2009.05.24 (Sun)
読売記者が中国新聞の記事盗用

読売新聞の記者が、13日付中国新聞のプロ野球コラム「球炎」を盗用して記事を執筆していたことが分かったそうなんだけど、その記者ってのが、どのニュースを見ても、大阪本社の運動部記者(32)としか書かれてなくて、未成年じゃないんだから、実名入りで報道するべきなのに、日本のメディアって本当におかしいよね。それも、盗用された方の中国新聞の記事はもちろん見つかったけど、読売の盗用した記事の方はネットでは見つからないようになっている。
読売新聞大阪本社広報宣伝部によると、なんでも、21日に読者から指摘があって、中国新聞の記事とそっくりだったということが判明し、その盗用記事を執筆した記者に確認したところ、盗用したことを認めたそうだ。読売は中国新聞社に謝罪し、23日朝刊におわび記事を掲載したらしいが、その後の調査で、4月16日朝刊スポーツ面の記事でも、3カ所が中国新聞の08年9月11日朝刊スポーツ面の記事と表現が似ていた。
盗用があったのは、オリックス-広島戦の広島の大竹寛投手についての原稿約40行で、読売新聞の20日朝刊スポーツ面に掲載された。読売新聞社によると、「抜群の能力を持ちながら、力んでしまう」という冒頭部分と2段落目にかけての計14行が中国新聞の13日朝刊スポーツ面に掲載されたコラムとほぼ同じだったそうだ。
参考記事:
読売記者が中国新聞盗用 野球コラム酷似、謝罪
(2009/05/23 01:28 【共同通信】)
読売新聞:運動部記者が野球コラム盗用…中国新聞に謝罪
(毎日新聞 5月23日)
【More・・・】

盗用された中国新聞のスポーツコラムは次の通り。
【球炎】成長の大竹 我慢の時 (中国新聞 5月12日)
4年も昔の話である。大竹の投球を「独り相撲」ならぬ「独り大相撲」と書いたことがある。抜群の能力を持ちながら、力むのだ。冷静さを失い、自分をコントロールできず崩れる。お決まりのパターンだった。
今季、そんな力みが消えた。技術でいえば、チェンジアップの効果だろう。昨季までは困ったら直球で力勝負。勝負どころでの力みは明らかだった。それが新球のおかげで、押すだけでなく抜くことを覚えた。突き押ししかできなかった力士が、引きや組むことを覚えたといえようか。
だが、本当の成長は精神面。そう感じたのは抜いた球の使い方だった。二回無死一、三塁。カウント2―3からの1球はチェンジアップだった。石原のサインではあるが、勝負どころで抜いた球を低めに制球した。この冷静さは今までなかった。四球にはなったが、次打者も変化球で併殺に打ち取りピンチを断った。守りを信じていなければ、こうはいくまい。力みが消えたのは「独り」で戦っていないからである。
援護の気配が全くない中での8回無失点。この我慢強さも特筆ものだろう。だからこそ、あえて言いたい。無失点で勝ちがつかなくても、今は我慢だ。我慢の時である。(小西晶)
そのまま文章をコピーはまずいだろう。それも、選手の実力って、練習しだいでどんどん変わっていくものなのに、読売の記者は、最新の記事だとすぐ盗用したことがバレやすいので、少し前の記事を盗用していたようだ。それにしても、何年か前の地方紙からの盗用文を読まされていた読売新聞の購読者って本当に気の毒だと思う。
「抜群の能力を持ちながら、力むのだ。」なんて、プロだったら、いくらでも別の表現を使って書き換えられただろうに。
たとえば、「群抜く実力がありながら、本番では本領を発揮できない。」とか「たぐい稀な才能があるのに、試合ではその才能を活かしきれない。」とか。
まあ、誰でも疲れて文章が頭に浮かんでこないこともあるだろう。そんなときは、基本文とする記事から、そのままコピーするのではなくて、最低限、類義語辞典を使って言葉の一つ一つを書き換えなくちゃ。ちなみに、私がオンラインで使っている類義語辞典の中では『weblio』が使いやすい。
例えば、「抜群」という言葉だけでも、こんなにたくさん別の言葉に言い換えられる。
人間のスケールなどが抜群: 傑出した ・ 破天荒な(人間) ・ 並外れた ・ けたはずれの ・ スケールの大きい ・ 恐るべき(相手) ・ 途方もない ・ 「(~に)その人あり」
頭脳・能力などが抜群:ずば抜ける ・ ず抜ける ・ とび抜ける ・ 抜きん出る ・ 卓越した(才能) ・ 突出した ・ 卓抜な ・ 秀抜な ・ 非凡の ・ 驚異的な ・ 一頭地を抜く ・ 衆にすぐれた ・ (~の)第一人者 ・ (~で)ピカ一
技能・武芸などが抜群:不世出の(名優) ・ 無二の ・ 群を抜く ・ (~の)最高峰 ・ 超人的な ・ (~の)名手 ・ (世界に)冠たる~ ・ 目を見張るような ・ 圧倒的な(強さ) ・ 天下無敵の ・ 輝かしい(戦績) ・ 超優良(企業) ・ ナンバーワン
作品・演奏などが抜群:最高 ・ 最上 ・ すぐれた ・ すばらしい ・ 比類のない ・ 不滅の ・ 不朽の ・ 出色の ・ 極めつけの ・ 究極の~ ・ とびきりの ・ (~の)頂点に位置する ・ 金字塔 ・ 逸品 ・ 絶品 ・ 秀逸 ・ (~に)とどめを刺す ・ 白眉は(~の部分) ・ (~の部分が)圧巻 ・ 「非の打ちどころがないね」
よくブログでも、ソースを示さずに他人のブログからそっくりそのままコピーしちゃう人を見かける。まあ、ブログの場合は、趣味でやってんだから、注意するくらいで終わるけど、作家とか記者とか、文章を書くことで生計をたてているプロでありながら、他人の文章を盗用しちゃう人っていったいどうなの?それもそっくりそのまま丸写しって?
読売新聞は、この記者の名前を公表して、2度と同じ過ちが繰り返されないように、厳しく対処するべきだと思う。32歳といったら、22歳で就職して転職していないとしたら、10年もこの道でやってるんだから解雇されてもしかたがないくらいだと思うよ。もし、記者の名前を公表しなかったら、この記者は又同じ過ちを繰り返すだろう。それじゃ、この記者のためにもならない。
大手新聞の記者が地方紙のコラムから記事をそっくりそのまま盗用するなんて、きっとその記者は、文章を書く職業に向いていないんだろう。無理して続けることはない。今すぐ他の道を探すことだ。
このところ、読売だけでなく、大手新聞社は、検察の情報を下調べもせずにそのまま記事にしたり、今回のような盗用があったり、あまりにも手抜きが過ぎる。昔は大手新聞と地方紙に大きな差があったけど、今では立場が逆転して、地方紙の方が信用できるようになってしまった。
大手新聞の記者が忙しすぎるからなのか、それとも、単に怠惰であるだけなのかわからないが、昔だったら、そんなことしていたら、とても商売が成り立たなかったはず。読売は、読売新聞社の腐敗した体質を改めるためにも、国民の信用を取り戻すためにも、この記者の氏名を公表し、なぜ記事を盗用してしまったのか、徹底的にその理由を調査するべきだと思う。と私なんかが言っても聴く耳を持たないだろうけどね(笑)。
もう、政権と癒着したマスコミの腐敗にはうんざり。早く政権交代して、記者クラブを廃止し、メディアの体質を改善するためにも、ランキングの応援よろしくお願いします。

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テレビも新聞も大変厳しいですが、単にこの不況とかぶっただけではないですね。
日テレ:赤字
TBS:不動産でなんとか持っている(TBSの情報番組でこれでもかというぐらい赤坂サカスの宣伝をしてます)
フジ:通販でしのいでます
テレ朝:赤字
NHK:肝いりのJAPANデビューというシリーズ番組の中身が「捏造だ」と
出演した台湾人から抗議され、渋谷で大々的にデモが起きてました。
アサヒ新聞:赤字 中国関連のデマゴギーだらけ
産経:親米、反中、反韓
読売:ナベツネ次第
毎日:変態新聞会社
ろくなもんじゃないですね。
人間としての尊厳を保持する事も無く、いじけた偏向新聞を書き続ける記者魂の腐りきった人達を放逐するよう頑張ってください。
ちなみに,ゴミ売りは500円の「特価」で営業に来ます.あんたそれ,名古屋みたいに販売店ごと追放にあうよ,と言って携帯で顔写真を撮ったら逃げていきました(笑)
さて,この写真,公正取引委員会にメールしたろうかなー(笑)
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塩森恵子『ピュア メイプル パンケーキ』 第5巻 (集英社クィーンズコミックス)
直近の中大の事件も、殺人そのものは許せないし動機の解明は重要だと
しても、容疑者ってもしかして発達障碍とか自閉症!?等々、配慮されないと
いけないのではないか?
場合によってはそれこそ、名前や経歴等の公表に慎重にならないと・・・。
以上、まるで個人的な推測の域を出ませんが。
話が飛び気味で失礼致しました。