた企業献金について、森田氏は「選挙には一切使っていない」と主張していますが、何に使ったのかはいまだに説明していません。収支報告をガラス張りにして、全て県民に公開すべきです。
また、森田氏が代表を務める自民党支部は、05年、06年に、政治資金規正法に違反して外国人または外国法人の持ち株比率が50%を超えている「ドンキホーテ」からの献金を受けています。氏は4月16日の定例記者会見で、「道義的見地から、違反分は返還した」と釈明。しかし、「ばれたから返す」という態度こそが道義に反しているのではないでしょうか
ウソ その③ 公約違反 県民より自民党第一!
森田氏は、国の直轄事業である八ッ場ダム事業(千葉県負担金約760億円)に関して、選挙中「関係都県と協議、検討した上で対応を考えるべき」 と慎重な構えを見せていましたが、当選した途端「基本的には賛成だった」として八ッ場ダム推進派に回り、自民党を喜ばせました。
「国に対して堂々とものが言える」という約束は、さっそく破られました。
4 月11 日「森田健作氏を告発する会」を立ち上げ、4 月15 日853 人の告発委任状を千葉地方検察所に提出、厳正な捜査を申し入れました。詳細は「森田健作氏を告発する会」のホームページをごらんください。
【森田健作氏を告発する会】入会のお誘い
この会は、一人ひとりの会費で支えられています。
年会費 1,000 円
会費振込先 ゆうちょ銀行 00230-8-116244 森田健作氏を告発する会
*会費振込みをもって入会申し込みとさせていただきます。
連絡先 〒260-0013 千葉市中央区中央4-10-11 アイビル6 階
「幸福の科学」、第1次候補を発表(TBS動画ニュース 5月27日)
政界進出を宣言した宗教法人、「幸福の科学」ですが、27日、次の衆院選の第1次候補を発表しました。漫画好きの麻生総理の対抗馬は、あの漫画の作者でした。
「この日本の政治の現状を、もし神仏がご覧になったなら決して満足はされない」(幸福実現党 饗庭直道党首)
宗教法人「幸福の科学」が25日に設立を発表した政治団体「幸福実現党」が27日、衆議院選挙に向け第1次公認候補者17名を発表しました。注目の著名人候補は・・・
漫画家のさとうふみや氏。「金田一少年の事件簿」など、人気漫画の作者。そのさとう氏が出馬する選挙区は、漫画好きと知られる麻生総理と同じ、福岡8区。
「いわゆる漫画対決となります。今回は、絵でのご参加になります」(司会)
さとう氏は、ほとんどマスコミに姿を見せない人物で、当選するまで顔を見せないといいます。
福岡8区はほかに、民主党の山本剛正氏が立候補を予定しています。
音楽家の河口純之助氏。かつて、人気バンド「ザ・ブルーハーツ」のベースとして活躍。河口氏は、東京の比例ブロックで出馬する予定です。
そして、「幸福の科学」の大川隆法総裁の妻で、党首代行の大川きょうこ氏は東京10区、自民党の小池百合子氏の選挙区から立候補する予定です。
東京10区はほかに、共産党・山本敏江氏、民主党・江端貴子氏、無所属・小林興起氏の3氏が出馬を予定しています。
27日の決起集会、この党の候補者に大きな影響を及ぼすとみられる大川隆法総裁の姿はありませんでした。(27日19:11)
崩壊寸前の森田県政とバッシングに拍車かける読売新聞の"裏の意図"(サイゾー)
往年の青春ドラマ『おれは男だ!』(日本テレビ/1971~72)の主役を地でいくような、"剣道一筋""男尊女卑丸出し"といったノウテンキなキャラクターでは、知事はつとまらないということなのだろう。千葉県のタレント知事、森田健作氏へのバッシングは、新聞・テレビから週刊誌まで参戦し、もはやとどまるところを知らないようだ。
発端は、3月の知事選。無党派層を取り込もうと、自民党支部長を務めているにもかかわらず「完全無所属」をうたったのは公職選挙法に触れる──こう反発した市民団体によって、知事就任の10日後には千葉地検に刑事告発されてしまう。森田氏は前回の知事選に落ちて以降、浪人時代の4年間に1億5,000万円もの献金を集め、ほとんどが企業、団体献金だったことからあの知事選は"金権選挙"ではなかったかとの批判も浴びた。
ごく最近でも、福岡県の高校の講演料50万円に税金がかからないよう、政治団体への寄付金扱いにしていたことが発覚、学校側のクレームを受けて政治資金収支報告書を修正する事態に。
さらには、プロフィールに掲げていた「剣道2段」もウソだったことが記者会見でばれてしまい、『おれは男だ!』のイメージも一気に崩れてしまいつつある。
さて、ここで読者のみなさんにお伝えしたいのは、森田知事のスキャンダル総ざらいではない。なにかと叩かれやすいタレント知事とはいえ、宮崎県知事のそのまんま東氏にしても大阪府の橋下徹知事にしても、就任した直後から新聞・テレビにここまで叩かれることはなかった。実は、一連の森田バッシングには、ある新聞社の"意図"がひた隠しに隠されていることをご報告したかったのだ。
「一連の報道のけん引役は、読売新聞なんです。読売はもともと森田知事の誕生を望んでおらず、公明党と自民党の一部が押した別の知事候補を押し、立場を鮮明にしていました。ですから、森田知事とは相いれない関係なんです」(政治部記者)
3月の千葉県知事選といえば、2期8年で勇退した堂本暁子知事の後継者選びと位置付けられ、当初、自民、公明、民主の3党が相乗りを模索していた。そこへ白羽の矢が立ったのが、千葉県の教育委員も務めた関西大教授の白石真澄氏だった。新聞社にとって、知事に取り入るのは営業上も最優先課題といわれる。読売は真っ先に彼女に取り入り、どの新聞社よりも早く独占インタビューを掲載し、出馬の意向をいち早く報じている。このまま白石氏が知事に当選すれば、千葉県政の報道は読売の独壇場になるはずだった。
(後略)
『facta』 政界めざす「幸福の科学」が森田健作らを支援
2008年9月号 [ポリティクス・インサイド]
与党政治家の幸福の科学(大川隆法総裁)詣でが続いている。
大川総裁は昨年から政界進出志向を明確にし、「信者から総理大臣を輩出し、公明党の代わりの政党を」と言明している。前回の参議院選挙では自民党の丸川珠代氏らを組織的に支援し、結果的に丸川氏は当選。これ以降、逆風の与党関連の現職や立候補予定者が何人も幸福の科学と接触している。
同教団発行の雑誌「ザ・リバティ」9月号には、巻末9ページにわたって、次回総選挙もしくは千葉県知事選挙への出馬が取り沙汰される森田健作氏の特集が掲載された。破格の待遇であり、信者には、教団が推薦する候補とすぐにわかる。森田氏や丸川氏のように浮動票頼みの候補にとって、教団の組織的動員力と無償ボランティアによる選挙活動支援は非常に魅力的だ。
以前、総裁の子息がいじめに遭った後、教団が支援するNPO法人「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」が設立された。ここは教団の別動隊といわれ、シンポジウムには丸川氏や地元の政治家が駆けつけて挨拶する。今秋には義家弘介・自民党参議院議員の講演が開催される予定だ。
教団幹部は「信者の政治家は2桁はいる」と語っているとの話もあり、その一人が東京10区の小林興起氏らしい。だが教団は同時に、同じ選挙区から当選した小池百合子元防衛相とも接触しているという。教団幹部は「もし小林氏が憲法改正反対を唱え、小池氏が憲法改正を公約したら、その場合は小池氏を支援する」としているようだ。
教団幹部は民主党の小沢一郎代表への激しい非難を繰り返しているが、一応教団の主張に同調する候補には自民・民主を問わず支援するとのスタンス。大川総裁はそうした人々や独自候補を束ねて政党を立ち上げ、ゆくゆくは政界のキングメーカーとして君臨する夢を持っているのだろう。次回の総選挙でどれだけの候補が推薦を受け当選するのか、その結果が注目される。
つまり、あなた「幸福の科学」がいたから、オレ「森田健作」がいたってことだね。
まさに、二人は抜き差しならぬ関係だったようだ(笑)。
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< 「幸福の科学」だから,やりかねないな.(^_^;)
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昨日は、衆議院法務委員会で「犯罪被害者の訴訟参加」を制度化する刑事訴訟法改正案の質疑を40分行った。この最高裁と法務省とのやりとりの中で、裁判員制度の「くじで選ばれる国民の幅広い意見」という根底から揺らぐような事態が明らかになった。検察側が「警察官」を証人として出廷される時に、裁判所に対して裁判員候補に対して「あなたは警察官の捜査を信用していますか」と質問させることが出来る。「いや、信用ならないですね」と答えると「公平な裁判が保障されない」と検察官が判断して最大4人まで理由を示さずに「忌避」の手続きを行うことが出来るというものだ。
「市民の代表」として出てくる6人の裁判員たちは、検察側のフィルタリングにかけられた「警察を疑わない善意の市民」ばかりとなり、「自白の任意性」をめぐって弁護側と激しく争う事件について、大きな影響を与えるのは間違いない。「くじ」で選ばれた裁判員候補を、捜査権力が「警察の捜査への信頼度」「死刑についての考え方」などに対して「思想チェック」をして、理由を述べずに4人まで「忌避」という排除手続きを取るという仕組みが隠れていたことに愕然とする。「官」にとって、都合のいい「官を疑うことなき善良な市民」が国民全体から「くじ」で選ばれたとすれば、これは「市民の司法参加・偽装」そのものである。法曹三者で国民の思想信条の自由を侵すような「許しがたい設問」をつくりあげていたとすれば、看過出来ない。以下に仮記録を示しておく。来週から、国会内で「裁判員制度を問う超党派議員の会」を呼びかけ、司法の変質と暴走にブレーギをかけていきたいと思う。以下、委員会でのやりとりを再現してみよう。
保坂 昨日の新聞に裁判所の裁判員制度の手続きに関する最高裁規則の要綱がまとまったという記事が出ています。そこで、質問を裁判員について口頭諮問というか面接でするわけですが゛、この中に「捜査官証言」、つまり警察官等(※証人)が予定されている事件において、当事者の求めがあった場合(※検察側)、裁判長が口頭で「あなたは警察等の捜査が特に信用出来ると思う事情がありますか。あるいは、逆に特に信用出来ないという事情がありますか」と質問をし、「いいえ」と回答した場合は、何も質問しない。「はい」と回答した場合は、「それはどのような事情ですか」と質問する。その回答によって必要がある時には、「警察官等の証言の内容を検討して公平に判断することが出来ますか」と質問をし、不公平な裁判をするおそれの有無を判断する、とある。どういう意味ですかね。我々は志布志事件などで警察の捜査も行き過ぎがあるということを随分認識しています。たとえば裁判員の候補者がですね、「警察の捜査も時々、密室で行われているから行き過ぎがあるかもしれません」と言うかもしれません。どういう意図でこの設問があるのですか。
小川最高裁事務総局刑事局長 お答えします。公判前整理手続きをやっていく際に、捜査官証人が申請される、また予定される事件があるとわかりました時に、当事者の方から求めがあった場合に「捜査官証人の証言の信用性」について不公平な裁判をするおそれがあるかないかという点を判断をするために、今、委員の御指摘のような質問をさせていただく、ひとつの判断資料となろうかと思います。実際には、裁判体が判断されますから具体的どうなるかというのは裁判体の判断となります。
保坂 法務省刑事局長に聞きたいのですが、今のような捜査官が証人として出てくる場合には、おそらく自白はしている、しかし、その後に否認に転じて、「自白調書」の任意性に疑いがある場合、こういうことが多いんではないかと思います。裁判所が設問していますよね。「警察官の捜査等にどれだけ信用性を置いているかどうか」と。「私は全然信用していないんだ。最近は相当密室でおかしいと思う」と面接で言っていたら、検察官はこの裁判員候補者を忌避出来るんですね。忌避する理由になりますか。
(そんな事が出来るのか? と与党席からの声。「忌避出来るんですよ。理由を示さずに4人まで忌避出来るんです。警察官はどうかなあという人に対して検察側がどう判断するかどうか」と保坂議場の与党議員に説明)
小津法務省刑事局長 この件、検察官がどのような場合に理由を示さないで忌避するかどうかということは、私どもで何も具体的に検討しているわけではないわけで、個々の事件における検察官の判断ということになろうかと思います。
保坂 法務大臣に感想を求めたいんですよ。裁判員というのはくじで選ばれるんですよね。衆議院選挙の有権者名簿で。しかし、その中で、「警察の捜査はちょっと私は信用出来ないですよ」と言った場合には、検察側から「この人、忌避」と出るかもしれない。……忌避の対象になってくると、本当に国民全体の意見を代表して、まんべんなく汲み上げた制度になるのかどうか、大変不安になってきたんですね。その点、どうですか。
長勢法務大臣 裁判員制度を創設する時、当時は色々な御意見があった事を思い出します。片一方は、「こんなのが入るとみんな無罪になってしまうんじゃないか」「いや、みんな重罪になってしまうんじゃないか」という議論があったことを思い出します。
今の議論もそういうことに関連しているのかなと不安を感じますが、法曹三者において適切にですね、こういうあまり重箱のスミをつつくような法律論じゃなくて、一般の国民の良識が反映されるような裁判員制度にしていきたいと思います。
保坂 重箱のスミをつつくような議論をしているつもりはありません。これは裁判で裁判員制度の中で「被害者」の方が参加されるというトータルなパッケージとしての議論をしなければならない。この「忌避」ということも今、わかってきたわけなので、トータルに議論したい。