2009.04.29 (Wed)
小沢代表が「総選挙で勝てると思うっつうの」と自信

「総選挙で勝てる」小沢代表が見通しを強調 会見で
(民主党HP 2009/04/28)
マスコミがしつこく小沢代表を辞任に追い込もうとしているが、情報の捏造があまりにもひどいのにはうんざりする。植草一秀の『知られざる真実』『月刊日本』5月号「これは政治謀略だ」刊行が、麻生政権の「政治謀略」をテロに例えて批判しているが、まさにその通りだと思う。
「テロ」は多くの人命を人質にとり、要求に従わなければ人質の命を奪うと脅迫する。しかし、ここで「テロ」の要求に従うことは、その「人質」の命を救済するように見えるが、それと引き換えに、「テロ」を成就させ、「テロ」を助長することを通じて、国民全体を危機に晒すことを意味する。
麻生政権の「政治謀略」の要求に従い、小沢代表の辞任を容認することは、民主党が「政治謀略」に屈服することを意味する。民主党が「政治謀略」に屈服するなら、民主党は、今後、いつでも「政治謀略」によって攻撃されることを容認することになる。
国民にとっていま最も重要なことは、日本政治の刷新を実現できるかどうかである。「政官業外電の悪徳ペンタゴン」がなぜ執拗に小沢代表失脚を追求するのかを考えなければならない。
悪徳ペンタゴンは巨大な既得権益=政治利権を死守しようとしているのだ。この巨大利権=政治利権を破壊してしまう最大の脅威として小沢一郎氏を捉えている。これが、異常とも言える悪徳ペンタゴンの小沢氏攻撃の背景である。
例えば、FNNの下のニュースでは、小沢代表と誕生日も同じで囲碁仲間の民主党渡辺恒三最高顧問が、小沢代表に辞任を迫ったという内容を伝えているが、実際に渡辺最高顧問が下の動画で語る言葉の中には、辞任の「ジ」の字もないのだ。
【More・・・】
民主・渡部最高顧問、「ベストの判断をしてくださる」と小沢代表辞任論を語る(FNN動画ニュース)
28日も「世襲」でもめる自民党に対し、民主党内では、またも「小沢降ろし」の声が上がった。28日午後5時ごろ、民主党の小沢一郎代表の会見が始まった。その盟友中の盟友、渡部恒三最高顧問が、小沢代表に辞任を迫った。FNNの直撃に、渡部最高顧問は「国民の皆さんのご支援を得て、選挙に勝てるということを最優先して、ベストの判断をしてくださると」と、代表辞任論を語った。渡部氏は27日夜、仲間に「昔の小沢に戻った」とぶち上げたという。
実はこの2人は、当選も同期なら誕生日も一緒。2006年に行われた2人合同の誕生会で、渡部氏は「言葉も何もないよ。37年間、兄弟のようなものだもん」と述べ、2008年の誕生会では「来年は総理官邸で、2人の誕生祝いをやりましょうと。みんなが割れるような拍手で」と話していた。
しかし、2009年の誕生日を1カ月後に控え、「印ろう」ならぬ「引導」を渡そうとしている。ある民主党幹部は「渡部恒三なんて、つける薬もないようなやつが言っているが、あんなの気にしてはいけない。このまま、小沢代表で選挙にいかないといけない」と話した。
小沢代表は、28日の会見で「党内とかいろんなとこで、いろんな意見があることは風の便りに聞いております。ちなみに渡部恒三氏からは、碁をやろうという誘いしか受けておりません」と話した。
(後半略)
この動画で、渡部最高顧問は「国民の皆さんのご支援を得て、選挙に勝てるということを最優先して、ベストの判断をしてくださると」と言っているが、それが、代表辞任論でないことは明らかだ。それなのに、勝手に辞任論として報道するのは、あまりにも偏向報道がすぎるではないか。
マスコミは、これまでは、小沢代表に辞任を迫っていたのは、反小沢はだったが、今では、小沢代表の側近までもが、代表辞任を迫っているかのように報道しているが、前にも菅直人副代表が、辞任を迫っているかの誤報があり、後ほど訂正したこともあったように、今回もかなり信憑性に欠ける。いいかげん、麻生テロウに加担するのはやめないと、国民の信用を失くすだけだということに気づくべきだ。
総選挙の勝利を見通した、4月28日の小沢代表の記者会見の様子は、次の通り。小沢代表も一時に比べたら、だいぶ、自信を取り戻されたようで、安心した。
<ビデオ>
300k
http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090428ozawa_v300.asx
56k
http://asx.pod.tv/dpj/free/2009/20090428ozawa_v56.asx
「総選挙で勝てる」小沢代表が見通しを強調 会見で
(民主党HP 2009/04/28)
小沢一郎代表は28日夕、党本部で定例記者会見し、代表続投について「政権交代できるかを基準に判断する」と指摘したことに関連し、「現時点においては、衆議院総選挙で国民の支持を得られると思っている。(民主党は)勝てると思っている。国民の信頼を必ず獲得できると現時点では思っている」と述べ、総選挙での勝利と政権交代の実現に自信を示した。
名古屋市長選挙での河村たかし前衆議院議員の当選について「皆さんのお力添えとご本人の努力によって圧勝することができ、大変喜ばしい」と表明。結果がイコール衆院総選挙というわけではないので、各候補者が努力を続けていかなければならないと述べ、同市長選での勝利をバネに、総選挙への取り組みを強化すべきだとの考えを強調した。党独自の世論調査については「もっとも客観的に公正な結果が得られると思う時期に行う」とした。
豚インフルエンザの世界的流行とわが国の防止策については「それこそ与野党の話ではない。みんなで防止策、対応を考えていけばよい」として、国として取り組む必要があるとの考えを示し、「(9月10日までの衆院議員の)任期中によほどの問題が起きない限り、総選挙は定めの通り行われるんだろうと思う」として、流行とは関係なく総選挙を実施すべきだとの見解を語った。
また、議員の世襲禁止については、「日本の場合、同じ選挙区で子どもが出ることになると、弊害が出てくる。その意味で同一選挙区でそのまま子どもが出るということを禁止することも一つの案ではないか」と述べた。
企業・団体献金の禁止については、「(西松献金問題で)企業献金をめぐって色々な問題や解釈の相違が出ると、国民全体にも間違った影響を与えることになるので、全面禁止する以外にない。結論は皆さん(政治改革推進本部)に任せるが、私は即時禁止で差し支えないと思う」などと述べ、直ちに全面禁止すべきだとの見解を表明。 西松建設問題に関連した国民の皆さんへの説明についても「先週からも国民の皆さんと話し合いをし、理解と支持を得られるように私なりに一生懸命やっている」と明かした。
民主党議員が、小沢代表の辞任を勧めたり、小沢代表を非難するコメントを発表すると、民主党内の混乱を表すものとなる。国民が、バラバラで、混乱状態の政党を支持すると思っているのか。これまで必死で政権交代のために党のために尽くしてきた小沢代表を裏切ることは、国民を裏切ることにもなるということを忘れてはならない。
最後に植草さんの貴重なお言葉で締めくくらせていただきたい。
問題は民主党内の反党分子の存在だ。前原誠司氏は前原氏が党代表時代に民主党を解党寸前の状況にまで党勢を縮小させた「実績」を踏まえて発言するべきだ。自民党市場原理派と裏で通じているなら、正々堂々と民主党を離党して自民党に移籍するべきであると思う。
民主党執行部は、自信をもって小沢体制維持を宣言するべきだ。小沢氏が代表を退けば、日本政治の刷新は実現しない。野党を支持し、本格的政権交代を希求する有権者の眼力を低く見ることは許されない。
民主党が「政治謀略」に屈服して小沢代表を辞任させるとき、一部の無党派層の取り込みに成功するかもしれないが、同時に多数の、民主党支持者の核を失うことを忘れてはならない。
政党が「政治謀略」に屈服することは許されない。この基本を重視して、早期に明確な方針を定めることが肝要である。
植草さんのおっしゃられることに共感する。ただ、私は、民主党が小沢代表を辞任させたら、一部の無党派層の取り込みに成功するとは思えない。小沢代表を辞任させようとしているのは、ほとんどが、民主党議員の場合は、裏で自民党と繋がっている人たちで、国民はの場合は、自民党支持者だからだ。小沢代表に辞任を迫っている国民の多くは、無党派層を装った自民党支持者だと思う。だから、小沢代表が辞任したからといって、かれらが民主党に投票するとは信じがたい。
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日本のテレビ新聞は、権力の延命装置、既得権益の延命装置。
だから誰もテレビ新聞を信じなくなる、見なくなる。
TBSは終日視聴率一桁だそうです。
テレビ離れ深刻。
仕方ないね、国民の生活を窮地に追いやる既得権益の手先、延命装置なのだから・・・・
彼らが大合唱する小沢辞任は、既得権益延命には絶対に必要。
だから、恣意的な逮捕起訴して、代表辞任を迫っている。
国民の生活を守る=小沢代表を守るでしょう。
マスゴミに同調し、それに反対する一部の民主党議員は信用できないね。
法令を遵守して何が犯罪なの???
小沢秘書が作った組織というのも大嘘でしょう。
自民党の尾身元大臣のために作った組織と言う説のほうが真実味ある。
なんで小沢秘書逮捕起訴なのか?説明責任は検察にこそあると思う。
今回の件で、テレビ新聞は完全に信用を失った。
検察も、権力の維持装置に過ぎないことがよくよく分かった。
国民の生活を守るには、選挙で政権交代するしかもはや方法が無い。
政権交代を望む国民のみんなは、反自公です。もし、隠れ自民だとしたら、早急に離党してくださいね。
前原さんにしてみれば、自分達の方がオリジナル民主党で、小沢は外様ということかも知れないが。
私は今のトロイカ体制だからこそ、民主党を支持している訳で。
「(判明した)事実」と「憶測」を峻別せず論じ、自分好みの結論に導いていく。要するに彼らは自覚しようとしまいと、世論を支配する「空気」づくりに加担しているだけだ。
彼らは自分が言ったり、書いたりしたことを、他言語(英語等)に翻訳してみればよい。どれだけ自分が、整合性のない、感情の先走った恥ずかしいことを口走っているかわかると思う。
小沢氏辞任は、minnieさんのいわれるとおり、メリットよりデメリットのほうがはるかに大きいと思う。代表交替後にそれがわかったところで、今度こそ手の打ちようがないんだから。世論調査の数字ははね上がるはずですが(爆)。
説明責任、説明責任というけど、検察はこの間説明責任を果たしたのか。東京第二部支部長として集めた企業献金を選挙には使っていないと言う森田健作はいったい何に使ったのか、そちらには説明責任を求めないのか。
金と政治ということなら、小沢代表は企業献金を即刻禁止を指示したとか。自民党は民主党の数十倍企業献金を受け取っていて、禁止するつもりもないらしい。
雇用の創出、年金、介護、後期高齢者保険と問題は山積しているのに、アホゥ首相の不支持は問題にしないのですね
この中で小沢をきちんと支持しているのは少数じゃないでしょうか。もちろんそれぞれはまとまりがなかった民主党をここまで押し上げた小沢代表をある一定は支持しているでしょうが、彼の秘密主義的な性格や体育会系的な雰囲気になじめない若手や、元々反小沢を決め込んでいるベテラン(羽田及び旧民社党グループなど)がいて、依然党運営は難しいようです。
まだ、http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090427-487934.htmlや
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000089-san-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090428-00000342-jij-polなど内部から小沢おろしがあるのは事実のようです。
最近、手鏡スト植草氏のブログは最近ちょっと痛いと思う。経団連などは最近麻生さんに歩み寄りを見せているようだが、中国でビジネスをしている人らからするとタカ派は目ざとい存在です。実際経団連は政府へ中国を刺激しないようにガイドラインを政府に提出しています。
メディアもアサヒなどは反権力であるのはあまりにも有名ですし、アサヒ以外でも最近NHK,TBSなどは反政府的な報道を続けていますので
なんとかペンタゴンとうのは眉唾でしょうし、正直ブログも寒い限りです。
どっちにしろ、与党にとっては小沢さんが代表にいるほうがこの先やりやすいでしょう。変な勢いが出ると恐いですし。
麻生さんには神風が吹きましたけど、小沢さんも神風を待っているのでしょうか^^:
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渡部ごろうこうの「小沢は辞めたほうがいい」とうい動画は目を皿にしているが皆無である。
世論操作だとすると、なれてはいてもゾーっとする。
戦う姿勢を見せて欲しい。
党首にではなく、検察に。
連判状とはなんだ!
出すならサッサとだして、党を出て行け!