2009.05.16 (Sat)
民主党代表に鳩山由紀夫氏
とらちゃんが、いち早く情報を集めてくださっている。
鳩山由紀夫 124票
岡田克也 95票
無効票 1票
有効投票数 219票
合計投票数 220票
そして、下の役員人事は、とらちゃんの希望的観測だけど、かなり現実的な人事だと思う。
代表 鳩山由紀夫
代表代行 菅 直人
幹事長 岡田克也
選対本部長 小沢一郎
「岡田克也が民主党代表としてふさわしくない理由」というエントリーにたくさんの貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございました。
世論調査ではたくさんいるはずの岡田支持者からの反論があるかなと思ったら、ほとんどありませんでした。やはり、世論調査で岡田氏の支持者が鳩山氏よりも多いというのは、マスコミによる誘導作戦なのかもしれませんね。
上述のエントリーに賛同してくださり、エントリーを紹介してくださった植草さまには、心よりお礼申し上げます。
5月14日の岡田氏代表選出馬表明記者会見で、岡田氏が重大な問題発言を示したことを、「カナダde日本語」の美爾依さんの指摘で知った。これを見逃すわけにはいかない。
「反戦な家づくり」様が指摘されたことを美爾依さんが教えて下さった。岡田氏は小沢代表秘書逮捕問題について、会見で次のように述べたという。
「政党が国家権力の中核にある検察を否定するような言い方は絶対に避け、一定の自制をするべきだ。」
この発言ひとつで、岡田氏が政党の代表として、最も重要な資質を欠いていることが明白になった。民主党が岡田氏を代表に選出するとき、民主党は終焉(しゅうえん)する。総選挙も大きな意味を失う。
岡田氏は、3月3日の小沢氏秘書逮捕を小沢氏個人の問題であるとする。このような人物が民主党幹部として存在し続けてきたことを、民主党員と民主党支持者は心から憤らなければならない。岡田氏の行動は前原誠司氏の行動と大差がない。
岡田氏はいかなる根拠をもって、検察を絶対視するのか。検察を崇(あが)め奉(たてまつ)らなければならない、特別な事情があるのだろうか。
小沢代表秘書逮捕を「政治謀略」であると断定することは困難であるが、客観的な事実は、小沢氏秘書逮捕が「政治謀略」である可能性を強く示唆する。多くの見識ある識者が同様の指摘を示している。
この種の「政治謀略」は、民主主義後進国では決して珍しい事例でない。万が一にでも、「政治謀略」が実行されたとするなら、問題は小沢氏個人の問題ではない。政党が政党の総力を結集して対峙(たいじ)すべき問題である。問題の本質は、「民主主義に対する挑戦」、「民主主義の危機」を意味するものだからだ。
明確な証拠を掴む前に「政治謀略」であると断定することには慎重であるべきだが、「政治謀略」が仕掛けられることなどあり得ないとの前提で、この重大問題を小沢氏個人の問題だと、熟慮もなく切り捨てるのは、あまりにもおめでたい。岡田氏は危機意識のかけをも保持しない人物であると言わねばならない。
政治は政治権力をめぐる壮絶な闘争でもある。政治の現実には、利権が渦巻き、悪魔も介在し得ることを可能性として認識する、冷徹な洞察力がなければ、政治闘争で勝利を得るなど期待できない。
温室育ちの机上の空論だけでは、政治闘争に打ち克ち、国民の手に政治権力を引き寄せることなど不可能だ。岡田氏が民主党代表に就任するとき、無数の民主党支持者が民主党と決別することになるだろう。岡田氏がこの重要事項に気付かなければ、民主党の未来は暗いものにならざるを得ない。
【More・・・】
コメント欄でも、植草さんと私宛に同じ趣旨のご意見をいただいたので、紹介したい。印象派 GoKatoさまより
岡田氏では権力に飲まれてしまう 戻って自民党内改革担当になるのが良いのでは?
植草様 カナダで様
この2-3ヶ月 貴殿のサイト上での発言を読ませていただいておりますが 今日のこの御省察・ご判断には大変感心するとともに心強く思い、投稿などは一度もしたことがないのですが 拍手をするとともに 自分の印象もお伝えしようと決めました。
まだ代表戦の演説・ディベートを見ていないので 昨日までの印象ですが植草さんの岡田氏の評価に賛同して阿修羅から賛意を投稿しようとしたのですが、投稿経験がなくメールが送れなかったのでこちらに来ました。
カナダDe」さんのサイトで会見ビデオを見させていただきました。感謝。
私の印象では岡田氏は、自分が“正しく丁寧な”官僚になることで政治を変えられると思っており、本来の政治家の任務が理解されていないのが最大の欠点で、この人に日本国は任せられないと思いました。(任せても町役場か市役所までであろう)。
この記者会見で、“権力の中枢たる検察”を「党として批判するべきでない」と言うのではこの国を動かせないばかりでなく変えることはできません。
60年間にわたり“同一勢力”が権力を構成し、その影響力は国家権力のすべての末端まで侵食し尽くしているだけでなく、経済・マスコミも牛耳っています。
権力が総力をあげ、国政選挙の前に形振りかまわず既成権力を守ろうとしたのが 今回の小沢民主党代表への攻撃でしょう。
これは国家権力への挑戦者に対する”代表”攻撃であり、小沢個人の問題ではありません。
この”代表的攻撃”ですべてのマスコミに脅しをかける事により、この権力内部に寄生する中で個人の富を育んできたコメンテーター諸氏、評論家群・アナウンサー・新聞記者たち全員が権力側からオミットされないようそれそれ執拗にこの攻撃に参加することで、権力内の自分地位・収入を守ることに汲々とした。(田原・みの・北野を代表として)。
ソ連崩壊によるイデオロギー時代の終焉は 社会主義に代わる代換理念を生なかったため(オバマの登場まで),この権力内の積極的参加者は競って自己保身と富の蓄積に努めてきた。(官僚諸氏も上から下まで同じである)。
権力は マスコミの力を動員すれば、郵政選挙で見たように、簡単に世論を仕向けることができることを知っている。(島国日本の農耕民族が村八分にならないことを社会規範にしてきたことを利用し、権力は容易に国論を統制できる。異分子をあぶり出し 騒ぎ立てることで 大衆の無知に火をつけることができる。時のテーマごとに大政翼賛会を形成できる。)
今 国民が待望している自民党政治からの政権交代は、第二自民党へ政権を譲り渡すことではなく、この明治維新以来代わることのなかった、国家権力の意の元に政治が行われてきたことから脱却したいということではないだろうか。すべての社会生活の隅々にまでこの権力の醸成した病がはびこっており、経済力では中国などの台頭があり、政治理念ではオバマの米国に示されたものを持たない日本の現状の閉塞感を根本的に打ち破るための政権交代ではないのか。
私も、岡田でも鳩山でもどちらも同じようなもので、小泉・安部・福田と続いた自民党政権の最後尾として出てきた麻生には選挙で勝てるだろうと考えていたが、このビデオとこの間の新聞報道を見ていると、岡田では政権交代はできないし、岡田のそもそもの目的が自民党党内改革(別名の党でも同じだが)であることだと思えてきた。
パラダイムを変えなければいけないときに、岡田は、“善良なる官僚”により効率的な仕事をする事を政権交代の目的にしているだけなのだろう。こう見れば、もっと明瞭な形で行動する前原グループとの親近感が理解できるし、消費税問題、「財源なくして政策なし」などは彼の政治理解からすれば当然なのである。従って、あれだけ異端者として権力側の総攻撃をしかけたマスコミからも自民党自体からも 理想的党首としての岡田待望論が溢れかえっている理由がここにある。 岡田は前原などとともに 自民党に復帰するのが論理的必然であろう。
岡田が学んだのは 法学部で現行法の解釈である。東大法学部には 社会改革はできない。
現状を説明し、事務的処理能力に長けている可能性はあるが、パラダイムシフトはできない。
新しいあるべき日本国も、新しい世界像も描けない。
このビデオで岡田は、「小沢代表には自分はWebでこのように収支を公開しています」と教えたと記者の質問に答えている。これは、代表になったら小沢の説明責任をはっきりさせるかどうかという質問に対してである。事件の本質も理解していないだけでなく、記者の質問の本意も理解していない。(官庁で言えば 課長補佐でも局長とこのような低次元な会話はしないであろう)。岡田は ほとんどいつも質問者に“細かく回答すること”を自分の説明責任と理解しているようで、大局を見て 端折る事ができない。これでは 官僚が“丁寧な説明”をすれば それに従うようになるだけであろう。政治家として失格である。
岡田の政治的センスの無さの極め付きは、前回選挙の「日本をあきらめない」であろうが、実際は「自民党をあきらめない」という意味で有権者には理解されたので 権力からの要請にそって得点をあげているので権力側に評価された。(今回も同じようなことが期待されている可能性が強い)
しかし、今回のスローガンは「一人ひとりの幸せを後押ししたい」というもので 彼の現状認識に著しい欠陥があることが 再び見て取れる。
この長い政治の無作為の中で、“幸せな人”は全くの少数派でしかない。その少数派の後押しを目的としているのだ。これでは表現を変えただけで 小泉の“自由競争に勝った者が正義であり、それを応援する”というのと全く同じである。
時間が無いのではしょるが、前回選挙後に余裕の勉強時間を得たというのを 中曽根氏の言葉を引用して語っているが これまた岡田の現状理解・認識力の弱さを証明している。
当時の中曽根は与党体制の中での首相順番待ちであり、党内競争相手の交代を待っていれば良かった。しかし、岡田は野党の敗北の責任者であり、中曽根と同じように時が来るのを待っていれば良かった訳ではない。もし反省するべきを感じたのであれば、地元でだけでも新しい民主党のあり方を実践する、オリジナルな党組織を作るなどいくらでも汗をかくことができたはずである。また、この間に参議院選での勝利、年金問題の露出など 新たな状況ができた。日本のリーダーになると豪語するものが、こういった新しい政治状況において何らのリーダーシップを発揮せず “満を持して”中曽根のように、ひたすら勉強していたというが 何を学んできたのか疑問である。
岡田には何故小泉に負けたのかが理解されていない。負けない仕組みを作ることも考えていない。彼が言う「あの選挙は 民主主義にとって(ワン・イシューにされたので)良くない選挙だった」「民主党の得た総得票は増加した」「けして全く敗北したわけではない」「ただ単に、投票率が上がったため 自民党がより多くの得票を取っただけだ」(民主は1-2万票増やしたが、自民は3-4万表増やした」云々。
何故このような政治的な無自覚な岡田が、この国の政権交代党の候補になれるのだろうか?また管元代表などのグループが これに対し自主投票を決めたなどと風見鶏になっているのも恥ずかしい。
岡田は 自民党に戻るべき人であるのは明白であり 権力社会が推す候補なのだ。
小沢氏は 二大政党制が定着するような体制を作りたいということでぶれない人である。異端者といわれても、豪腕と後ろ指を指されてもその姿勢にぶれはなかった。岡田氏は 頑迷という一点に拘る人のようだが 政治理念を持たぬ以上、また自己確信者でありながら状況判断力に欠けているため 彼自身の帰るところは皆の待っている自民党であって、国民が待望している変革(Change)を実現する民主党の代表でないことを 遂に本人が自覚する時が来たのだと思うがどうであろうか。
鳩山氏にもいろいろ問題があるが 岡田ではだめなので ベターということにしておく。 小沢氏が耐えて この時期まで辞任を引き延ばし タイムリミットで、”権力”も、もう麻生を代える事は出来ないところまで追い込んだ。
代表辞任は 大変残念だが 権力に飼いならされた群れに集中して襲われたにもかかわらず 最後に敵を追い込んだ手腕を高く評価するものである。
小沢さんはじめ植草さん 宗男さん カナダでさん など皆様
選挙の前にも後にも 実際的に権力との長い戦いが待っていますのでご自愛いただきたくお願いします。
印象派 GoKatoさま、
今の日本の政治を的確に把握された上で、このブログに貴重なご意見を寄せられたことに感謝を述べさせていただきます。
国家権力とは、想像を絶するような巨大な力であることは百も承知で、それに立ち向かおうとする人こそ、私達日本国民のリーダーとなりうると切に思う。この一点からしても、岡田氏じゃ、無理であり、民主党代表は、鳩山氏が適任であろう。そんなわけで、鳩山氏の当選を心より喜びたい。
これで又、政権交代に一歩近づいたと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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【政権交代】を目指すブログリスト
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■告発者の1人、保坂展人衆議院議員(社民党)によると、「日本郵政」
西川善文社長を告発した国会議員12人は以下の方々です。
「民主党」
原口一博(衆議院議員)
川内博史( 〃 )
松野頼久( 〃 )
武内則男(参議院議員)
-------------
原口さんは鳩山さんの推薦人。
川内さんは応援団。
松野さんは鳩山さんの応援演説。
竹内さんは知りません。
これ見ても、鳩山さんが代表になって良かったなと思います。
前原グループは、西川さんを追求する気はないでしょうから。
人は変わるんだなとしみじみ思います。
自民党は突然「政府・与党では「原理主義の岡田克也副代表よりもくみしやすい」(自民幹部)と冷ややかな受け止めが大勢を占めた」などと言っています。あきれたもので鳩山代表はこんなことに惑わされず、ノーサイドで挙党一致で政権交代です。
あとは自民党・公明党壊滅作戦を進めるべく,とにかく鳩山首相を実現させることが私たちの第一目標になるのではないでしょうか.鳩山氏がもし首相となった場合にはまずホワイトハウス詣でをするでしょうけど,その次にはロシア詣でをするのではないかと考えます.
現在,サハリン2から3日かけてタンカーで液化天然ガスを東京ガス・東京電力の燃料用に運んでますけど,できれば原油もサハリン2から運んで欲しい.そして稚内にパイプラインで天然ガスと原油を送り,稚内に石油精製基地や苫小牧の石油精製基地まで繋がるパイプラインを作れば,北海道経済が大きく潤います.さらに,高速道路 ETC 1000円化のために倒産寸前の船舶業界を助けるため,重油の価格を安くし税金も下げる必要があります.そして長距離トラックにどんどんフェリーを利用してもらうのです.そうすれば,物流が盛んになる素地ができます.ただ「高速道路無料化」という公約を出すだけでは,物流業界特に船舶業界を敵に回すことに繋がりかねません.阪神淡路大震災でもっとも活躍したのがフェリーによる輸送だったことを忘れてもらっては困ります.
さらに「北方2島」の問題も「返還」でなく,まず「ビザなし渡航自由化」の方が先です.なぜなら「北方2島」にある日本人やアイヌ人の墓に参ることが遺族の関心事であって,領土になろうがなるまいが,それは関係ないことだからです.もし「ビザなし渡航自由化」が鳩山首相のロシア詣でですぐに実行されれば,彼は遺族たちから大変喜ばれるはず.さらに,根室港で係留されている大型漁船を観光船へ改造し,「北方2島」への墓参りツアーを漁協が主体になって始めれば,新しい産業が芽生えることになります.これならば右翼も下手に日の丸を立てたりすることなく,大人しくすることでしょう(笑)
さらに,ロシア大使が新聞に「クナシリ・エトロフは火山活動が危険なため,ロシア・日本の軍人・国境警備隊以外は立入禁止」と,はっきり科学的事実を書けば,公明党の主張をぶっつぶすことが可能になります.鳩山一郎の孫だということを最大限に利用して,ロシアから資源を安く買い,鳩山氏の実家のブリジストンなどの日本企業がロシアを市場にしていくチャンスでもあります.ユジノサハリンスクやハバロフスクに「ユニクロ」ができたら面白いじゃないですか.
民主党議員の良識に感謝せねば。
自民党は、あくまで民主党自体ではなく、権力の裏側、裏社会、薄汚い自民党のやりくちすべてを把握して的確に対処でき、なおかつ人望の厚い小沢さんのみを恐れているのは明白であり、
小沢さんと敵対関係にある、岡田さんになれば小沢さんと連携している鳩山さんとは違い、今迄のように公安にストックさせておいたスキャンダルをタイミングよく放出して簡単に捻りつぶせると考えているのでしょう。
CIAと公安部が、小沢を心不全に見せかけて暗殺するタイミングをうかがっていると聞きますが、現実にならないか不安で仕方ないです。
保守系から革新系まで全ての報道において、異常なまでのメディアの鳩山バッシングと岡田待望論をみて、この国のマスコミは小沢さんの国策調査以後、もう完全に壊死したんだということを痛感しました。
政権が変わらない限りは、マスコミの自浄作用が働くことはないでしょう。
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【速報】民主党は鳩山新代表の下で国民本位の政治実現のため一致団結せよ【民主党代表選】
http://www.rondan.co.jp/html/news/roran/
日銀
福井 俊彦 (日銀副総裁)
大蔵省
山口 剛彦 (厚生次官)
農林水産省
高橋 政行 (事務次官)
食糧庁
高木 勇樹 (長官)
通産省
渡辺 修 (事務次官)
運輸省
黒野 匡彦 (事務次官)
郵政省
五十嵐 三津雄(事務次官)
谷 公士 (電気通信局長) 他。
大手銀行から接待を受けていた犯罪者達です。
天下り先の給与http://www.kyudan.com/opinion/yuusei.htm
国家公務員に天下りではなく、
ハローワークで仕事を探す気はないのかと質問すると、
「俺達が何故ハローワークで仕事を探さなければいけないのか、
はっきり言ってふざけるな!」と、
税金で生活をして嫁を貰ってクソガキを育てているくせに、
生意気な口をきくんですよね。