小沢代表辞任会見記録と後継問題
しかし、小沢代表の後任に誰が選出されるかによって、小沢代表を支持していた人々がそのまま民主党を支援し続けるか、それとも、こんな後任じゃだめだと思って、民主党から離れていくか決まってくると思うので、小沢代表の後任の選出が、今の局面では、とても重要になってくると思う。又、下記のエントリーで植草さんが指摘されていた通り、本格的政権交代の名に値する政策路線を明確に打ち出すことが非常に大切になってくる。
民主党次期代表が掲げねばならない五大公約
・・・・次期代表は、
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◆崚群爾蟶絶」
「消費税大増税阻止」
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ァ屮察璽侫謄ネット構築」
を明確に政権公約として掲げなければならない。この五つの公約を掲げない民主党は、もはや国民政党としての意義を失う。本格的な政権交代実現は永遠の彼方に消滅する。
民主党は誰を次期代表に選出するにせよ、この五つの基本を明確に掲げなければならない。民主党がこの旗を降ろすとき、政権交代実現に向けての「大決戦」は不戦のまま終結することになる。
後継者に関して言えば、小沢代表支持者にしてみれば、一番後継にふさわしいのは、鳩山由紀夫氏であろう。鳩山由紀夫氏は、小沢代表の辞任に伴って、幹事長を辞任しており、党の幹部の中では、小沢代表に一番近い人物だと思う。自公政権の犬、マスコミとしては、なんとしても、岡田克也副代表を代表のイスに座らせたいようで、その宣伝に余念がない。なぜなら、岡田氏なら、官僚の言うこともなんでもホイホイ聞いてくれたという実績があるからだ。民主党は、過去に岡田氏の下で郵政民営化選挙で闘って、小泉率いる自民党に大敗した経験があるが、あの時は、もし、小沢一郎氏が代表でも、負けたであろうと主張する人もいる。しかし、私から見れば、岡田氏には、あまりに右傾化の印象があり、民主党内の右派をまとめる力はあるかもしれないが、民主党全体をまとめるのは、難しいのではないかと思う。
前原誠司は、自分から代表の座を辞退したようなので、ここでは触れないが、意外なところで、コメントでまさるさんという読者の方もおっしゃられていたが、京都大学法学部で前原の後輩である、細野豪志氏(37)なんかその国会での質疑の模様から、代表に向いているのではないかとふと思ってしまった。過去に有名な不倫スキャンダルがあったが、今の所、彼の汚点はそのくらいで、企業献金も受けていないし、世襲問題もクリア。数日前の予算委員会でも、公務員の天下り問題を鋭く追求してくれていた。討論も得意でテレビでの印象もよい。ただ、年齢が少し若すぎるのが欠点かもしれない。菅直人氏に関しては、次ページに転載した毎日の記事を読む限り、小沢代表が辞任を決めてから、1時間後に辞任を伝える連絡をしたということから、小沢代表とあまり親密な間柄でなかったことが伺われる。小沢代表に辞任を迫ったとも言われており、そういった確執を考えると、小沢代表の後継者にはふさわしいとは言えないだろう。
こうして見ると、小沢代表の後継者に一番ふさわしいのは、鳩山由紀夫氏であることがわかる。しかし、民主党が、これから「世襲議員禁止」の旗を揚げて政策を立て直すとしたら、その点で鳩山氏は不利になるだろう。民主党に斬新で新鮮なイメージを与えたいなら、知名度もあり、多くのテレビ出演もこなしている細野豪志しかいない。
■会見の全模様は『民主党』ウェブサイトで。
【ネット中継】11日、小沢代表記者会見
300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090511ozawa_v300.asx
56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090511ozawa_v56.asx
「挙党一致をより強固にするために」小沢代表が辞意を表明 緊急会見で
(民主党ウェブサイト 5月11日)
小沢一郎代表は、11日夕党本部で緊急記者会見を開き、挙党態勢をより強固なものとし、総選挙での勝利、悲願である政権交代へのマイナスを少なくするために、「あえてこの身をなげうち、民主党代表の職を辞することを決意した」と表明した。
冒頭、小沢代表は、「挙党一致をより強固にするために」と題するメモを読み上げ、代表職辞意表明に至った考えを表明した。
その後、記者の質問に、辞任を決断したのは連休中であること、結果として代表職にとどまることで、党内が不安、不安定になってはいけないことが理由であると答えた。
政治資金に関する質問に「政治資金に関しては、私は一点もやましいことはない。きちんと法に則り処理している」と答えた。
また、総理になることを期待していた人もいるのではとの質問に、「何になるかということは、自分にとって問題ではない。長期の腐り切った政治を変えなければならない。それができれば、本懐。国民サイドに立った政治、議会制民主主義の定着ができれば、男子の本懐であり、政治家としても本懐」と答えた。
小沢代表が読み上げたメモの全文は以下の通り。
===
平成21年5月11日
挙党一致をより強固にするために
衆議院議員 小沢一郎
来る衆議院総選挙での必勝と、政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を擲(なげう)ち、民主党代表の職を辞することを決意致しました。
国民の皆様、支持者の皆様にご心配をおかけして参りましたことをお詫び申し上げるとともに、特に、この3年間、至らぬ私を支えて下さいました同僚議員の方々、党員・サポーターの皆様に、心より御礼を申し上げます。
もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救う、又とない機会であります。民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。
民主党を中心とする新しい政権をつくり、「国民の生活が第一。」の政治を実現して、日本の経済、社会を根本から立て直すこと。そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること。その2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。
日本のために、また国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならないのであります。
それを達成するためには、党内の結束・団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に、挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。
私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで、民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。
正に、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。
連休中、熟慮を重ねて、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することに致しました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待ったうえで、速やかに代表選挙を実施していただきたいと思います。
重ねて申し上げます。新代表の下で挙党態勢を確立して総選挙に臨むことが、何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として新代表を支え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。
国民の皆様、引き続き民主党をご支持下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
ドキュメント 小沢代表の辞任会見 (中国新聞)
ドキュメント 小沢代表の辞任会見 '09/5/11
▽支持者に心配と陳謝
民主党の小沢一郎代表は十一日夕、辞任を表明した記者会見で「支持者の方に心配を掛けたことをおわびする」と陳謝した。
▽政権交代が大目標
民主党の小沢一郎代表は十一日の記者会見で、辞任の理由について「政権交代という大目標を達成するため、挙党一致が必要だ」と述べた。
▽最前線で戦い続ける
民主党の小沢一郎代表は十一日の記者会見で「私も挙党態勢の一員として新代表を支え、衆院選勝利のため最前線で戦い続けたい」と述べた。
▽代表選は補正の衆院審議後
民主党の小沢一郎代表は十一日の記者会見で、国民生活への影響を最小限に抑えるため、代表選は二〇〇九年度補正予算の衆院審議が終わってから行うべきだとの考えを表明した。
▽辞任論が一因
民主党の小沢一郎代表は十一日の記者会見で、党内から出ていた辞任論が辞任の一因であることを認めた。
▽議員辞職や離党を否定
民主党の小沢一郎代表は十一日夕の記者会見で「政治家を辞めるわけではない。代表を退いても全力で政権交代のために頑張りたい」と述べ、議員辞職や離党を否定した。
▽次期衆院選に出馬
民主党の小沢代表は会見で「どこの選挙区であれ全力で勝ち抜く」と述べ、次期衆院選に出馬する意向を示した。
▽政治資金でやましいことなし
民主党の小沢一郎代表は記者会見で「政治資金の問題で一点のやましいところもない」と述べた。
▽首相が小沢氏辞任を批判
麻生太郎首相は十一日、民主党の小沢一郎代表の辞任表明について「国民としては、何について責任を取ろうとしているのか、なぜ今なのか理解できないのではないか」と批判した。官邸で記者団の質問に答えた。
▽首相「解散はもろもろ考え判断」
麻生太郎首相は十一日、記者団に民主党の小沢一郎代表の辞任の影響について「二〇〇九年度補正予算審議中だから影響はない。衆院解散は補正とは直接関係なく、もろもろのことを考えて判断する」と述べた。
▽「重要法案飛ばさない」と首相
麻生太郎首相は十一日、記者団に、民主党の小沢代表の辞任表明を受けた国会対応に関連して「重要法案を吹っ飛ばして(衆院解散を)やるのは聞いた事がない」と述べた。
<小沢代表辞任>「世論調査で流れができてしまった」
(毎日新聞 - 05月12日 02:42)
代表辞任表明は電撃的だった。11日午後2時20分、参院議員会館の自室にいた副代表・石井一に電話がかかった。小沢一郎からだった。「申し訳ないが、ぴんちゃん、腹を固めた」
「困る。なぜだ」と言い返した石井は1969年衆院初当選で、小沢と同期。参院議員会長・輿石東、参院議院運営委員長・西岡武夫らとともに熱烈な小沢続投支持メンバーの一人だ。
小沢は「情勢を考慮したが、報道各社の世論調査で流れができてしまった。辞任という身の処し方をした方が総選挙にプラスだ」。石井は「気にしすぎだ」と翻意を迫ったが「熟慮の末の決断なのですまん。身を引いて全力で政権を取る。政権交代は必ず実現させる」と言って電話を切った。
小沢の辞意を伝えるNHKの速報テロップが流れたのが午後3時ごろ。小沢、石井と衆院初当選同期ながら、小沢の早期辞任を求めていた最高顧問・渡部恒三は国会内の衆院予算委員会室後方の席に座り、代表代行・菅直人と話し込んだ。
記者団に「まさに賢い立派な決断をしました」と笑顔で語る渡部。しかし、菅の心境は複雑だった。菅も小沢に早期辞任を促したことがある。
その小沢から菅の携帯に電話が入ったのは速報が流れて30分後。「一致結束してやってもらいたい」と手短な電話だった。石井よりも約1時間以上も遅れての通告は、小沢の菅に対する「意趣返し」とも受け取れた。
◇
午後4時すぎ、小沢が国会近くの民主党本部に入った。「辞任ですか」と問いかける記者団に「記者会見します」と一言。吹っ切れた表情を見せた。
午後5時。民主党本部で小沢の会見が始まった。「挙党一致をより強固にするために」と題した文書を読み上げる小沢。「民主党にとって、私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならない。正に、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります」
93年に自民党を離党して16年、大半が野党暮らしだった小沢の政権交代への執念が前面に出ていた。ただ、公設秘書が逮捕・起訴された西松事件については「政治資金について一点のやましさもない」とそっけなかった。
小沢を擁護してきた幹事長・鳩山由紀夫は午後6時45分、民主党本部で記者会見。小沢の辞任慰留のてんまつを明らかにした。
「(5月)2日に酒を酌み交わし、代表は『よし分かった。(代表を続けて)やろうじゃないか』という思いになった。しかしその翌日(3日)にまた(代表に)呼ばれて『党の結束のためには、自分が身を引いた方がいいのではないか』と言われた」
◇
自民党側はどんな反応を示したのか。鳩山の実弟、総務相・鳩山邦夫は「(代表辞任は)ずいぶん遅かったなという感じがする。兄にはずいぶん言ったが、兄も激しく検察批判をやっちゃってね」と、幹事長辞意を表明した兄をおもんぱかった。
党選対副委員長・菅義偉は午後5時半すぎ、首相官邸に首相・麻生太郎を訪ね、小沢辞任に伴う選挙戦略を意見交換した。菅は記者団に「もともとバラバラの政党。小沢さんの力でまとまっていたんだから。その小沢さんが辞めたんだから、求心力がなくなっているんじゃないか」と民主党への対抗意識を鮮明にした。
11日夜、東京・高輪のホテルにある中華料理店に約30人の支持グループ議員を集めた小沢は「一致団結して頑張っていこう」と改めてぶちあげたが、出席者は「会合の趣旨は『急でごめんね』ということだ」と説明した。(敬称略)
西松建設の献金問題で、小沢代表の秘書が逮捕された事件に関するメディアの反応を細かく分析しており、マスコミがいかに小沢代表を悪者に仕立て上げたかをわかりやすく解説している。
『山口一臣の「ダメだめ編集長日記」』 ぼくも、雑誌『選択』のコラムを読みました
小沢代表の辞任表明「断腸の思いである。十分に支えられなかったことは大変残念」鳩山幹事長
(民主党ウェブサイト 5月11日)
鳩山由紀夫幹事長は11日夕、小沢一郎代表の辞任表明を受けて、党本部で記者団に対して「断腸の思いである」と語った。
そのうえで鳩山幹事長は、「100年に一人という、大変大きな器の政治家・小沢一郎という男のもとで幹事長として仕えながら、必ずしも十分に支えきれなかったことが大変残念である」とも表明。同時に「国民の皆さんのお暮らしを守るために、まさに身を捨てるという決断をされたことは素晴らしい決断であったと思っている」と述べた。
断腸の思いで代表の辞任表明を受け止めたが、それだけに、「国民の皆さんの暮らしを守る民主党として、しっかりと再生し、必ず政権交代を実現させる。そして、国民のための政治を作り出すことまでやらなければいかんという思いをなお更に強く感じている」とした。
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